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妄想劇場 第2幕
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:強姦輪姦 官能小説   
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1:妄想劇場 第2幕
投稿者: 妄想屋
妄想オタクの戯言です…

宜しければ…

どうぞ…m(__)m



2010/04/13 22:34:03(4AI7IeAx)
17
投稿者: 妄想屋
妄想9話……


点と線を繋げた一枚のDVDと言う存在が総てを狂わせて行く。

夜通し取り憑かれたように貪り観た映像…

翌朝には男は別人に豹変していた。

気力無く朝を迎え出勤時刻を過ぎようとも会社に出向く事無くベッドに潜り眠る。

眠る男は夢を見る…

何度も犯される徳子の姿を幼き時のように物陰に隠れながら見ている自分の姿を。

そして徳子が己を見つめ手を差し延ばし己に助けを求める姿が…

しかし見捨ててしまう自分…

犯す男共と一緒になりズボンを脱ぎ捨て徳子に襲い掛かる己の姿…

そして徳子の悲鳴と共に目が覚める。

目が覚めた男の股間から夢精された精液が寝着を汚す。

もう時刻は夕刻…

男は漸くベッドから這い出しコップ一杯の水を呑む。

頭から離れない映像の数々の場面が男を更に狂わせて行く。

それから三日三晩もの間 ひたすら繰り返し観る映像…

仕事も休み家に引き籠もり取り憑かれたように繰り返し映像を観る日々が過ぎた。

同僚の心配するメールにも返信する事も無く映像をひたすら貪り観る毎日。

そして…ようやく男は日常の生活に戻る…

一週間に渡り無断欠勤をした会社に足を向ける。

会社側の善意で今回は解雇は免れた男…

そして同僚の心配する声が…

「おい!どうしたんだ?心配したぞ!」

「あ…あぁ…」

活気の無い返事をする男に同僚は更に気遣う。

「どうした?その やつれ方は?身体の具合が悪いのか?」

しかし同僚の気遣う言葉にも気力無い返事をするばかりの男であった。

そして その日は誰とも口を聞く事も無く気力無く仕事をする男。

そうしている内にやがて退社時間がやってくる。

男は帰りの挨拶も交わす事無く帰途につく。

一週間の間に驚く程に豹変してしまった男に同僚は心配を隠せずにいた。

「だ…大丈夫なのか? あいつ…」

そして帰途につく男の後ろ姿を見送るのであった。

街の灯りを背中に浴びながら歩く男…

しかし逸しか足は例のバーにと向いていた。

また一人 バーで酒を呑み酔った…

だが不思議と このバーのカウンターに腰掛けると安堵感がした。

心の片隅で あの恋した少女との只一つの接点が 此処には存在する感じがする男。

此処に居れば徳子と繋がっているような感じがする場所。

男は酒を呑みながら不思議な感覚を覚え逸しかボーイとも親しく話すようになる。

しかし話す事柄は変わらなかった…

男の心の根底にある物は只一つ…

「観たよ…あの例のDVD…」

「観ましたか? あれが25年前だなんて想像出来ます?」

小声で話す例の話題…

「で…あのDVDは前の男の客が持ってたんだよな?」

「あぁ…あの人ですか?あの人なら映ってたでしょう?面被った強烈な人?あの人ですよ…」

男は話を聞いて愕然とした。

あの60を過ぎた感じの男が あの徳子に信じられない責めをした張本人だったって事を。

「え?そうなんだ!」

「ええ…あの後 別件で懲役くらってしまったって話ですけどね…」

「じゃ…あの娘は?」

「いゃ…自分も其処までは詳しく知りませんが…」

