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1:裏切られた男、裏切らない女2
投稿者:
てんてん
第二部
三人はそれぞれにあの日の出来事を忘れ、元の日々に戻ろうとしている矢先のこと。 千夏もあの夜のことに触れようとはしない。 あの後の千夏は本当にスゴかった。 今まで以上に激しく乱れ、ユウトの腕の中で熱く燃えた。 まるで自分の刻印を押すように毎晩求めてくる。 そして口には出さないが、あの夜の変質的なセックスが二人の心を刺激していることは明らかだった。 そんなある日、ユウトが一人部屋でくつろいでいるとクルミから電話を受けた。 お互いさり気ない会話を意識して続けていた。 三人でいるときに比べるとやはり少しはぎこちななさを感じてしまう。 イクと叫んで全身でしがみついてきたクルミの姿が胸をよぎり、カラダが熱くなる。 クルミもそうなのだろうか? いけないことなのに、そうであって欲しいと思ってしまう自分もいる。 話の中で急にクルミが押し黙る。 「どうしたの?大丈夫?」 「、、、大丈夫じゃ、ない、、、」 「えっ、、、」 「逢いたい、、、ユウトと二人きりで逢いたい、、、」 予測していなかった言葉ではなかった。 「それは、、、出来ないよ、、、」 「わたしだって分かってる、、、でも逢いたいよ、、、ずっとガマンしてた、、、ユウトのことが頭から離れないの、、、あの日のユウトが忘れられないの、、、ねえ、あと一度だけ、、、お願い、、、」 「あと一度、、だけ、、、」と 「そう、、、千夏には内緒で、、、二人きりで、、、千夏のことは忘れて、ユウトと思いきり愛し 合いたい、、、」 ユウトのカラダが熱くなる。 俺だって、、、 一度も考えたことが無いと言えばウソになる、、、 でも許されないことだ、、、 「やっぱり出来ないよ、、、千夏を裏切りたくない、、、それにそんなことをしたら、俺達三人とも不幸になってしまうから、、、」 「そう、、だね、、、」 「俺は千夏はもちろんだけど、クルミさんも大切にしたい、、、だから、逢えない、、、ゴメン、、、」 「ううん、ユウトはきっとそう言うと思ってた、、、わたしが悪かったの、、、あれから、益々ユウトのことが好きになって、、、ユウトのことばかり考えて、、、あの時のこと思い出して、、、毎日、自分でシテた、、、あっ、わたし、、、ハズい、、、」 生々しいクルミの告白にユウトのカラダが反応してしまう。 「いけないことだと、分かってるのに、、、わたし、諦める、、、前のようにユウトのこと親友だと思うようにするから、、、これからもヨロシクね、、、」 「もちろん、、、こちらこそヨロシクだよ、、、」 「ありがとう、、、でも、ひとつだけ教えて、、、わたし、、、よくなかった?」 そうか、、、それを気にしていたのか、、、 自分がつまらない女だから、断られたと思ってるのか、、、 「凄くよかったよ、、、クルミさんは最高の女性だよ、、、千夏に負けないぐらい、、、」 言わない方がいいのかも知れない。 でもクルミの気持ちにこれぐらいは応えてあげたい。 「本当なら嬉しい、、、、ねえ、、ユウトも、、、わたしでシタ?」 少しおどけた感じだったが正直に答える。 「シタよ、、、クルミさんのこと思い出して、、、ゴメン、、、」 「ううん、それも嬉しいよ、、、ハズいけど、、、それぐらい、いいよね、、、わたし、、、これからもユウトでスルよ、、、ユウトが悪いんだよ、、、そんなこと言うから、、、ユウトのセックス、凄すぎだから、、、」 蕩けるような甘い声、、、 本当は今すぐにでもクルミに逢いたい。 あのカラダを思いきりやっつけたい。 「俺も、、、」 思わず声が漏れてしまう。 「ねえ、ユウトも今、、、なってるの?」 「うん、、、」 通じているのだろうか? 「ああっ、やっぱりユウトとセックス、シタい、、、」 俺だって、、、 「でも、ガマンだね、、、ねえ、わたしこの電話切ったら、、、スルから、、、ユウトもシテ、、、最後のお願い、、、」 「分かった、、、そうする、、、」 「ユウト、わたしもう、、、ユウトのにキスしたい、、、ユウト、イッパイ出してね、、、イッパイじゃないとダメだからね、、、ああっ、感じちゃう、、、」 もうシテるのか? エロい、、、 クルミが自分でシテる、、、 「わたし、思いきりイクから、、、あーん、ユウトも来てえ、、、」 「うん、、、」 シタい、クルミとシタい、、、 反り返った男根をシゴく。 