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番外編
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:番外編
投稿者: 銀狼のスレ主 ◆Df3LS3WJTE
私は新婚時代にルカに料理をならった。      今日は肉じゃがを作る。
「ふんふーん・・」
美空は地下で研究中。
美月は居間でテレビを見ている。
ベル君とランちゃんは師匠の所に修行に行った。
二人とも強いけどまだまだ未熟。
私に勝てるようになるまで修行に行かせる事になった
ま、師匠の修行は凄まじいから・・・・耐えられるか心配。
肉じゃがをお皿に盛る。
味見をしてみる。
「うむ・・・うみゃい!」
テーブルに運んでごはんを盛る。
母親って感じ。
「美月、美空にごはんできたって言ってきて」
「あ、うん」
美月は地下に向かった。
私はテレビを眺める。
ダイエットの番組か。
私には必要ない。
これ以上若く見られても困る。
30歳を少し過ぎた今でも女子高生に思われてナンパされまくるんだから・・。
もう少し大人っぽくなんなきゃね。

「もぉ!テレパシー使えばいいじゃん、ばか!」
「僕は直接呼びに行きたかったの!」
美空と美月が居間に戻ってきた。
ちょっともめている。
「能力は有効に活用しなきゃ、美月は・・ばか」
「ばかって言うなよ・・僕は美空のために・・」
私はパチンと手を叩く。
「はぃはーい!そこまで!ごはん食べよ!」
「あぅ・・」
「むぅ・・」
二人共もくもくと夕飯を食べている。
可愛いなぁ・・私の子供。ルカと私の・・・。
ルカ・・・・。

「ママ、美味しかった!」
「うん、良かった」
美空はまた地下に行く。
また何やら研究しているらしい。
「美空は可愛いねぇ・・・あの子はアイドルになったら凄い事になりそう」
私はボソッと呟く。
美月は少し黙った。
「うん、でもアイドルになんてなって欲しくない」
美月はムスッとしている。私は肉じゃがを口に運ぶ。「美空は僕のそばにいて欲しい。だから、やだ・・」私は美月の隣に座って頭を撫でた。
「美月はいいお兄ちゃんだね・・・」
「うん・・・」
美月もアイドルになれば間違いく凄い事になる。
こんな可愛いのが売れない訳がない。
ルカと私の子供だ。
親バカかもしれないけど私とルカのいい所取り。
でも面影はルカにそっくり・・・。
「僕はアイドルになんかならない・・綾も嫌でしょ?僕がアイドルになるのは」ビールを一口飲む。
相変わらずお酒は好き。
「まぁ・・嫌だね」
「でしょ?」
私は心を読まれるのには慣れた。
ルカもそうだったし。
「ふぅー美味しかった」
「デザート食べる?」
「えっ?あるの?」
「うん、ケーキがあるよ」
「ほしい!食べたいよっ」
「ははっ、待ってて」
甘党は私譲りか。
目をキラキラさせて私を見つめる。
冷蔵庫からケーキを取り出す。
美空の分もある。
私と美月の二皿を持って行く。
私は二人共愛してる。
けれど・・・やはり、美月には特別な感情がある。
息子としてではなく・・異性として見てしまう。
だってルカにそっくり。
愛した人とそっくり。
「美空も呼んでくる!」
「美月・・二人で・・食べようよ・・」
美月は私を見て黙った。
「うん、綾と二人で食べる・・・二人きりで」
「ありがと・・・」
美空には悪いけど私も美月が好きだよ・・・。
とっても・・・好き。
私はレアチーズケーキを一口食べてビールを飲む。
「ビールとケーキって合うの?」
「合わない・・かな。私は好きだけど」
「ははっ、ビールって美味しい?飲んでみたいな」
美月はビールを見つめる。「だぁーめ」
「なんで?」
「お子ちゃまには分からないよ」
「僕はお子ちゃまじゃないもん!」
ムスッとしてしまった。
可愛い・・・。
「美月・・・」
「ふぇ?」
「愛してるって言って・・嘘でもいい」
「・・・綾?」
「言って・・お願い・・」
美月は私を見つめる。
少し照れながら。
「綾、愛してる」
「・・私も・・美月を愛してる・・」
ルカと暮らしてなんども聞いた言葉。
聞いたというか・・頭に浮かぶ言葉。
美月は照れてチョコレートケーキを一口食べた。
「美月、私にも一口食べたいな」
「えっ、うん・・はい!」
美月はフォークで一口分のケーキを口元に近づける。私は美月の手を握って美月の口元にやる。
「えっ?僕は・・んっ」
私はケーキを食べてすぐに美月にキスをした。
舌を絡めて味わう。
「んっ、ちゅっ・・」
「あっ、んんっ・・」
美月を抱き寄せる。
長い長いキス。
普通じゃないのは分かってる。
親子でしちゃいけない事。私も我慢してる。
でも無理。
ゆっくり離れる。
「甘いよ・・美味しい」
「綾・・えっちぃよ・・」
美月は美空を好き。
私はどうかな?
愛してくれてるかな?
「綾・・やめて・・僕は・・選びたくない」
また心を読まれた。
「僕は・・綾も愛してる・・・美空も・・・」
美月が欲しい。
たまらなく。
「今日は美空と寝るの?」
美月は首を横に振る。  「ううん、今日は徹夜で研究するって・・」
「じゃあ・・今日は私を愛して・・・エッチしよ」
私は男を誘惑するテクニックなら誰にも負けない。
そんじょそこらの女には絶対に負けない。
「あぅ・・・」
「ねっ・・しよ・・気持ちよくなろ?」
「うん・・僕も・・エッチしたかった・・綾と」
「じゃあ、お風呂行こっか・・・二人で」
「あ、うん・・・」
私は美月とお風呂に向かう「あ、綾・・」
「なに?」
「お風呂でエッチはしないでね・・・ベットでしたい・・・」
「ふふっ・・いいよ」
美月は私の手を握ってついてくる。
昔もこんな事があったな。ルカとお風呂に入った。
二人でシャワーを浴びる。ボディソープで美月を綺麗にする。
「気持ちいい?」
「うん、気持ちいいよ」
だんだんと下半身へ。
「あっ、下は自分で・・」
「・・・そう・・じゃあ自分で洗いなさい」
「えっ?」
美月は残念そうな顔をした、私の腕を握ったまま離さない。
「どうしたの?」
「あのっ・・・」
「洗って欲しいの?」
美月はコクりと頷く。
ルカと同じ。
可愛い・・・。
ゆっくりと洗う。
チンコに触れるとあの切ない声。
ルカと同じ・・切ない声。「んっ・・・」
「もっと強くする?」
美月は黙って頷く。
ゴシゴシと強めに擦る。
美月のはまだ皮が完全にむけきれていない。
勃起してもまだ可愛らしいチンコだ。
まだまだ子供。
首筋を舐めてあげる。
「んっ・・はっ」
「もっと・・いっぱい聞かせて」
先っぽをクリクリ苛める。「んあっ!」
切ない声と共に射精した。「あはっ、いっぱい出たね・・・」
「・・・っ・・」
「お風呂入ろう・・」
二人で湯船に浸かる。
美月は私の膝の上。
「綾・・・ママ・・」
「美月・・・」
この体勢でのキス。
あの時のルカと同じ。
初めて愛しくなった・・・人を好きになったあの時と・・・・。
唯一違うのは。
美月は息子・・・。
私の・・実の息子。
罪悪感も少し薄れてきた。けれどもイケナイ事なんだって思う。

