2013/01/02 21:01:37
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私はかなり興奮していましたが、テルさんとの計画を忘れてはいなかったので「そろそろいいだろう」と思い、風呂場に入ると頭からお湯を浴び、ドアを音を立てて閉めて風呂場を出ました。そしてワザと「あ~あち~」などと声を出して、風呂から出たことが妻にわかるようにしました。わざとゆっくりドライヤーを使い、歯を磨いてからリビングに戻りました。
リビングに戻ると、テルさんと妻は最初と同じ席に戻っていて、二人とも私の方を見ました。妻は、「長かったね、大丈夫?」と話しかけてきました。私の脳裏には、さっきテルさんにいいようにいじられていた妻の姿が焼き付いています。俺は計画どおり、テルさんに、「テル、明日休みなんだろ、今日は泊まってけよ」と言いました。テルさんはう~んと考える振りをして、妻に、「どうしようかな、迷惑じゃない?」と聞きました。妻は、一瞬戸惑った表情をしたけど、私に悟られまいとして、笑顔を作って見せ、「あ…私はいいよ」と言いました。そして、妻とテルさんもその後風呂を済ませ、みんな寝ることになりました…。ここからが計画の本番でした。
私とテルさんの立てた計画は、私と妻の寝室にテルさんが入り込み、酔って熟睡している私の横で、妻を寝取ってもらう、というものでした。
私はもともと酔うとすぐ寝てしまうタチで、そのことは妻もよく知っていました。さらに私はかなり酔ったフリをしていたので、テルさんにお休みを言って妻と寝室に入ると、早々に布団に入り、顔まで布団をかぶり、寝息をたてる振りをしました。それから1時間後(時間も打ち合わせていました)、寝室のドアがカチャと音を立てて、テルさんが寝室に入って来ました。この時、妻も既に寝息を立てていました。私は妻に背を向けています。豆電球の明かりの中、テルさんと私の目が合いました。テルさんは私に向かって軽くニヤリとと笑ってみせると、そのまま私の背後に回りました。
私はそうっと寝返りをうち、妻の方へ体を向けて薄目で見ています。
テルさんは、私の方に体を向けている妻の背後から、そっと掛け布団をめくると、静かに妻の脇に入っていきます。
妻はまだ目を覚ましません。布団の衣擦れするガサガサという音がしています。
「…ぅ…ん…」妻が目を覚ましそうになりました。私からはテルさんがなにをしてるのか、掛け布団のせいでまったく見えません。