テーブルの上のチェリーとお姉さまを想像してしまった･･。
チェリーは俎板の上のコイ状態で、お姉さまのショーツを咥え空ろな瞳で天井を見据え
お姉さまは興奮しながらも、大切なチェリーを傷つけまいと細心の注意を払い･･･
でも、時には悪戯っ子の眼差しで、チェリーの反応に嬉々としている感じかな･･。
お姉さまと左右半分ずつ分け合って、私も毛抜きしてみたい！＾＾

お姉様の前ではドＭだけど、サブの前ではドSなチェリーが顔を出すのかな･･。
アールグレイを飲みながら、短時間集中勉強で頑張なよ！

チェリー、初めて相手を徹底的に痛めつけちゃった。
他に方法があったかも知れないけど、今さら仕方ないよね。
放課後、ベータだけ連れて雨の降る中、校内を見回りです。
体育館の裏、雨の当たらない所で、夜和子ちゃんの付録の3人の女の子が
男の子5人に囲まれていました。
何やってんのかしら？
雨の音でチェリーが近づくのが聞こえないみたいです。
男の子達、3人の女の子に手を掛けて地面に投げ出した。
どう見ても暴力沙汰でしょう。
ベータ、体育館の入口に走って警笛を吹いて人を集めて。早く。
チェリーは男の子の輪の中に飛び込みました。
貴方達、何してるのよ。女の子に暴力振るったね。
男の子達、一瞬ギョっとしたけど、すぐに
「うるせえ、会長には関係ねえよ。」
「あっちに行っときな。」
まあ、マンガにある通りの悪役の決まり文句。
そうは行くか。
何でこの子達に暴力振るうの。
「会長、一人で何喚いてんの。一緒に痛い目見る？」
「あんた、いい気になってんじゃねえの？」
一人が、チェリーの胸倉を掴みました。
有形力の行使ってやつだ。不当な暴力行為の現行犯だね。
当然、自衛行為発動だ。
お姉様から教わりました。
男性の急所は、当たれば効果抜群だけど位置的に防御しやすいの。
こんな場合は、相手の目当たりを手の甲で叩いて一瞬ひるませ、次の瞬間、
相手の手首を両手で掴んで、その場で思いっきり身体を沈める。
相手の男の子、前のめりに態勢を崩して、チェリーの服を離しました。
その隙に、囲みから抜け出して、自分の警笛を吹きました。
ベータの警笛が答えてくれた。近づいてくる。もう大丈夫。
体育館の中で練習していた部活動の皆が、ベータと一緒に走ってきました。
形勢逆転、今度は5人を30人が取り囲みました。
まだ、どんどん集まってくる。
5人のうち、一人が素早く囲みを破って逃げました。
くそ、油断した。
残ったうちの一人が憎々しげに言いました。
「人数集めやがって、卑怯だ・・。」
なにを、女の子3人に男5人がかりで暴力を振ってたのを卑怯とは言わんのか。
1対１のスポーツじゃないだろ。
これがチェリーの戦い方だ。人海戦術、なにが悪い。
皆、こいつら女の子に暴力振るったんだ。生徒会室に連れて行って。
早くしてね。先生が来る前に・・。
もう４人ともビビってたけど、許さないよ。
生徒会室に引きたてて４人並んで椅子に坐らせました。
そこで、チェリー気付いたの。
これからどうしたら良いんだっけ？
考えてなかったよ。
うーん、この傾向はチェリー個人の根本的問題だな。
まあ、それは後から反省するとして・・。
あっ、新聞部長も来たの、早いね。
良いとこに来たよ。
ベータ、アールグレイ入れて。
チェリーと、ここにいる４人のお客様にね・・。
新聞部長、写真頼むね。
チェリーと４人が一緒に紅茶を囲んでいるとこ。
来週、特ダネ記事が無かったら載せといて。
「生徒会室を自主的に訪問した男子生徒、会長と談笑」
でいいかな？
こいつ等、支配下にあった付録３人組が自分達から
離れようとしたで暴力を振るった見たい。
こいつら４人も、逃げた他校の生徒の子分らしいね。
あんた達、生徒一同に負けたって写真残したからね。
諦めて生徒会の支配下に入りなよ。
その代り、校内での安全は保障するよ。
少なくとも表の世界の住人だよ。
学校の外でも世間様や警察とか表の世界の力が守ってくれるから。
４人の男の子、泣きそうな顔、いや一人は本当に泣いてたか・・
して写真に写りました。
力の理論しか分からない者には力を示して屈服させなきゃ。
諭しても分からない凡夫を力で屈服させて仏教の救いをもたらす
不動明王みたいにね。