男は徳子との あの後の接点が妙に気になった。

「お客さん…何でまた…そんなに気になるんです…?」

ボーイの言葉に少し口籠もった男は少し沈黙し答えた。

「い…いゃ…別に気にはしないんだが…俺の初恋の女に似てたから…つい…」

本当は初恋の本人だった事などは言えない事柄…

「なるほどね…そりゃ…気にもなりますね…」

「で…良く来るのか?あの客?」

「ええ…良く来ますよ…昨日も来てましたよ…」

男は あの男の存在が気になりだした。

もしかすると まだ徳子との接点が あの男に在るのかも知れない…

そして会話もそこそこに終わらせ男は酒代を払い また来る事を約束をし店を後にする。

家に着き一人で また あの映像にのめり込む男。

しかし最初に観た程の衝撃は既に無かった…

在るのは徳子と言う接点の持ち主であろう男の存在の影。

「この男が…あの客…」

その夜は無性に あの客の事が頭から離れない夜であった。

それから幾日かが過ぎさっても頭から離れない徳子と客の男の影。

逸しか毎日のようにバーに足を運ぶようになる男。

そして…

あの客人と席を合わす機会が訪れる。

しかし…話し掛ける事も無く遠巻きに見るだけの夜。

先に店を出たのは あの客人…

そして男も店を後にするのであった。

接点を探る事すら出来なかった歯痒さが男を襲う。

そして次の日もまた次の日も店に足を運び逸しか常連以上の存在となって行く男。

その間も あの客人と何度か鉢合わせになる事もあったが確信には触れ切れずにいた。

だが言葉は何度とも無く顔を逢わし互いにグラスを合わせる事もあった。

次第に馴れ親しんで行く感じを男は感じ取っていた。

そして…ある日の夜…

「よし…今夜…会ったら必ず…」

男は決心したかのようにバーにと足を運ぶのであった。

今日こそは…と言う想いを胸に抱き 来るか来ないか解らぬ客人の男を酒を呑みながら待つ。

幾時間か過ぎた頃…

客人の男が店に現われた。

「来た…………」

男は何時ものように親しく常連らしく客人の男を迎え何時ものように酒を交わす。

恐面ながら陽気な酒を呑む客人の男も逸しか酔いが回り場も和む。

気が付けば他の客は引け2人だけの貸し切り状態になっていた。

程よく酒も入る中で2人だけのバーになった空間で男は思った。

今が話を切り出す最高の瞬間…

そして…口を切る…

「あのさ…前にこの店からDVD買ったんだ…」

既に常連客となっている男の言葉に動じる事も無く当たり前のように接する客人の回答が返ってくる。

「観たか?あれは今でも逝けるか?」

客人は誇らしげな顔で問い返して来る。

「充分過ぎるぐらいの衝撃映像だったですよ…」

客人の男は満面の笑みを浮かべ酒を呑んだ。

「でね…あの面被ったのは…・・・ですよね?」

「お…聞いたか…あのボーイに…」

そして隠す事もせずに続け様に語る客人。

「いゃ…今は足を洗ったけどよ…昔は…あれで荒稼ぎしてた時代があってよ…」

そして…

「あの裏物が最後でな…お縄くらって足を洗ったんだ…」

「でもよ…今でも頭に浮かぶんだ…あの娘の事がよ…あの娘だったから…あの艶色が出たんだな…15歳の娘だが大した女だった…」

男は客人の話に耳を傾けながら頷き そして言う。

「で…あの娘は…今は?」

徳子の接点を手繰る言葉を投げ掛ける。

「あ…ぁ…あの娘か…悪い事をしたな…俺も…あれから組の若い衆達の性欲の捌け口にしちまってよ…いつの間にか消えちまったよ…」

言葉に詰まりながらも客人は男に話した。

「じゃ…今は…消息不明って事ですか?」

「いゃ…風の噂なんだが…今は…やっと普通の生活してるらしい…家族持ちの普通の女にな…それが本当なら俺も安心するぜ…」

そして客人は付け加える…