私とルカの思い出。
なんとなく頭をよぎった。








2010/12/08 00:55:37(rQugZWpC)
42
投稿者: 美月 ◆Df3LS3WJTE
僕は美月。
僕には双子の妹がいる。
美空って名前の妹。
僕たちはおじさんと暮らしている。
広い広いこの土地が僕たちの家。
僕たちの世界。

「美月、Good morning・・・おきて」
「うにゅ・・・?美空、Good morning・・・」
美空が僕の布団を引っ張る「10歳になったんだから寝坊治しなさいよ!」
「えっ?10歳になったの?」美空が困った顔をする。
腕を組んで考え込む。
「たぶん・・なったよ」
「そっか・・」
僕は寝坊しちゃう。
朝が弱い・・。
低血圧だから?
「朝食食べて訓練行こう」
「うにゅーっ、分かった」
僕はうーんと伸びてからベットからおりる。
美空に抱きつく。
「わっ!何すんの!?」
「美空・・いい匂い」
「それはどうも・・」
美空の顔が真っ赤になる。風邪かな?
いや、僕たちは風邪を引いた事がない。
だから照れてるんだ。
何に照れてるかは分からない。
「早く行こうよ」
「うん、ごはんは何かなぁ」食堂は広い。
おじさんがいつも料理をつくる。
「おじさん、Good morning!!」
「おぅ、今日も美月は寝坊したか」
テーブルにはトーストとオムレツとウインナー。
「いただきます!」
美空と並んで椅子に座る。いただきますは日本の礼儀作法らしい。
ご飯を食べる前に食材に感謝する。
なかなかいいと思う。
僕と美空は腹ペコですぐにたいらげる。
「ごちそうさま!」
「早いなぁ・・」
おじさんが苦笑している。今日の訓練は何かな?
おじさんが訓練を考えてくれる。
とっても楽しい。
友達は全然やりたがらないけど。
「おじさん、今日の訓練は何?」
「あぁ・・今日は俺は用事があって出かけるから訓練は無しだ!」
「えーっ・・訓練したい」
「私もしたいよ・・」
おじさんは少し考えている・・・。
僕と美空はオレンジジュースを飲む。
「美月、髪伸びたね」
「うん・・どう?」
「鏡で私を見てるみたい」
「そっか、良かった!」
もう肩ぐらいまで伸びてる体がなかなか男の子にならない。
身長も美空と同じ。
違うのは目の色だけ。
僕は片側だけ目が赤い。
・・あと僕にはチンチンがあるか。
「二人で遊んでなさい・・訓練は俺がいない時はダメだ!」
「はぁーい・・」
食堂から出て洗面所で顔を洗う。
「美月は男の子なんだから髪切れば?」
「うーん・・別にいいや」
美月はポッケからヘアゴムを取り出した。
「これで後ろ髪縛れば?」
「うにゅ・・」
自分で縛るのは難しい。
「私が縛ってあげる」
「うん、お願い・・」
美空と僕は銀色の髪だ。
綺麗だし気に入ってる。
おじさんの友達には天使みたいだって言われた。
顔も可愛いって言われた。僕と美空でアイドルになろうかな。
ギュッと後ろ髪が縛られる「美空、どう?」
「やっぱり女の子だ・・」
「別にいいよ」
美空はあきれた顔になる。「美月は男の子だよっ!もっとかっこよくならないと・・・・」
「美空は僕をカッコいいって思わないの?」
美空が僕を見つめて急に顔を赤くした。
「・・・カッコいいよ・・」美空って変なやつ。
なんで僕に照れるの?
双子の兄妹なのに・・。
「美月、マックと遊ぼうよ」「うん、いいよ」
マックはコリー犬。
とっても賢い。
「マック!」
名前を呼ぶと必ずやってくる。
僕と美空で抱きつく。
ふさふさの毛並みでおじさんが毎日ブラッシングしてあげている。
ボールを投げて遊んであげる。
おじさんが車に乗ってやってきた。
「留守番頼むぞ!危ない事するなよ!」
「はぁーい!」
おじさんは車に乗って道路にそって走って行った。
ここは凄い田舎だから学校がない。
けど僕と美空は本を読むだけで完璧に覚えられる。
頭が良くて天才と言われている。
マックとのボール遊びも飽きてきた。
「ねぇ、美空・・東の森に言ってみようよ」
「えっ、大丈夫かな?」
おじさんの家は超広大。
森も山もある。
全てが家の庭だ。
おじさんはかなりのセレブだ。
だからオモチャもいっぱいある。
「熊とか出たらどうするの?」
「美空は心配しすぎっ!」
僕は家に戻ってから自分の部屋に向かう。
オモチャの棚からスコープ付きのモシンナガンを二丁取り出す。
あとベットの下にある探検バックもかつぐ。
前から準備してた物。
モシンナガンは実銃を改造して空気銃にした。
当たれば痛いではすまない。
けど僕たちはもう銃の扱いは知っている。
危険性も知ってる。
美空の所に戻る。
「本当に行くの?」
「うん、美空は来ない?」
「美月が行くならいくよ・・美月といつも一緒」
「よしっ!マックはお留守番ね!」
マックを置いて東の森に向かった。
おじさんにバレたら怒られるな・・・。
けど美空も一緒だもん。
僕の最高の相棒。
森まで歩いて行く。
