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番外編
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:番外編
投稿者: 銀狼のスレ主 ◆Df3LS3WJTE
私は新婚時代にルカに料理をならった。      今日は肉じゃがを作る。
「ふんふーん・・」
美空は地下で研究中。
美月は居間でテレビを見ている。
ベル君とランちゃんは師匠の所に修行に行った。
二人とも強いけどまだまだ未熟。
私に勝てるようになるまで修行に行かせる事になった
ま、師匠の修行は凄まじいから・・・・耐えられるか心配。
肉じゃがをお皿に盛る。
味見をしてみる。
「うむ・・・うみゃい!」
テーブルに運んでごはんを盛る。
母親って感じ。
「美月、美空にごはんできたって言ってきて」
「あ、うん」
美月は地下に向かった。
私はテレビを眺める。
ダイエットの番組か。
私には必要ない。
これ以上若く見られても困る。
30歳を少し過ぎた今でも女子高生に思われてナンパされまくるんだから・・。
もう少し大人っぽくなんなきゃね。

「もぉ!テレパシー使えばいいじゃん、ばか!」
「僕は直接呼びに行きたかったの!」
美空と美月が居間に戻ってきた。
ちょっともめている。
「能力は有効に活用しなきゃ、美月は・・ばか」
「ばかって言うなよ・・僕は美空のために・・」
私はパチンと手を叩く。
「はぃはーい!そこまで!ごはん食べよ!」
「あぅ・・」
「むぅ・・」
二人共もくもくと夕飯を食べている。
可愛いなぁ・・私の子供。ルカと私の・・・。
ルカ・・・・。

