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「警鐘」
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:「警鐘」
投稿者: いちむら沙織
今回、二回目の投稿です。
家事の合間に書きためているので、進捗ペースはかなり遅いです。
前回同様、女性目線の為、オブラートに包んだ描写となっているので、物足りなさを感じるかと思いますが、言葉を噛みしめるようにゆっくり読んでいただきたいと思います。
 
2011/02/18 15:50:34(tpVKGPNI)
27
投稿者: いちむら沙織
第二十四章


_悲しみを滲ませているようにも見えるけど、愛に満ちた優しさも共存している、とても不安定な瞳。そして美しい。こんな目をした人に私は出会ったことがない。いったい、私のどんな秘密をその目に焼き付けたというのでしょうか。

「私の秘密だなんて、夏目さんらしくないよ?だってもう私、あのサイト退会したし──」
「私も退会させられちゃった。でも、あんな所で三月さんに会えるとは思わなかったな。ショッピングモールの……トイレで……何してたの?──」
_夏目さんの表情は熱っぽくなって、チークで染めたように頬が紅潮している。
_あの日の私の行動はすべて夏目さんに見られていた。そして、私の口からいやらしい言葉が出るのを期待している。でも私はそれには答えられるはずもなく、言葉を失っていた。
「三月さんが言えないなら、私が言っていい?」と、熱にうなされたような表情を見せると、悩ましく濡れた唇をふくらませて、ついに……夏目さんの口から……淫らな告白が──。

「三月さん……オナニーしてたんだよね?あの時、私も三月さんのすぐそばで、オナニーしてたよ──」

_その瞬間、私の体は予想外の反応をみせた。秘め事を盗み聞きされていたことへの恥ずかしさで耳が熱くなっただけじゃなく、幼顔の夏目由美子が口にした告白に興奮していた。
_ベッドに張りつけられた私には毛布がかけられている。その裏側に隠されている育ちすぎた女の体は、興奮して発熱していた。全身が蒸し暑い──。
「おどろいた?私、三月さんの事ならなんでも知ってるよ。三月さんが欲しがってたものも、ちゃんと持ってきてあるから、私が使い方を教えてあげる」
_そう言って夏目さんは、着ていた白のダウンジャケットを脱いで、ソファに落とした。

──ワイルドガーデンズの食堂の窓から見えた「白い人影」は、雪男でも雪女でもなく、夏目さんだ。わざわざ白いダウンジャケットを着て、雪景色に溶けこんでいたのだ。
_上着の下からあらわれた夏目さんの細身の体。大きく突き出た胸がセーターをふくらませて、絞られた腰の美しいラインから、肉付きの良い安産型の下半身まで、コンプレックスの要素がまったくない。
「三月さん、これからが女を咲かせる時期なのに、セックスは月一回なんでしょ?かわいそう──」
_夏目さんは両腕を前でクロスして、セーターを脱ぎ落とした。シワひとつない肌着姿が、体の曲線を強調させている。
_私は戸惑った。
「夏目さん?やめようよ。私、そんなつもりで来たわけじゃないから──。ね?」
「大丈夫。三月さんは何もしなくていいから。私が、痛くないようにしてあげる──」
_そう言うと今度はデニムパンツに親指をかけて、前かがみに膝下まで下ろし、片脚ずつ折り曲げて脱ぎ捨てた。
_夏目さんは、いちど顔を振り上げて、頬にかかる長い髪を後ろにまわした。そこには、男の前でしか見せない女の表情が映っていた。
「メールでセックスなんて、ほんとに気持ちよかったの?そんなの、ただの妄想でしょ?肌がすり減るほど体を密着させて、熱い息をかけ合うのがセックスの距離じゃない?」
_夏目さんの言葉のすべてが耳に粘着して離れない。
_なおも彼女は着衣を脱いでいく。タイツをくしゅくしゅと足首まで下ろしたら、白いショーツの底辺のふくらみの下、もっちりした太ももの間から向こう側の景色が見えて、そこに視線をそそがずにはいられない。わずか数センチの隙間が淫らに開いていた。
「三月さんも声に出して言っていいんだよ?私は……バイブが欲しい、って──」
_彼女の下半身はショーツ1枚だけを残して、次は上半身の肌着を脱ぎ落とした。
_透き通るような白い肌の露出を最小限に隠しているランジェリー姿の彼女。
_そして、私に微笑みかけて、こう言った。