「どうして…また…あの娘を?」

男は少し間を置き言った…

「あの娘…いゃ…あの芦原徳子は…自分の初恋の女だった…」

客人の顔から見る見る内に酒が引いて行くのが解った。

「いゃ…でも…それをどうこうと言う訳じゃ無いですが…」

男の話す言葉に客人も耳を傾ける。

そして幼き日の あの出来事から今までを隠さず話す男。

そして今でも一目で良いから徳子に会いたい事も…。

客人は男の一途な気持ちに心を打たれ そして約束をする。

「俺の罪滅ぼしって言ったら神様が許さないだろうが…あんたの一途な気持ちに加担させてもらうぜ…約束する…必ず見つけてやる…」

客人からの思わぬ言葉に男は驚いた。

しかし心の隅では狂喜する男であった。

そして堅い約束を酒を交わしながら行い またの再会を約束をし店を後にする2人。

やはり接点は無かったものの思いがけない収穫に家路に着く足取りも軽くなる男。

陽気に歓楽街を1人軽い足取りで歩く。

呼び込みのボーイに愛想を振りまき歩く男。

そして…

やがて男は歓楽街に消えて行く。

そして…

気が付けば家で雑魚寝状態のままで酔い潰れ朝を迎える。

今日は日曜…

男は また あの映像を繰り返し繰り返し観る一日を過ごす。

昨夜の客人と交わした約束事を想い描きながら映像に見入る男。

何時もなら悶々とした何かは解らないが複雑で抑えられず叶わない欲望を胸に抱きながら観る映像が…

今日は違った…

あの客人との交わした約束が映像を観る男の気持ちも変える。

もう…手の届く事もなく…どうしようも無い気持ちで観ていた徳子の映像…

しかし…それも今は少し違う…

もしかすると…徳子に…

そして男の心に宿る悪魔が…

「ふ…ふ…ふ…待ってろよ…徳子…」


決して押してはならない悪魔のスイッチが押された瞬間であった。


続く。



10/04/20 10:38 (Aazk3qAh)
18
投稿者: 疑問
>決して押してはならない悪魔のスイッチが押された瞬間であった。

また「悪魔の」かぁ・・
はぁあ・・

才能がある人なんだろうに・・
10/04/21 01:32 (X/BkbH7H)
19
投稿者: 妄想屋
妄想10話……


男の欲望が一人歩きし始め早くも3週間程が過ぎ去った。

毎日の日課のようにバーに足を運んでは酒に酔い帰宅すると あの映像を見入る日々は相変わらず変わる事は無かった。

しかし…毎日のようにバーに足を運ぶも あの約束を交わしてからは店に客人は現われ無かった。

毎日の日課的に通うバーで男は客人の来る時を首を長くして待つ。

「今日も来ないか…やっぱり…あんな約束なんて…酔った勢いだったんだな…きっと…」

男は毎日待てども来ない客人に半ば諦めた様子で帰途に着く。

「俺も…バカな男だな…」

期待した自分を慰めるように家路に着く夜であった。

そして…

それから一週間を過ぎようとしていた頃。

何時ものようにバーに足を運ぶ男。

もう客人とは あの日から顔を会わす事も無く約束の事も諦め酒を呑みに行くだけの夜。

そして店に入り何時ものようにカウンターに座りボーイに酒を注文する男。

ボーイは注文通りの酒を男の元に運んで来る。

「はい…お待ちどう様…」

「あぁ…有難う…」

そして次の瞬間…

「あ!あの人から預かり物ですよ…」

そう言うとボーイは便箋封筒を男に差し出した。

「いやですね…男同志でラブレターですか…」

ボーイは笑いながら男を茶化す。

「ば…バカ言うな!」

そして笑いながら席を後にするボーイであった。

男は手渡された封筒を茶化された恥ずかしさから直ぐに見る事も無くポケットに押し込む。

内心は直ぐにでも中身を確認したい男。

いったい中身は何なのか?

