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2016/02/26 00:41:11 (gYRLqwRG)
第一章

私 42歳 大学の教務課勤務 身長約170センチ 体重62キロ 趣味 釣り お酒
妻41歳 介護職員 身長168センチ 体重55キロ 趣味 料理
子宝に恵まれぬまま結婚20年目を迎えた夫婦です。
夫婦仲は、世間一般の感覚に照らし合わせても、「普通」と言えるのではないでしょうか。
結婚記念日や誕生日には人並みのお祝いはしますし、お互いの仕事の話が中心とはいえ会話もそこそこあるほうだと思います。
ただ、夫婦生活については、お互い仕事の立場が中堅で多忙になってきたこともあり、二十代、三十代の頃に比べれば、激減とは言わないまでも確実に減っているのは確かです。
そうは言っても、知人友人の話を聞く限り、格別セックスレスという自覚は、少なくとも私自身にはありませんでした。要するに、特別仲がよいわけでも悪いわけでもない、世間並みの夫婦生活だと思っていました。

私の想像の斜め上を行く、あんなことがあるまでは。

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24
投稿者:とら
2016/03/02 08:05:12    (Hda9RbVP)
ずっと奥さんと田中くん2人で始めるのかと思ってましたが、この展開の方がエロいです。
さすがご主人よく考えられてます。これなら田中くんも遠慮なくやれますね。
っうか、絶対ヤっちゃいますね。
23
投稿者:sinn9nnn ◆MCbX1O.Cg.
2016/03/01 23:41:43    (4BFJ1M8a)
第十二章

寝室に場所を移し、念願のそれは始まりました。
鏡台の椅子に腰掛けた田中君の前で、事前の打ち合わせ通り、妻と私は立ったまま向かい合いました。
常夜灯の明かりのみの薄暗い室内で、髪を解き俯いたままの妻を見つめながら、これから始まる行為を想像し、私の心臓は大げさでなく爆発しそうなほど激しい鼓動を繰り返します。
小刻みに震える妻の肩に、同じように震える私の手を伸ばし抱き寄せました。
まだ湿った妻の髪から立ち昇るシャンプーの香りが鼻孔をくすぐります。妻の頬を両手で包み、唇を重ねました。結婚式以外では、人前でのキスも始めての経験でした。田中君の呼吸が荒くなるのが聞こえました。その音にいっそう興奮を掻き立てられ、見せ付けるように舌を絡めあう激しく濃厚なキスを続けました。
「はあ」
さすがに苦しくなったのか、妻が唇を離し、深く息を吐き出しました。
次の瞬間、私は妻の上着をたくし上げ、一気に剥ぎ取りました。黒いハーフカップのブラジャーのみになった上半身を隠すように、両手を胸の前で交差させ身を捩る妻。間をおかずスカートのホックを外し足元までひき下ろしました。下着のみになった妻は恥ずかしそうに両腿を擦り合わせるようにして露になった下半身を隠そうとします。田中君が食い入るように身を乗り出しているのを横目にしながら、私もシャツとズボンを脱ぎ捨て下着のみの姿になりました。
再び妻を抱き寄せ、露になったお互いの肌を密着させながらキスをしました。背中に回した右手でブラのホックを外し、屈みこみながらパンティーに手を掛けました。
「いや、だめっ」
妻は股間を隠すように抵抗しましたが、その手を払い退け一気に引き下げました。妻が裸身を隠すようにしゃがみ込んだので、ブラはホックだけが外れたまま肩からぶら下がり、パンティーは足首に留まったままでした。
その間に私は全裸になり、無言のまま妻を抱き起こすと、尚も抵抗する彼女から無理やり残った下着を剥ぎ取りました。
「恥ずかしい」
俯く彼女をベッドに押し倒し、私の体を重ねます。
田中君が椅子から立ち上がり、無言でベッドに近づいてきました。彼の視線を感じたのか、妻は両手で顔を覆い隠していました。私は妻の白く豊満な胸に唇を這わせました。
「ああっ」
ついに妻が人前で声を漏らしました。
尚も舌で乳首を転がすと、私の舌を押し返すほどに固く隆起しているのがわかりました。私がまるで赤ん坊のように夢中で吸い続けると、さらに固さを増していきます。
「あ、ああんっ」
顔を覆っていた両手は私の後頭部を抱え、背中を反らせながら、妻の口からは甘い吐息が漏れだしました。
私は右手を妻の両腿の間に滑り込ませました。それに反応した妻がいつものように両足を開きかけたその時、ベッドの足元の方に気配を感じました。
「ああ」
不意に耳にしたのは、興奮のあまり無意識に発したのであろう田中君の声です。
その声は妻の耳にも届いたようで、その瞬間彼女は開きかけた足を閉じました。
思わず目を向けた視線の先には、膝をついて妻の下腹部を覗き込む田中君がいました。
私と目があった彼は、興奮した表情のまま、
「すいません」
と消え入りそうな声で、俯きました。
私は、改めて他人に見られながら妻とセックスをしていることを思い出しました。
「由美、田中君が見てくれてるよ」
そう言って、両足で妻の右足を挟み込み、右手で妻の左膝の内側を押さえて強引に妻の両足を開かせました。
「いや、あなた、やめて」
妻は、恥ずかしさのあまり、必死に足を閉じようとしましたが、邪な欲望に支配された私の力はよほど強かったとみえて、抵抗もむなしく彼女の股間が田中君の眼前に晒されました。
「ああー、恥ずかしい」
妻は再び両手で顔を覆っています。
「どうだい、田中君、由美のあそこは」
私は、自分のお宝を自慢するような気分で、彼に声をかけました。
「すごい、綺麗で、すごいです」
両目を皿のように見開き興奮を隠そうともしない彼に、私は勝ち誇った表情で続けました。
「もっとすごいもの見せてあげるよ」
かつてないほど膨れ上がった愚息にゴムを被せると、彼の視界を私の下半身で塞ぐ様に妻に覆いかぶさり、自らの怒張を妻の秘部に突き刺しました。
「あああっ」
のけぞる妻の姿に、これまで溜め込んでいた興奮を叩きつけ、夢中で腰を振り続けました。
背後からの、妻と私の結合部に注がれる田中君の視線を感じながら、これまで味わったことのない刺激で、一気に高まりました。
「ああ、由美、いくよ」
「ああ、まだ、まだだめよ」
「だめだ、もう、いく、ああああっ」
他人の前であることを忘れた私は、恥ずかしいほどの絶叫を上げながら、妻の中に欲望をほとばしらせたのでした。