もうギンギンだ、、、 「ハズいよぉ、、、でもユウトのせいだからね、、、ああん、わたしがこんなにエッチになったの、、、でも、元に戻ろうね、、、あっ、あっ、ユウト好き、ユウトの欲しい!ユウトとセックスする!」 「俺も!」 「ユウト!イク!イッチャウ!」 「クルミ!俺もイクっ!」 ユウトは思いきり爆ぜていた。 電話越しにクルミの荒い息遣いが聞こえてくる。 「ユウト、、、凄く良かったよ、、、ゴメンね、、、」 「ううん、、、俺も凄く良かった、、、」 「ユウトもイッテくれたんだね、、、凄く嬉しい、、、凄くハズいから、、、電話切るね、、、」 「うん、、、分かった、、、」 「でも、、、すぐ、、わたしまだスルから、、、」 「えっ、、、」 「ユウト、大好き、、、」 電話は切れた。 ユウトも再びオナニーに耽った。 ユウトはクルミの名を呼び、大量に射精した。 痺れるような射精だった。 その夜、ユウトはまるで犯すように千夏を抱いた。 千夏が許しを請うまでイカせ続けた。 つづく
2024/06/14 17:27:18(UqH4UT1S)
投稿者:
てんてん
「こんなの全部ウソ、本気じゃない!もう許して、見たくない、、、」
ユウトは再生を中断した。 「誰かわからないヤツから送られて来たんだ、、、俺とかシテないなんて、、、千夏は平気でウソをつく女になったんだね、、、」 「それは、、、だって、ユウトに嫌われたくなかったから、、、ウソついてゴメンなさい、、、でもユウトと元に戻れたら、全部話すつもりだった、、、本当だよ、、、」 千夏はすがるように言い訳を続けた。 「それに、わたしの言ってたことは全部、本気じゃない、、、マットに言わされただけ、、、ユウトの方がずっといい、、、セックスだって、何もかも、ユウトの方がずっと好き、、、あんなヤツ、本気で好きになったことなんか一度もないよ、、、」 「そんなの信じられるわけないだろう?アイツの赤ちゃん産みたいって、俺なんかどうでもいいって言ってたじゃあないか?」 「だから、あんなのウソなの、、、セックスを盛り上げるため、、、ユウトだって、、、分かるでしょう?」 まるでイタズラが見つかった子供のように呆れた言い訳を口にする。 そんな千夏が憐れにしか見えない。 これが千夏の隠されていた本性なのかも知れない、、、 自分勝手で、すべて自分の都合のいいように真実を平気でねじ曲げる、、、 「いろいろあったけど、ユウトだけを愛しているの、、、ユウトに逢えなくて、わたし、おかしくなってた、、、もう二度とこんなことしない、、、許して下さい、、、」 「もうムリだよ、、、千夏さん、ウソが多すぎて、何を信じていいのか、わからないよ、、、」 「だったら、今すぐ、ここでセックスして! 本当のわたしを教えてあげる、、、ユウトをどんなに愛しているか見せてあげる、、、わたし、スゴイんだよ、、、ユウトとシテたときより、ずっと、、、ああっ、人に見られてもいいから、ここでセックスしよ!」 この女はいかれている、、、 「やめてくれ、、、もう聞きたくない、、、俺の知ってる千夏さんは、そんな人じゃない!」 「なによ、ユウトだって、クルミとセックスしてたくせに、、、わたしに隠れて、ウソついていたじゃない!」 千夏は豹変していた。 千夏は見たことのない歪んだ顔をしていた。 「そうだな、、、俺が全て悪い、、、だから千夏さん、、、もう終わりにしよう、、、」 「千夏さんなんて呼ばないで、、、千夏と呼んでよ!」 「もう、呼べないよ、、、」 「分かった、マットに先に中出しさせたから怒ってるんでしょう?いいよ、ユウトにもさせてあげる、、、何回でも、、、ユウトなら本当に赤ちゃん出来てもいいよ、、、ねえ、しようよ、、、」 「もういい加減にしてくれ!」 ユウトは汚物を見る目つきで千夏を見つめていた。 つづく
24/06/29 23:54
(xzL19oR.)