「ママ、美味しかった!」
「うん、良かった」
美空はまた地下に行く。
また何やら研究しているらしい。
「美空は可愛いねぇ・・・あの子はアイドルになったら凄い事になりそう」
私はボソッと呟く。
美月は少し黙った。
「うん、でもアイドルになんてなって欲しくない」
美月はムスッとしている。私は肉じゃがを口に運ぶ。「美空は僕のそばにいて欲しい。だから、やだ・・」私は美月の隣に座って頭を撫でた。
「美月はいいお兄ちゃんだね・・・」
「うん・・・」
美月もアイドルになれば間違いく凄い事になる。
こんな可愛いのが売れない訳がない。
ルカと私の子供だ。
親バカかもしれないけど私とルカのいい所取り。
でも面影はルカにそっくり・・・。
「僕はアイドルになんかならない・・綾も嫌でしょ?僕がアイドルになるのは」ビールを一口飲む。
相変わらずお酒は好き。
「まぁ・・嫌だね」
「でしょ?」
私は心を読まれるのには慣れた。
ルカもそうだったし。
「ふぅー美味しかった」
「デザート食べる?」
「えっ?あるの?」
「うん、ケーキがあるよ」
「ほしい!食べたいよっ」
「ははっ、待ってて」
甘党は私譲りか。
目をキラキラさせて私を見つめる。
冷蔵庫からケーキを取り出す。
美空の分もある。
私と美月の二皿を持って行く。
私は二人共愛してる。
けれど・・・やはり、美月には特別な感情がある。
息子としてではなく・・異性として見てしまう。
だってルカにそっくり。
愛した人とそっくり。
「美空も呼んでくる!」
「美月・・二人で・・食べようよ・・」
美月は私を見て黙った。
「うん、綾と二人で食べる・・・二人きりで」
「ありがと・・・」
美空には悪いけど私も美月が好きだよ・・・。
とっても・・・好き。
私はレアチーズケーキを一口食べてビールを飲む。
「ビールとケーキって合うの?」
「合わない・・かな。私は好きだけど」
「ははっ、ビールって美味しい?飲んでみたいな」
美月はビールを見つめる。「だぁーめ」
「なんで?」
「お子ちゃまには分からないよ」
「僕はお子ちゃまじゃないもん!」
ムスッとしてしまった。
可愛い・・・。
「美月・・・」
「ふぇ?」
「愛してるって言って・・嘘でもいい」
「・・・綾?」
「言って・・お願い・・」
美月は私を見つめる。
少し照れながら。
「綾、愛してる」
「・・私も・・美月を愛してる・・」
ルカと暮らしてなんども聞いた言葉。
聞いたというか・・頭に浮かぶ言葉。
美月は照れてチョコレートケーキを一口食べた。
「美月、私にも一口食べたいな」
「えっ、うん・・はい!」
美月はフォークで一口分のケーキを口元に近づける。私は美月の手を握って美月の口元にやる。
「えっ?僕は・・んっ」
私はケーキを食べてすぐに美月にキスをした。
舌を絡めて味わう。
「んっ、ちゅっ・・」
「あっ、んんっ・・」
美月を抱き寄せる。
長い長いキス。
普通じゃないのは分かってる。
親子でしちゃいけない事。私も我慢してる。
でも無理。
ゆっくり離れる。
「甘いよ・・美味しい」
「綾・・えっちぃよ・・」
美月は美空を好き。
私はどうかな?
愛してくれてるかな?
「綾・・やめて・・僕は・・選びたくない」
また心を読まれた。
「僕は・・綾も愛してる・・・美空も・・・」
美月が欲しい。
たまらなく。
「今日は美空と寝るの?」
美月は首を横に振る。  「ううん、今日は徹夜で研究するって・・」
「じゃあ・・今日は私を愛して・・・エッチしよ」
私は男を誘惑するテクニックなら誰にも負けない。
そんじょそこらの女には絶対に負けない。
「あぅ・・・」
「ねっ・・しよ・・気持ちよくなろ?」
「うん・・僕も・・エッチしたかった・・綾と」
「じゃあ、お風呂行こっか・・・二人で」
「あ、うん・・・」
私は美月とお風呂に向かう「あ、綾・・」
「なに?」
「お風呂でエッチはしないでね・・・ベットでしたい・・・」
「ふふっ・・いいよ」
美月は私の手を握ってついてくる。
昔もこんな事があったな。ルカとお風呂に入った。
二人でシャワーを浴びる。ボディソープで美月を綺麗にする。
「気持ちいい?」
「うん、気持ちいいよ」
だんだんと下半身へ。
「あっ、下は自分で・・」
「・・・そう・・じゃあ自分で洗いなさい」
「えっ?」
美月は残念そうな顔をした、私の腕を握ったまま離さない。
「どうしたの?」
「あのっ・・・」
「洗って欲しいの?」
美月はコクりと頷く。
ルカと同じ。
可愛い・・・。
ゆっくりと洗う。
チンコに触れるとあの切ない声。
ルカと同じ・・切ない声。「んっ・・・」
「もっと強くする?」
美月は黙って頷く。
ゴシゴシと強めに擦る。
美月のはまだ皮が完全にむけきれていない。
勃起してもまだ可愛らしいチンコだ。
まだまだ子供。
首筋を舐めてあげる。
「んっ・・はっ」
「もっと・・いっぱい聞かせて」
先っぽをクリクリ苛める。「んあっ!」
切ない声と共に射精した。「あはっ、いっぱい出たね・・・」
「・・・っ・・」
「お風呂入ろう・・」
二人で湯船に浸かる。
美月は私の膝の上。
「綾・・・ママ・・」
「美月・・・」
この体勢でのキス。
あの時のルカと同じ。
初めて愛しくなった・・・人を好きになったあの時と・・・・。
唯一違うのは。
美月は息子・・・。
私の・・実の息子。
罪悪感も少し薄れてきた。けれどもイケナイ事なんだって思う。

