娘夫婦は共に仕事を持っているし、先行き怪しいご時世に子供は作らないと、夫婦二人だけで生きていく選択をしている。
そのせいか、娘なんかは特に恋人気分が抜けないようで、自らの仕事にかまけてる割には夫の浮気を心配している。
だから彼が異動になっても単身赴任をさせるのが嫌で私に泣きついてきた。
私の家からだと車で1時間弱ほどか…
娘は独身時代からのポケットマネーで彼に車をプレゼントした。
義母との窮屈な暮らしを強要する代わりに。
娘の夫。
私には義理の息子はよくできた男性だ。
こんな息子がいたらいいわぁという理想像だ。
娘もそれなりにうまくいっている私達に安心しているようだ。
私達の真の関係を全く疑わずに…
この異動の話が出る三ヶ月ほど前に、私達は禁断の一線を越えてしまった。
もちろん紆余曲折あったのだが、想いは結婚当初からあったらしく、私もにわかには信じられないながらも徐々に感化されていった。
私だって今でも夢なんじゃないかと思うくらいだ。
娘は夢にも思ってないでしょう。
だから、私達は思わぬ新婚生活を手に入れたのだ。
結ばれた記念に二人だけで旅行には行った。
新婚旅行のつもりで。
ひたすら長年の想いをぶつけ合う密度の濃すぎる旅行だった。
今度は半分娘公認での新婚生活みたいなものだ。
狂わないはずがなかった。
2026/06/20 11:01:48
(AssOKoRe)