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1
2015/05/27 16:20:15 (Qit53ipJ)
十日前の出来事です。
 僕は三十三歳の地方公務員で、一年前に中学校の教師
をしている三つ年上の妻と結婚して、婿養子として妻の
実家に入りました。
 妻の父親は五年ほど前に他界していて、妻の母親との
三人暮らしです。
 妻の母親は亜紀子という名で、年齢は六十三歳です。
 彼女も長く教職の場に身を置いていて、最後には小学
校の教頭職で定年退職していました。
 三人には登山という共通の趣味がありました。
 妻と知り合ったのも僕が勤める市役所が企画した登山
行事がきっかけでした。
 義母の亜紀子も亡夫が登山愛好者だったこともあって
山歩きは好きだいうことでした。
 僕も含めて三人とも、高く険しい山を踏破するという
ような本格的な登山ではなく、二千メートル級までの山
を歩き登るという程度のものでしたが、結婚してからも
三人での登山行は何度か経験していました。
 そして先々週の土曜日も、以前にも行ったことのある
千五百メートル級の山への、三人での登山計画をしてい
たのですが、前日になって妻のほうが急に学校の教頭の
代理での研修旅行が入ってしまったということで、義母
の亜紀子との二人きりの登山行となったのでした。
 先に白状しておきますが、僕は義母の亜紀子に対して
は前からずっと誰にもいえない不浄な思いを抱いていま
した。
 義母の亜紀子は身長は百五十センチそこそこで体重も
四十数キロ程度の、小柄で華奢な体型をしています。
 髪をおかっぱ風のショートカットにしていて、目鼻立
ちの整った小ぶりの顔や色白の肌のせいもあって、外見
的には実年齢よりはかなり若く見えました。
 田舎で暮らしている色黒ででっぷりとした体型の僕の
母親とは、比較しようもないくらいの上品さがあり、妻
にはいえないことでしたが、亜紀子に対しては義母とい
うよりも一人の女性として心密かに胸をときめかせてい
た毎日でした。
 妻のいない、義母との二人きりの登山に、僕は事前に
不埒な姦計を持っていたというのでは毛頭なかったので
すが、不遜にも何となく浮ついた気分でいたのは確かで
した。
 義母の亜紀子は娘婿の僕のそんな不埒な思いなど当然
知る由もなく、僕自身もその思いで彼女に強く迫ろうな
どとは、その時は思ってもいませんでした。
 そして登山当日の朝は抜けるような青空が広がる好天
でした。
 電車の駅を降りバスで一時間ほど山に入ったところの
登山口で、その山を目指す何組かのパーティと一緒に頂
上に向けて歩き登ったのです。
 十月中旬の秋たけなわの頃で、歩き登りながら目にす
る山々には紅葉が色鮮やかでした。
 赤い帽子と薄いピンクのヤッケ姿の義母の亜紀子も年
齢を感じさせないような軽い足取りで、僕のすぐ前を黙
々と歩いていました。
 時折吹く風で前を歩く亜紀子のものなのか、ほのかな
化粧の匂いが僕の鼻腔を気持ちよく刺激していました。
 その山は登山ルートが二つに対して、頂上からの下山
ルートが四つに分かれているのが特長でした。
 以前に妻も入れての三人で来た時は初めてということ
もあって、登った道をそのまま下山していたのですが、
今回の計画ではその山を横断する下山ルートを選択して
いたので、頂上からは来た時とは違う道を二人で下りる
ことにしていました。
 その道は一度、前に僕が一人の時に踏破していたので、
先頭に立って歩きました。
 同じルートを下る二、三組のパーティもいましたが、
少し気にかかっていたのは、頂上に着いた頃から雲行き
が怪しくなり出していたことでした。
 山の天気が変わりやすいというのは当然承知はしてい
ましたが、速い速度で青空が消え黒く低い雲が漂い始め
ていたのです。
 そして下山ルートの中腹手前あたりでいきなり大粒の
雨が、帽子とヤッケに音を立てて当たってきました。