気になりだしたら居ても立っても居られ無くなり一杯の酒を急ぎ飲み勘定をし急いで店を出るのであった。

「あれ?もう帰るんすか?」

ボーイの言葉にも手で愛想を振る舞うだけで急ぎ帰る男。

ポケットに押し込んだ封筒を握り締め足早に家路に着くのであった。

息を切らし家に辿り着く男…

部屋に入るや否やポケットから封筒を取出し封を開ける。

便箋3枚にボールペンで拙い字と拙い文章が書かれていた。

男はベッドに腰を降ろし一句づつ丁寧に読んで行く。

そして…

読み終えた男は心臓を鷲掴みにされた想いであった。

客人がボーイに託した封書の中身に書かれていた物とは…

【この前の約束事だが…その前に この手紙を読んでくれ…】

そうした文面から始まり…

【俺は あの時の 貴方の語る初恋の話に心が揺らいだのは確かだ…だが…綺麗事を語る口より貴方の目が俺には違って見えた】

【あの目は憧れ人を想う目では無く俺と同じ目をしていた…誰しもが初恋の女に長きに渡り憧れるのは当然の事…】

【しかし…あの目は違った…俺と同じ匂いがした…だが俺は約束を破る程 腐った男では無い…それがどんなに醜い結末になるかも知れない事であってもだ。】

【貴方は…おそらく…俺が手を貸さなくても…いずれは想いを果たそうとするだろう…普通なら理性が抑えるのだが…貴方は俺と同じ匂いがする男…】

【だったら…俺は貴方の話に乗った振りをした…何故なら その方が貴方の為だと思ってね…】

【男と言う生き物はバカな生き物だ…ましてや俺達と同じ匂いがする男は尚更の事…】

【俺は良い意味でも悪い意味でも貴方に加担する事を誓った…約束は守ろう…】

【同じ匂いがする男として貴方が考えている事は解っているつもりだ…あの女を無理矢理にでも抱きたいんだろ?】

【俺には解る…いや…俺を騙す事なんて出来ないんだ…】

【貴方一人が狂気に走ってしまうと必ずお縄だ…俺も臭い飯を何度も食った…】

【しかし貴方は必ず俺が女の居場所を教えなくても捜し出して欲を果たそうとするだろう…】

【そこでだ…】

客人の確信を突いた文面が男の悪魔な心内を見事に見破っていた。

そして…

【乗り掛かった船と言う事もあるが 俺は貴方を同志として手を差し伸べる事にした…あんなムショ暮しを貴方にもさせる訳にはいかない…】

【どうしても欲が納まらない時が来たならば…同封してある名刺に相談しろ…話は付けてある…】

そして同封された名刺に目をやる男。

《○○興業直系 ○○○企画》

何やら不気味な名前が書いてあった。

【そこで下手打たないように段取ってもらえ…しかしキチンと報酬は払えよ…】

そして…

【まだまだ…俺も足を洗えて無いみたいだ…しかし言っておくぞ…無茶はしてはいけないぞ…絶対に…】

その文章を最後に手紙は終わっていた。

そして3枚ある内の一枚の便箋に…

【○○県○○市○○○2-1-2 ○○○○マンション808号室】

そして…

【藤田 徳子】


名字の変わった徳子の名前が…

便箋を持つ手の震えが止まらない男。

結婚をして姓が変わったのか?それとも何か他の訳でもあるからか?