私とルカの思い出。
なんとなく頭をよぎった。








 
2010/12/08 00:55:37(rQugZWpC)
47
投稿者: 美月 ◆Df3LS3WJTE
銃声が響く。
別に戦争してるって訳じゃない。
おじさんの友達がやってきて年に何回か射撃大会をやる。
もちろん非公式。
美空と座って様子を眺める「私たちも撃ちたいね」
「うん・・いいなぁ」
おじさんの友達がドラムマガジンのAK47を裏山に向かって売っている。
騒音など気にせずに撃てるからみんな幸せそう。
「遅れた・・・おーい!」
後ろから声がした。
金髪のアメリカ人女性。
美人でモデルさんみたい。その人の後ろにも女の子がいた。
金髪で僕たちと同い年ぐらい。
おじさんが手を振る。
「おお、ルーシー。遅かったな」
おじさんと握手した。
ルーシーさんは長いバックを持っている。
「クロス、この子たちは?」ルーシーさんは僕たちを見る。
「あぁ、初対面か・・美月と美空だ。知り合いの子供で俺が養父って事になってる」
ルーシーさんが近づいてきた。
手を出してニコッと笑った「よろしくね!可愛い姉妹ねっ」
僕と美空は握手した。
姉妹・・・?
否定するのが面倒だ。
初対面ではいっつもそう言われる。
後ろにいた女の子も近づいてきた。
「あっ、この子は私の娘ね!ほらっ、挨拶しなさい」
女の子は緊張しているみたい。
おずおずと手を出した。
「クルミです・・よろしく・・・」
「よろしくね!」
「よろしく・・」
握手を返す。
クルミって・・・胡桃?
なんな可愛い名前だな。
「クルミはそこで座っててね!」
「はい・・・」
ルーシーさんとおじさんは向こうに行った。
クルミちゃんは立ったままだ。
「ここ座る?」
僕はベンチの落ち葉を払った。
「あ、うん・・」
クルミちゃんはゆっくり座った。
上品そうな子だな。
顔つきも少し大人っぽい。僕はテーブルにあったオレンジジュースをコップに注いで渡す。
「これ美味しいよ!」
「ありがとう・・」
受け取り方まで上品だ。
一口飲んで微笑んだ。
「美味しいね」
「そっか、良かった!」
僕たちを見ている。
美空はそっぽを向いている「可愛い姉妹だね・・」
僕はさすがに言わなきゃいけない・・男の子だって。「あのね・・姉妹じゃないんだ・・僕、男の子だから・・」
「えっ!ごめんなさい!」
クルミちゃんはハッとして謝った。
「あ、いいよ。よく間違えられるから・・」
「ふーん。そうなんだ・・」クルミちゃんはお嬢様って感じかな。
服も高そうだ。
「可愛いね・・美月くんって何歳?」
「ん?僕と美空は双子で10歳くらいだよ」
「へぇー、私は11歳だよ」
「お姉さんかぁ・・」
話は弾んだ。
美空は黙っていた。
こいつはいつもそうだ。
あんまり他人と会話しない・・僕はそんな美空が嫌いだ。
喋ればいいのに。
ルーシーさんがバックから銃を取り出している。
FG42、M2カービン・・。
美しい木目だ。
艶々輝いている。
ルーシーさんとおじさんはどういう関係なのかな?
恋人とか?
恋人ならキスしたりエッチな事するのかな?
まぁ余計な詮索はよそう。美空は黙ったまま。
「美空?どうしたの?」
「むぅ・・・」
「・・・?」
ほっとこう。
美空とはずっと一緒だったけど分からない所もある。「クルミちゃんは銃は好きなの?」
「うーん・・分かんないなぁ。装飾されてるリボルバーとか好きだよ」
やっぱりお嬢様だ。
友達でこんなに可愛い女の子はいないなぁ・・。

射撃大会は夕方には終わるおじさんの友達たちは何かスッキリとした表情で帰って行った。
ルーシーさんとクルミちゃんはまだ帰ってない。
「スッゴいスッキリしたわ・・ふぅ・・」
「ママ、お疲れさま」
クルミちゃんはタオルを手渡す。
「サンキュ、クルミ!」
クルミちゃんは頭を撫でられると微笑んだ。
ママ・・お母さんか。
僕たちのお母さんは・・いないんだよな。
いいなぁ。
おじさんが後片付けを終えて戻ってきた。
「ルーシーとクルミはしばらく泊まるからな」
・・・・・はい?
「泊まるの?なんで?」
美空が焦っている。
僕は嬉しいけど。
「しばらく休暇を利用して狙撃訓練したいそうだ。ルーシーは現役スナイパーだからな。お前たちも何か教われよ!」
現役スナイパー?
凄いなぁ・・・。
「やったぁ!」
「・・・・」
「美空?」
また黙ってしまった。
ルーシーさんは僕たちの頭を撫でた。
若干硝煙のにおい。
「天使の姉妹ちゃん。よろしくね!」
おじさんは苦笑した。
「ルーシー・・片方は男だぞ」
「はぁ?・・・ホントに?」僕は手をあげる。
「美月・・くんが・・男の子?」
いい加減髪の毛切るかな。