 山での雨の経験は僕も義母の亜紀子も何度も経験はし
ているので慌てた素振りはなかったのですが、急勾配の
大きな曲がり道に来たところで亜紀子がぬかるんだ土に
足を取られ倒れこんでしまったのでした。
 「大丈夫ですか?お義母さん」
 駆け寄って腕を取り抱き起こそうとした時、義母の雨
に濡れそぼった色白の顔が苦痛に歪んでいました。
 右足を痛めたようで義母は立ち上がれずにいました。
 「ご、ごめんなさい。そこの岩で滑っちゃって」
 かたちのいい眉をしかめながら義母は僕に申し訳なさ
そうな顔で小首を小さく俯けていました。
 「捻挫かも知れませんね。大丈夫、僕がおぶっていき
ますからちょっと待ってくださいね」
 僕は急いで背負っていた自分のリュックを肩から外し
て、それを前から掛けるようにして、亜紀子を背中に背
負って道を下ったのです。
 義母が小柄な体型だったのが幸いでしたが、降り続く
雨は勢いをさらに増し、午後の二時過ぎというのにあた
りはもう夕刻のような暗さになってきていました。
 ふと僕はあることを思い出し、背中の義母にいいまし
た。
 「お義母さん、この先の横道を入ったところに番小屋
があります。そこで雨を少し止ましたいと思いますが…。
お義母さんの足の様子も少し心配ですし」
 雨で二人ともすっかりずぶ濡れになっていて、亜紀子
は力弱く頷くだけでした。
 下山ルートから外れた鬱蒼とした木々の下の細い道を
しばらく行ったところに、トタン屋根の小さな小屋が見
えてきました。
 横引きの古びた木の戸を開けると、土間が半分で板間
が半分の畳三畳ほどのスペースの小屋でした。
 義母をゆっくりと板間に下ろしてから、僕は故意的に
彼女から離れるように土間の隅に腰を下ろしました。
 お互いにリュックから出したタオルで衣服に染みた雨
を拭き取っていましたが、トタン屋根を叩く雨音が激し
いだけで他人の気配もなく、そして狭くて薄暗いスペー
スが二人を自然に寡黙にしていました。
 「お義母さん、足のほうは大丈夫ですか?」
 気まずいような沈黙を打ち消すように僕は義母に問い
かけました。
 「まだ痛みはあるけど大丈夫よ。それよりごめんなさ
いね、迷惑かけちゃって」
 「僕は若いから平気ですよ。もう少し雨を止ましてか
ら下山しましょう。なに、ここからはもうほんの一時間
ほどで登山口です。それより足診ましょう、骨折してた
ら何か添え木しないと」
 そういって僕はつかつかと亜紀子のそばに近づきまし
た。
 登山靴と靴下を脱いだ義母の右足を見ると、踝と踵の
あたりがやはり薄赤く腫れ上がっていました。
 「どのあたりですか?」
 と僕が尋ねると義母は手袋をした人差し指で踝のあた
りを指しました。
 「失礼しますよ。痛かったらいってください」
 僕はそういって手袋を脱いだ手で義母の踝のあたりを
ゆっくりと擦りました。
 艶やかな義母の皮膚の感触に僕は内心を大きくときめ
かせていました。
 初めて触れた義母の肌でした。
 「うーん、骨が折れてるのではなさそうですね。腫れ
てるから捻挫は間違いないと思いますけど」
 僕は不必要なくらいに何度も義母の肌を擦りながら、
優しく労わるような声をかけました。
 それからまた義母から離れて、僕は携帯電話でこの地
方の天気予報を調べました。
 低気圧の動きが予想外に早くなり運ばれてきた大きな
雨雲が、この地方付近で停滞するという、あまり喜ばし
くない情報が出ていました。
 「うーん、天気予報少しヤバイですね。雨と風が夜ま
で強くなるといってます。今のうちに強行突破するかど
うかですね。でも、この先の川の水が増水してると道ま
で溢れ出ているかも知れないし」
 僕は義母に携帯をかざして天気情報を正直に告げまし
た。
 「ここならまだ高い場所ですから川の水も大丈夫です
し、木に囲まれてるから風も防げます。風がまた強く吹
いて雲を運んでいってくれるかも知れません。もう少し