しかし客人の話では風の噂だが平凡に暮らしていると言う事であると聞かされていた男は困惑した。

便箋に書かれた内容だと既に あの時には徳子の居場所が解っている匂いもする文面…

いづれにせよ姓が変わると言う事は世間一般では女として極普通の事。

だが徳子の場合は複雑な環境が取り巻いていた事と思われ姓が変わっている事が当然のように違和感が沸き上がる。

只一つ言える事は…

今も尚…気丈にも生き抜いて居ると言う事であった。

そして男は客人からの情報を元に悪魔な想いを秘めながら また あの映像を繰り返し観る夜を過ごす。

胸の高鳴りを抑えつつ朝を迎え何時もと変わらぬ日常が始まる。

何故か今迄とは違う朝が男を包み込み一日が始まる。

淡々と日常の時は過ぎ通い続けた日課でもあったバーにも足を向ける事無く会社から帰途に着く男。

家に帰り客人からの情報の住所を隈無く調べる時を過ごす。

ネットカフェに出向き住所周辺の情報を収集し気持ちだけでも徳子の身近に居るような気分に浸る男。

そして…

「行ってみるか…」

男は遂に徳子の住むであろう街に行く事を決意する。

客人の忠告通り 出来る限り理性を保つ決心もし日程を整えて行くのであった。

幾日かを徳子の街に繰り出し何をするか?の計画を立てる日々を過ごす。

そして会社に休暇願いを提出し いよいよ計画を遂行する準備も整える。

「まぁ…一度…徳子の姿をを確認してからだな…」

男は取り敢えず書かれた情報が確かな物なのかを確認すべく旅立つ。

レンタカーを借り逸る気持ちを抑えながら車を走らす。

都心から離れる事 約2時間程で徳子の住んでいるであろう街に到着する。

目当ての住所番地を探す為に住宅地にと車を走らせる。

静かで閑静な住宅街を窓越しに見ながら車は目的の住所付近に到着する。

見渡す限りマンションは3棟ほどしか無く徳子の住むであろう8階と言う高さのマンションは一棟しか無く安易に見つける事が出来た。

マンションの玄関付近に車を停め様子を伺う男。

何故が幼き頃の物陰に隠れ自宅を伺っていた頃を思い起こさせた。

「よし…行ってみるか…」

男は車を降りマンションの玄関ホールまで足を延ばす。

築10年以上は過ぎているであろうマンションではあったがオートロック付きの建物であった。

当然ながらフロアーより先には入る事が出来ない男。

辺りを見回し郵便ポストを探す。

入り口脇に各部屋の郵便ポストが配置されている事を確認すると徳子の部屋番号を探した。

確かに808号室は存在するようであった。

しかし名前は記されて無く空白であった。

男は辺りを見回し当然ながら施錠してあるポストの隙間から中を覗き見る。

すると一枚の葉書のようなダイレクトメールが目に止まった。

目を細目ながら葉書の宛先人を必死に探る男。

すると…

姓は隠れて確認は出来なかったが名前は確かに見えた。

【○○ 徳子 様 宛】

男は徳子と言う名前が見えた瞬間 心臓が飛び出しそうになる。

一目散に小走りで車に戻る男。

「ま…間違い無い…ここに居る…必ず居る…」

男は客人の情報が確かな物と言う事を改めて実感するのであった。

そして男は幼き頃のようにマンションの入り口を車の中からひたすら見張る。

何時かは必ず徳子が玄関ホールに現われるはず…

その時を男はひたすら待ち続けるのであった。