22
投稿者:おじさん9 ◆Zeurdfl2k6   u-9-u-9
2016/03/01 21:04:35    (Euq8TKqG)
次を次をと読みたくなります
お疲れのところ大変ですが 
第十二章をお願いします
m(__)m
21
投稿者:とら
2016/03/01 20:53:18    (6n80mn.J)
逆転満塁ホームランおめでとうございます。
微妙な女心にもエロさを感じます。

いよいよですね。ハァハァ…

20
投稿者:sinn9nnn ◆MCbX1O.Cg.
2016/03/01 20:27:30    (4BFJ1M8a)
第十一章

決行日は、田中君のリーグ戦の日程や、私と妻の仕事の都合もあって、思ったより時間を経た、初夏の日曜日でした。
場所は我が家。事前の打ち合わせで、いつものように三人でのディナータイムを過ごした後、寝室に場所を移して始めることは予め決めてありました。
仕事を定時で終え、家に着いたのは18時を少し過ぎたところでした。すでに帰宅していた妻は、キッチンで夕飯の支度に取り掛かっています。
「ただいま」
妻の後ろ姿に声を掛けると、妻は一瞬だけ振り返り「おかえりなさい」そう言って調理を続けました。私はネクタイを解きながら妻の後ろ姿を眺め、いつも以上の色気を感じました。それは普段ほとんど身に着けることのないベージュのタイトスカートが、妻のヒップから太腿にかけてのラインを強調していたからかもしれません。
髪をアップにしているため、襟元が大きく開いた紺のサマーセーターから覗く襟足も妖艶に感じられます。
勤務中も上の空で、気持ちが昂ぶっていた私はその場で彼女に抱きつきたくなりましたが、息を一つ吐き出し気持ちを落ち着けると、冷蔵庫からビールを取り出しました。カラカラに渇いた喉へ一気に流し込みながら、妻が今日のことを承諾した日のことを思い出していました。

