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巨根浮気セックスを知った私はもう戻れなくて
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:巨根浮気セックスを知った私はもう戻れなくて
投稿者: ◆mXSmbQlW.c
新卒で入社して3年目。
化粧はバッチシ、スーツはキッチシ。
同期に水をあけて
収入も増えるがストレスも増える今日この頃。
私は職場から3駅ほど離れた大衆居酒屋に
1人繰り出していた。

店内にずらりと貼られた短冊から
ハイボールと牛すじ煮込みを注文。
そして飲む、頬張る。
これが私のデトックスなのだ。

ちなみに今日のお店も当たり。
口の中でほろほろと解けていく肉がたまらない。
ありがとう、Google。

大衆居酒屋特有の喧騒に紛れながら
肉汁という名の幸せを噛み締めていると、
隣の席に男がドスンと座った。

白い半袖のポロシャツにインディゴのジーンズ。
上背はそれ程高くないが、
骨太でがっちりとしている。
年齢は40代後半から50代前半。
短髪で横顔はちょっと怖い、
なんというか虎っぽい。
溢れる出る威圧感にソワソワが止まらない。

そんな私をよそに、
男はカウンターから生ビールを受け取ると
グビグビと飲みはじめた。
逞しい喉仏が勢いよく上下運動していく。
そして聞こえる「ぷはぁ」という声。

あぁ、おじさんも溜まってるのね。ストレス。
分かる分かる、この世にはお酒でしか
解決出来ないものもあるもんね。
「姉ちゃん1人なん?」
うん、私は1人だよ。彼氏はいるけ・・・
「はい!?」
まさか話しかけられるとは。
意図せず変な声が出て恥ずかしい。
「びっくりさせてごめんな、1人なん?」
「ええ、まぁ」
「ほな、おっちゃんと一杯付き合ってえや」
男が頬の高さにビールジョッキを持ち上げて言う。
笑顔共にウィンクのおまけまでついてきたが、
やっぱり顔が怖い。

んー、迷う。
本能的にザワザワする。
ただ、驚かせた事に謝罪の一言があったり、
笑顔にウィンクのハッピーセットつけたりと
気遣いはしてくれる。

まぁいいかな、見知らぬ人の方が
気兼ねなく愚痴も言えるし。
オッケーしちゃおう。

「いいですよ」
「ほんまに?よっしゃ、乾杯しよか」
男とジョッキを合わせて余りのハイボールを飲み干す。
口の中で炭酸が爽やかに弾け、
頬がじんわり温まる。
「いやぁ、こんな可愛い子と呑めるなんてついるわ」
「またまた」
開口一番のお世辞。
悪い気はしない、もっと言え。
「冗談ちゃうで?あのー、あれやあれ。今田美◯ちゃんに似てるとか言われへん?」
「すごい適当に言いましたよね?」
「ちゃうちゃう。ほんまに思っとるし言われるやろ?」
「んー、どうだろ?」
気分がいいのでちょっととぼけてみる。
「これは言われとる顔や。むしろ本人より可愛いと思ってるやつ」
「ないない、ないです。本人に失礼ですよ」
「嘘や、顔に書いてあるで。まあ、似てるかは置いといて可愛いと思わんでもないやろ?自分の事」
答えはイエス。ただ、謙虚さは大事だ。
言葉には出さずに頷いた。
「あはは、正直で気に入ったわ。もう一杯いこうや」
男は追加のビールと私のハイボールを注文した。

それから2杯、3杯とお酒は進んだ。
比例して会話も弾む。
男は聞き上手で、
話は広げるが必要以上には踏み込むことはない。
絶妙な距離感に私はすっかり警戒心を解いていた。
気づけば2軒目に入り、
間接照明の効いた個室でお互いの身の上話。
男はバツイチ、子供は出来なかったらしい。
「で、ねぇちゃんは彼氏おるん?」
「一応いますけど」
「一応ってなに?上手くいってないん?」
遂に男が踏み込んできた。
いいや、話しちゃおう。
ここ最近のストレスの8割はこの話題だ。
「あんまし。私の方が先に昇進したらギクシャクしちゃいまして」
「しかも最近見せつけてくるんです、職場の後輩と仲良くしてるとこ。むかつきません?こそこそ連絡も取ってるみたいだし・・・・・・。あのくそ男!」
思いの外、語気が荒れてしまった。
引いてやいないかと男を見るが、
そんな様子はかけらもなく私に同調する。
「かぁー、けつの穴のちっちゃい男やなぁ。ちんちんもちっちゃいやろ?」
まさかのちんちんの登場に吹き出してしまった。
「ちんちんは分かんないけど」と返すと
男は「比べてみよか?」とファスナーに手を伸ばす。
それがおかしくてまた吹き出す。
「ははは、流石にジョークやで。おっと、もうええ時間やん」
男に言われて時計を見ると23時になっていた。
楽しい時間はすぐ過ぎる。
男に促されてトイレに行った後、
せめてものお礼にと財布を出そうとすると
「ええで」と一言。
会計を済ませてくれてらしい。
見た目に反して意外とスマート。