結構遠い。
「美月、かけっこしよ!」
「いいよ、勝負だっ!」
僕はバックを背負ってる。モシンナガンも持っている・・・。
でも頑張る!
森まで走ろう。
ドキドキする。
美空と冒険だ!!
10/12/17 21:46 (qBkcFV68)
43
投稿者: 美月 ◆Df3LS3WJTE
東の森には湖がある。
小鳥の囀り。
栗鼠もいる。
美空と二人で歩く。
探検バックからGPSを取り出す。
これがあれば迷わない。
美空がモシンナガンを構えながら歩く。
時々スコープを覗いたりしている。
「なんか赤軍になった気分だよ・・・」
「赤軍はGPSなんか持ってないよ、美月のばか・・」
「ばかって言うなよ・・雰囲気的になんとなく」
こうやって美空と一緒にいるのが一番いい。
美空を守るのが僕の役目。だって僕は美空のお兄ちゃんだから。
葉っぱや小枝を踏むと足音がしてしまう。
なるべく静かに歩く。
「美月は好きな人できた?」「へっ?好きな人?」
「うん・・・」
美空が周りを眺めながら聞いてきた。
女の子の友達もいるし。
でも好きって分かんない。恋愛なんて大人しかできないし。
「いないよ・・」
「そっかぁ・・良かった」
「美空・・最近そればっかり聞いてくるな・・」
美空は急に焦りだした。
「べっ、別に深い意味はないもん!」
「へぇ・・・」
美空は好き人はいるのかな・・?
美空はどんな人がタイプなのかな。
別にどうでもいいけど。
木がたくさんある。
森だから当たり前。
モシンナガンからスコープを取り外す。
アイアンサイトの方が狙いやすい。
スコープはワンタッチで取り付けられる。
「美空、たいくつだね・・」「そうかな・・私は美月といれればいいよ」
「美空は単純だね・・」
「うっさい、ばか・・」
しばらく歩くと湖が見える丘に出た。
「ランチ食べる?」
「うん・・」
美空と並んで座る。
サンドイッチを二人で食べる。
湖は太陽の光を反射して輝いている。
サンドイッチはハムとレタスとチーズ。
昔から美空と一緒だった。遊ぶ時も食事も。
美空は可愛い妹。
大事な大事な妹。
これからも守ってあげる。美空が結婚するまで。
好きな人ができるまで。
「美月のばか・・」
「へっ?」
「何でもないわよ・・」
美空はたまに呟く。
僕はバカじゃないんだけどな・・・・。
東の森には特に何もないな・・・。
つまんない。
「美空、帰ろうよ」
「えっ?帰るの?」
残念そうな顔・・。
・・・なんで?
「帰りたくないの?」
「むぅ・・美月ともっと二人きりになりたい」
「なに言ってんの?帰ろう・・つまんないよ」
「・・・・」
美空は変だ。
僕に照れたり。
双子の兄に照れたら結婚なんてできないよ。
GPSで来た道を戻る。
「美月・・待って!」
「ふぇ?」
美空が立ち止まる。
「なんだよ・・何かいる?」「静かに・・・」
茂みの方を睨んでいる。
何がいるんだ?
ガサッ・・・。
・・・・熊?
「美月、逃げよう!」
「うん・・」
走って逃げる。
まだこちらを見ていなかったから逃げ切れた。
「ふぅ・・撒いたか」
「まだ・・」
「へっ?」
後ろを見ると・・・。
かなり向こうにさっきの熊がいた。
「美空・・先に逃げろ!」
「美月?何言ってんの?」
「美空を守る・・僕は美空が大事だから・・」
美空は僕の頭を叩いた。
「イテッ!何を・・」
美空が泣いている。
僕が何したってんだ。
「ほんっとに・・バカッ!」美空が僕の手を握って駆け出す。
僕も走る。
後ろを見る。
熊がまだいる。
さっきより近い。
「美月っ!何か投げて!」
「うん・・・」
バックの中を漁る。
中には大した物はない。
「ダメだ・・何もない」
「むぅ・・こっち!」
美空がグイッと手を引っ張る。
木が沢山ある方向に走る。直線なら追い付かれる。
けどここなら真っ直ぐ走れない。
熊は立ち止まっている。
僕たちは動物が好きだし無闇に殺しちゃダメって教えられた。
でも今はマズイ。
僕は美空の手を振りほどいた。
「美月っ?」
「僕が美空を守るんだ・・」モシンナガンにスコープをつける。
熊はまだ立ち止まっているスコープで狙いをつける。「美月・・殺すの?」
「美空を守るから・・」
距離はかなりある。
けど射程内。
ボルトを引く。
高圧ガスでベアリング弾を発射する。
熊の目を狙う。
「熊さん・・ごめんね」
トリガーを引こうとして。スコープが真っ黒になる。「美空?邪魔するなよ」
「待って・・よく見てよ」
もう一度スコープを覗く。さっきの熊の近くに子熊が2匹いる。
子熊はさっきの熊に甘えている。
「あの熊は母親だよ・・母親を殺しちゃダメ・・」
「うん・・・」
熊は子熊と一緒に歩いて行った。
子熊を探していたのか・・・。
「美月・・帰ろう・・」
「うん・・・」
モシンナガンの自作の安全装置をかけた。
僕は美空を守ろうとした。けど守ったら・・あの母熊は死んで・・子熊は孤独に暮らす事になった。