待ちましょう」
 山での主導権はやはり男の僕にありました。
 不安げな表情で小さく頷きながら、義母は力なく細い
両肩を項垂れさせていました。
 「由美にはもう少ししたら僕から連絡します。取り敢
えず身体を休めましょう。風邪引かないようにしてくだ
さいね」
 さすがにその時はまだ、まさかここで義母と一夜を共
にするということは、僕自身も予想はしていませんでし
た。
 大袈裟に遭難ということでもないし、登山口までは後
一時間もかからないところでの避難待機だと僕は思って
いました。
 しかし、雨の止む気配はそのままずっとありませんで
した。
 それどころかトタン屋根を叩く雨音はさらに激しさを
増していて、木々を揺らす風の音まで強く聞こえ出して
きていました。
 義母の不安と心配を思うと居ても立ってもいられない
気持ちでしたが、妻のようにそばで抱いてやるわけにも
いかず、少し途方に暮れながら僕は時間をやり過ごすし
かありませんでした…。
 
       続く

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36
投稿者:(無名)
2015/06/15 06:19:24    (e9y./osJ)
続きが待ち遠しいです。
お願いします。
35
投稿者:kkk
2015/06/14 05:43:42    (0BbO03Lr)
義母さんも意識していたんですね~、でも行けない事だという事で拒んでいたと・・。
もうこれからは、何時でも、何処でも、言うとおりになってくれそうな・・・。
この後がどうなったのか気になりますね、病室ですから看護婦も巡回に来るだろうし・・。
34
投稿者:コウジ
2015/06/13 17:32:06    (PJZqRWIf)
二日間の有休休暇は僕にとっては、大袈裟にいえ
ばまさに平凡極まりなかった人生生活や気持ちを、
大きく軌道修正させようとしているかのような出来
事の連続でした。
 妻の由美との結婚、そして義母の亜紀子を含めて
の三人生活。
 やがて妻は子供を生み、義母は孫の世話を楽しみ、
僕はつつがなく公務員生活を続ける。
 心密かに義母の艶やかで、実際の年齢よりは遥か
に若く見えるの美貌を、空想と夢想の中で抱き締め
るだけの一生におそらくなるのだろうと、つい二、
三日前までは僕は漠然と思っていたのでした。
 それが義母と過ごした風雨の中の山小屋での、め
くるめくような一夜の秘め事と、帰宅してからの卑
猥に湧き上がった悪戯心で図らずも発見してしまっ
た、まるで知る由もなかった彼女の衝撃の過去を写
し残した驚愕の写真。
 あくる日、仕事に出て普通にそつなく業務をこな
しながら、僕は心密かな決断をしていたのでした。
 まるで予期していなかったこの一両日の衝撃と驚
愕の出来事を、僕はこれからの自分の理性をかなぐ
り捨てた欲望のためのプロローグ(序章)としていく
と決意していました。
 自分でも思ってもいなかった悪魔の心が、僕の脳
裏の奥深くで芽吹いていたのです。 
 勤務を終えると僕はそそくさと帰路につき、義母
のいる病院を目指していました。
 妻の由美は今日もPTAの総会があるとかで、帰宅
は遅くなるということでした。
 病院に着いたのは六時前でした。
 外来の奥が入院病棟になっていて、義母のいる個
室は二階の中央あたりでした。
 軽くドアをノックして入ると、すぐに驚きの表情
の義母と目が合いました。
 義母はベッドで上たいを起こして座っていました
が、僕に気づくと慌てたように薄水色のパジャマの
ボタンに両手をかけていました。
 無理もないことでしたが、まるで怖い獣にでも遭
遇したかのような慄いた眼差しで僕を見るのでした。
 「足の具合はどうですか?」
 僕はつとめて明るい声音でいいながら、義母のベ
ッドに近づきました。
 「ええ…」
 切れ長の目を僕から逸らし窓のほうを向きながら、
義母は短く応えるだけでした。