幾時間も車の中で待ち続ける男…

他の住人がホールに現われる度に早まる心臓の鼓動。

目を凝らし昔の徳子の面影を照らし合わせ摺り合わせる瞬間が幾度も訪れる。

だが全てが徳子とは違った。

そして辺りが夕闇に染まろうとした頃…

玄関ホールから新たな住人の姿が現われた。

幼稚園児ぐらいの子供を連れた3人家族風の住人の姿…

男は夕刻の薄明かりの中で その家族を目で追った。

旦那らしき男は真面目そうな細い容姿の男。

しかし旦那らしき男の年齢は以外と若く見え女とは不釣り合いな年齢に感じた。

そして子供は幼稚園に行くか行かないか?それ位の年頃の女の子。

そして肝心の女の姿を男は記憶を元に摺り合わせる。

男の心臓が痛い程に脈打った…

歳月は過ぎたものの あの徳子の面影を充分に感じさせる女の顔。

「もしかして…徳子か?」

男は女の姿に釘付けになった。

そしてマンションのパーキングに入って行く3人。

しばらくして女を乗せた車が出て来る…

男は迷う事無く後を付けるように車を走らせた。

辿り着いた先はファミリーレストラン…

男も後を付け店に入る。

満席の為に店のロビーで待つ女の家族…

男も同じく待つ…

しかし…どう見ても女と男の歳格好が不釣り合いに見えた。

だが今となれば男にとってはどうでも良い事であった。

そして待ち時間の間に女の容姿を徹底的に観察する。

そして男は結論付けた…

「間違いない…徳子だ…」

あの少女の頃のボーイッシュ的な面影は無いが確かに徳子…

しかし…

もう40になろうかとする徳子の容姿に男は驚いた。
何処から見ても若く見える徳子の容姿…

あれから25年は過ぎ去っているのに歳を感じさせない完璧な大人の女になった徳子。

髪も黒色のショートへアーの幼き頃とは違いセミロングのウェーブする栗色に染められた髪。

小麦色に焼けた健康的だった幼き頃の肌は白く熟した女の肌になっている。

顔立ちも当時の面影を残しつつも熟された大人の女の美顔。

そして…

あの当時ですら性の的となった細い脚は…

スカートが膝下以上の為に全てを見れないが確実に美脚であろう細く引き締まった足首とふくらはぎ…

その美脚であろう脚にはナチュナル色したベージュのストッキングが履かれていた。

男はもう熟した徳子の姿に魅了され顔を隠す雑誌の隙間から瞬きもせずに視姦する。

そして…

「3人でお越しの藤田様…ご用意が出来ました…」

店員の呼ぶ声に我に変える男。

しかし呼ばれた名前が あの女が徳子だと言う事を確信付けた瞬間でもあった。

仲良く家族でテーブルを囲む徳子の姿を男は一人ロビーで見つめ そして 順番待ちをキャセルし店を出て行く。

車に戻った男は足早に車を走らせ去って行く。

「遂に…見つけたぞ…徳子…」

男は徳子の幸せな姿を微笑ましく思う事も無く ただ徳子の熟した姿だけを脳裏に刻み理性をも無視する邪心を震わせるのであった。

やはり客人が思う通り…

この男も同じ匂いをした悪魔…

帰る道中の中で新たな欲望が男を支配するのであった。


続く。



10/04/21 13:23 (VCScSQ3J)
20
投稿者: がちゃぴん ◆5x5t055rHA
続きが待ち遠しいです
10/04/22 06:41 (OkunERQG)
21
投稿者: 妄想屋
妄想11話……