家に戻るとおじさんが帰っていた。
「こら!どこ行ってた?」
「ごめんなさい・・」
二人で謝った。
ガミガミ怒られた。
さっきの熊の事で頭がいっぱいだった。
説教が終わって部屋に戻る・・・。
美空も僕の部屋に入ってきた。
僕はベットに寝転がる。 「美空・・ありがと」
「うん?」
「熊さん・・殺さなくてよかった・・・止めてくれてありがと・・」
「うん・・」
美空も寄り添ってきた。
二人で寝る事もたまにある・・・兄妹だし。
「嬉しかったよ・・」
「何が?」
「美月が私を守るって言ってくれて・・」
美空が僕に抱きついてきた僕は美空の頭を撫でた。
「お兄ちゃんとして当然の事だよ・・」
「うん・・・」
美空が急にしゅんとした。僕・・何か変な事言ったかな?
美空が僕から離れて部屋から出ていった。
僕は疲れた・・・。
眠くなった。
けど楽しかった。
美空と一緒に冒険できて。楽しかった・・・。



10/12/17 23:03 (qBkcFV68)
44
投稿者: 美月 ◆Df3LS3WJTE
家の近くに麦畑がある。 毎年おじさんが機械を使って収穫する。
取れた小麦でパンを作ったりする。
僕と美空はトラックの荷台で収穫の様子を眺める。
「今年は豊作だね」
「うん、早くパン作って食べたいなぁ・・・」
「美月は食いしん坊ね・・」「・・人の事言えないだろ」風が吹いて麦がなびく。
いい香り・・・。
美空の髪も揺れる。
「美空も髪伸びたね、可愛いよ」
「ば、ばかっ!」
本当に可愛いと思ったから言ったのに。
また照れてる。
美空の髪は腰くらいまで伸びている。
「・・・なんで怒るの?僕が嫌いなの?」
「そ、そ・・そんな事・・ない・・・す・・」
むきになってる。
顔も赤い・・・。
やっぱ変だ。
「ん?なに?」
「す・・す、凄く・・頼りにしてる・・」
「良かった・・僕も美空が大事だし頼りにしてる」
「・・・ふん・・」
プイッとそっぽを向いた。可愛いなぁ。