 「由美は今日はPTAの総会があるとかで遅くなる
からといってました。昨夜、話されたでしょ?あ、
それからこれ、駅前のケーキ屋で買ってきました」
 手にしたケーキの箱を翳しながら、僕は屈託のな
い顔のまま、義母のベッドの横の椅子に腰を下ろし
ました。
 義母の好きなショートケーキの詰合わせの箱を横
の棚に置き、
 「お義母さん…」
 と改まったような口調でいって義母に目を向ける
と、彼女はまた慌てたような素振りでそそくさと布
団の中に身を横たえていました。
 あからさまに僕を拒絶するかのように背中を向け
て、義母は肩を窄めていました。
 義母が動いたせいか、まだ記憶にまざまざと残っ
ている、あの夜の時のシュラフから洩れ出た化粧品
のような匂いが、またしても僕の鼻腔を強く刺激し
てきました。
 気持ちよりも先に僕の手が勝手に動いていました。
 背中を向けている義母の肩をわし掴み、手前に強
く引き寄せたのでした。
 「あっ…」
 と義母が短く狼狽の声を出しましたが、小柄な体
型はいとも容易く僕のほうに向けられることになり
ました。
 間髪を置くことなく、義母の肩を掴んでいた手を、
僕はそのまま滑らせるように彼女の胸に当てていま
した。
 慌てふためいた義母の小さな手が僕の手を払い除
けようとしますが、力では叶うはずはありませんで
した。
 義母の胸をしっかりと掴み取った僕の掌は、乳房
の小さな隆起を確実に捉え込んでいて、指に力を込
め動かすと、彼女の顔が妖しくも切なげな歪みの表
情を見せるのでした。
 義母の女としての弱点が乳房にあるということを
僕は忘れてはいませんでした。
 尚も手に力を込めて僕の手を払い除けようとして
いた義母ですが、もう悪魔の心に変貌していた僕に
叶うはずがありませんでした。
 やがて義母の手から力が抜けるのがわかりました。
 もう片方の僕の手が、義母のパジャマの前ボタン
のほとんどを外し取っていました。
 シルクのような感触の白のキャミソールの布地が
露呈され、濃い灰色めいたブラジャーまで露わにな
っていました。
 「だ、だめっ…こ、こんなところで」
 顔を左右に激しく揺らせて、義母は潜めたような
弱々しげな声で僕に訴えてくるのでした。
 「だったらおとなしくしてください、お義母さん。
僕は誰かきてももうかまわないです。お義母さんの
匂いが僕を狂わせている」
 「ね、こ、この前のことは…わ、私も忘れること
にします。こんなこと…こんなこといけないわ」
 「初めて会った時から、僕はお義母さんを意識し
てました。いつかこうなれたらと」
 「だ、だめっ…か、仮りにも私は…ああっ…あ、
あなたの母親になるのよ。…ゆ、由美がいるのに」
 「僕は由美も愛してます。そしてお義母さんも
愛したいのです」
 「そ、そんなっ…ああっ」
 言葉を交わしながら小競り合いするように小さく
揉み合っているうちに、義母のパジャマの前ボタン
は全部外し取られ、白のキャミソールがブラジャー
と一緒に上にたくし上げられ、儚げに小さく盛り上
がった丘のような乳房と、すべすべとした腹部の肌
が露わになっていました。
 義母の細い首周りが薄赤く上気してきていて、額
に滲み出た汗で前髪の小さな束がへばりついたよう
になっていました。
 乳房を這う僕の手の力の強弱加減で、義母が頤を
のけ反らすように、細く尖った顎を上に向けて突き
上げてきています。
 僕の興奮度合いもかなり増幅していましたが、義
母も明らかに女としての官能の喜悦のようなものに
襲われ、妖しげな反応を隠し切れなくなってきてい
るようでした。
 僕は椅子から腰を浮かせて、義母の顔に顔を近づ
けていきました。
 紅いルージュを引いた義母のかたちのいい唇が間
近に見え、彼女が吐く息の熱が僕の鼻先に心地よい
匂いと一緒に微風を送り込んできます。
 そしてどちらからともなく唇と唇は重なったので
す。
 「ううっ…むむぅ」