「どう?私を抱きたくなった?」

_彼女の全身から溢れ出る色気が、私の身に迫ってくる。禁断の領域に踏みこんでしまったことを後悔するには、あまりにも遅すぎました。
「私たち、友達でしょ?そんなことしたら夏目さんが……汚れちゃう」
「汚れたっていい。三月さんの部屋にあった美顔ローラー、あれで三月さんはオナニーしてたよね?それがわかってたから私、自分の顔に擦りつけたんだよ?私はもう、三月さんの愛液で汚れてるの──」
「そんな……女同士で……そんな……。夏目さんのことは好きだけど、こういうのとは違う」
「違わないよ。私も三月さんのことが好き。愛してる。はじめて会った時から……ずっと」

_女しか愛せない女。男しか愛せない男。この世には男と女しかいないのだから、そのどちらも特異な人だとは言わない。
_でも、心のどこかで軽蔑してしまう自分がいる。私は、一瞬でも夏目さんを軽蔑してしまった。たいせつな人なのに。そして、そんな自分をも軽蔑した。
_彼女は自分の殻を脱ぎ捨てて、私の前にいる。それにくらべて私は、何かを失ってしまうのが怖くて、誰かが殻を破ってくれるのを待っているだけで、自分の手が汚れるのを嫌っている。

「こんな私、嫌いになった?女が女を好きになるなんて、信じられない?」
_そう言いながら夏目さんは私のそばに歩み寄り、ベッドに腰かけた。そして、私にかけられた毛布をそっとはがして、私の全身を視線で舐めまわした。

_私はその時ようやく気づいた。私の手足を繋いでいたのは、おそらくアブノーマルなセックスを楽しむための手錠。そして、私の体に着衣はなく、すでに全裸にされていたということを。
11/05/05 23:59 (oIMXIvhf)
28
投稿者: いちむら沙織
第二十五章


「いや!な……なに?嘘でしょ?」
_必死で手錠から逃れようと体をよじれさせる私に、愛おしい者を見る眼差しをそそぐ彼女。
「心配しないで。電気も復旧したから空調も動いてるし、寒くないでしょ?」
「ちょっと待って……」
_抵抗することが無意味だと悟った私は、彼女を止める言葉を探した。
_夏目さんは私の全身に悩ましい視線を這わせている。
「三月さんの肌、きれい……。なんか曇りがないっていうか、頬ずりしたくなっちゃう……。このおっぱいだって、このまま枯らしてしまったら、なんかもったいない……。」
_彼女は太ももをすり合わせて、落ち着かない下半身をもじもじさせている。
「三月さんのあそこ見てたら、なんか感じてきちゃった……。あそこ……舐めて欲しい?」
_彼女は今にも私に覆い被さりそうに、体をこちらに向けなおした。そして、私の太ももにまたがり、薄い恥毛をたくわえた局部を物欲しそうに見つめている。

_でも私は、そんな彼女の言葉の中にあらわれた微かな心の変化を見逃さなかった。それは彼女の口癖。

──確かに夏目さんは「なんか」って言った。私が目が覚めてしばらくは、夏目さんらしくない口調だった。でも今は、いつも通りの夏目さんを取り戻しつつあるのなら、そこにわずかなスキが生まれた──?

「夏目さんの気持ちはわかったから、ひとつだけ聞かせて……?夏目さんは結婚もしてるし、子供だっている……。ちゃんと男性を愛せてる証拠じゃない……?それでも私が好きだって言うの?」
_彼女の顔色が少し曇った。そして、私から目をそらして遠くを見つめている。
「私ね、今日ここのホテルの廊下で若い男の子にナンパされたんだ。エッチしたそうな、いやらしい目つきで迫られて、それなりに顔はかっこ良かったんだけどね……」
_彼女は視線をそこから斜め下に落として、話をつづけた。
「でも私……ダメなんだよね……。浮気はもちろんダメだけど、そういうんじゃなくて……ダメなの……男の人が」
_夏目さんの声が微かにふるえて、口を閉じようとする時も、唇がうまく合わさらない。長いまつ毛の下の瞳が潤んで、鼻の穴は収縮し、得体の知れない感情が彼女の瞳から溢れ出して、頬をつたっていった。

