暗い闇の中でも時間が経過すると、すぐ間近の顔だとうっすらとですが輪郭だけではなく、相手の表情まで見えるようになります。 唇を重ね合っていた義母が恍惚めいた表情で目を閉じているのや、滲み出た汗に濡れそぼった細い首筋と柔らかな膨らみの乳房と、まるで娘のような小さな蕾の乳首まで僕の目は確認できていました。 その乳首に舌を這わす度に、義母はか細い頤を突き上げるようにして、あっ、あっ、と喘ぎの声を切なげに間断なく洩らし続けるのです。 僕もそうでしたが、義母のほうにしてもこの暗闇は、いいかたは悪いですが明るい場所でよりは、恥ずかしさを見られないという面では、気持ち的には少しは救われているのではと思います。 その暗さが僕の動きをさらに大胆にしていました。 僕は片方の手を義母の下半身のほうに伸ばして、ホックの外れたジーンズの中に素早く指を滑り込ませていました。 僕の伸ばした手はいきなり義母のショーツの下に潜り込んでいて、掌にはやはり艶やかな肌の感触があり、そして指の先端には彼女の股間の秘部の周囲の繊毛のざらりとした感触があり、僕の胸は一気に昂まったのです。 そのことを察知して驚いた様子の義母の手が下に慌てふためくようにして下ろされてきましたが、最早深く潜り込んでいた僕の手を払い除けるまでには至りませんでした。 「ああっ…」 と義母は闇の中で切なげなか弱い声を上げるだけでした。 義母の繊毛を捉えた手を、僕はさらに奥深くまで下げました。 ざらざらとした繊毛の中を手繰るようにして這い回っていた僕の指先は、柔らかくて温かい肌肉の少し盛り上がったすぐ下の裂け目の上部に到達しました。 義母がまた汗の滲んだ頤をのけ反らせて、 「ひっ…」 と短い声で喘ぎました。 慌てたように義母は両股を強く閉じてきていましたが、それより少し早く僕の手がその裂け目を捉えていたので、逆に僕の手を挟みつける結果になっていました。 僕の指が義母の秘部の裂け目にある襞を割り込んだ時、六十三歳という彼女のその部分が激しくしとどに滑っていることを知り、僕は驚きと同時に大きな興奮に胸をときめかせたのでした。 義母のその部分は溢れるくらいの熱い粘液を滞留させていたのか、僕の指が両襞を割ると吹き出るような勢いで漏れ出してきたのです。 そして途切れることなく粘液は溢れ出て、僕の指だけでなく義母のショーツの布地までを、まるで水浸しのように濡れそぼらせてきていました。 暗闇に慣れた目でふと義母の顔を見ると、僕に自分のあられもない醜態を悟られたことへの羞恥にうち震えるように唇に指を当てながら、うっ、うっ、と泣き声のような小さな声を上げ続けていました。 「ああっ…」 と義母の一際高い声が上がりました。 義母のしとどに濡れそぼった温かくて粘い樹液の泉の中で、僕の指の先端が小さな蕾を捉えたのです。 義母の手が僕の背中にしがみついてきていました。 その蕾を僕が指の先端で柔らかくなぞるように摩ってやると、 「ああっ…そ、そこは…だ、だめ」 両手で僕にしがみつき狭いシュラフの中で小柄な全身を激しく揺らせながら、義母は艶かしい悶えの声を上げるのでした。 聖職の場に長く身を置き、娘を持つ母としても一点の陰りもなく貞淑な女性だったはずの義母が、ふとしたはずみからとはいえ義理の息子の僕からの邪な愛撫の前に、これほどまでに女として熱く燃え上がってきているのに、僕は信じられないような驚きと興奮をさらに昂めていたのでした。 僕の理性の大半はもう吹き飛んでいました。 この闇の中にいるのは僕の義母であって、そして一人の女なのでした。 義母の下腹部での指の動きを止めることなく、僕は義母の顔に顔を近づけました。 唇と唇が触れた時、義母の両手が僕の首に捲き付いてきました。 口の中で僕の舌に義母はさっきまでとは違う動きで呼応してきていました。 暗い闇の中でまるで相思相愛の恋人同士のような抱擁に、僕の心は有頂天になっていました。 同時に僕自身の下半身もすでに暴発状態になっていて、早く義母のものに挿れたい、という焦りもありました。 正直なところ僕の女性体験は妻も含めてこれまでに三、四人で、若い頃からいうと性欲はそれなりに普通にはあったと思いますが、性に対する経験も知識もそれほどには豊富ではないといったほうが正しい答えです。 焦っていた僕は義母から一旦離れました。 シュラフのジッパーを下げ、僕だけそこから抜け出てジーンズとトランクスを急いで脱ぎました。
...省略されました。