夕飯はにぎやかだった。
いつもより美味しく感じた僕は夕飯の後に家の外で寝転ぶ。
芝生があって寝転ぶと少しチクチクする。
「ふはぁ・・・」
クルミちゃんって可愛いな・・・。
ボーイフレンドはいるのかな?
気になるなぁ。
「美月・・」
「ん?なぁに?」
美空が横に座った。
「私って女の子っぽくないし・・可愛くないよね」
「何言ってんの?美空ぐらい可愛い女の子はいないよ・・・」
「ふえっ?」
薄暗いけど照れてるのが分かる。
美空はテレビに出ないのがもったいないくらい。
ずっと一緒にいたけど見とれちゃうしドキッとする。「もし美空が妹じゃなかったら結婚したいかな・・・ははっ・・」
「ばか・・・」
美空はまた照れてる。
「でも妹で良かった・・・美空のお兄ちゃんで・・良かった・・ずっと一緒にいられたから・・」
美空は立ち上がって背を向けた。         「・・ふんっ・・お風呂行ってくる!」
歩くとキラキラの銀の髪が揺れる。
それもまた綺麗。
「美空・・怒ってるの?」
「ううん・・なんか安心した・・かな?」
「へぇ・・・」
美空は家に戻って行った。また寝転がる。
月が僕を見ている。
「なんだよ・・そんなに見るなよ・・」
満月で綺麗。
僕の名前にも月って字がある。
日本語の漢字・・・。
手を伸ばして。
月を掴む。
ギュッと握る。
何も掴めるはずない。
「美月くん、隣に座っていいかな?」
「あ、クルミちゃん・・ちょっと待って」
僕はポッケからハンカチを取り出して芝生の上にひく「どうぞ・・汚れないようにね」
「ははっ、ありがとう。紳士だね」
「えへ・・おじさんには女の子には優しくって言われてるし」
クルミちゃんはハンカチの上に座る。
上品な子だな。
「クルミちゃんはお嬢様なの?」
「えーっと・・まぁ・・お嬢様かな・・」
やっぱし・・・。
雰囲気からして違う。
「明日、食堂のキッチン使ってクッキー焼くから・・食べてくれる?」
「うん、食べたい!」
「ははっ、ねぇ・・美月くんって・・キスした事ある?」
「ふぇ?キス?・・チューならあるよ」
クルミちゃんが急に大人っぽい顔になる。
「私とキスしてみない?」
「へっ?頬っぺたに?」
クルミちゃんは僕の口に人差し指をチョンとあてた。「唇と唇だよ・・・」
「へぇ・・大人っぽい・・」「してみる?」
いいのかな?
周りには誰もいないし。
好奇心に負けそうかも。
「してみたい・・」
クルミちゃんはクスッと笑った。
「美月くんはキスは初めて?」
「うん・・唇でチューはした事ない・・」
ゆっくり顔が近づいてきた・・・。
ドキドキは・・・する。
けど美空の時と違う。
ただの緊張というか。
美空を見てドキドキするのとは違う。
僕も唇を近づけて・・。
吐息がかかる。
初めてのキス・・?
もう少しで触れそう。