投稿者:
てんてん
あまりの剣幕に、千夏は急に猫撫で声に変わる。
「ねえ、、、じゃあ、いきなりは無理でも、最初から少しずつ、二人でやり直そう、、、きっとそれなら大丈夫、、、私たち愛し合っているんだから、、、」 「瓦礫の上には何も建てられないよ、、、千夏さんのこと、もう愛していないんだ、、、俺には大切な人がいる、、、」 マキの飾りのない笑顔が浮かぶ。 「あのオンナね、、、あの二股オンナ、、、淫乱のくせに、、、あんなオンナ、ユウトにふさわしくないよ!」 まるで病気のように千夏の表情は変わる。 何もマキのことを知らないくせに、、、 自分のことを棚に上げて、、、 マットに自ら望んで中出しをさせて、子供ができてもいいとまで叫んで、、、 それなのに俺を愛している? セックスを盛り上げるためのウソ? それだけセックスを楽しみたかったということじゃないか! お前こそ、淫乱オンナじゃないか! マキを侮辱する言葉に、思わずそう言い返す。 「それは、、、でも、わたし淫乱なんかじゃない、、、許してユウト、、、どうしてあんな事をしたのか、、、今は、分からないの、、、わたし、おかしくなってる、、、助けて、ユウト、、、」 「マットでも他の男にでも助けて貰えばいい、、、俺はこれから用事があるんだ、、、もう二度と逢わない、サヨナラ、千夏さん、、、」 踵を返して歩き出す。 「イヤだ、ユウト、わたしを捨てないで、、、」 千夏がついてくる。 黙って歩き続けるユウトの袖をつかんで離さない。 「離せ、、、マキは純粋で、素直な、すごくいい子だ、、、千夏さんとは違う!」 「騙されているんだよ、ユウトは!どうして分からないの!」 「騙そうとしたのは千夏さんだ、もうついて来ないでくれ!」 つづく
24/06/30 23:50
(eMEYFFXY)
投稿者:
てんてん
あまりの頑なな拒絶に千夏は追うことも出来ずに立ち尽くす。
ユウトが行ってしまう。 何故なのか分からない。 中出しをさせたから? そんなの妊娠しなければ一緒じゃないの、、、 心は許していないし、粘膜と粘膜を直接触れ合わせて、いつもより気持ち良くなっただけ、、、 やっぱり、ユウトより先にさせたのはマズかったかな、、、 でも、あんなところを隠し撮りされてたなんて知らなかったし、、、 大丈夫、今度、ユウトとナマでシテ、ユウトの方がずっといいって言えば、絶対に許してくれる、、、 わたしは顔だって、カラダだって、セックスもあんなアバズレに負けたりしない、、、 それに明日は二人にとって大切な日、、、 ユウトもきっと覚えてる、、、 今日は気が立っていただけ、、、 明日になれば許してくれる、、、 千夏は自分の犯してしまったことの罪深さにまだ気づいていない、、、 だって、、、元はと言えばユウトが悪いんだよ、、、 ずっと待っていたのに、、、 ユウトがわたしのことを愛し続けているのは分かっていたから、いつかは戻ってくると信じていた。 そしてクルミのことを許すと言えば、すぐに元の関係に戻れると思っていた。 だから両親にはまだ同棲を続けている振りをしていた。 それなのに何故かユウトはクルミとの交際を 続け、わたしの元に戻ろうとしなかった。 焦りを感じ始めたわたしは、他の男と付き合う振りをすることにした。 ユウトに嫉妬させ、焦らせようとした。 相手にはマットを選んだ。 以前からシツコク誘われていた。 正直、嫌いな男だった。 見かけは良いが、オンナ癖が悪く、日本人を小バカにして、周りにも毛嫌いされていることも知っていた。 それを承知で敢えてマットを選んだ。 こんな男に間違っても心を許したりしないという安心感と、マットと付き合い始めたわたしに心配して、ユウトがすぐに救いの手を差し伸べてくれるはずだと思ったからだ。 それなのにユウトは動かなかった。 更に焦りを感じたわたしは、見せかけの交際を少しだけ進めることにした。 控えていたアルコールも口にするようにして、噂を広めるためにマットと飲み歩いた。 それが間違いの始まりだった。 噂と違い紳士的に振る舞っていたマットは豹変し、酔ったわたしに、その隠していた牙を剥き出しにした。 