妻がはっきりとその言葉を口にしたのは、田中君の了承を取り付けてから一週間後でした。その間、お互いにそのことを口にすることはありませんでしたが、その晩、一週間振りのセックスの後に妻から口を開きました。
「ねぇ、あの話って、もしかして田中君にしちゃったの?」
「したよ。どうして?」
「ええっ、ちょっと。『どうして』は私のセリフでしょう。私、まだするともしないとも言ってないじゃない」
「いや、酔った勢いでつい」
「つい、じゃないわよ、こんな恥ずかしいこと」
「ごめん、おまえの承諾も得ずに先走ってしまったことは謝るよ。でも、なんで、もう話したかもって思ったの?」
「彼のメールの様子が少しおかしかったから」
「どう、おかしかった?」
「どうっていうか。なんとなくよ。妙に文章が固いっていうか」
「きっと彼の下半身も固くなっているからだよ」とは言いませんでした。妻が何か大事なことを決心して伝えようとしているのを彼女の声色から感じたので、くだらない冗談でその場の雰囲気を壊すのはよろしくないと自制したからです。
「そっか。気まずい雰囲気になってなくてよかったよ」
「ほんとよ、もう。それで、その、彼、なんて言ってたの?」
案の定、妻は田中君の反応を気にしているようです。
「承諾してくれたよ。このことは絶対口外しないことも約束してくれた。」
「そう、なの」
妻は思いつめた表情で答えました。
「もちろん、おまえが嫌なら、この話はなかったことにするよ。俺にとって一番大切なのはおまえだから」
彼女はしばらくの間、天井を見つめていました。どのくらいそうしていたでしょうか。不意に私のほうに向き直り口を開きました。
「いろいろ考えたんだけど、やっぱり私、あなた以外の人に抱かれるなんて考えられないの」
無念。最後はそうなるか。
妻の私への愛情が確認できたことは、もちろん喜ばしいのですが、正直私は複雑な心境でした。それを顔に出さず「わかった、彼にはそう伝える。正直、俺もほっとしたよ。おまえを他の男に抱かせるなんて、どうかしてたよ。断ってくれてありがとう、由美、愛してるよ」
断られた時のために準備していたセリフを言おうとしたそのときです。
「でも、彼なら、田中君なら。そのかわり、一度だけよ」
キターーーーー。逆転満塁ホームラン。
飛び上がりそうになるのを堪え、努めて冷静な素振りで彼女の肩に手を回しキスをしました。首まで真っ赤にして恥ずかしそうにしている妻を心底愛おしいと思いました。
「ありがとう。約束する」
「それと、私の、その、そんな姿を見て嫌いにならない?」
「それも約束する」

予定では19時に田中君が家にやってくることになっていました。
「お風呂、沸いてる?」
「ええ」
私は浴室に入ると、浴槽の熱めのお湯を頭からかぶりました。愚息は既にいきり立っています。これから何かの儀式に望むような気持ちで、いつもより念入りに体を洗っていると、玄関のチャイムが鳴るのが聞こえました。予定より早い到着のようです。早くも心臓の鼓動が早くなるのを感じました。「はーい」と答える妻の声も、緊張のせいか少し振るえているのがわかります。

着替えてリビングに戻ると、田中君はいつものように席から立ち上がって頭を下げました。
「こんばんは、お邪魔しています」
「いらっしゃい」
いつも通り挨拶を交わしただけのはずなのですが、極度の緊張のせいか、今日はお互い相手の顔をまともに見ることさえできませんでした。
料理を一通り並べ終わった妻も席に着くと、これまでより極端に口数の少ないディナータイムが始まりました。
田中君の食べっぷりもいつもに比べると随分大人しく、その分食器の立てる音と、各々の咀嚼する音だけがリビングに響きました。
会話が弾まないせいかアルコールだけが進み、いつしか三人とも箸を置き、グラスを口に運ぶだけになっていました。長い沈黙を破ったのは妻でした。
「暑いわね」
そう言って羽織っていた薄手のカーディガンを脱ぐと、妻の白い胸の谷間が露になります。アルコールでほんのり赤く染まった妻の頬との対比は、見慣れているはずの私にとってもこの上なくエロティックでした。
妻の胸元から目を離せないでいる田中君が、正面の席で唾を飲み込む音が聞こえたような気がしました。
それを見て、気持ちの昂ぶりを押さえられなくなった私は、意を決して立ち上がりました。
「そろそろ、寝室に行こうか」