もっとも、チェリーはお姉様への愛に迷って救いからは見捨てられてんだけど。

＞これからどうしたら良いんだっけ？

チェリー　ベストな判断行動だったのに、笑かすなよー･･･チェリーらしいな･･。
まぁ、始めての経験（実力行使）で気持ちも高ぶってたからしょうがないよね･･。
護身術を身に付けてるお転婆娘･･･チェリー　大和撫子じゃん！＾＾
新聞部長に助けられたね･･その気持ちは、おくびにも出さなかったんだろうけど･･。
他校の生徒って･･まさか･･ゆっこちゃんの学校？　なんて事はないよね･･。

チェリー　捨てる神あれば拾う神あり･･･だよ。

学校の帰りにバイヨネットに寄ったら、お姉様はお留守。
アズ様から言われました。
「チェリー、イジメっ子の男の子4人を泣かせたって。」
まあ、アズ様あ。
何かの間違えじゃないですかあ。
チェリー、引っ込み思案でえ、怖がりだからあ、そんなことできないですう。
必死に可愛い子ぶりっこして誤魔化そうとしてたら、ゆっこちゃんが入ってきたよ。
「チェリーちゃん、話、聞いたわ。うちの学校でも評判よ。」
ちぇっ、もうばれてたか。しかたないね。
逃げた男の子、やっぱりゆっこちゃんの学校の悪だったよ。
４人組がすぐ吐いたよ。
これからは、ゆっこちゃんから情報を貰わなくちゃ。
理子様が優しくおっしゃいました。
「スノーは人民裁判だったのに、チェリーちゃんはお茶会なのね。
　優しいのね。」
はい、理子様。お誉めいただきありがとうございます。
でも、やってることは同じなんですけどね。
お客様がいらっしゃらないので、アズ様が歌を歌い出しました。
パンク調の明るいリズム。

「それでも弱い奴、必ずいるもんだ。
　守ってあげましょう。それが強さなんだ。」
「考えてもごらん。仲間は素敵でしょう。
　一人より大勢が、強いに決まってる。」
「今日から一番かっこいいのだ。
　バリバリ、最強、ナンバーワン。」

面白い歌。でもチェリーのやったことと重なってます。
凄い即興ですね、って言ったら、
「私が小さい頃あったアニメのオープニングだよ。」
て言われました。
「霊能力のある教師が生徒を守るために悪霊や妖怪と戦うんだ。」
「でも、敵を滅ぼすんじゃなく成仏させようとするんだよ。」
まあ、なんて素敵な優しい先生でしょう。
チェリーの目指す生徒会長のイメージにぴったりです。
そのアニメ、どんなタイトルでした？
さぞ、颯爽としたかっこいいタイトルでしょうね？
「うん、地獄先生、ぬーべー。」
ガクッ、凄いネーミング。イメージ全然違うじゃん。
「コミックあるから貸してあげようか？」
はあ、中間試験が終わったらお借りします。
どうも、チェリーのイメージって、そんなダサいもんらしいね。
今日も、アズ様からお尻撫でられて、遊びに来たリンちゃんの頭撫でて帰りました。
神、天にいまして、この世は全て事も無し・・か。
（キリスト教、嫌いなんだけどね。）