 小さく喘いだ義母の歯がすぐに割れ、山小屋の夜
の時と同じ官能的な温みを持った舌先が、僕の舌を
探し求めてきたのでした。
 俯いた姿勢の僕の首筋に義母の両腕がゆっくりと
捲きついてきていました。
 まるで愛し合う恋人同士のように、僕と義母は激
しく唇を重ね合い、強く抱擁し合ったのでした。
 口の中に湧き出た唾液を僕は舌の上に載せて、義
母の喉に流し込むと、彼女は躊躇うことなくごくり
と喉を大きく鳴らして飲み入れるのでした。
 ひとしきりの抱擁が終わり、僕は義母の顔から顔
を離すと、
 「亜紀子…そう呼んでいいかい?」
 と彼女の濡れ潤んだような目を凝視してそう語り
かけました。
 「………」
 義母はまるで恋の告白を受けた少女のように、濡
れ潤んだ瞳を気恥ずかしげに戸惑わせるだけでした。
 「二人きりでいる時は、そう呼びたい」
 そういって僕は義母の頬に軽く唇を押しつけまし
た。
 本当に僕は義母を義母としてではなく、一人の女
性として愛したいと思っていました。
 三十三歳と六十三歳というそれこそ親子ほどの年
齢差は、その時の僕の頭の中には少しもありません
でした。
 義母ではなく亜紀子という一人の女に僕は熱情を
持ったのです。
 むしのいい話ですが、しかし妻の由美を裏切ろう
という思いは僕にはありません。
 妻への愛も不変です。
 その上で義母である亜紀子も愛したいという身勝
手極まりない思考でしたが、そのことを深く掘り下
げて理性を喚起するという思いは、その時の僕には
全くなかったのです。
 上半身の肌を露わにしたまま、粋を荒くして薄赤
く上気した身体を小刻みに震わせている義母の唇に、
もう一度静かに唇を重ねていき、素早く片手を彼女
のズボンの下に差し込んだのでした。
 僕の手はするりと滑り落ちるように、義母の下腹
部の漆黒の茂みを捉えていました。
 「ああっ‥…だ、だめっ」
 慌てたように義母は両足を窄めたのですが、それ
より早く僕の手の先は、彼女の漆黒の中の裂け目の
中に辿り着いていました。
 熱くぬめりとした潤みを僕の指の先端が確実に捉
えていました。
 その指を少し動かすだけで、義母は背中を持ち上
げるくらいに激しく喘ぎ反応しました。
 指の第二関節あたりまでが義母の熱い潤みの中に
潜り込んだ時、
 「ああっ…」
 と僕も少し驚くくらいの大きな喘ぎの声を洩らし
たのです。
 義母の下腹部の潤みの熱い液は留まることなく溢
れ出てきていました。
 両腕で僕の身体にしがみついてきています。
 その耳元に、
 「亜紀子、そう呼んでいいね?」
 ともう一度囁くようにいいました。
 「ええ…そ、そう呼んで…ああっ、こ、浩二さん
っ」
 「亜紀子、亜紀子をもっと、もっと淫らに愛した
い…」
 「ああっ…あ、愛してっ…」 
 「亜紀子を奴隷にしたい」
 「ああっ…し、して」
 再び僕と義母は唇を激しく貪り逢うにして吸い合
ったのでした。
 間もなくして、絶頂の淵に深く落ち込んだ義母は
そのまま僕から手を離して、ベッドにどさりと倒れ
込むようにして意識を喪失させたのでした…。

          続く  


33
投稿者:kkk
2015/06/12 05:18:41    (RwZWJFq6)
義母さんのギャップがたまらないですね~、病院では長いさせてくれないのかな?
32
投稿者:コウジ
2015/06/11 16:23:30    (/kTw5J/T)
「病院まで行ってもらおうと思ってタクシー待たせ
てるの。お夕飯は何か出前でも頼んで」
 五時過ぎに出張先から帰宅した妻の由美でしたが、
母親の着替えとかを用意するのに慌てふためいた様
子だったので、ほとんど僕との会話はないまま忙し
なげに彼女はまた出かけたのでした。
 母親のほうとは電話で何度かやりとりしていたよ
うで、由美はそれほど不安げな表情でもありません
でした。
 僕はまた一人になり、彼女が帰宅する前に居間の