狭くて窮屈なシュラフの中での愛撫は、僕と義母の身体にすぐに汗を滲ませました。 義母はどうだったのかわかりませんが、僕の目は暗い闇にすっかり慣れていて、彼女の腕や顔の動きだけでなく、目や口の動きまで少し朧気ではありましたが見透かせるまでになっていました。 朦朧とした目を薄く閉じたり開けたりして、義母が僕の口と手の愛撫に唇を強く噛み締めるようにして、時折くぐもったような声を出しているのを間近に見て、僕は内心の嗜虐の炎を熱くたぎらせるのでした。 もっと恥ずかしく義母を虐めたいという感情が沸々と湧き上がってきていました。 僕はまたシュラフのジッパーを徐に下げ下ろして、自分から起き上がり次の行動に素早く移りました。 仰向けになっている義母の裸身の上に、頭の向きを逆にして跨ったのです。 闇の中で僕の顔の下には義母の下腹部が、そして彼女の顔の上には僕の剥き出しの股間があるという体位でした。 明るいところなら少し躊躇するような恥ずかしさがある体位でしたが、ここでも暗い闇が僕の気持ちと行動を大胆にしていました。 義母のほんのりと白く見える細い両足を海老折りのように折り曲げて両脇に抱え込んで、僕は顔をゆっくりと沈ませました。 義母の無防備な部分の繊毛が僕の鼻先に当たりました。 さらに深く顔を沈めた僕の唇が、義母の繊毛の中の柔らかい肉の裂け目の襞を捉えたので、すぐに舌を強く差し入れました。 「ああっ…あっ…い、いやっ」 最も敏感な部分への唐突な舌の責めを受け、僕の腹の下の義母の裸身が慌てふためいたように激しく小刻みに揺れ動きました。 闇の中で義母のその敏感な部分を捏ね回すように僕は舌を自在に動かせ続けながら、僕は彼女の顔の真上にある腰を下げ落としていました。 下腹部で固く屹立しきった僕のものの先端が、義母の顔に幾度も叩くように当たっていました。 悪魔的な嗜虐の思いを強くしていた僕は、ある期待を密かに抱いていました。 教師という聖職に長く身を置いていた清廉な義母が、僕の固く屹立したものを果たして口に含み入れるかどうかという卑猥な期待でした。 僕に押さえ込まれた両足を跳ね上げようと必死に力みながら、義母は暗い小屋の中一杯に響き渡るような感極まった喘ぎ声を上げ続けていました。 無防備なままの下腹部への、僕の舌の執拗な攻撃に堪えかねたように、やがて淫らな声を出し続けていた義母の口が開き、僕の屹立をおずおずとした所作で中に含み入れてきたのでした。 聖職に身を置いてきた義母も何十年かの夫婦生活を過ごしてきています。 そして元教師だった亡夫とも夫婦としてそれなりの交わりの中で、そういう性技も体験していたのか、という妙な感慨を抱きながら、僕はさらに彼女の繊毛の中の裂け目に荒々しく舌を這わし続けたのでした。 続けながら義母の顔の上の腰を上下にゆっくりと動かせていました。 義母の小さな口の中に僕のものがずぶりずぶりと沈んでは浮き、浮いては沈みしている感触を僕はしっかりと捉えていました。 次に思いついていたのは、義母を四つん這いにして後ろからつらぬくということでした。 蛇足ですが妻の由美も最初は嫌がった行為でした。 義母が僕のものを口の中に含み入れ、戸惑ったような愛撫を繰り返している快感に未練はありましたが、僕はゆっくりとした動きで義母の身体から一旦離れました。 シュラフの上で仰向けになっている義母は、息を荒くしたまま動けずにいるようでした。 その義母をゆっくりと抱き起こすように持ち上げ、全身を裏返すようにして両足の膝をつかせ、両手で上体を支えるように、暗闇の中で僕は仕向けていました。 まだ意気を荒くしている義母に強く抗う気力はなさそうだったのと、小柄な体型だったのが幸いし、うっすらとですが彼女がシュラフの上で犬のように這っている姿が見えました。 闇の中でこれから何をされるのかがわかっていないような義母の頼りなげな所作でした。 闇に目慣れしていた僕は素早く義母の後ろに回り膝を立て、彼女の細くかたちのいい背中を見下ろすような姿勢をとりました。 義母の小さくて丸い臀部の肉の白さが、僕の歪んだ欲情をそそりました。 指一本を義母の尻肉の下に這わしてそのまま上に擦り上げると、 「ひいっ…」 と驚きおののいたような短い声を上げ、彼女は前に逃げようとしました。 僕は義母の薄い脇腹を片方の手で掴み取り、彼女の動きを封じると、そのままもう一方の手で自分の屹立したものを尻肉の下の裂け目のあたりにゆっくりと押しつけていったのです。 僕のものの先端が義母の濡れそぼった入り口を捉えました。 心地よい圧迫感が僕のものを強く刺激してきます。 「ああっ…あ‥そ、そんなっ」
...省略されました。