「夏目さん……?」
_彼女に何が起こったのか、わかってあげたかった。ただそれだけでした。
_そして彼女は自ら、思い出したくもない過去を、か細い声で話し出した。

──それはまだ夏目さんが高校生の頃。ある日、通学の電車の中で痴漢に遭ったそうです。制服のスカートの上からお尻を触られ、彼女は怖くなって声も出せずにいた。
_でも彼らはそれに気を良くして、集団で彼女を取り囲んで、卑劣な行為を日に日にエスカレートさせていった。
_制服の中に手を忍ばせてブラジャーを剥ぎ取り、幼い乳房を手垢で汚した。さらに、スカートの中にもぐり込んだ手が下着のくぼみを撫で回したかと思えば、思春期のつぶらな膣までもが、あぶらぎった指で突き上げられ、かき回された。
_電車の時間をずらしてもダメでした。
_そしてついに彼女は、何度目かの行為で、望まない絶頂を迎えてしまったのです。そんな自分が情けなくて、許せなくて、女に生まれてきたことを恨んだ。
_でも、それだけでは終わらなかった。帰宅途中に待ち伏せされていた彼女は、とうとう彼らにレイプされそうになった。幸い、それだけは未遂に終わったが、その時の心の傷は今も癒えることがない。あまりにも深く醜い傷口を、誰にも見せることができない。
_そんなふうに男性不信になってしまった彼女だったが、今のご主人が今まで出会ってきた男性とは違う優しさを持っていたことに心を開いて、肉体関係も交わさないまま結婚した。
_彼女は子供が欲しかった。でも、それを叶えるためには避けられない現実がある。自分の「黒い過去」を払拭して異性と肉体を重ねることに、どれだけの覚悟がいったことか。まして、最愛の人にそれを知られるかも知れないという思いを隠し通せる自信もない。
_押し寄せる恐怖に耐えながら、彼の惜しみない愛情をその胎内に宿した時、太陽の黒点のような心のシミが消えていくような気がした──。
11/05/11 00:08 (3/3P8UKv)
29
投稿者: いちむら沙織
第二十六章


_そこまで言い終えて、悲しみに歪んだ夏目由美子の顔にかげりが見えた。引きつるような声で泣きながら、何かを否定する素振りを見せて、首を横に振る。
_どんな時でも明るかった彼女の姿が、今はとても小さく見えて、愛しい。
「それでも私は……それ以上、旦那に抱かれたくなかった……。やっぱり怖いの……」
「それ以上、言わなくてもいいよ。私も女だからわかるよ、夏目さんの気持ち……」
_はかり知れない彼女の悲しみに触れて、目頭が熱くなっていくのを感じた。
_そして私の心は自然と彼女に寄り添い、言いようのない感情がこみ上げてきました。

──夏目さんがノブナガだったのなら、これは私自身が望んだこと。なぜなら私はノブナガに会うために、こんな遠く離れた場所まで来たのだから。
_なにより、彼女のすべてを受け入れることが、彼女を救うことに直結している。そう思う──。

「忘れたかったから……強姦されそうになった時の事ぜんぶ消したかったから……あのサイトで知り合った女の人と、セックスした──」
_夏目さんは、少し吹っ切れたかんじの口調で言った。
「とっても優しかった。怖いとかそういうの全然なくて……体がふわふわって、浮かんでる感じ。そんなこと言われても、わけわかんないよね?私も、わけわかんないうちにイク感覚に襲われて……やっと、今までの自分を許せるようになった」
「その人のことが……好きになったの?」
「ううん、違う。その時の私にはまだ旦那以外の誰かを好きになれるほど気持ちに余裕がなかったし、家族あっての今の私だから。家庭は壊したくないでしょ?」
_彼女のその言葉は、そのまま今の私に向けられているように感じました。そして、娘の茜の顔が頭をよぎった。胸が痛む。

「そんな時、出会ったのが、三月里緒さん……あなただった」
_彼女はまっすぐ私の目を見て、ふたたび悩ましく表情を変えた。
_ブラジャーのホックをゆっくり解いて、桃色に肥えた乳房をはずませて外にこぼした。つづけて肩紐にそっと添えた指で肩から鎖骨のくぼみまでを撫でていくと、ブラジャーの輪は腕をすり抜けていった。そして、ぴんと上向きに突起した乳頭の色具合が、私の視覚をいやらしく刺激します。おなじ女性の裸にこんなにも興奮するとは思わなかった。
_私は、ごくりと喉を鳴らして唾を飲みこんだ。そして、彼女の恥部を最後まで隠していたショーツが脱ぎ落とされると、股間の切れ込みからわずかにはみ出した陰唇が見えました。黒ずんだ外側とは対照的に、綺麗な桃色のひだが二枚。
_私たち二人は、お互い裸で向かい合っている。
「里緒──」
_ベッドの上で体を開いて手足を手錠で繋がれたままの私に、彼女がまたがる。
「里緒とセックスしたかった──」
_何度も私の名をささやき、四つん這いになって、発情したようにお尻を突き出している。