壁にかけてあったブレザーの胸ポケットに隠した義
母の衝撃の写真を取り出し、ソファに座り込んで一
枚ずつ丁寧に見直したのでした。
 義母が床に立ったまま白いブラウス肩から脱ぎ下
ろす写真がありました。
 スカートはすでに脱がされていて白くて細い太腿
が露わなままで、窄めた股間の薄水色のショーツの
小さな布地が儚げに見えました。
 少し俯き加減で伏目がちな顔でしたが、真正面の
やや下からのアングルで、ショーツと同系色のブラ
ジャーが鮮明に見え、頼りなげなくらいに細く括れ
た腰から腹回りの艶やかな肌が、まるでハレーショ
ンを起こしているかのように白々と写し出されてい
ました。
 仁王立ちした男の剥き出しの股間の前にかしづい
て、男のものを口の中深くに含み入れている写真を
改めて凝視して見ると、うっとりとした表情で閉じ
られた切れ長の目は、清廉な元聖職者のものとは到
底思えないくらいの艶かしさでした。
 赤い縄で義母は後ろ手にされ、少女のように小ぶ
りな乳房を挟み込むように捲かれてベッドの上に仰
向けにされている。
 カメラのレンズはそれを義母の真上から見下ろす
ように向けられているのがわかります。
 義母のかたちのいい赤い唇が半開きのようになっ
ていて、何かを訴えるかのように潤ませた目をカメ
ラレンズに向けています。
 ベッドに仰向けにされ両足を大きく割られて男に
つらぬかれ、自らその男の首に両腕を捲きつけてい
る義母の顔の恍惚の表情が鮮明に写されているのも
ありました。
 このことはしかし冷静に考えると、複数の男が義
母といたということになります。
 写真の背景をよく見ると、どこかのホテルの一室
のようだというのがわかります。
 そしてこの写真は少なくとも、この最近に撮られ
たものではないということも何となくわかりました。
 おそらく複数年は経過しているものとすると、義
母がまだ聖職者として現役の頃のものだということ
になります。
 義母が小学校の教頭職を最後に定年退職したのは
六十歳と聞いてます。
 その頃かあるいはそれ以前の頃の、義母の淫ら極
まりない驚愕の行状と、僕は昂まる気持ちの中で推
理を働かせていました。
 写真の中から相手の男が誰なのかが判明できるもの
はなく推測できませんでした。
 僕は夕食の出前を頼むのも忘れ、何度も何度も繰
り返し義母の淫らで謎めいた写真を見ることに没頭
していました。
 妻と結婚してこの家の中に入り、元聖職者で慎ま
しやかな素振りや、年齢よりはるかに若く見え美し
く上品な顔立ちの義母との三人の生活の中で、ほん
の少し、ほんの少しだけ彼女への淡い邪淫の思いを
叶わぬことと思いつつ抱いていただけの自分を、昨
日と今日で激動的に、何かがどす黒く包み込もうと
しているのを感じさせられていました。
 妻の由美が病院から帰宅したのは十時過ぎでした。
 何も知らない由美は、母親と医師から聞いた怪我
の状況を屈託なさげに僕に詳しく説明するのでした。
 母親は娘への説明の中で、昨夜は山小屋でもう一
組のパーティと一緒だったと切ない嘘をついていま
したが、僕も義母の思いを察して、そうだったんだ
よと気軽く応えておきました。
 そしてその夜、僕は激しく妻の由美の身体を激し
く求めたのでした。
 由美の両足を大きくおし広げ、激しく突き立てる
僕に彼女は喘ぎながら、
 「どうしたの?今夜は…ああっ」
 と問い返されるくらいに、義母とはまた違う弾力
のある肌肉を責め立てたのでした。
 そして眠りにつく少し前に、僕は明日の夕方に義
母を訪ねようと密かに邪淫な思いに胸を小さく躍ら
せていたのでした…。

        続く
31
投稿者:(無名)
2015/06/11 11:17:58    (m.wBaXjF)
前作にはなかった義母の写真への展開。
次が待ちどおしいです。
30
投稿者:kkk
2015/06/11 05:35:31    (qg7k7DGc)
入院してからの様子は如何でしたか?