10/12/19 22:16 (sY9KOtKo)
48
投稿者: 美月 ◆Df3LS3WJTE
「ごめん・・ムリだ」
出来ない・・・。
知り合ったばかり。
クルミちゃんの事何も知らない・・・。
「そっか・・」
クルミちゃんはしゅんとした。
「ごめんね・・仲良くならないと・・」
「仲良くなったらいいの?」クルミちゃんは期待してるみたい。
「クルミちゃんを好きになったら・・・する」
「わかったよ・・私頑張る!美月の初めて・・私が貰うね!」
「うん・・・」
寸前で何かが引っ掛かった・・・なんで美空の事が・・浮かんだんだろ・・。
家に戻ってリビングのソファーに座る。
クルミちゃんも隣に座ったルーシーさんとおじさんが僕たちの様子をチラチラ見ている。
美空はどこかな?
「ねぇ・・美月くんってどんな食べ物が好き?」
「えっとね・・・ハンバーグかな」
「そっか!私明日作ってあげる」
クルミちゃんはニコニコしてる。
もしかして・・僕が好き?付き合うのもいいかも。
「へぇ、クルミちゃんは料理できるんだ」
「うん、得意だよ!」
美空がいない・・。
不安になってきた。
「ご、ごめん・・ちょっと美空捜してくる・・」
「あ、うん・・」
家はそんなに広くはないけど・・・。
美空は?
どこなの?
「美空っ?美空?どこ?」
「何よ・・」
美空が後ろにいた。
僕はすぐに抱き締めた。
「良かった・・いなくなったかと・・」
「あの子とチューしたの?」「・・・・へっ?」
見てたのか?
気まずい・・・。
「してない・・」
「ふぅん・・・・」
抱き締めたまま。
動けない。
「私だって・・・」
「うん?」
「何でも・・・ない」
美空は離れた。
「美空はさっきの・・見てたの?」
「うん・・・」
美空はしゅんとしている。「ごめん・・不安にさせて・・・」
美空が急に僕を睨んだ。
「ふっ、不安になんか!・・なってないよ・・・」
「そっか・・・」
「勘違いすんな・・・」
美空は背を向けて二階に行こうとした。
僕はとっさに手を掴む。
「・・・行かないで」
「美月・・・」
「二階で待ってて・・お風呂入ったらすぐに行くから・・・」
「・・・うん、待ってる」
美空はニコッと笑った。
僕はいつもドキドキしてしまう。
美空は二階に行った。
僕はすぐにお風呂に入る。湯船につかって。
ため息をつく。
「はぁ・・・なんなんだろ・・・」
美空を不安にしたくない。美空を・・傷つけたくない・・・。
すぐにパジャマを着てバスタオルを肩にかけて風呂場を出る。
美空の部屋に向かう。
「美空っ、お待たせ・・」
いない・・。
なんで?
待ってるって言ったのに。「美月・・こっち」
「はぅ?」
僕の部屋の扉を開けて美空が呆れ顔でたっていた。
「ほんっとに・・鈍いね」
「うう・・」
僕の部屋に入る。
ベットに座って髪を乾かす美空はテレビを見ている。「美空、おやつ食べよっ!」美空は振り向いてぽかーんとしている。
「おやつ?・・どこにあるのよ・・」
僕は棚の中に隠してあるおやつを取り出した。
「おじさんに内緒でこっそり持ち出したんだ」
「美月・・ポテトチップスある?コンソメ味・・」
「あるよっ!」
二人でおやつを食べる。
いけない事だ。
こんな時間におやつ食べるなんて。
ポリポリとポテトチップスを食べる。
あんまり脂っこくないタイプ。
僕はギトギト脂だらけのポテトチップスは嫌い。
「いけない事してるね・・美空と・・・」
「おじさんに怒られちゃうね・・・」
「でもバレなきゃいいよ・・多分大丈夫・・」
バレなきゃいいけど。
ポテトチップスを食べつくした。
「美空、まだあるよ」
「・・・もういい」
「お腹いっぱい?」
「ううん・・明日も一緒に食べたいから・・とっておいて・・」
「ははっ、いいよ」
美空とテレビを見る。
「ねぇ・・美月・・」
「なに?」
「キスってしない方がいいよ・・」
「へっ?」
美空は僕を見てニヤニヤしている。
「だって口の中にはバイ菌がいっぱいいるんだよ。汚いよ・・」
「ふぇ・・そっか・・」
言われてみれば・・・。
虫歯になっちゃうな。
「でも・・好きな人なら汚くてもいいかな」
「へぇ・・そっかな・・」
もう寝る時間・・・。
「美空、歯磨きして寝よう・・・」
「うん・・」
洗面所で歯をみがく。
美空と歯ブラシの色は違う美空が袖をつかんで僕を見つめる。        「今日は一緒に寝ていい?」可愛い・・・。
「うん、いいよ」
「へへっ・・」
「嬉しいの?」
「う、嬉しいとかじゃなくて・・・美月がまた夢でうなされると困るから」
僕は美空の頭を撫でる。
「美空は・・いい子だね」
「むぅ・・・」
ベットに入って電気を消す悪い夢は見ませんように。美空と手を繋いで寝る。
安心する・・・・
もう眠くて・・起きてるのか寝てるのか分からない。
「美月・・・」

美空が呼んでる?

分からない・・。

「私が・・・初めてもらう・・」

ちゅっ・・。

柔らかい・・・。

何か触れてすぐに離れた。心地よくてもう寝てしまった・・・。

また夢?        天使が出てきた。
僕を押し倒そうとする。
「好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き・・」
怖い・・・。
そんなに好きって言われると・・・。
「あなたが・・・大好き・・・・」

目が覚めて・・・。
美空が隣にいる。
美空が僕より寝坊するなんて珍しい。
昨日のはなんだったの?
唇になんか当たった。
「美月・・ぐっも・・にんぐー・・ふぁ」
「ねぇ、美空・・昨日僕にキスした?」
「知らない・・・」
美空は布団の中に隠れた。じゃあ夢か・・・。
「なんかまた怖い夢見た・・・・」
「へぇ・・・」
うーんと伸びて。
ベットからおりる。
美空とキス・・・。
エッチな事にはならないかな・・・。
まぁ夢だったし。
「美空、ご飯食べよ」
「うにゅ・・うん」
二人で手を繋いで。
いつもの朝。
いつもと変わらない。
・・・・のかな?




