結局、二度目の話し合いで客が150万でおれました。
気を良くした酒田が客を連れ(母と僕も一緒に)小料理屋で食事をしました。
客の名前は、安田。既婚者。サラリーマン。年齢は60くらい。白髪。おそらく不倫などの経験はないような堅物。だけど、優しそうな感じの人。
その席で酔った安田の口から出た言葉。私は子持ちシシャモが好きなんだよね。ママに酷いこといっぱいしたい。もしくは、酒田にしてもらいたい。ママのこと妊娠させちゃって。あ、息子の前で、私は何を言ってるんでしょう。
店を出ると、酒田と客が肩を並べて僕と母の前を歩いて、何か話していた。

それから、２ヶ月くらいして、僕と母はマンションに引っ越した。
ある時、僕は母のタンスの引き出しやら、押し入れを探った。それは、いけないことだけど、今で言えば、好きな人の携帯を覗き見するみたいなもの。まあ、結構面白いんです。
で、ルーズリーフの中に、安田の書いた誓約書を見つける。書かれていた内容は、こんりんざい、母の店にはこない。見たことなどは口外しない。
マンションに引っ越したとうしょ安田がちょくちょく出入りしていた。酒田は母を安田の愛人にさせたあと、母との肉体関係を奥さんにばらすと、200万脅します。で、母も自分の手元に戻す。とは言え、安田が来ない夜は酒田が来ていましたし。酒田からすれば、ちょとしたスワッピングみたいなものだったのではないでしょうか。

安田も200万取られたと言とも、150万勝ち、そのうちの50万ほどを母の為にマンション引っ越しの費用にあてて、愛人を持つという疑似体験ができたのだから、それはそれで良かったのでないでしょうか。子持ちシシャモの女を1.2ヵ月手元に置いて母に酷いこともできたわけですから。

夜、電話が鳴っり、取ると、
もしもし。
「はい」と僕。
ママは？
「いませんけど」
オマンコしに行ってるかな？
「‥‥」
息子 かな？
「‥‥」
俺もさせていただきたいな。アナルセックス。
アナルだよ。好きなんたろ？ママは？
好きモノだろ、君のお母さんは？
マッコリの酒で浣腸されてるって話しをさ
僕は電話を切った。
足が震えていた。涙が出てきた。胃が口から飛び出してきそうだと思った。

高校1の僕には、この電話がものすごいショックでした。
電話してきた相手は？そう、安田から何か聞いた誰かか、酒田の知り合いか、とにかくママと言っていたから、スナックに来たことがある人が電話してきたと思うんです。でも、わからなかった。
わかったことと言えば、母が酒田に浣腸されてるかもしれないということでした。すぐに、頭の中には、その映像が浮かんできた。
そして、泣きたい気分だったけど、僕は母の下着でオナニをしていました。