この土地は代々おじさんの家族の土地。
おじさんはアメリカの海兵隊だった。
しばらく探偵をしてまたヨーロッパに戻ってきたらしい。
まだ収穫は終わらない。
あと半分くらい。
夕日が沈みかけ。
地平線が赤い。
僕の目みたいだ。
「僕はなんで目が赤いのかな・・美空は知らない?」美空を見ると。
美空は遠くを見ている。
地平線よりずっとずっと遠く。
僕の見えない所。
「知ってるよ・・・」
「教えてよ」
「やだ・・・」
ムッとした。
美空の頬っぺたをつつく。「教えてよっ!後でご褒美あげるから・・・」
「・・・ご褒美?」
美空が僕を見る。
青い青い宝石のような瞳。僕も美空と同じが良かった「チューしてあげる!」
「んっ!?むぅ・・うーん・・・」
悩んでる・・・・。
美空にチューした事ないからなぁ。
「えっとね・・・」
「うんうん・・・なに?」
「5歳の時に・・頭を怪我したんだよ・・・」
「へぇ・・・何で?」
美空はニコッと笑った。
ちょっと意地悪っぽく。
「教えないっ!」
舌をべっ、ってした。
「もう、意地悪っ!」
美空がトラックの荷台からおりた。
「悔しかったら捕まえてみなっ!」
「くっそーっ!」
僕もトラックからおりて追いかける。
麦畑は広い。
近くに小川もある。
美空に追い付いて肩を掴む「捕まえたっ!」
美空が振り返る。
ドキッとするほど可愛い。「美月・・・」
「・・・・」
「美月・・?なにボーッとしてんの?」
「あぅ・・うん・・なに?」美空はモジモジしてる。
何だよ・・。
「ご褒美・・欲しい・・」
「うん?ご褒美?」
美空がさらにモジモジし始めた。
「チューして・・・」
「あぁ・・うん・・」
近付くと美空は目を閉じた可愛いなぁ・・。
胸がキュンとする。
大事な大事な妹。
僕は美空の頬っぺたにチューした。
「はい、ご褒美だよ」
「・・・・えっ?」
「なんだよ?」
「・・・なんでもない」
少し残念そう。
美空はムッとしている。
「美空、トラックに戻ろう」「むぅ・・・いや・・」
美空が小川の所に歩いて行った。
僕も美空と一緒に歩く。
小川には小さな蟹や小魚がいる。
水は綺麗に清んでいる。
時々小石が川の流れで転がる。
チョロチョロと水の流れる音。
「美月と一緒にいたい・・・」
美空がしゃがんで川の中に手を入れる。
僕は美空の隣でしゃがんで寄り添う。
「一緒だよ・・美空とは・・・一緒にいるよ」
僕も川の水に触れる。
少し冷たい。
美空の濡れた手が僕の手を握る。
「・・・ずっと?」
「美空が結婚できなかったら・・・僕が一生守る・・・そうならないように好きな人作れよなっ!」
美空が微笑んだ。
嬉しそうに。
「じゃあ・・結婚しない!」スキップしながら歩きだした。
「なんだよ・・結婚しないの?」
「うん・・・結婚しない」
「困った妹だな・・」
でも美空は可愛いしきっとボーイフレンドができる。僕もそうなればいいなと・・・・思って・・る?・・・・かな?