──夏目さんの熱い息がかかる。あ、香水の匂い。私、この匂い好き。柑橘系の甘酸っぱい匂い。もっと近くで嗅ぎたい。すっぴんなのに唇を紅くして、厚くて柔らかそうなその唇で、私にキスをしたいの?夏目さんを見てるだけで、どきどきするよ。夏目さんは、どきどきしてる?もう、濡れてる?──

_私の首すじに噛みつくように彼女は顔をうずめ、音をたててキスをしてきた。
_それを受け入れたわけじゃないけど、拒絶もしなかったし、私はただ目を閉じて「はぁ……」っと官能のため息を漏らしてしまった。
_彼女の髪が香りながら私の肌をくすぐって、ねっとりした唇の感触に鳥肌をたてました。
_うなじに、耳たぶに、喉元にまで這いまわる唇と、生暖かい唾液でどろどろに濡れていく体。そのまま肌を重ねて、隙間を嫌うかのように私を抱きしごき、その手が私の髪を掻き乱している。
_私と夏目さんの乳房と乳房、乳首と乳首がまみれて、互いの性欲中枢を刺激し合っている。
「はあ……はあ……」と鼻息を荒げて、彼女の唇は私の体を下りはじめる。
_思わず「そっちはダメ……」と弱々しく言ってみたけど、愛撫は下へ向かって来る。
_背中に張りついたシーツは汗でぐっしょりと濡れて不快感なのに、生唾で愛撫されているからでしょうか、快感の波にさらわれて不快感はすっかり消えてしまった。
_そこに残ったのは快感だけ。夏目さんの顔が私の乳房に沈みこんで、鼻の頭をこすりつけ、舌を這わせて舐め上げる。
_その舌づかいに反応して「んふん……んく……」と声を漏らした私に、「ここがいいの?」と、うっとりした目を向けたかと思うと、彼女はふたたび視線を落とした。
_その時、まだ目覚めていない乳首に性的な異変を感じました。熱く湿った息がかかるのと同時に、敏感な部分に吸いついて、歯をたてずに唇で噛みつかれ、私の頭の中は真っ白になっていく。
_彼女の両手は私の背中にまわって、胸の先端はびくびくと痙攣している。舌で転がされ、そこを何度も往復し、母乳を吸い取るように乳房を搾る彼女。
「ああ……夏……んっ……」
_お互いの汗をその肌に塗り込んで、べたつく体をすり合わせる。
「里緒のおっぱい、美味しい──。でも、もっと美味しいところ、そこはどう?舐めて欲しい?──」
_彼女の言葉どおり、私の体はそれを望んでいました。でも、恥ずかしくて言葉にできない。
「私はもう……ほら……」と彼女は両脚をひらいて、「こんなに濡れてる……」と割れた雌肉を私にさらした。
_そして、そこに指をあてがって悩ましく撫で上げた。そのまま人差し指と親指をすり合わせてひらいていけば、粘っこく糸が引いて見えていた。
_夏目さんが本気で感じている、私を愛してくれている証拠。私の体も火照っている。私は夏目さんを愛しはじめているのだろうか。
_しだいに自分が汚れていくのがわかった。
_彼女が次にとった行動。
_それは──。
11/05/15 00:08 (xcYIMIBT)
30
投稿者: いちむら沙織
第二十七章


「私はいつも里緒のこと考えながら、こんなことしてたんだよ──」
_そう言うと彼女は私にお尻を向けて、四つん這いで脚をひらいた。
_そこに見えたもの。小さくすぼんだお尻の穴の下の女性器。私のものより整った形の綺麗な割れ具合。
_ぬらぬらと濡れ光って滴る粘液は、生焼けの赤身肉から溢れ出る肉汁のよう。その赤身肉に、私は、むさぼりつきたいと思ってしまいました。
_彼女の指が二枚のひだの上を撫でて、爪と指がが愛液で濡れて陰湿に光っている。とても慣れた手つきに見えました。
_陰唇はめくられ、クリトリスを摘みとり、膣口をほぐしていく。
_彼女の肩が上下に揺れて、「ああ……ああ……」と短く何度も声を漏らし、股間をまさぐる指の動きはしだいに速くなっていきました。
_ぴちゃぴちゃと滴る音。指の間の汁は白く濁ってきている。