怒ったような口調は・・・ジェスチャーかな~と思いつつも・・・気になるところですね。
29
投稿者:コウジ
2015/06/10 15:56:30    (o62jhhog)
バスと電車とタクシーを乗り継いで、自宅のある
団地からほど近い『坂口整形外科病院』に辿り着い
たのは正午前でした。
 道中の乗り物の中でも義母はやはりほとんど口を
聞くこともなく、僕とは視線も合わさないままでし
た。
 それでも足の怪我で一人立ちも一人歩きもできな
い状態でしたから、車や電車の乗り降りには嫌でも
僕に頼らざるを得ず、無言のまま身を委ねてきてい
たのでした。
 病院の診察室の椅子に座らせて、僕は担当の老齢
の医師に登山道での転倒の状況を話して、診察を見
守りました。
 レントゲン検査や触診による医師の診断結果は幸
いにも骨折はしていないとのことでしたが、足首の
腱がひどく腫れていて捻挫の症状としては軽くはな
いので、一週間程度の入院加療が必要といわれまし
た。
 医師にそういわれた時の義母の心情はどうだった
のかはわかりませんが、疲労の溜まった青白い顔を
小さく頷かせていました。
 即時入院ということで看護師に車椅子を押されて
入院病棟に行くと、相部屋が満室で案内されたのは
細長い空間の個室でした。
 受付で入院手続きを済ませて僕が病室へ戻ると、
義母は入院服に着替えを済ませて白いベッドに小さ
な身体を伏せていました。
 「お義母さん、ゆっくり休んでください。さっき
看護師さんに聞いたら昼食も出るらしいですから。
僕は今から家に戻ってタオルや生活用品持ってきま
すから」
 そういいながら義母の何気に顔のそばに近づいた
僕に、彼女は少し驚き慌てたような素振りを見せま
した。
 「でもあの、下着の着替えとかは、僕ではちょっ
とわかりませんので、由美が夕方にでも戻ったら届
けさせるようにしますね」
 と聞くと、
 「由美に届けてもらいますからいいです」
 義母は少し怒りを滲ませたような表情で返答して
きました。
 病院から自宅までは歩いて二十分ほどの距離でし
た。
 帰宅してすぐにシャワーを浴び、服を着替えて居
間のソファにどっかりと腰を下ろして、妻の由美に
義母が入院したことをメールし終えると、さすがの
僕も睡魔に襲われいつの間にか惰眠の中に落ちたの
でした。
 昨夜来の義母とのめくるめくような快楽を思い起
こすように、僕は夢に見ていました。
 暗い闇の中での義母の柔らかく艶やかな肌の感触
と、熱くて荒い息遣いや滲み出た艶かしい汗の匂い
が、夢の中でも僕の興奮を熱く滾らせていました。
 そして明るく差し込んだ陽光に露呈された義母の、
どの部分も薄桃色に染まった肌理細かい肌の手触り
と、大きくはなかったが年齢を感じさせない乳房の
丸みと、少女のような乳首の愛らしさが夢の中のス
クリーンに鮮明な画像となって僕を強く刺激するの
でした。
 携帯の鳴る音に目を覚まされ、見ると妻の由美か
らでした。
 「何度も電話したのに…」
 と由美は小言を最初にいって、自分からも病院の
母親に電話を入れたとのことでした。
 夕方の五時には帰宅するとのことで、それから病
院に着替えを届けるといって会話は終わりました。
 時刻は三時を過ぎていました。
 夢の余韻がまだ僕の脳裏に燻っていました。
 僕はいきなりソファから起き上がり廊下に出て、
今まで一度も入ったことのない義母の寝室に足を
向けました。
 廊下の突き当たりの右側の六畳間が義母の寝室
でした。
 入口は片引きの襖戸になっていて、鍵はかけら
れてはいませんでした。
 昂まる胸の動悸を抑えながら襖戸を開けると、
すぐに仄かな女性の室特有の化粧品の残り香のよ
うな匂いが、僕の鼻腔を心地よく擽るのでした。
 和室で中央に焦げ茶色の木目の座卓が置かれて
いて、窓のない壁に黒塗りの鏡台と並んで机と椅
子があり、その対面に白の洋箪笥と桐の和箪笥が
並び置かれていました。
 机の上には元聖職者の名残りか分厚い本が何冊
か立てられていて、ノートパソコンが閉じられた
ままで置かれています。
 僕は和箪笥の前に立っていました。
 病院での義母との会話のやりとりを僕は思い起
こしていました。
 和箪笥の上から二段目の大引き出しに手をかけ
て引きました。
 石鹸のような心地のいい匂いがまた僕の鼻腔を
つきます。
 義母の普段着用のブラウスやシャツが丁寧に畳
まれて並び置かれていました。
 そのすぐ上の小引き出しを開けると、義母の下
着類が小さく整然と並び置かれていて、思わず僕
は喉の奥を小さく鳴らしていました。
 白と薄い水色を基調とした地味な色合いの中に、
奥の隅のほうに黒色や濃い青色の下着類が小さく
隠すように置かれているのが見えました。
 黒色の小さな布地のショーツを摘み出そうとし