19
投稿者:寝取り上手 ◆fXf0/HfFdI
2016/03/01 13:16:06    (I0Klv4pb)
めっちゃいい!早く続きが読みたい(´Д` )
18
投稿者:とら
2016/03/01 08:14:30    (6n80mn.J)
投稿ありがとうございます。
なぜか、ご主人さんより田中くんを応援したい気持ちが強くなってきました。


17
投稿者:sinn9nnn ◆MCbX1O.Cg.
2016/02/29 23:50:09    (aeXrZEtl)
第十章

いつものバーカウンターの止まり木に肩を並べて小一時間がすぎた頃、私は話を切り出しました。
「妻が、君に男としての自信を取り戻させてあげたいと話してる」
いきなりの最終弁論で直球勝負です。
ここでも嘘はついてません。
今回の計画のもうひとつの肝は、明らかな嘘をつかないこと。妻と田中君は頻繁にメールのやりとりがある仲なので、私が都合のいい嘘で説得しようとしても、それがばれて計画が水泡に帰すリスクを恐れました。
「え?それは、どういう。すいません。よく、意味がわからないんですが」
「妻が体を張って君に性の手ほどきを行い、君が男として一皮むける。その姿を僕も見ていたい。そういうことだ。」
酒の力も借りて、一気に勝負をかけます。
田中君は、グラスを手に持ったまま、歓喜と戸惑い、そして僅かな猜疑心の入り混じった顔で私を見つめ返しました。
「でも、西村さんはいいんですか?つまり、僕と、奥さんが、その、そんなことをしても」
予想通りの反応でした。
ここが計画のもうひとつの肝だったので、私は慎重に用意してきた答えを、できうる限り感情を込めて、彼に話しました。
今回の計画の最大のリスクは、職場の学生を交えて妻と3Pをするという、反社会性にありました。具体的に言えば、もしこのことを彼が友人等に吹聴するようなことがあると、最悪の場合、私が職を失いかねないということです。
ですから、それを防止するために万全を期して、いかに私たち夫婦が彼の未来を慮っているか、そのために私達自身の社会的立場を賭しているか、ということを、念入りに説明しました。
彼の誠実な人柄に信頼を置いたからこその、今回の計画だったのですが、最悪の状況だけは避けたかったので念には念を入れました。
そして、私の熱意が伝わったのか、妻の魅力に陥落したのか、あるいはその両方なのか、田中君からの了解を取り付け、私の計画は最終段階に達したのです。

16
投稿者:とら
2016/02/29 22:47:08    (z3HzthVz)
この寝取られには愛がありますね。
他のケースと違って深いです。田中くんの反応待ち遠しいです。