2023/09/01 23:03:35(ljB2C4EG)
27
投稿者: 私 ◆82QCIzfV1A
次回で最後です。
23/10/18 12:28 (AwvQOqfQ)
28
投稿者: 無為
ID:more-more
中出し精液溜めながら彼にお返事するのいいですね。
「快感に絆された私の腰つきは強欲になっていき、」
「子宮にたっぷり溜めた精液を揺らしながら。」
とか文章がしっとりいやらしいのが素敵です。
ラストも楽しみにしてますね。
23/10/19 17:40 (2VJqVhgi)
29
投稿者: 私 ◆82QCIzfV1A
米28
コメントありがとうございます。
「快感に絆された私の腰つきは強欲になっていき、」
は個人的に気に入っていたので、
お褒めの言葉を頂けてとても嬉しいです。
のんびり最後まで書き切ります。
23/10/23 00:06 (q9cG57UD)
30
投稿者: 私 ◆82QCIzfV1A
「これから俄雨らしいよ」
改札を通った後、彼が言った。
私はPASMOケースを鞄にしまいながら、
ぶっきらぼうに「そうなんだ」と答えると、
俯いたまま彼の隣を歩いた。

今日は散々だった。
男との情事の後は仕事が身に入らず、
企画書はビリビリに破かれ宙を舞った。
後輩のフォローにも時間を割かれ、
経理には領収書の誤字をつつかれる。
その上俄雨だと。
ホームに近づくたびイライラが募ってくる。
「ほら、顔上げなって」
口を真一文字にして彼の方を見ると、
私と彼の間に好物のチョコ菓子が現れた。
彼が足繁く通って契約を取った
地方の老舗の商品だ。
最近、後輩に引き継いだら
餞別として大量に渡されたらしい。
仏頂面が歪に綻ぶ。
「ありがとう」
お礼を言って食べ始めた。
何年も変わらないパッケージと味。
それに比べて私はどうだろう……。
咀嚼したチョコ菓子を飲み込んだあと、
深いため息が出た。

それを聞いた彼が、私の手をそっと握る。
指先が温かい。
もう少し温もりが欲しい私は、
指を絡めて手を繋ぎ直した。
手の平全体が温まる。
なのにしっくりこない。いつもと違う。
違和感を感じたことが怖くなって手を離すと、
誤魔化すように食べかけのチョコ菓子を
レジ袋に入れて鞄にしまった。
再び手を繋ぐ気にはなれず
間を埋める言葉も思いつかない。
ホームに着いた後もモヤモヤした気持ちのまま、
私は電車に乗った。
23/12/08 15:28 (8q0M4nPD)
31
投稿者: 私 ◆82QCIzfV1A
いつものことだが帰りの通勤電車は混雑する。
乗車率は180超えるらしい。
サラリーマンの疲れた匂いが充満する車内で、
私は彼の胸に顔を
埋ずめるようにして姿勢を保っていた。
目的地の彼のマンションまでは残り12駅。
時間にして25分。
それまでこの状態が続くのは正直辛い。

再びイライラが募り始めた時、
臀部に何かが触れた。
はじめは気のせいだと思ったが、
明らかに触ってくる。
彼じゃない。痴漢だ。
5本の指先で臀部を繰り返しなぞってくる。
抵抗しようにも
すし詰め状態の車内では身動きが取れない。
調子に乗った痴漢は、手の平全体で臀部を触ると
鷲掴みにしてきた。
爪が伸びているのか、刺さって痛い。
それなのに身体が熱くなり、
込み上げて欲しくない劣情が、
込み上げてくる。

一方の痴漢は尻に飽きたと言わんばかりに、
フレアスカートをたくしあげると、
私の太腿の間に強引に手を割り込ませてきた。
何をしてくるかは明白で、
恥部が徐々に熱を帯びてくる。
愛も優しさもない、
ただ己の欲求を満たすだけの行為に
快感を覚える自分が酷く惨めで、
けれども、そんなアンバランスな
心と身体の反応が余計にショーツを湿らせる。

もう、自分にも痴漢の攻撃にも耐えられない。
助けを求めて彼の目を見ると、
彼も異変を感じたのか眉をひそめる。
それと同時に迫力のある声が車内に響いた。
「お前なにやっとんねん!」
男だった。
痴漢のそばにいるらしい男は、
続け様に怒号を浴びせる。
「この手で痴漢しとったやろ!見とったで」
「してないっ! 痛いっ、離せっ、離して」
怯えた男の声が聞こえる。
「嘘つくなや!俺の隣にいるおっちゃんも見てるねん!」
男の凄みで車内の空気が揺れる。
周りも騒々しくなってきた。
アナウンスは到着を告げている。
「おら!ここで降りぃや!」
「嫌だ!」
痴漢は抵抗しているのか、
身体に何かが何度もぶつかる。
その内背後にスペースができて、
身体ごと振り返ると、
人混みが2つに割れていた。
中心には男ともう1人の中年男性によって、
車内から引き摺り出されようとしている
サラリーマンの姿があった。
手を見ると爪が伸びている。
こいつで間違いない。
「ごめん、私降りるね」
怒りと義務感で身体が動く。
「俺も行く」と言って彼もついてきた。
その後、痴漢は容疑を認め、警察に連行されていった。
私は男と中年男性によそよそしくお礼をすると、
彼と帰宅の途についた。
23/12/08 15:31 (8q0M4nPD)
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