徳子の居場所を確認した男のその後の日常は またしても あのDVDを入手した時の頃のように豹変する。

あの熟した大人の女に変貌を遂げた徳子の容姿が頭から離れる事の無い日々が無情にも過ぎ去る。

また仕事も休みがちになり徳子を想う時間を延々と過ごし自慰に明け暮れる男。

何もかもが再び狂いだした男の知性と理性…

もう歯止めが効かなくなって居る事すら男には理解できず己の想う欲だけが正しい選択だと思い始める。

やはり客人の感じた通りの結末が待ち構えている現状が刻一刻と押し迫って来る。

そして…男にとって理性を完全崩壊させる決定的な出来事が起こる。

一通の封書が自宅に届く…

差出人は勤務する会社からの物であった。

無断欠席を繰り返す事 早二週間…

遂に解雇の通告が文書と言う形で告げられた。

男は もう 何も無くなった…

働く気力をも失う程に徳子に取り憑かれた男の結末が遂に訪れた。

解雇と言う出来事が男を更に誤った道に走らせる結果となる。

「もう…どうなったって良い…」

男の心の中で欲望の種を完全開芽させた瞬間であった。

それからと言う日々は取り憑かれたように徳子を犯す妄想が男を夜な夜な襲う。

そして遂に…

「もう…限界だ…」

男は理性をも無視した卑劣な計画を企てるようになる。

何日も何日も繰り返し徳子を己の物にする計画を探る男。

そんな日々を送っているある日の事であった。

男は ふと 客人の手紙の事が頭に過った。

「あ…そうだ…あれだ…」

男は客人からの手紙が入った封筒を漁り探す。

そして…

手にした一枚の名刺…

あの客人が最後の砦として男に差し伸べた悪魔の名刺。

男は客人の手紙を再度読み返す…

そして…

【下手しないように段取ってもらえ…話は付けてある…】

男は客人の書いた この文章だけをひたすら頭に刻む。

【話は付けてある…】

もう男には迷いは無かった…

「よし…待ってろよ…徳子…」

男は次の日に銀行に行き 有りったけの現金を引き出す。

そして消費者金融からも借りれるだけの融資を受ける男。

まとまった現金の束を自宅のベッドに腰掛け眺めながら例の名刺を手にする。

そして片手に携帯電話を握り締め生唾を飲む。

「よし…俺には…もう…何も無いんだ…俺には…」

歪んだ理性が男を悪魔の世界に引き摺り込む。

そして…

「あの…もし…もし…」

遂に禁断の扉を開いてしまう男。

「○○○企画ですが…」

「あ…あの…○○さんからの紹介で電話したのですが…☆☆様は?」

「あ!**さんですね?話は伺ってます」

客人の名前を出しただけで話は通じる手廻しの良さに男は驚いた。

「は…はい…そうです…」

「やっぱり…ダメでしたか?解ります…貴方の気持ちが…」

男は電話口の男の言葉に何故か同じ同志的感覚を覚え緊張も解れた。

「電話では何ですから…出来ましたら一度会いませんか?協力は全面的にさせてもらいますんで…」

男の言葉に救いを感じ直ぐにでも会う事を取り付け男は電話を切った。

電話を切るや否や急いで身仕度をし現金の束をカバンに詰め込み足早に家を出る男。

そして待ち合わせの場所まで急いで足を運んだ。

落ち合う場所は寂れた喫茶店…

男は店に入り電話で指示された通りに店主に声を掛ける。

「あの…ここで…☆☆さんと打ち合せを…」

言われた通りに店主に声を掛けると店主は微笑みながら男を店の奥にと案内した。

通された店の奥には部屋があり 此処でしばらく待つように店主から言われソファーに腰掛け待つ。

すると数分の間に一人の男が入って来た。

「いゃぁ…お待たせしました…」

電話口の男が急々と入って来る。

そして軽く挨拶を交わしソファーに向かい合わせに腰掛ける男2人。

「緊張しなくても良いですよ…」

男の言葉が優しく場を包む。

男は自分より少し歳が上の感じの男…

しかし…確実に裏社会との係わりが有る事はヒシヒシと伝わる感じの男であった。

「じゃ…堅い話は抜きにして…早速…」

男から話が切り出され早速にも本題に移った。

「話は○○さんから聞いてます…此処に来たと言う事は…もう…その女に限界が来ましたか?」

率直に話を切り出す男に対し何故か不思議と安心感を覚える男は包み隠さず今の想いを話す。

そして男の話を総て受け身で聞く男は話を聞き終えると言った。

「解りますよ…充分に…」

そして…

「○○さんには若い頃 凄くお世話になりましてね…今…自分があるのも○○さんのお陰なんですよ…この話を聞いた瞬間…やっと恩が返せると思ったんですよね…」

続けて…

「自分達が完全に完璧に段取りしましょう…その女…完璧に貴方の元に届けます…」

この男の本業は一体なになのか?

