2020/09/14 00:04:00
(xd81n/WH)
妻が帰ってきたのは何時かわかりませんが、朝8時ごろ私が起きてきた時点で、リビングで早めに昼食を作っておりました。
昨日の夜あれから妻からLINEで、カラオケに行くとメッセージが入ってました。
私も眠くなり夜中の1時ごろ眠ってしまったのですが、夜中スマートフォンの電話が鳴る音で目が覚めました。相手は妻でした。私はとりあえず電話に出ましたが全く何も聞こえず無言のままでした。そのまま切って、再度眠りにつこうとするとまたかかってきました。相手は妻ではなく、あの京子さんでした。聞き間違えか、寝ぼけてるのかと思いましたが相手は京子さんでした。なんでかけてきたのか。私の電話番号を知ってるのか聞くと酔ってるのか甘ったるい声で私に答えました。
私が親父の電話番号、メールは拒否してること。その為、親父が私に久しぶりに連絡を取りたいということで京子さんに、私の電話番号を教えたそうです。なんでこんな夜中にかけてきたのか、なんでも私の住む県まで京子さんと遊びに来てるので酔っぱらった勢いもあって、電話をかけたそうです。
京子さんの電話越しに親父か誰かの男の笑い声と女性の笑い声も聞こえました。妻からの無言電話、京子さんからのいきなりの電話。とても偶然とは思えない私は京子さんにふと語気を強めて聞いてみました。
もしかしてとは思うけど、そこにサツキはいないよな?と。すると少しの沈黙の後、京子さんが「いたらどうする?」と私に答えました。
私は京子さんにふざけるな、何考えてんだと声を荒げました。すると京子さんは笑いながら「冗談やん、冗談や。」と答えてきました。全く冗談に聞こえない私は更に問い詰めようとしました。しかし電話の相手は京子さんから、親父に代わってしまいました。
「久しぶりやんか。元気しとるか。」
「電話切るぞ。あんたと話すことないわ。」
もう電話を切ろうとした時に吐き捨てるように親父が私に言いました。
「お前がそんなんやとサツキさんに愛想尽かされるで。あんなええ女、貰い手沢山いるやろ。もしあれやったら京子と一緒に俺が面倒見たるわ。お互い付き合いもあったからな。気兼ねなく面倒見れるで?」
「別に愛想尽かされてもないし、逆に俺が愛想を尽くす側だ。勝手なこと抜かすな。こんな夜中に悪戯で電話してきて。ふざけるな。」
「そんな怒るなて。冗談やんか。そんでサツキさんは寝とるんか?」
「別に関係ないだろあんたには。」
少しの沈黙の後、親父がいつもの馬鹿にしたような口ぶりで私に言ってきました。
「お前とサツキさんもしかして寝室別か。別やろこの反応は。というよりサツキさん家にいるんか?まだ離婚はしてないやろな流石に。」
「だから別に関係ないだろ。もう2度とかけてくるなよ。」
私はスマホの電話を切り、京子さんの電話番号を着信拒否しました。イライラしてしまって中々寝つけませんでした。