母が酒屋から戻ってきて、僕たちは小料理屋を後にし、母のスナックに来た。母はいつもと変わらない。アナルセックスなんて酒田が嘘ついたのかもしれない。けど、知らず知らずのうちに、母がアナルセックスをされてるところを見てみたいとも思う。
母が作ってくれた焼きそばを食べていたら、お客さんが入ってきた。そのうちお客さんがカラオケをし始め、母にも何か歌えと言った。で、母が選んだ曲が流れてきた。
母は酒田のことを見ながら恋の奴隷を歌っていた。

酒田に送ってもらい、僕は9時頃アパートに帰ってきた(当時は、酒を飲んでも運転していた)。そして、その日の夜中、母が酒田と一緒にアパートに帰ってきた。僕は寝ぼけまなこで、起きてリビングにいた。酒田が母に「おい、昼に持ってきたマッコリ出せ」と言っていて、母が用意している。スナックでマッコリも置くように話している。
そして僕は酒田に「帰ってよ」と言った。
母が僕に寝るように言った。
僕はなおも、酒田に帰ってと言った。
酒田は母の顔を見る。
母は僕に寝るように言う。
「帰れ！」また僕が言うと、酒田が帰ると言った。
母が酒田を止める。
僕は帰れ！と怒る。
酒田が立ち上がって帰ろうとすると、母が止めた。
口でしてあげるから、と母が酒田を止め、また僕に寝なさいと言った。もう僕の母ではなかった。母は酒田の女。そう思った。

ある日、学校から帰ってると、変わっていた。
母の髪がソバージュになっていた。
ケバいけど、そそられた。
「あの人が、この髪にしろって言うから、お母さん午前中に美容院に行ってきたんだけど、どう？」
僕は頷いた。うん。
夕方、母が店に行くとすぐに、洗濯機の中に入っていた母の下着で、僕はオナニをした。初めて嗅いだら女性のマンコの香り。母のマンコの匂い。すぐに射精した。ものすごい勢いで、罪悪感が襲ってきた。

夜中に母が帰ってきたのは気づいたけど、寝ていた。目が覚め、リビングに行くと、お風呂場に明かりがついていた。近づいてみる。すりガラス越しに、何やら二人がいることがわかって、不意にドアを開けると、浴槽の中で母が苦しみながら、目をつぶり、酒田のオチンチンを口に入れ、酒田は立った状態で母のソバージュの頭を掴んで腰を振っり、大きくなったオチンチンを母の口に押し込んでいた。僕は、唖然とした。が、すぐに二人はこちらを向いた。
僕は泣きじゃくり、酒田に向かって、「帰れ！」と言った。「お前なんか嫌いだ！帰れ！」
お母さんがお風呂から出てきて、バスタオルで拭き、僕を部屋に連れて行く。酒田を風呂場に残して。僕は泣きながら母に訴えていた。「帰して、アイツの事、帰して、アイツ」
「わかったから」と母が言う。
僕は風呂場に向かって「帰れ！」と怒鳴った。
お母さんが僕を部屋に入れ、自分もパジャマに着替えて、僕と一緒に布団に入っり、僕を寝かしつける。僕は母の胸の中で泣きながら寝て、気がつくと、朝になっていた。リビングからテレビの音。行くと、母がトーストと、目玉焼きを作ってくれている。僕は学校に行く為、シャワーを浴びて、髪をドライヤーで乾かしてから、リビングの椅子に座り、コーヒーを飲みながらテレビを見ていると、母が、「あの人に、ああ言うこと、言わないで、お母さんが怒られるから」と言ったその母の顔は、唇が切れ、頬が腫れていた。
「お母さんが、ぶたれるから」
「おかしいよ」と言って僕な泣いた。

思えば、僕の寝取られ癖がついたのはこの頃からだけ。
酒田にいいようにやられている母を、お風呂場のすりガラスのドアの横に立って、僕は何度もオナニした。母がフェラしてるすぐ脇でオナニする。そんなのを中学生の時に知って、それがトラウマになり、自分の彼女をほかの男に抱かせなければ気が済まなくなった。
僕に影を落とした子供時代の記憶の一つだ。