10/12/18 14:05 (aye8U.S4)
45
投稿者: 美月 ◆Df3LS3WJTE
キルハウス内。
僕と美空で突入訓練。
もう大分慣れてしまった。敵の配置パターンも全て覚えてる。
二階立てだけどもうすぐに制圧できちゃう。
外に出るとおじさんが待っていた。
「おじさん、飽きたよぉ」
「私も・・・全部覚えちゃってつまんない・・・」
おじさんは苦笑する。
「また建て直さなきゃな・・・」
これまで何度も建て直してきた。
安い木材で作るから大体2週刊くらいかかる。
おじさんの車に乗って家に戻る。
「お腹空いた・・・ハンバーガー食べたい」
「美空はそればっかだな」
「ハンバーガー好きだもん」美空は僕以上に食いしん坊だ。
でも全然太らない。
僕も全然太らない。
家に戻ってから夕飯を食べてお風呂に入る。
お風呂はまぁまぁ広い。
シャワーで汗を流す。
「ふぅ・・・」
体つきはまだまだ・・。
友達はもう筋肉ついてるし男の子になってるのに。
ゴシゴシと体を洗う。
「んっ・・くすぐったい」
最近チンチンを洗うとくすぐったいというか・・気持ちいい。
少し擦ると固くなる。
「んんっ・・・はぁ・・」
なんか変な気持ち。
おじさんに聞いてみようかな・・・。
湯船に浸かる。
湯気がモワーッっと上がる美空とお風呂入りたいな・・・。
美空は嫌がるけど。
別にいいじゃんって思う・・・兄妹だし。
お湯に潜る。
暖かくて・・気持ちいい。でも息苦しい。
「ぶはっ!」
顔をフリフリする。
暇だしまたチンチンをいじる。
「んっ・・・」
くすぐったくて癖になりそう。
お風呂から上がってまたボディーソープをつける。
掌で擦る。
「んぁ・・はぁ・・きもちぃ・・きもちぃ・・んっ・・・・ああっ・・」
ずっと擦っていたい。
このままだとどうなるの?おしっこが出そうになる。「んっ!・・・なに・・これ?」
掌に白い液体。
最後は凄く気持ちよかった・・・・。
白いおしっこ?
どうしよう・・。
病気かな?
シャワーで洗い流してすぐにお風呂からあがる。
タオルで体を拭いてパジャマを着る。
「なんか・・ドキドキする・・病気かな?・・むぅ」おじさんの所に向かう。
美空と喋っていた。
「私もお風呂行ってくる!」美空はお風呂に行った。
美空に見られなくてよかった・・・。
「美月、髪はちゃんと乾かせよ」
おじさんがバスタオルで髪をゴシゴシと乾かしてくれる。
言ってみようかな・・。
おじさんは心配するかな?「おじさん・・・」
「ん?なんだ?」
「さっき・・お風呂でチンチンいじってたら・・白いおしっこが出たの・・」
「そうか・・」
おじさんは別に驚かない。「病気なの?」
「いいや、ごくごく普通の事だよ。美月もちゃんと成長したんだな・・・」
「普通なの?白いおしっこが?」
おじさんはポンポンと頭を撫でてくれた。
「後で美空と一緒に勉強しような・・お前たちもそんな歳か・・・」
「むぅ・・・?」
おじさんは資料室に入っていった。
僕は冷蔵庫からペプシコーラを取り出す。
美空とおじさんの分もコップに注ぐ。
美空がお風呂からあがってきた。
「あっ、美月!サンキュ!」
「うん・・・」
美空はコーラを一口飲んで僕を見る。
「どうしたの?」
「うにゅ・・・」
「うにゅ、じゃ分からないよ・・・」
おじさんが資料室から出てきた。
本を持っている。
「二人とも椅子に座れ」
「はぁーい・・」
美空がちらっと僕を見た。美空は僕の手を引いて引っ張る。
椅子に座る。
「二人にも教えなきゃいけないな・・これを読みなさい」
おじさんが本を開いた。
美空と僕で読む。
「・・・・・」
「・・・・・」
しばらく黙って読む。
おじさんはそれを眺めている。
僕たちはまだ勉強してなかった事。
人間がどうやって生まれるか。
「おじさん・・さっきの白いおしっこは精子ってやつなの?」
「そうだよ、子供の種だ」
「ふむぅ・・・」
美空は興味深々の様子。
食い入るように見つめている。


二人で読みつくした。
全部覚えた。
「美月、自分で擦って出すのは悪い事ではない・・一部の宗教では悪い事になってるがそれは気にしなくていい・・」
「ほぇ・・気持ちよかったし・・またしたいな」
おじさんは苦笑した。
僕の頭を撫でる。
「あんまりするとバカになるからな・・それと」
おじさんは美空を見てからまた僕を見る。
「美空と美月でセックスしてはいけないぞ。絶対にダメだぞ・・・」
おじさんは真剣な顔。
「近親相姦ってやつになるから?」
「そうだよ、美空も分かったな?」
「・・・・うん、分かった」美空も頷いた。
おじさんは美空の頭も撫でた。
「好きな人が出来てからだ・・お互いを愛して・・お互いの距離が縮まってからだぞ!」
「はぁーい」
「・・・はい」
美空がなんかショボンとしてる。
なんか分かる・・生々しい知識だし・・。
僕も軽く心が変だ。
「おじさん・・他の本ないかな?もっと知りたい」
「あぁ、いいぞ」
おじさんは資料室から歴史の本と神話の本を持ってきた。
「むぅ・・・?歴史と神話の本?」
「読めば分かるさ・・ほら今日は寝なさい」
「はぁーい」
美空と僕は二階にあがる。「美空、おやすみ」
「うん・・・おやすみ」
バタン。
美空はショックだったのかな・・・。
てっきり神様が僕たちを作ったんだと思ってたし。
まぁ・・ショックだな。
僕は部屋に入ってベットに転がる。
ベット脇のスタンドライトだけつけて本を読む。
歴史の本・・・。
「ふむ・・・・」
昔の貴族とかは近親相姦はしたりしたらしい。
タブーになったのは最近・・・・。
神話の本にも近親相姦の事は書いてあった。
母親の神様と新しい神様を作ったり・・。
なんだか近親相姦って嫌だな。
閉鎖的で・・気持ち悪い。「僕と美空が・・ありえないよね・・」
僕は美空を守らなきゃいけないから。
そんな不幸になる事したくない。
美空とセックスなんかしたくない。
「ふぁ・・ねみゅい・・」
スタンドライトを消して真っ暗になった。
布団にくるまる。
眠気がだんだん強くなってきた。
眠りについた・・・?
夢かな・・?
僕はベットにいる。
変な人がいる・・・。
僕に近寄ってきた。
「好きよ・・好き・・」
女の人だ。
天使の羽がついている。 僕は押し倒された。
「やめてっ!やだ!」
女の人はいやらしい事をしてきた。
怖かった。
「やめて・・助けて!美空っ、美空!」