男には理解しえない裏稼業だと言う事だけは理解できたが今の男には頼もしい存在の男だった。

「で…その女は今は普通に暮らしてる一般人と聞いてますんで…今回は…ちと…○○さんの紹介って事もあるんで…下手打たないように有りと有らゆる手を使おうと思ってます」

そして…

「あ…でも心配は要りませんよ…必ず完璧に拉致って来ますから…」

男の心臓は高鳴り興奮する。

「それと…報酬ですが…幾ら迄…用意出来ます?○○さんの紹介だから貴方の出せるだけで自分達は全然構わないですから…」

最後に確信の報酬を決める話にと進んだ。

「あ…ぁ…それは…有り難い事です…」

思わぬ言葉に男も安堵した。

そして…

男はカバンから現金を取出し男に見せた。

金融からの札束は出さずに己の全財産を男に確認させる。

「これで充分ですよ…」

男の言葉に胸を撫で下ろし最終の取引を終え 後程に連絡を取り合えるように携帯番号の交換をし店を後にする2人。

総ての想いを男に託し足早に家路に着く男。

遂に悪魔の船に乗ってしまった男は拉致屋なる男からの連絡を待つ日々をひたすら過ごす。

迫り来るであろう念願の時を夢見ながら毎日を職も失って何をするでも無く淡々と過ごす日々を送る。

たまに例のバーに足を運ぶだけの生活が男の日常となっていた。

しかしバーに行くもボーイからの話によると あの客人は あれから顔を見せなくなったようである。

何故か最後に会いたくなる気持ちが男を包むも叶わぬ事であった。

そして…ある日…

バーに足を運んだ時であった。

ボーイから思わぬ事を耳にする…

「○○さん…また…やっちゃったみたいですよ…」

「え…? 何を…?」

「決まってるじゃ無いっすか…強姦ですよ…」

男は耳を疑った…

そして…あの手紙に書かれていた一文を思い出した。

【俺も…まだまだ足を洗えてないな…】

男は自分が客人を引き戻してしまったかのように思え少し落ち込んだ。

「で…捕まったのか?」

「何やら初恋の女の娘とその子供を犯っちゃったらしいです…」

そして…

「でね…その娘の子供は中学生だったらしいですよ…まったく…昔のままです…それで…お縄くらって…懲役ですって…」

男は更に自分と同じような境遇の犯行に驚いた。

しかし男の理性は既に崩壊済み…

客人の犯行が男に最後の教えを伝えているかのように伝わった。

《下手すりゃ…俺みたいにお縄だ…だから…しっかり犯れよ…同志よ…》

歪んだ男の心には客人の犯行に歪んだメッセージを感じ取ってしまう。

もう悪魔に染まった男には何事にも己の欲が最優先のように感じ伝わっている。

そして男は歪んだ決意を胸に刻むのであった。

男は酒に溺れながらも歪んだ決意は揺らぐ事無く日々を過ごして行く。

やがて拉致屋なる男との密会から一ヵ月を過ぎ男の欲望も我慢の限界に達しようとしていた。

「まだなのか…? もう我慢できねえよ…」

男は己を慰めながらも必死に歪んだ理性で欲を制する。

「ダメだ…後一日待って連絡が無かったら…」

男がそう思った矢先の事であった。

携帯の着信音が…

慌てて着信相手を確認する男。

そこには拉致屋なる男の番号が…

「来た!!!!!!!」

男は待ちに待った拉致屋からの電話に歓喜する。

「もしもし!!!!」

慌てて電話口に出る男は興奮声で答える。

「いゃぁ…お待たせして…すみません…」

「は…はい!!!!」

興奮する男の声は裏返っていた。

「まぁまぁ…そう興奮しないで下さいよ…」

拉致屋の失笑する声が男を少しは興奮から覚めさせた。

そして…

「今回は…かなり手を掛けて拉致する段取りをしてまして…ようやく日取りが決定です…」

男は生唾を飲み話の続きに聞き入った。

「それで急ですが明後日に女は○○空港から韓○に出発します…あ…ご安心下さい…総てが仕組んだ物ですから…」

そして…

「で…明後日の朝10時に○○空港に来て下さい…女が間違いないか確認の為に…」

男は二つ返事で速答した。

「それで…貴方には別の場所で女が運ばれて来るのを待ってて貰います…ですから当日は身仕度もして来て下さい」

続けて…

「そこで2人っきりの世界が待ってます…存分に想いを遂げて下さい…何をしたって構わないですよ…殺しさえしなければ…後は自分達が揉み消しますから…」

そして最後に付け加えるように…

「あ…心配は要りません…今回の計画は…警察や政治家も裏で使った計画ですから…絶対に公にはなりませんから…ご安心を…」

そして空港内での待ち合わせ場所を指定され電話は終わった。

男は もう 天にも昇る気持ちであった。

あの幼き頃に恋い焦がれた徳子を遂に手中に収める時がやって来た。

当然ながら男は その後は徳子を想い自慰に更けるのであった。

悪魔の計画が遂に動きだした男にとっては最高の夜である。

だが…

一方では何も知らずに明後日の旅立ちを心待ちにする徳子の姿が…

周到に計画された拉致劇が一歩…また一歩と徳子に迫る。

幼き頃のあの忌まわしい事から ようやく立ち直り懸命に生き抜き…

そして…

ようやく掴んだ幸せを…

再び悪魔達が狙う…

哀れなる徳子の行く末は…


続く。



10/04/22 13:10 (IjvXGY20)
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