10/12/20 00:02 (xjbXCYEl)
49
投稿者: 美月 ◆Df3LS3WJTE
ルーシーさんの訓練風景を眺める。
おじさんとルーシーさんは昔、相棒だったらしい。
鋭い銃声。
僕と美空は双眼鏡で目標を見る。
当たってる。
ど真ん中。
ルーシーさんはL96を使っている。
愛用の物らしく所々手が加えてある。
「うんうん・・悪くないかな・・」
「・・・・」
おじさんは黙ってスポッター用スコープを見ていた。たぶん僕たちの方が遠くまで当てられる。
だから教わる事はない。

クルミちゃんは家でクッキーを焼いている。
今家にはクルミちゃん一人だけ。
大丈夫かな?
ルーシーさんは満足気な顔おじさんは僕たちを見る。「美月、美空・・訓練するか?」
美空と僕は頷いた。
待ってましたって感じ。
おじさんの所に駆け寄る。「今日は何するの?」
「そうだな・・・ちょうどいいし狙撃の訓練は?」
ちょっと悩んでた。
ルーシーさんのプライドが傷つかないかなと・・・。ここは空気を読もう。
「拳銃の訓練したいなぁ・・美空はどう?」
「うん・・美月と同じ」
おじさんは少し考えてから頷いた。
車に乗っている装備を取りに行く。
今日は何かなぁ・・・。
ケースを開けると・・。
とっても綺麗な装飾が施されたSIG P220。
シルバーのスライド。
ゴールドのフレーム。
これ訓練用のじゃないなってすぐに悟った。
「あ、ごめんね・・それ私のだ」
ルーシーさんがニコニコしながら立っていた。
「綺麗でしょ?」
「あ、はい・・」
ルーシーさんはケースからP220を取り出した。
「こんな装飾・・無駄なんだけどね・・」
なんか悲しそうな顔だ。
「綺麗で・・美術品みたいです」
ルーシーさんはゆっくりケースにP220を戻した。
そっとスライドを指でなぞった。
「銃ってよくく分からないよね・・・人を殺す道具なのに・・綺麗に装飾されたり・・」
ルーシーさんはハッとして僕たちを見た。
「あはは、ごめんね。ほら、たぶんこっちだよ」
よく似たもう一つのケースを指差す。
僕はケースを引っ張っぱり出して開けた。
G18Cだ。
短めのフォアグリップ付きでフロントサイトに小型のダットサイトが付いているフレームは赤。
30連マガジンがいくつか。「おい、クロス・・子供になんて物使わせる気だよ・・・」
ルーシーさんはかなり驚いている。
おじさんは後ろで自慢気に笑っていた。
「まぁ見てろ・・そこらへんにいるガキとは違うぞ」おじさんは僕と美空の頭を撫でた。
9mm弾という事なので耳せんをする。
ある程度は聞こえる。
いつものように安全装置を外す。
「美月、反動の逃し方は分かるな」
「はい・・」
「じゃあ撃ってみろ」
まずは腰だめで。
フォアグリップがあるから安定する。
パララッ!パララッ!
バーストで撃ってみる。
なかなか悪くない・・。
次にダットサイトを使って撃ってみる。
素早く往復するスライド。小さい分なかなか安定しない。
扱いが難しい。
まぁマシンピストルなんて近距離でばら蒔く物だし。素早くマガジンを交換する・・・。
セミオートだとどうかな?切り替えて撃ってみる。
パン、パン。
何発か撃ってからチェンバーに弾が無いのを確認して安全装置をかけた。
マガジンはすぐに抜いておく。
「おじさん、右に反れるよこれ」
おじさんにG18Cを手渡す。てか民間でフルオートは禁止されてる。
さすがおじさん・・。
逮捕はされないってニヤニヤしながらおじさんは言ってたな。
おじさんは軽く撃ってからうんうん頷いた。
「たしかに・・後で調整しなきゃな」
しばらくマシンピストルの使い方を習った。
美空の方がうまい。
難なくまとめて当てていた・・・。
車に乗って家に戻る。
「また美空に負けた・・」
「あはは、美月も上手かったよ」
「うむぅ・・・」
家に帰るとクッキーちゃんがクッキーを焼いていた。いいにおい。
「クルミ、いい感じに焼けたね!」
「ママも食べて!」
その光景を見て。
うらやましいなって思った・・・。
お母さんって・・あんな感じなのかな。
「美月・・」
「うん?」
「いいよね・・ママって」
「うん・・」
おじさんは少し悲しそうな顔をしてから僕たちを抱き締めた。
大丈夫・・僕たちにはおじさんがいるから。