15
投稿者:sinn9nnn ◆MCbX1O.Cg.
2016/02/29 21:40:13    (aeXrZEtl)
第九章

計画といっても、取り立てて煩雑なものではありません。寝取られ体験談によくある手段です。
概要は、願望のある主人、この場合は私が、相手の男性に妻を抱いてみないかともちかけ、手ごたえアリとみたら妻を説得する、これだけです。
ただ、そこで私が少し考え込んでしまいました。説得する順番をです。
体験談を読む限り、どちらからもちかけても大差はないように感じましたが、それは、当然のことながら体験談が、両者の同意を得て成功しているからです。
つまり、これからことに臨む私としては、説得が失敗に終わった場合を想定しなければなりません。交渉が決裂するとどういうことになるのか、具体的に考えてみました。
まず、最初に田中君へ話を持ちかけた場合。これは拒否される可能性は低いような気がします。据え膳食わぬは、という言葉があるように、この種の話をもちかけられた男性が断る理由は、自分に置き換えてみても殆どないように感じました。問題は彼の真面目な性格が邪魔をして断られた場合ですが、その時は酔った勢いでの戯言として煙にまいてしまえば彼もそんなに気にしないような気がしました。
そこで、田中君の同意を得た後、妻の拒否にあった場面を考えてみました。これは十分ありそうです。この場合、私は田中君に妻の同意がとりつけられなかったので、今回の話はなかったことにしてくれ、と話さなければなりません。これはうまくない様な気がしました。田中君に対して、私の異常な性癖を暴露しただけに終わることになりますし、妻と田中君もこれまで通りの良好な関係を続けることは難しくなるでしょう。
次に、まずは妻の説得から始めた場合。これは可能性としては五分五分か、少し分が悪い勝負です。ただ、仮に失敗に終わっても私が頭を下げれば、その後の夫婦間の関係に大きな溝は残さないでしょうし、妻の了承を取り付けた前提で彼に話をすれば、彼が承諾する可能性も大きくなるような気がしました。
他にも、いろいろ細かいことを考え、悩んだのですが、最終的に最初の説得相手には妻を選びました。

話を切り出したのは夫婦生活の最中でした。
十分に時間をかけ、丁寧な前戯で濡れた蜜壷に、私自身を埋め込みながら、妻が声を上げるのを待って話を切り出しました。
「なぁ、由美、田中君のことなんだけど」
事前に何度もリハーサルを繰り返した、簡略かつわかり易さに重きを置いた、彼を交えての3P提案のプレゼンテーション。
「なんで?」
それまでは目を閉じて恍惚の表情を浮かべていた妻が、一瞬、間を置き真顔になると私を見つめ直し、そう問い質しました。
妻の反応は当然でしょう。
「セックスが原因で彼女と別れ、自信を失っている田中君を立ち直らせてあげたい。それに協力して欲しい」というのが、私の口頭弁論の主旨。
嘘はついていません。彼と最初に飲みにいったときに、そのさわりだけとはいえ聞いたことでしたから。
さらに、決して妻に対する愛情が冷めたわけではないこと。ただ、最近の二人を見ていて、あらぬ妄想を抱くようになり、初めは悩んだが徐々に興奮している自分に気づいたこと等を正直に告げました。
激しく拒絶されたなら、即座に撤退するつもりでした。
しかし妻からの意外な返答。
「こんなおばさん相手じゃ、彼が嫌がるでしょう?」
え?それって。それって、つまり「私は嫌じゃないけど」って言ってるのと同じことだよね?
この妻の一言に、私は脳天を撃ち抜かれたような刺激を覚え、挿入直後だったのにも関わらず一気に果ててしまいました。
乱れた息のまま抱き合いながら、私は妻の耳元に顔を埋めながら尋ねました。
「なら、彼が望めば構わないってことか?」
少し間を置いて妻。
「そういうことじゃなくって」
「じゃあ、どういうこと?彼がこのまま男としての自身を取り戻せずに立ち直れなくなっても構わないのかい?」
「そんなことないわ。私だって彼がそんなに悩んでいるなら、できることは何でもしてあげたいと思ってます」
「なぁ、由美、こんなこと頼めるのはおまえしかいないんだ。いくら妄想して興奮を覚えたからって、自分の大切な女房が他の男に抱かれることに抵抗がないわけないだろう?最初はソープにでも連れて行ってとも考えたけど、真面目な彼をそんな場所に連れて行くのはどうしてもはばかられるんだよ」
「ソープなんて、あなた、そんなこと考えてたの?だめよ、絶対。それはだめ」
「おまえだってそう思うだろう?だからさ」
「んん、もう。とにかく急にそんな話されても困るわ。少し考えさせて。」
妻は裸のまま私に背を向けると、頭からシーツを被ってしまいました。
「おやすみなさい」
妻の声に怒気の色は全くありませんでした。
これ以上ない手ごたえを感じた私は、早速次の日、田中君を飲みに誘いました。

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