目を開くと。
美空がいた。
「美月・・・大丈夫?」
たまらず美空に抱きついた「怖い・・夢を見たよ」
「そっか・・」
「美空も一緒に寝よ・・」
「いいよ・・」
まだ夜中だ。
こんなの初めてだった。
怖かった・・・。
あの天使の羽の女は・・誰かな?
もしかして現実で出てきて夢みたいに押し倒されるのかな?
「怖いよ・・美空・・」
「大丈夫だよ・・」
美空とくっついて寝た。
今日だけは美空に守ってもらおう。
ありがとう・・美空。



10/12/19 01:19 (sY9KOtKo)
46
投稿者: 美月 ◆Df3LS3WJTE
僕は朝から・・・。
自分で擦るのが気持ちよくて癖になってしまった。
「はぁはぁ・・んっ!」
出そうになる前にテッシュを2、3枚掴む。
テッシュに射精する。
「はぁ・・バカみたい・・」最近これが癖になってしまって・・・・。
なんか自己嫌悪しちゃう。気持ちいいんだけど・・。
綺麗にしてからゴミ箱にテッシュを捨てる。
「ふぅ・・」
手鏡を見ると寝癖がついてる・・・。
ブラシでとかないとな。
ゆっくりブラシで寝癖をなおす。
「むぅ・・治らない・・」
コンコン。
ドアをノックされた。
「はぁーい」
「美月、おはよ・・」
美空はいつもおこしてくれる。
僕の弱点は寝坊だ。
美空が近づいてきた。
「寝癖?治してあげる」
「あ、うん・・」
美空はパジャマのポッケからスプレーついた瓶を取り出した。
僕の頭に吹き掛けてブラシでながすとすぐに寝癖は治った。
「わぁ・・ありがとう!」
「美月はちゃんと髪乾かさないからいけないんだよ!」「むぅ・・うん」
でも何か変だな。
「美空・・なんか準備いいな・・もしかして寝癖は美空の陰謀かっ!?」
パシッと頭を叩かれる。
「何言ってんの・・バカじゃないの?」
「・・ごめん」
「ほら、ご飯食べよ」
「うんっ!」
美空と手を繋いで・・。
右手はさっき擦って汚いから左手で美空と手を繋ぐ。食堂に行ってから綺麗に手を洗う。
おじさんはまだ起きてないのか・・・。
「美空、今日は僕たちが朝ご飯作ろうよ!」
「ふぇ?・・・いいね!やってみよ!」
おじさんのびっくりする顔が見たい。
フライパンに油を引いて暖める。
「美空はトースト焼いてね」「OKっ!まかせて」
料理なんてした事ない。
卵を割る。
フライパンで目玉焼きを作る。
「うんうん・・・いいかん・・・じ?」
焦げ臭い・・・。
間違いなく焦げ臭い。
美空の方から臭う・・。
「・・美空?焦げ臭いよ」
美空はトースターの前に立ち尽くしている。
「焦げた・・美月・・どうしよ・・・」
すぐにトースターの所に行く。
「タイマーかけなかったの?」
「かけたよ・・・6分くらいにした」
「それ長すぎだよ・・・」
トーストは真っ黒。
もう食べれない。
「美月っ!目玉焼きが!」
「ふぇ?・・あっ!」
目玉焼きは・・・。
焦げ臭い塊になっていた。「あわわ・・美空・・どうする?」
「むぅ・・失敗した・・」
二人でぼーぜんとしていると・・・・。
「おいっ!なんか焦げ臭くないか?」
おじさんが消火器を持って食堂に入ってきた。
僕と美空は涙目で・・。
「おじさん、ごめんなさい」同時に謝った・・・。



「朝食は俺が作るから・・無理するなよ」
「あぅ・・」
「ぐすっ・・」
今まで失敗した事は無かったから・・・。
悔しかった。
おじさんは僕と美空を撫でた。
「料理はまだやらなくていいよ。すぐに朝食作るからな!」
「はい・・」
二人で頷いた。
双子だからタイミングバッチリ。
料理って難しいんだな・・グスッ・・・。