目を覚ました時の義母と顔を合わせづらい後ろめたさのようなものもあってか、僕は彼女の乳房を、まるで腫れ物にでも触るような弱い力で撫で摩っていました。 僕の掌にすっぽりと隠れ収まってしまうくらいの義母の乳房の感触は、年齢的な緩みや弛みは確かでしたが、薄明かりの中でふいと俯いて見ると、抜けるような肌の白さと少女のそれを彷彿とさせる初々しさで、僕の目を眩しく刺激するのでした。 よほどの疲労だったのか、義母の眠りは深いようでした。 もう言い訳はできないのだ、と僕は義母の目覚めの時を、捨て鉢な気持ちだけではけっしてなく、それなりの覚悟はしながら、不埒にも愛撫を続けていました。 木の実の蕾のような小さな乳首を僕の指先は捉えていました。 闇の中で触れた時の気持ちよりも、目でしっかり見て指の先端で摘み転がすように愛撫するのは、幾倍もの刺激と興奮を僕の瞳孔と心に与えてくるのでした。 シュラフの下から熟れた義母の全身から沸き上がってきている艶かしい匂いが、僕の鼻腔を強く刺激し続けていました。 「うっ…ううん」 目を閉じたままの義母の口元から唐突に声が洩れました。 一瞬、僕は気持ちをどきりとさせ手の指の動きを制止させましたが、義母は切れ長の眉を少ししかめながら、シュラフの狭い空隙の中で無意識な寝返りをうってきただけでした。 義母も僕もお互いが全裸です。 義母の小さな後頭部が僕の顎の下あたりにあり、細い背中が僕の腹に心地よく密着していました。 小さな義母を男の僕が抱き包むようになっていました。 僕は素早く義母の両脇の下から手を伸ばして、再び彼女の乳房に指を這わしていました。 雨音はすっかり消えていて、板壁の隙間から差し込む光りも強くなってきていて、小屋の中全部が見渡せるまでになっていました。 義母の乳房への愛撫に飽きることはありませんでした。 できることならこのままずっと義母が目覚めずにいてほしいとさえ思いながら、僕は彼女の小さな乳房の膨らみを楽しみ、蕾のような乳首を心地よく撫で摩っていました。 しばらくして目覚めの証しのように、義母の手が急に動きました。 乳房を飽くことなく揉みしだいていた僕の手を、義母が無言のまま遮るようにしてきたのです。 義母の乳房のあたりで、僕の手と彼女の手の小さな諍いが少しの間繰り返されました。 「浩二さん…」 義母の手の抗いがふいと止まり、顔を前に向けたままの義母の口から重い声が聞こえました。 「もう…止めましょう。夜のことは私も忘れます」 その声は冷静な元教職者の声でした。 「お義母さん…」 義母の胸で動いていた僕の手は止まり、短くそう応えた僕ですが、そこから先の言葉が続きませんでした。 「…私が迂闊にあなたをここへ誘ったことは反省しています。あなたを責めるつもりはないわ。だからもう止めましょう。このことは私も忘れます」 押し殺したような重い声で義母は僕に諭すような静かな口調でいったのです。 この時がある意味において、僕の分岐点でした。 淫らな欲望に負けて、自分の義理の母親である人を悪魔のような不埒な本能だけで犯したことを、僕はその場から起き上がるなりして、彼女に深く詫びを入れるのが本筋でした。 そういう気持ちも、その時の僕の気持ちの中には確かにありました。 魔がさした、という言葉だけではすまない愚行でしたが、義母のほうが悪夢の一夜として消去してくれるなら僕はまだ救われるかも知れない、という身勝手な思考も巡らせました。 しかしその後、僕がとった行動はそんな思いとは真逆のものでした。 「お、お義母さんっ…好きですっ」 そういうのと同時に、僕は義母の乳房に置いていた手に強い力を入れわし掴むようにしていたのです。 「ああっ、こ、浩二さん。…だ、だめっ」 「好きだっ…お義母さんが好きだ」 「だめっ…や、止めなさいっ…ああっ」 糸の切れた凧が切り揉み状態になったかのように、もう僕の暴走は止まらなくなっていました。 シュラフのジッパーを引き下ろしてやると、夜には見えなかった義母の小さな白い裸身が鮮明に僕の目に飛び込んできて、自暴自棄か捨て鉢に近いような僕の心の中の興奮をさらに助長していました。 僕の下半身のものは、数時間前の夜の時よりも以上に固く大きく怒張しきっていました。 獣のようになった僕の瞳孔の中の義母の裸身は、六十三歳の老女のものではなく、眩しいくらいに艶やかな正しく熟女の色香に満ち満ちていました。 この美しく艶やかな義母を、その艶やかな身体だけではなく、心までを征服し屈服させたいという悪魔の心に僕はなっていました…。
...省略されました。