多香子「お、お風呂使わないの?広くてきれいよ、あんたの部屋のユニットバスと違って」俺 「う、うるさいな、いいからもう」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。キシッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。多香子「よっこい、しょっ・・・・・・と。こ、こう?」よっこいしょとか言うなよな。とかの言葉は言わないで。俺 「そうそう・・・・・んでっ、っと・・・・・・・・」がさごそ、ごそっ。多香子「・・・・・・え?何、それーーー」ぱしゃっっっ。多香子「きゃッ・・・・・・・・・・・・?」部屋を染める、純白の閃光。の、のちーーーーーー多香子「・・・・・・ちょ、ちょちょちょちょっと、ななな、なにしてんのッ!?」俺 「安いデジカメよりも、このスマホの方が高画質なんだ」などと言いながら、薄っぺらなスマホのカメラでシャッターを切り続ける。ぱしッ・・・・・・・ぱしッ・・・・・・!!多香子「やーーーーーそ、そ、そうじゃなくてっ、だめ、だめ、ちょっと」俺 「はい動かないでー」ぱしっっっ・・・・・・・・・!!室内の妖しい雰囲気を漂白するようなフラッシュの白い光り。多香子「やっ・・・・・ちょ、ちょっと、だめ、ほんとにだめだってば、なになに、何考えてるのよっ」俺 「これからは、おばちゃんとのエロい記録を残せるだけ残すことにしたんだ」多香子「---------っっっ・・・・・・・・・・・」まるで。まるで異界の言葉を聞いたかのようにーーー不貞の友母は喉を詰まらせ。多香子「な、なによそれ。じゃないーーーだ、だめよ、そんなの、やめてちょうだい」俺 「なんでさ」多香子「だ、だめに決まってるでしょ。こ・・・・・・こんな格好してる写真なんて」ぱしっっっ・・・・・・・・・!!多香子「あんッ・・・・・!!ああ、だ、だめだって・・・・・・」くねくねと。ぱしっっっ・・・・・・・・・!!多香子「んくッ・・・・・ああ、だ、だめよ・・・・・こ、こんな写真見られたら、言い訳できないわっ」フラッシュの光に怯える動物のようにーーーそれから逃れるように身を捩り。俺 「誰にも見せないって」多香子「ああ、だ、だめ、だめだってば。世の中なにがあるかわかんないだからッ・・・・・・・・」俺 「おばちゃんとの記録が欲しいんだよ」多香子「・・・・・・っっっ・・・・・・・・」その言葉に、小さく唾を飲むように、喉を鳴らし。そう。今の瞬間を。ぱしゃあッ・・・・・・・・!!多香子「・・・ッッ・・・・・・・!!は、ああ、ああん、だめッ・・・・・」この時間を。この女を。若い男と手を取り合い愛欲の巣へと入り込んだ、淫らで罪深い雌の姿を。俺 「・・・おばちゃんがエロい格好で浮気してる画像を、一生手元に置いてやる」多香子「・・・・ッッ!!な、なんーーーはあ、ああ・・・・・・」ぱしゃッ・・・・・・・・!!多香子「はっ、ああ、んんんんッ・・・・・・・・・・・・!!」一生の。永遠の記録を残すように。誰にも見せてはいけないーーー触れる事のできない、禁断の時間。それを切り取って。ぱしゃッ・・・・・・・・・!!多香子「はあ、あああッ・・・・・・んぐッはあ、ああ、あああッ・・・・・・・・」ふるふると震える。長い睫毛。いつしか。いつしかその瞳をーーー無機質なスマホを構える、若い恋人に向け。多香子「んくッ・・・・・・・・はあ、ああ、もうッ・・・・か、勝手なんだからッ・・・・・・」諦め。それとーーーそれ以外の、複雑な色のついた息をつき。俺 「撮ってもいいの?」多香子「・・・・・・・・・・・・・・だ、ダメって言っても撮るんでしょッ、もうッ」俺 「やったー♪」多香子「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」その現実を。若い恋人の軽々しい覚悟などとーーー天秤に掻けては、いけないはずのものを。ーーー罪深い官能とともに、看過する。その愚かしさを、ごまかすように。多香子「ちゃ、ちゃんと見つからないようにするのよ。隼人に見られたりしたら、おしまいだからねっ」ぱしぃぃッ・・・・・・・・・!!多香子「んッ・・・・・・・・・・・・・・・!!」
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