た時に、それのさらに奥のほうに何かが入った封
筒のようなものが手に触れました。
 葉書サイズの白い封筒で、僕は無意識にそれを
摘み取っていました。
 写真のようなものが十数枚ほど入っているよう
でした。
 取り出してみて僕は思わず声を上げそうになり
ました。 
 少し古い写真のようでしたが、被写体には義母
が写されていました。
 それも全裸にされての痴態ばかりの信じられな
い写真ばかりで、男の胸の下で恍惚とした悶えの
表情を浮かべているのや、布団の上で四つん這い
にされて男のつらぬきを受けているのや、赤い縄
で縛られて布団に仰向けにされていたりという驚
きの画像が十数枚の束になっていたのでした。
 どうしてこんなものが義母の寝室の箪笥の奥深
くにあるのか、何が何だかわからないまま僕は愕
然とした思いでその場に立ち竦むだけでした。
 不埒で妖しい夢を見たせいで、僕は昂まりの赴
くまま衝動的に何をどうということなく義母の寝
室へ忍び込んだのです。
 平たくいえば義母の下着に卑猥な思いをそそら
れたというのが理由でした。
 それがこんなものに突き当たるとはついぞ想像
もしていなかったことでした。
 人がいないことはわかっていて、僕は妙に慌て
たように周囲に目をやってから、その封筒を掴み
締めて引き出しを閉め、そそくさと室を出ました。
 居間のソファに戻り、もう一度その封筒を開け
て僕は一枚ずつを目を凝らすようにして見ました。
 写真は明らかに最近のものではなく、何年か前
のものというのは何気にわかりました。
 そういえばよく見ると、被写体になっている義
母の顔も今よりも少し若く見える感じがします。
 全裸の義母が裸で仁王立ちをした男の前にかし
づくようにして、その男のものを口の中に含み入
れている画像があり、今日の明け方の僕と義母と
の光景がすぐに思い浮かびました。
 元聖職者で清廉潔白の見本のような義母が、ど
うしてこのような卑猥極まりない淫らな写真を撮
られているのかが、冷静さも失くしていたその時
の僕には皆目見当つかないでいました。
 ふと妻の由美の顔が思い浮かびました。
 昨夜来の僕と義母の間の秘密の出来事は当然で
すが、この写真のことについてもおそらく彼女は
何も知らないでいるのは明白です。
 普通の家庭だと思っていたこの家の中に、音も
なく何かが吹きすさんでくるような思いにかられ、
僕は無意識の内に背中を小さく竦ませていたので
した…。


28
2015/06/09 23:37:06    (q9XC5M5b)
続きが気になります。
よろしくです。
27
投稿者:コウジ
2015/06/08 17:15:14    (jtOfu6EG)
昨夜までの風雨が嘘のような朝の登山道を、僕は
義母を背負って下山しました。
 一時間ほどで登山口まで降り立つと、今から登ろ
うとしている何組かのパーティがいて義母を背負っ
た僕を見て何人かが気遣いの声をかけてくれました
が、僕は笑って会釈だけを返して、バス停の近くに
ある喫茶店のドアを開けて入りました。
 当然のことでしたが義母は僕に背負われたまま、
一言も声は発していませんでした。
 店の隅の席に二人は向かい合って座り、バスの時
間まで小休止することにしました。
 義母の足の様態は痛みはそれほどなさそうでした
が、踏ん張りが利かなさそうな感じでした。
 モーニングコーヒーのセットを二つ注文したので
すが、義母はコーヒーを口につけただけで終始無言
で俯いたままでした。
 義母のそんな憂鬱の表情を無視して、
 「お義母さん、バスの時間まで三十分ありますか
らね。家の近くまで行って病院に直行しましょう」
 とわざと快活な声で話す僕でした。
 身勝手ないい方ですが、その時の僕には義母に対
しての妙な征服感があったのだと思います。
 昨日の朝まではまるで想像もしていなかった展開
でしたが、義母と妻の由美との三人の生活を始めた
頃から、心密かに抱いていた叶うことのないはずだ
った不埒な妄想が現実の出来事となったのです。
 昨夜の義母との熱情的な時間の経過は、知らぬ間
に僕自身のこれまでに、一度たりとも露呈したこと
のない妖しくもどす黒い性格を呼び覚ましていたの
でした。
 義母の亜紀子を隷従させたい、と僕は正しくそん
な不埒な思いを脳裏に描きながら、彼女の深く沈ん
だ白い顔に気遣いの視線を送りながら、温かいコー
ヒーを少し多めに口の中に含み入れていました。
 「病院は団地の近くの坂口整形外科がいいですね。
あそこなら入院施設もあります。そろそろ行きまし
ょうか?」
 窓の外を見るとバスが停車しているのが見えまし
た…。

       続く
 
 
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