まだ息があがっている母の後ろに回った沢木は、固く結んであったパジャマも紐解くと、母を完全に自由な状態にした。母は長い間縛られていた疲れからなのか、その場で座り込んだまま、まだ、はあ、はあ、と肩で息をしながら沢木を見つめていた。沢木が母の脇に座ると、母は沢木のもとへいき物欲しそうな顔で両手を広げた。『抱いて』と無言でおねだりしたかったのかもしれなかったが、沢木はそれをやんわりと断り、こう言った。「完全なマゾだな。肉体的にも精神的にも痛め付けたり辱しめたりすればするほど、お前のあそこはドロドロに濡れる。もうどこを触っても性感帯だろ? なあ・・・」沢木が母の頬に軽く手を添えると、母はビクッと震えた。その手が首、鎖骨、胸、臍へツツツと触れると母の表情は苦しそうになっていき、身体はビクンビクンと脈打っていた。更にその下へ・・・、と思いきや人差し指でかなり強めに母のピンピンに尖った乳首を弾いた。びちん、という大きな音と「んンッ! 」という悲鳴に近い声が部屋中に響いた。「ンッじゃねーよ、ババア。一人だけ楽しみやがって。・・・しかもそんなに汗びっしょりで・・・、何か臭そうだな、加齢臭とかするんじゃねーの? その髪もさあ、ベッタリおでことかに張り付いちゃって・・・、なにそれ? 汚いんだけど。余計老けて見えっからさ、何かないの? 」確かに母は全身に汗をかいていて、髪の毛も全体的に乱れ、おでこにかかっているところは張り付いていた。だが、沢木が言うような老けて見えるなんてことはなかった。私はそんな母の姿に、異様な妖艶さを感じていた。自分の親とか関係なく、一人のフェロモンを出しまくっている女性が裸でベッドに座っているだけだ。第一、こんな姿にしたのは誰なんだ、って言いたかった。沢木は母の鏡台に手を伸ばしガソゴソと探ると、これで二つ結びしろ、と髪ゴムを投げて渡した。母を見ると、目に涙を溜め、口は真一文字に、泣くのを我慢しているかのようだった。それでも投げられたゴムを拾いながら訴えるかのように沢木を見つめた。自分は愛を表現し、恋い焦がれていたことを告げた相手に、老けて臭そうで汚いなんていわれれば、誰だって泣きたくなるだろう。沢木に抱かれたくて、同じ家の中に父や子がいて性行為なんかしたら一発でバレる可能性が高い危険な環境にも関わらず、裸になり股を開き汚い言葉で罵られても我慢している母。そうまでしても沢木を欲しているのか・・・。母は言われた通り、渡されたゴムで肩まで掛かっていた髪を、まるで健康的な中学生のように二つに結んだ。単に結ぶだけなら後ろに一つでも良さそうなものだが、どうやらこれは沢木の好みのようだ。「可愛くなったじゃん。」と沢木は、母を抱き締めた。そして、先程母の求めを断ったのとはうってかわり、今度は自分から母にキスをした。母はそれを嬉しそうに受け入れた。「んん、んぱ、はあ、はあ。ホント? んん、ん、んく・・・。可愛いって・・・、んん」キスをされながら目を丸くして沢木に問いかける母は、本当に少女のように見えた。「・・・聞き返す奴、ウザイ」 「あん、ごめんなさい」あれだけ屈辱的な仕打ちを受け、言葉を浴び、それでもたった一言、沢木に容姿を誉められただけで、恍惚な表情を浮かべている母を見ているのは、息子としてとても辛かった。しかし同時に、私の一物はこれ以上ないというくらい膨張し、今にも射精しそうになっていた。そうして、早く続きが見たい気持ちと、もう止めて欲しいという気持ちが頭のなかで目まぐるしく交錯していた。「やっぱお前ちっこいから、こういうの似合うな」キスから又、母のあそこに手を掛けた沢木が愛撫を再開した。今度はゆっくりと触れるか触れないかのような動作で、母を喜ばせていた。
...省略されました。