クッキーは美味しかった。ナッツやアーモンドが入ってる。
クルミちゃんは僕の様子をちらちら見ながら目が合うとニコッと笑う。
「美月くん、どう?」
「美味しいよ!」
「ははっ、良かった」
その日は何事もなく終わる・・・かと思った。
夜中に目がさめて。
階段をおりて食堂に向かう
なんかにおいな・・。
キッチンの方からだ。
ドアの隙間から覗くと。
美空が何かしている。
「おい、美空?」
ビクッと震えてから振り返った。
泣いている・・・。
「美空、どうしたの?・・」お皿の上に・・・。
黒い塊が・・・。
何これ・・・?
美空は悔しそうに泣いている。
「できない・・なんで・・?本の通りにやったのに」テーブルの上に料理の本があった。
「料理の練習したの?」
「うん・・ぐすっ・・」
美空は涙目で・・。
可哀想になってきた。
頭を撫でて抱き締める。
「どうしたの?なんで急に料理の練習したの?」
美空は僕のパジャマを掴んで泣きじゃくる。
しばらくして落ち着いた。「僕の部屋行こう・・後片付けは明日しよ」
「うん・・」
手を繋いで部屋に戻る。
二人でベットに座る。  美空の背中をさする。
悔しそうにむっとしている「美月が・・」
「うん?」
「美月が・・美味しいって言った時・・悔しかった・・」
「ああ、クルミちゃんのクッキーの時?」
美空は頷いた。
悔しいのか。
まぁ同じくらいの年齢で自分より料理ができる女の子がいたら少し悔しいかな?女心はまだ分からない。
「美月のせいだよ・・」
「えっ?僕のせい?」
「うん・・」
「なんで?」
美空は黙ってしまった。
涙目で・・・。
こんな泣いている美空は見たくない。
笑って欲しい。
手を握って。
美空の頬っぺたにチューをした。
「これで許して・・」
「やだ・・」
まだムッとしてる。
僕にすり寄ってきた。
キュンとして・・。
ドキドキして・・。
おかしくなりそう。
「抱いて・・」
「うん・・うん!?」
「抱いてよ・・」
「えっ?美空!?」
「抱いて寝てよ・・抱き締めてよ・・・」
「あ、うん・・」
何、焦ってんだ。
妹だろ・・・落ち着け。
抱いて寝るくらい・・。
電気を消して美空とベットに入る。
布団にくるまって美空を抱き締める。
ドキドキ・・。
なんで?。
いつも一緒に寝てたのに。こんなに・・。
「美月・・・」
「うん?」
「離れないでね・・」
「うん・・」
僕は・・美空の事が・・?いや・・そんなのあり得ない。
兄妹なのに。
美空は可愛いけど。
妹だし・・・。
どうしよう・・。
寝れない。
美空を好きなんて事ない・・・・。
きっと・・何かの間違いだ・・・。
美空は大事な妹。
それ以上でもそれ以下でもない。
美空がギュッとくっついてきた。
長い夜になりそう。



10/12/20 09:32 (xjbXCYEl)
50
投稿者: すれぬし ◆Df3LS3WJTE
変換間違い多くてごめんなさい。
( *- -)
10/12/20 10:23 (xjbXCYEl)
51
投稿者: 美月 ◆Df3LS3WJTE
僕も美空をギュッとして・・・・。
引き寄せる。
「・・・美空?」
「すー・・すー・・」
寝ている・・・。
お尻を触ってみる。
小さいくて柔らかい。
少し揉んでみる。
「んっ・・・」
パジャマの中に手を・・。い、いい・・入れれるわけないだろ!!