今日の訓練は早く動く物に対する射撃だ。
おじさんがラジコンに風船を付けている。
僕と美空はワルサーP22をケースから取り出す。
銃の怖さはよくよく勉強した。
だからふざけて発砲なんて絶対にしない。
僕たちはそんじょそこらの子供より大人だ。
・・・まぁでも、まだまだ子供なんだけど。
「よしっ・・じゃあ美空から撃ってみろ」
「はい・・」
美空がP22を構える。
このラジコン訓練は警察でもやってるとか聞いた。
ラジコンはかなり早い。
美空はアイアンサイトで狙いをつけている。
かなり難しい。
ラジコンまでの距離は30メートルほどでビュンビュン動き回っている。
・・・パンッ。
外れた。
・・パンッ。
風船が割れた。
「はぁ・・早い・・」
美空がため息をついた。
悔しがってるけど当てたのはかなり凄い事だ。
拳銃の扱いや点検は簡単だけど当てるのは一番難しい。
距離にもよるけど・・・。おじさんは割れた風船を確認中。
美空が僕を見る。
「一発で倒したかったなぁ・・・美月は自信ある?」僕は腕を組んで少し唸る。「難しい・・かな・・自信はあるけど・・」
「美月ならできるよ・・」
美空がニコッと笑う。
こいつたまに素直になるんだよな・・。
いっつも僕に対抗心燃やしてるのに・・
「美月、準備しろ」
「はぁーい」
おじさんに呼ばれて僕はP22の安全装置を外す。
スライドを引いて弾をチェンバーに送り込む。
美空はP22のマガジンを抜いて安全装置をかけて安全な所に置いた。
もちろんチェンバーの弾は抜いてあるはず。
おじさんにそう習った。
ラジコンは走り回る。
思ってた以上に難しい。
動く先を予測する。
パンッ!
風船が割れた。
「やった!」
美空がガッツポーズをした僕は少し納得がいかなかった。
おじさんも拍手している。「美月、良くやったな!」
おじさんが頭を撫でてくれた。
「美月、やったじゃん・・・美月?」
「当たってない・・」
かすっただけ。
当ててない・・。
「おじさん・・当たってないよね?」
「いや・・当たったと思うが・・・」
「むぅ・・・美空に負けた・・」
しばらく訓練は続いた。
P22の次はライフル。
M4カービンの9mm弾バージョン。
僕たちの体では5.56ミリ弾の反動はキツい。
撃てない訳ではないけど・・・。
ライフルで当てるのは簡単だった。
次は裏山の近くで訓練をする。
おじさんが準備をするため裏山の近くの小屋に向かった。
僕と美空は座ってランチを食べる。
銃は安全な場所に置いておく。
「美月って頑固だね・・当たったと思うよ」
「当たってないもん・・」
「見えたの?」
「ううん・・」
「ばか・・」
美空がおにぎりを一口食べる。
おじさんは洋食と和食両方作れる。
お米は日本から輸入した物らしい。
僕と美空はおにぎりが好き「むぅ・・美空のは当たってたよ」
「うん・・」
しばらく休憩する。
マックにおやつをあげる。犬用のビスケット。
マックは訓練中は必ず車の荷台にいる。
何があっても勝手な行動はしない。
いいワンコだ。

今度の訓練はグレネードランチャーの扱い方。
おじさんの説明を聞いて大体理解した。
訓練用なので爆発はしない
煙が出るだけだ。
おじさんがお手本を見せた裏山の目標地点まで綺麗な放物線を描いて飛んでいった。
目標地点から煙があがる。
グレネードランチャーは3種類。
M79、古いけどおじさんの手入れがしっかり行き届いている。
おじさんが宝物と言っていた。
木製でストックなどは高級な木材に変えてある。
M203、米軍のグレネードランチャー。
さっきの9mmのM4に付けてある。
ミルコーMGL、連発式のやつ・・・これは怖いな。

飛距離はそんなにない。
150メートルくらいかな。ポンッ。
なかなかいい所まで行く。「おしい・・美空、もっかい」
「うん・・」
訓練は楽しい。
なぜかは分からない。
兵器に触れると安心する。
訓練も終わり家に帰る。
裏山から家まで10キロくらい。
家の庭はとっても広大だ。
「はぅ・・おじさん夕飯は何にするの?」
「うん?・・・ドリアとかどうだ?」
「うん、食べたい・・美空は?」
美空は寝ていた。
寝顔も可愛いくってキュンとする。
守ってやりたい。
大事にしたい。
そう思う・・・・。

夜になり家の外のベンチに座る。
あとは寝るだけ。
僕は小型望遠鏡で星を見るきらきらと輝いている。
美空が隣に座った。
「美月は星が好きなの?」
「うーん・・まぁね」
「そっか・・・」
二人並んで座る。
いつもこうだった。
いつも一緒。
だから安心する。
けどドキドキする時もたくさんある。
慣れてるはずなのに。
「美月・・」
「うん?」
「ロマンチックだよね」
「・・・うーん?」
「ロマンチックでしょ?」
「うん?そうなの?」
「ロマンチックなの!」
「うん・・・」
怒った・・けど可愛い。
「大人はこうゆう時にチューするんだよね」
「そうなの?」
美空は僕を見つめている。「美月・・チューしない?」「うーん・・いい・・手、繋ご・・」
「・・・うん」
僕は手を繋ぐのが好き。
美空と・・手を繋いでいると。
暖かくて・・気持ちいい。目を閉じる。
美空に飽きる事はない。
ずっと傍にいてやりたくなる。
ちゅっ。
頬っぺたに何か当たる。
なんでもいいや。
眠たくなって・・。
美空に寄りかかった。
真っ暗だけど月が照らしてくれる。
いつもどうりの夜。
幸せな夜。



10/12/19 17:04 (sY9KOtKo)
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