｢だって亮太君て人使うの上手いじゃん｣｢そう？｣｢そうだよ…しかもどこどこは誰と誰とか配置するの上手いし…亮太君が仕切ってくれると、上手く回るじゃん…多分そこ見ててくれた結果だよきっと｣｢そうかな｣｢そうだよ…だから自信持ってやってみたら？｣｢そうだなやるか｣｢応援するよ｣…次の日からやってみたが、仕事量はそんなに変わらず、ただ課長が居ない時に、代理で企画書のチェックする位だった。ただ昇進した事で給料の基本給がアップした。…変わった事は土曜日は必ず恵理の家に泊まる様になった事だけだった。店に入りそのまま二階に上がり、翆の勉強を見たり、店が忙しい時に食器を洗ったりする事が、当たり前になっていた。…時間が流れた。企画部の忘年会が開かれた。部長の挨拶から始まった。前回の打ち上げでは、１２人だったが今回は企画部全員強制参加なので１６人全員が参加した。やがて忘年会も終わり皆帰った。片付けをして部屋に上がった。先に風呂に入りキッチンで２人だけの忘年会をした。翆は泊まりに行っていた。

｢久しぶりだね２人きりになるの｣｢そうだな｣｢なんか照れくさいね…フフフ｣と言うので俺も照れくさくなった。｢なぁそろそろ結婚しようか？｣｢えっ!?｣と恵理は驚いた。｢えって｣｢ゴメン…急に言うから｣と言って黙り｢…うん…結婚しよう｣と笑顔で言った。｢式はどうする？｣｢挙げなくていいよ…入籍するだけで｣｢そっか…じゃあ貸衣装着て写真だけ撮ろうか｣｢うん…いつにする？｣｢そうだな…入籍は年末辺りにして、写真は来年の頭辺りにしようか｣｢じゃあ私が婚姻届貰ってくるね｣｢うん頼むな…で、新居何だけど…この近くで新築の一軒家見つけたんだ…そこに引っ越そうと思うんだけど…いいかな？｣｢もうそこまで決めてるの？｣｢そこなら翆も転校しないで済むし、恵理も店近い方がいいだろ？｣｢あっ!?私結婚したらお店止めるよ？｣｢えっ!?そうなの？続けていいよ？｣｢ううんいいの…結婚したら止めるって決めてたし、夜一緒に居たいから｣｢そっか…じゃあ来月いっぱいでおしまいだね｣｢今月じゃなくていいの？｣｢急に止めたら常連さんが悲しむよ｣｢あっ!?うん…そうね…ありがとう｣と言った。

その日２人激しく燃えた。俺は自分でも驚いた。１０代２０代の頃の様に、射精をしてもすぐに回復した。恵理の方が｢もう無理｣と言う程だった。朝方までに５回した。恵理は何回逝ったか覚えてないと言っていた。中に３回、口に１回、顔に１回出した。寝る前に風呂に入ると｢もう…凄すぎ｣と恵理が言った。２人裸のまま昼近くまで寝た。目が覚めると恵理の体を愛撫した。恵理は｢もう…またぁ？｣と言ったが受け入れた。行為が終わると｢本当にもう無理だからね｣と言って服を着た。料理をしながら｢あっ!?｣と恵理は声をあげたので｢どうした？｣と聞くと｢今、亮太君のが出てきた｣と照れながら言った。その表情にキュンとした俺は後ろから抱きしめた。｢もうヤメテよ｣｢しないよ…ただ少しだけこのまま｣と少しの間ハグをした。｢恵理…愛してる｣その言葉に｢…うん｣とだけ言って頷いた。…昼飯を食べてからデートをしに出掛けた。見たかった映画を見て、服や靴を買ったりして楽しんだ。｢なんかこうゆうの久しぶりだから楽しいね｣と終始笑顔だった。

翌日、仕事が終わり店に行った。いつもの中年サラリーマンコンビと、他に二組の常連がいた。俺もいつもの席に座った。恵理と中年コンビが話してる。｢恵理ちゃんはもう結婚しないの？｣｢私もうすぐしますよ｣｢え～っ!?いつの間に彼氏出来たんだい？｣｢まだつい最近ですけど…結婚しようって言われて｣｢でも、結婚しても店続けるんでしょ？｣｢いえ…店は畳みます｣｢え～!?そんなぁ…ソイツが止めろって言ったのか？｣｢そんな奴と結婚なんかするな！｣(いえ…俺は続けていいって言ったんだけど…)と思いながらご飯を食べていた。｢彼は続けていいよって言ってるんだけど…でも私が結婚したら止めようって決めてたんで…｣｢何で止めようって？｣｢前、結婚した時仕事もそのまましてたんだけど、そしたら夫婦の会話が無くなっちゃって、それでダメになって…｣｢なる程ね｣｢だから今度は彼としっかり夫婦をしたくて…｣｢自分で決めたなら仕方ないね｣｢ごめんなさい…｣｢いや恵理ちゃんは悪くないよ…俺達は恵理ちゃんのファンだから最後の日まで来るよ｣｢ありがとうございます｣とそんな会話を俺は聞いていた。

続き楽しみにしてます！