うふふ、良い物見ちゃった。
頭脳も優れた美男美女の二人って鑑賞するには良いよね。
生徒会活動が終わった後、先に生徒会室から出たんだけど、
用事を思い出して引きかえしました。
部屋の中からチェアマンの声がします。
サッシの窓に隙間があいてるよ。
「貴方は絶対に勝つはずよ。そう決まっているの。」
「自分を信じて頑張って・・。私も信じてるから。」
サブの声も聞こえるよ。
「正々堂々の勝負で負けるつもりはないよ。
　今度は僕が勝つ。」
また、チェアマンの声。
「会長は、あれだけ動き回ってるんだもの。
　勉強する時間も気持ちも無いはずよ。」
なーんだ、今度の中間試験のことか。
たかが試験の順位の事で、そんなに深刻な陰謀めいた会話しないでよ。
いや、チェリーも前回の学年末で試験では、お姉様に喜んでいただきたい
一心でかなり張り切ってたよね。
人それぞれ動機ありだよ。うん、努力するのは良いことだよ。
チェアマンが立ちあがって、坐ったままのサブの頭に片手を載せました。
そのままの姿勢で無言で見つめあってる。
二人の関係は恋人同士なのかな？
それともチェリーを越えるための同志的結びつきなのかな？
下手な恋愛ドラマみたいにベタベタしないだけ鑑賞に堪える美しさだね。
いや、良い物を見せてもらいました。
サブがチェリーに屈服して家畜になってもチェアマンとの結びつきは認めてあげるよ。
でも、チェリーには男女間の恋愛って別世界の事としか思えないんだよね。
リアルでは、姉様以外の恋愛対象って想像もつかないよ。
お姉様とチェリーの結びつきも美しいって思ってくれる人がいるのかしら？
いや、関係ないよね。
お姉様とチェリーは二人だけで完結した世界にいるんだから・・。

イジメっこ4人組、ゆっこちゃんの学校のワル。
全部、お姉様に報告しました。
「チェリー、お前もトラブル抱え込むタイプだね。」
はあ。そうですか？それって、悪いことなんでしょうね？
「ずばり、昔の私にそっくり。」
やったー、うれしい。私、お姉様に似てるんだ。
「でも、問題が難しくなったのも確かだよ。」
「私にも、ちょっと先が読めないな。」
はい、でも問題が起こってから考えれば・・。
「うん、チェリーの得意技だね。でも、切れるカードは多いほどいいからね。」
お姉様のご命令で、今朝スイートポテトを焼きました。
できあがった物をきれいな紙箱に入れて、お姉様のお供です。
着いたのは上品な高級食器を扱うお店。
お姉様は慣れてるみたいだけど、チェリーはちょっとビビるね。
奥の応接室のテーブルに案内されてました。
お姉様はお座りになりましたがチェリーはその後ろで立ったままです。
すぐおいでになったのが、２５歳位のすごく上品で優しそうな女性。
一見して、理子様のそのまたお姉様って感じの方。
お姉様がすぐ立ち上がって御挨拶しました。
「スノー、めずらしいわね。」
「お姉様、ご無沙汰いたしております。」
お姉様がこんなにへりくだった話し方をされるの、初めて見ました。
「まあ、可愛い子。この子がチェリー？」
「はい、私の妹のチェリーです。御挨拶なさい。」
初めまして、チェリーと申します。よろしくお願いいたします。
「摩耶です。お目にかかれて嬉しいわ。貴女もお座りなさいな。」
いえ、若輩者でございます。どうか、このままで。
摩耶様、優しく肯かれました。
後は、お姉様と世間話をなさっておられます。
途中、チェリーの学校の話しが話題になりました。
「今は、この子が生徒会長です。」
「あら、姉妹で私の後継者ね。」
「はい、私が会長の時は、お姉様からの助言で助けられました。」
「じゃあ、今は貴女がこの子を助けてあげてるわけね。」
「ええ、まあ。この子も私と一緒で何するかわからない子ですから・・。」
摩耶様、またチェリーを見てにっこりと頬笑まれました。
本当に美しい方・・。
「チェリーちゃん、こちらにおいで。」
はい、失礼いたします。
「顔を良く見せて。」
チェリーは、お姉様に対してするのと同じように、摩耶様の前に膝まづき顔を上げました。
「スノー、良く訓練された子ですね。」
「お恥かしいです。」
「貴女が教えたのではないでしょう。この子、自分で身に付けましたね。」
「はい、私には出来過ぎた妹です。」
「分かりました。いつでも来させなさい。」
「ありがとうございます。」
何の事か良く分からないけど、摩耶様がチェリーの学校の生徒会長経験者であり、
今でもお姉様達に強い影響力を持つお方であることは分かりました。
えーと、大御所っていうか、元老っていうか・・。
どうやら、チェリーはお目に適ったみたい。
でも、凄い緊張でした。いえ、怖かったかな。
お姉様以外の方で、初めて怖さを感じました。
摩耶様ｔ