「こんな姿、里緒に見られて恥ずかしい──」
_その言葉を合図に、彼女の中指が貝割れした穴の中にするりと飲み込まれていく。難なく関節を通り過ぎて指の根元まで深く挿しこんでいった。
_とたんに、「あぐん……うぐん……」と口ごもった喘ぎ声を吐いて、どろどろの中指を膣から引き抜き、次は薬指を道づれにふたたび膣へ挿入した。
「あああ……いい……」
_今度はさっきよりも長く喘いだ。
_二本の指が出たり入ったり、ぐちゃぐちゃとかき回したり、その形が変わるほど遊びつくしている。
「ああん……里緒……もっと遊んで……」
_淫らに匂う女汁を飛び散らせて、私の体はその受け皿にされていた。

(夏目さん、すごくいやらしい。こんなに濡らして、いつまでも乾かない。あの夏目さんがオナニーしてるなんて嘘みたい。目の前でそんなことされて、なんだか私もしたくなってきた)

_すごくオナニーがしたいのに、手足を動かせないことがもどかしい。私の膣穴はすでに熱をもっていて、生汁を溢れさせてシーツを汚していました。
_そんな生理現象に彼女が気づいた。
「我慢できなくて、お漏らししちゃったんだね。里緒の、私が綺麗に舐めてあげる」
_まさか女同士でシックスナインをすることになるとは夢にも思いませんでした。しかも、彼氏や夫ともした経験がないのに、初めての人が夏目さんになるなんて、想像しただけで酔いつぶれそうになりました。
_その想像はすぐに現実へと変わりました。
_私の鼻先に、剥き出しになった彼女の割れた赤身が迫ってきて、複雑に折り重なる性器のシワを目に焼きつけていた時でした。
_生暖かい感触が下腹部の真ん中にねちねちと粘着しました。
「ひぁぁ……あっ……だめ……」
_彼女は私の局部に吸いついていました。ふやけた粘膜と唇がまみれて、ちゃぷちゃぷと水浸しになっていく音が部屋中にひびく。
_彼女の舌が私の割れすじをなぞって、クリトリスをちょこんと突いた。
「ひっ……あいぃ……」
_裏返った声を鼻から抜いて、濃厚なクンニリングスに悦びを感じていた私。
「里緒のエッチな汁がいっぱい出てる。ぜんぶ飲んであげるから、もっと出していいよ」
_猫なで声の甘えた声で夏目さんがささやく。
_私の顔の数センチ先に、果汁したたる夏目さんの果肉があるというのに、かぶりつくことができない。
_この子を今すぐ食べてしまいたい。
_食欲は性欲──。
_夏目由美子──。

「由美子──」
_私のその言葉に敏感に反応した彼女は、私の股間から顔を上げた。
「私、由美子の、舐めたい。だからお願い、この手錠をはずして?」
_彼女を下の名前で呼ぶのは初めてでした。それだけ彼女のことを欲しがっていたのでしょう。
11/05/19 00:41 (LnmEb.ZT)
31
投稿者: いちむら沙織
第二十八章


_彼女は体を入れ替えて私のほうを向きなおすと、乱れたシーツの上に女座りをした。
「私は里緒にひどいことをした。内緒でつきまとったり、里緒の体が目的であの交流サイトに誘ったり、おまけに手錠でつないだりして。それでも、こんな私でも抱いてくれるの?──」
「私、誤解してた。由美子はいつも綺麗で明るくて、どう見たって子供がいるママには見えない。だからセックスにも不満はないと思ってた。でも、さっきの由美子の話を聞いて思った。私とおなじだって──」
「おなじ?──」
「うん。私は出産してからしばらくは旦那にも相手にされなくて、ずっとセックスレスだった。出産に立ち会った旦那は一緒に泣いて喜んでくれたけど、出産の一部始終の光景がショックだったみたい。だって血まみれだもの、無理もないよ──」
「そうだったんだ。結婚とか出産だけが女の悦びだって勘違いされてるんだよね。ほんとうは、いちばん女を感じる瞬間がセックスだってわかって欲しいのに、男はわかってくれない。だから女性の人格まで無視して痴漢とかレイプとか平気でできるんだよ。私もあんなことがなかったら、もっと普通に人を愛せたのに──」
_彼女の目の力がまた弱々しくなっていく。
「由美子の傷、私が舐めてあげるから。私が愛してあげるから──」