わたしのカラダを徹底的に貪り尽くした。 マットのオンナを知り尽くしたテクニックにわたしはあっという間に呑み込まれていた。 心の中にユウトだってクルミとシテいるんだからという気持ちが湧いてきて、一度だけならと自分を言い聞かせ、思いきりマットとのセックスを楽しむことにした。 正直、すごく良かった。 好きでも無い男に何度も唇を求め、自らフェラチオを施し、褒めたたえながら数えきれないほどイカされた。 自分とは思えない程の叫び声をあげながら、千夏は自らマットのカラダを貪っていた。 あそこの大きさがユウトに似ているからだと言い訳をして、マットを更に求め続けた。 つづく
24/07/01 23:33
(msCT5HyM)
投稿者:
てんてん
マットはまさにオスそのものだった。
ユウトとはまるで違う獰猛なセックスに、我を忘れて溺れてしまった。 しかし部屋に戻って一人になると、自分の仕出かしてしまったことの罪深さに気づき、罪悪感にカラダが震えた。 両腕で自分の体を抱きしめながら、声をあげて泣いた。 ユウト以外の男に抱かれてしまった。 それだけは絶対にしないと心に決めていたはずなのに、、、 しかも無理やりサレたわけじゃない、、、 途中からは、自らマットの唇を求め、唾液を啜った。 カラダを褒められ、自慢げに乳房を見せつけた。 たくましく何度もイカせでくれるマットの性 器が愛おしくなって、まるでユウトにするように丹念に気持ちを込めてフェラチオをしていた。 マットの名を何度も叫び、思いきり抱き付きながら、背中に爪を立てユウト以上の絶頂を味わってしまった。 怖くなった。 こんなこと、、、ユウトに知られたら、、、完全に二人は終わってしまう、、、絶対に秘密にしなければならない、、、そうおもいこんだ、、、 そしてそれが深みにはまっていく始まりだった。 マットは一度関係を結ぶと、我が物顔で千夏を自分のオンナのように扱うようになっていた。 髪も服装もマット好みに変えるように強要された。 それなのに千夏は不思議に嫌な気持ちにはならなかった。 オンナの歓びを与えてくれる男の関心を無意識に引こうとしてしまうオンナの性なのか? 好きでも無いはずなのに、あのマットが自分に夢中になってくれていることに、秘かにオンナの自尊心をくすぐられていた。 お前は最高のオンナだと耳元で囁かれると、いけない事だと分かっていながら口づけを許してしまう。 そして抱かれる度にユウトに対する罪悪感が薄れていき、セックスを楽しもうという気持ちが芽生えていった。 拒む素振りを見せながら、マットを受け入れる。 望んでいなかったはずの絶頂を自ら貪るようになり、マットの腕の中でひたすらそのセックスを賞賛した。 甘える声を出して、何度もおかわりを求めるようににもなった。 ユウトを愛していながら、カラダの相性はマットの方がずっといいかも、、、 そんなことまで考えるようになってしまっていた。 そして千夏は当たり前のように、逢うたびにマットに抱かれるようになった。 いや、セックスするために逢っていた。 千夏は毎回狂ったようにイカされた。 キスもフェラも、そしてセックスも、、、所詮、単なる粘膜の接触にしか過ぎない、、、 愛情なんて微塵も感じていない、、、 気持ちよくなれればそれでいいと考えるようになっていた。 その延長上で人には言えないような汚らわしい行為をするようになった。 決してユウトが求めてこない爛れた行為、、、 それを味わえるのは今しか無いという、したたかな計算もあった。 だから、今はそれを思いきり楽しめばいい、、、 愛しているのはユウトだけだ。 心だけは絶対に渡さない、、、 ユウトが戻って来てくれたなら、こんな男なんかすぐにでも切れる、、、 そしてユウト一筋の貞淑な女に戻ればいい。 そう思っていた。 つづく
24/07/02 23:54
(s.jEGgUe)
投稿者:
クジラ
千夏、悲しすぎる。
愚かすぎる。
24/07/03 00:11
(3Ni0AoAW)
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