イジメっこ4人組、ゆっこちゃんの学校のワル。
全部、お姉様に報告しました。
「チェリー、お前もトラブル抱え込むタイプだね。」
はあ。そうですか？それって、悪いことなんでしょうね？
「ずばり、昔の私にそっくり。」
やったー、うれしい。私、お姉様に似てるんだ。
「でも、問題が難しくなったのも確かだよ。」
「私にも、ちょっと先が読めないな。」
はい、でも問題が起こってから考えれば・・。
「うん、チェリーの得意技だね。でも、切れるカードは多いほどいいからね。」
お姉様のご命令で、今朝スイートポテトを焼きました。
できあがった物をきれいな紙箱に入れて、お姉様のお供です。
着いたのは上品な高級食器を扱うお店。
お姉様は慣れてるみたいだけど、チェリーはちょっとビビるね。
奥の応接室のテーブルに案内されてました。
お姉様はお座りになりましたがチェリーはその後ろで立ったままです。
すぐおいでになったのが、２５歳位のすごく上品で優しそうな女性。
一見して、理子様のそのまたお姉様って感じの方。
お姉様がすぐ立ち上がって御挨拶しました。
「スノー、めずらしいわね。」
「お姉様、ご無沙汰いたしております。」
お姉様がこんなにへりくだった話し方をされるの、初めて見ました。
「まあ、可愛い子。この子がチェリー？」
「はい、私の妹のチェリーです。御挨拶なさい。」
初めまして、チェリーと申します。よろしくお願いいたします。
「摩耶です。お目にかかれて嬉しいわ。貴女もお座りなさいな。」
いえ、若輩者でございます。どうか、このままで。
摩耶様、優しく肯かれました。
後は、お姉様と世間話をなさっておられます。
途中、チェリーの学校の話しが話題になりました。
「今は、この子が生徒会長です。」
「あら、姉妹で私の後継者ね。」
「はい、私が会長の時は、お姉様からの助言で助けられました。」
「じゃあ、今は貴女がこの子を助けてあげてるわけね。」
「ええ、まあ。この子も私と一緒で何するかわからない子ですから・・。」
摩耶様、またチェリーを見てにっこりと頬笑まれました。
本当に美しい方・・。
「チェリーちゃん、こちらにおいで。」
はい、失礼いたします。
「顔を良く見せて。」
チェリーは、お姉様に対してするのと同じように、摩耶様の前に膝まづき顔を上げました。
「スノー、良く訓練された子ですね。」
「お恥かしいです。」
「貴女が教えたのではないでしょう。この子、自分で身に付けましたね。」
「はい、私には出来過ぎた妹です。」
「分かりました。いつでも来させなさい。」
「ありがとうございます。」
何の事か良く分からないけど、摩耶様がチェリーの学校の生徒会長経験者であり、
今でもお姉様達に強い影響力を持つお方であることは分かりました。
えーと、大御所っていうか、元老っていうか・・。
凄い緊張でした。いえ、怖かったかな。
お姉様以外の方で、初めて怖さを感じました。
でも、嫌な方じゃないの。理子様と同じ匂いもするの。
帰りの車の中で、黙って助手席に座っていたら、運転されていたお姉様が
「お目に適ったね。良かった・・。」
っておっしゃいました。
今日はまだ、摩耶様の事について聞かない方が良い雰囲気です。
時期が来れば、教えてくださるでしょう。
きっとチェリーにとって重大な布石だったに違いないと思う・・。