なに妄想してんだよ・・。美空はおきている。
「美月、あったかいよ・・」「う、うん・・」
くっついてくる。
美空の体温が伝わる。
暖かい・・・。
ドキドキするよ・・。
「美月は・・忘れてるかな」「なに?何の事?」
美空の手が僕の頬に触れるドキドキしておかしくなる・・・。
「美月が・・私を助けたんだよ・・」
「そんなのいつも助けてるじゃん・・イテッ!」
頬っぺたをつねられる。
「違うっ!!・・・もういい」「なんだよ・・」
やっぱり美空は妹だ。
怒って離れた。
ドキドキして損した。
窓から月明かりが漏れる。僕は・・やっぱり寝れない「美空・・寝た?」
「・・・・」
寝たかな?
美空を後ろから抱き締める銀の髪はいいにおい。
やっぱり妹だ。
可愛い妹・・・。
ギュッと抱き締める。
美空のお腹を触ってみる。腹筋はあんまりない。
太ってもいない。
スリムなお腹。
僕と同じ。
でも僕と美空はそれなりに力はある。
よく分からない体だ。
おへそをくすぐる。
「・・・・」
無反応・・・。
やっぱり寝てる。
少し・・いたずら・・しようかな・・・。
パジャマの中に手を入れるスベスベの肌。
胸は全然ない・・・。
僕は美空のお尻にチンチンを押し付けた。
軽く擦り付ける。
「・・・・」
「・・・っ・・くっ」
・・・気持ちいい。
手で擦るより気持ち・・。なにやってんだよ・・。
すぐに美空から離れる。
妹だろが・・・美空は。
固くなっちゃった・・。
どうしよう。
離れて自分で擦るしかないな。
パジャマとパンツを下げて自分で擦る。
「はっ・・あっ・・」
美空は寝ているから大丈夫・・。
「うーん・・」
美空が寝返りをうって僕の方を向いた。
可愛い寝顔・・。
なんで・・さらに固くなってんだよ・・僕・・。
まずい・・・。
止まらない・・・。
「はっ・・ああっ・・」
美空の顔を見たらダメだ。僕は反対側を向いて擦る。「んっ・・はぁ・・きもちぃ・・っ!?」
ギュッと抱きつかれる。
僕の背中には美空が・・。おきてる?
「すーっ・・すーっ」
大丈夫・・寝てる。
ゴシゴシして。
ティッシュを掴む。
「んっ!くっ!!」
間に合った・・ティッシュの中に射精する。
美空にバレなくてよかった・・・。
ティッシュをゴミ箱に捨ててパジャマをはいた。
寝よう・・・。
忘れよう・・今夜の事。



夢だ・・・。
また天使がいる。
「好き・・大好き・・」
僕は喋ってみる事にする。「なんで?」
天使はまた押し倒そうとしてきた。
「あなたは・・・私・・私はあなた・・」
僕は抵抗する。
なんとか振り払う。
「なんだよ・・僕は違う!」天使の顔は見えない。
「違わない・・」
「なんなの?いい加減やめてよ・・・」
「私の想いは・・・あなたと同じ・・ママとパパと・・・おなじ・・」
「・・・・はぁ?」

目が覚める。
なんだか嫌な夢。
「うーん・・うわぁ!?」
美空が僕の上におおい被さっている。
この体勢で寝てる・・。
ぴったり抱き合う感じで・・・。
どうすんの・・?
擦り寄ってくる。
体が擦れ合う。
「みっ、美空っ!!」
「ほぇ?・・おはよ」
「早く離れて・・」
「むぅ・・・」
美空は大人しく離れた。
ダメだ・・・。
美空は妹だからそんな想い殺さなきゃ・・。
想っちゃダメ・・。
美空は妹。
大事な妹だから・・。
「ねぇ・・美月?」
「なぁに・・・?」
美空はニヤニヤしてる。
「昨日私の体触ったでしょ?」
「お、おきてたの?」
ヤバい・・・。
「ねっ、くすぐって」   「はぁ?なんで?」
美空は僕のお腹を擽ってきた。
「あははっ・・やめ・・やめてっ!」
「悔しかったらやり返してみれば?」
僕も反撃。
くすぐったい。
エッチな気持ちにはならない。
大丈夫だ。
僕は美空のお兄ちゃん。
しっかりしなきゃ。



10/12/20 21:33 (xjbXCYEl)
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