2024/12/07 11:58:25
(zFGw1sa9)
結婚して4年、私が実家を出たことで、今度、兄一家が実家に入ることになり、私の部屋を姪っ子に明け渡すために部屋を整理しに行った。
両親に娘を見てもらいながら、片付けていると、7年前に別れた元彼と撮ったプリクラが出てきた。
胸が、キューッと軋んだ。
元彼は、私にセックスでイクことを教えてくれた人だ。
それまでは、セックスで気持ちいいと感じただけで、イクことはなかった。
元彼は、初めにクンニでクリを責めて、クリでイカされた。
クリでイクことを覚えた私は、元彼のおちんちんでもイケるようになった。
身体が浮くような、そんな感覚で、気が遠のいていった。
あんな感覚は初めてで、最初は怖くて元彼にしがみついた。
それ以降、元彼のおちんちんを求める私がいた。
元彼のおちんちんが愛しくて、フェラにも深い愛情が込められた。
恥ずかしかったクンニも、大きく足を広げて、もっと舐めてった思うようになった。
セックスが好きになって、会うたび抱かれた。
別れたのは、元彼の出向。
かなり遠方で、
「お前を連れて行きたいけど、あまりにも遠すぎらあ…」
私もついていきたかったけど、飛行機と鉄道で片道半日以上かかり、諦めた。
最後のセックス、こんなに活かされるセックスはもう無いだろうなと、淫らな姿を晒した。
元彼を連れ去る飛行機に手を振った7年前、喪失感が凄くて涙が出なかった。
別れて5年後、今から3年前、元彼と再会した。
それまで一切連絡を絶って、忘れる努力をしたけど、結局毎日元彼を思い続けていた。
夫と付き合って、穏やかな恋愛して、結婚して1年だったけど、それでも元彼のことを忘れたことはなかった。
夫のことは尊敬してるし、セックスもそれなりに気持ちいいし、愛してる。
でも、元彼とは天秤にかけられなかった。
元彼とは、駅ですれ違った。
すれ違った後、えっ!って思って振り返ったら、元彼も振り返って私を見ていた。
思わず、近付いて話しかけた。
5年前と変わってなくて、
「やあ。元気だったかい?」
と言った笑顔がとても爽やかで、ドキドキした。
こんな気持ちになったのは、何年ぶりだったろうか。
私は指輪をしてたし、結婚した事を教えたら、
「そうか、おめでとう。幸せになってくれよな。」
と最高の笑顔で言ってくれたから、結婚して、良かったんだと思った。
元彼はもう三十路なのに独身だった。
戻ってきたのかと思ったらそうじゃなくて、今は出向先に転籍して、東京本社にいるそうだ。
今日は、前にいた会社に転籍の手続きをしに来たと言ってたから、もう、元彼には会うことも無いんだなと思った。
だから、一瞬、再会がもう1年以上早かったら…と考えたけど、たとえそうだとしても、元彼に戻れたわけじゃないと知って、心の整理がついた。
でも、好きだった気持ちが湧いてきて、泣きそうになった。
「それじゃあ、俺、行くわ。元気でな。」
「うん。あなたも元気でね。」
お別れの挨拶に、さよならを言わず、急いで駅のトイレに入って、暫し泣きました。
帰ると、目を腫らした私を夫が心配して、理由を尋ねるでもなく、優しく抱きしめてくれた。
そしたら、夫の優しさにまた涙が溢れて、結婚したのが夫で良かったんだ、って思った。
元彼は今も私の1番好きな人であり続けてるけど、再会した後、胸の奥にしまってる。
再会して、心の整理がついたから、もう、泣かないで生きていけると思う。
プリクラで微笑む元彼に、お別れを言って、プリクラは処分した。
さよなら、元彼…