他校の生徒まで絡んでくる展開は、確かに先が読めないよね･･。
元子騒動と同じように、チェリーが逆恨みされるかも･･と思うと
チェリーの身の危険を案じちゃうね･･･。
お姉さまもその辺を感じ取って、広域に顔の利く？摩耶さんに引き合わせたのかな･･。
それで「お目に適ったね。良かった・・。」と安堵したんだと思う･･。
今回の件は何らかの着地を迎えるまでは、登下校時にチェリー１人時は要注意だね･･。
＊
サブとチェアマンは、合宿で親密になったのかも･･。
チェリーにとっては、強力なライバルとなるのかな･･。

学校外の敵にどう対応するか・・？
難しくてチェリーわかんない～。
ってぶりっこしてる場合じゃないよね。
切れるカードを増やすにも、学校内の人数を増やしたって同じだよね。
チェリーなりに、勉強の合間に、夜も寝ずに昼寝て？・・考えました。
授業中に、目を開けたまま姿勢を崩さずに睡眠を取るのは基本でしょう？
チェリーは裏の世界の事は分かりません。
摩耶様がどのような影響力をどの範囲で持っているのかも知りません。
だから、チェリーはとりあえず表の力を味方に付けようと思いました。
昨日、家でアールグレイを沢山入れて冷蔵庫で冷やし、大きな保温水筒に入れます。
放課後になりました。
サブ、チェアマン、アルファ、ベータ、今から一緒に行くよ。
行き先を聞いて、サブ、チェアマンから一斉ブーイング。
「どうして行かなきゃいけないんですか？前年もそんな事してないでしょう。」
「今のところ、必要ないでしょう。学校の外のことですよ。」
これから必要になるかもしれないじゃない。
それに、私達の知らない所で見守ってくれてんだよ。
黙って付いておいで。
行き先は学校を出て徒歩10分。これまで、近くて遠い所でした。
「こんにちは、○○中学の生徒会です。御挨拶にまいりました。」
交番の入口に制服で立ってた若いお巡りさんにご挨拶。
お巡りさん、ちょっと驚いたような顔したけど、すぐ挙手敬礼してくれました。
「ちょっと待っててね。所長を呼んでくるから。」
はい、お願いいたします。
すぐ、中から５０歳位のお巡りさんが出てきて、小さな会議室に案内してくれました。
強面っていうのかな。若いお巡りさんに比べて、いかにも年季がはいってるってお顔。
でも、目は小さくて優しいの。
チェリーが頭を下げてご挨拶したら、所長さんも気を付けして挙手敬礼をしてくれました。
「私が交番所長の□□警部補です。
　去年は中学の生徒会の御挨拶はなかったですよね。」
今年は、みんなで話し合って、いつも見守ってくださる交番に御挨拶することにしたんです。
こちらが副会長、議長、３年生です。こちらは２年の書記二人です。よろしくお願いします。
「それは、ありがとう。励みになります。」
冷やした紅茶です。皆さんで飲んでください。水筒は後日頂きにあがります
「いただきましょう。警らから帰った組が喜びますよ。」
やっぱり、紅茶のアイディアは正解。
お巡りさんは、お金のかかったお土産は受け取らないだろうからね。
でも、所長さん、ちょっと鋭かった。
「会長さん、なにか困った事があるんじゃないかね？」
まだ、具体的な問題が発生したわけじゃないし、話す時期じゃないよね。
はい、別にありませんが、何かありましたらご相談いたします。
ほんの１５分だったけど、とにかく表の世界の具体的力と顔つなぎができました。
生徒が事件に巻き込まれてからより、先に人間関係を作ってた方がいいよね。
交番を出てすぐ、交番の横の窓から率番していたお巡りさんの声が聞こえました。
「若々しい花弁のような子供たちでしたね。」
そうなのよ。美男のサブと美女のチェアマンを連れてきた理由はそこなのよ。
初対面の方とは外見の大切。やっぱり良い子の方が印象良いでしょ。
お転婆ガリガリチェリーだけより、身体も頭脳も外見も優れたお二人さんが役に立つのよ。
まあお二人は気づいてないみたいだけどね。