_女性が女である以上、どんな時でも男の目を意識してしまうものだ。私はもうずいぶん前から夏目由美子を意識していたような気がする。それがどういう意味なのか、性を越えた愛がそこにありました。

_二人きりの空間。裸の女の体が照明を浴びて白く浮かび上がっている。彼女は私の手足から手錠をはずして、ようやく自由になった私と向かい合わせになりました。
_ベッドの上に二人でへたり込むように座って、互いの肩を引き寄せていく。
「由美子──」
「里緒──」
_生まれ持った美貌を惜しみなくさらけ出して、どちらが先というわけでもなく、紅く膨らんだ唇にむさぼりつきました。
_甘い砂糖菓子が口の中で溶けていくような、そんな口づけでした。髪の毛束を揉み合い、鼻先が曲がるほど顔を押しつけて、舌と舌を絡ませるたびに愛しさが膨れ上がった。
_私は夏目由美子を愛していた──。

_昼か夜かもわからない閉ざされた部屋で交わる女ふたり。
_そんな私たちの知らないあいだに、世界中のどんな場所にも平等にクリスマスが近づいていて、街には赤や緑のクリスマスカラーの電飾が灯りはじめる。
_やがてそれは、ワイルドガーデンズとスクエアガーデンズにもやって来るのでした。ジングルベルと足音を鳴らして。

「由美子の乳首、こーんなに起ってるっ」
_私はわざと遊び心を込めた感じで、人差し指に唾をつけて彼女の乳輪に円を描いた。
「やっ……んん……」
_由美子は下唇を噛んで、私のいたずらに耐え喘いでいる。そこに追い討ちをかけて、性的な緊張でかたくなった乳首を舌ではじいていく。小さいながらも私の舌を押し返すほどかたい乳首。
「んっふ……もうだめ……下も舐めて……里緒……」
_耳がくすぐったくなるほどの甘い声で私にねだる。今度は彼女が下で、私が上になって、シックスナインの体勢に移る。
_淫らに胴体をしならせる二匹の女豹。私はそのまま彼女の股のあいだをのぞき込んだ。
「由美子のここ、じゅくじゅくして、おいしそう……」
_甘酸っぱい匂いに引き寄せられて、由美子の秘部を口いっぱいに頬ばった。
「いっ……」
_彼女は、しゃっくりのような引き気味の声をあげて、ひらいた両脚を閉じかけた。その太ももが私の耳たぶに触れる。

_ちゃぷちゃぷ……ちゃぷっ……。

_植物性の蜜とは違う、野性味あふれる動物性の蜜に舌を叩きつけて、夏目由美子という名の「名器」を味わいました。
_いつのまにか私は蜜の味に酔っていました。
_彼女のほうも私のお尻を両手で抱え、生暖かい絞り汁を舌で受けとめていた。紅く腫れたクリトリスを舌先で跳ねあげられ、私はそのまま由美子の幼顔に腰を沈めていった。
_もはや口は口ではなく、クンニリングスの為だけにありました。

_我慢しなくてもいいんだよね?
_気持ちいいなら素直に「気持ちいい」って言えばいいし、イきそうになったら恥ずかしがらずにイけばいい。
_私が由美子を受けとめるから、由美子も私を受けとめて──。

_まだ挿入もない前戯だけのはずなのに、上りつめてしまいそうな感覚を子宮直下に感じていました。
「いい……いぅ……ゆみこ……あいい……いく……い……ん……」
_快感に狂っていく自分じゃないみたいな自分。そんなもう一人の私が「幽体」となって分離していく感覚の中で、由美子の白い肌だけがスローモーションの残像のように映っていた。

_絶頂したい──。

_私の「天井」が近いことに感づいたのか、彼女の舌がはげしくうねりはじめた。
_膣への侵入を何度も試みて、半びらきの入り口のぬめりを掃除していく舌先。しかし拭いきれない。
_舐めれば舐めるほど、ぬめりは性器に膜をつくる。
_それでも彼女は舌先をとがらせて膜を突き破り、私の中に入ってきました。
_腰の骨が抜け落ちていくみたいに、膣と子宮が産気づいている。一瞬にして体中の穴という穴がひらいた気がした。
_そして私は……快感のかたまりを産みました。
_生理の時にいつも痛みを感じるあたりも、今は快感だけを感じる。
_裸の膣が溶けていく。ゆっくり溶けて、産後の余韻が私を優しく包み込んでいきました。
_私が産んだ膣内容物は、由美子の綺麗な顔を汚していました。
11/05/23 11:50 (Hc0z.P1j)
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