2020/06/09 22:05:42
(T2fZ8yox)
ひろみさん
「〇〇君も用事あるん?ないならあっちと一緒にどう?」
僕
「邪魔ではないですか?」
ひろみさん
「大丈夫。大丈夫!嫌なら無理に引き止めへんけど」
僕
「じゃあ少しお邪魔します。」
先輩を見送って僕はひろみさんとご夫婦の席につきました。
旦那さん
「おっさんとおばはんと飲んで大丈夫?」
立ち上がって握手を求めて右手を伸ばしてこられました。
僕はそんな初対面の握手って慣れてなくて思わずズボンで右手を拭いてしまいました。
そして握手の最中にひろみさんと奥さんに両側から旦那さんは頭を叩かれて。
ひろみさん
「おばはんって!」
奥さん
「こんな綺麗なおばはんおらんやろ!嫁さんにできてありがたく思いや。」
旦那さん
「これがおばはんやねん。若い子は手出さんし、そんな事いわんわ。なあ?」
僕
「はぁ…まあ…」
ひろみさん
「はあ?そういう目で見てんやね?わかった。」
旦那さん
「でた!パワハラ!」
僕
「いえ。お2人共綺麗ですし素敵です。」
奥さん
「やろ?〇〇だけやで。私らの事そんなん言うの。」
ひろみさん
「私と付き合ってた時、〇〇の事可愛い!とか言ってたくせに。」
奥さん
「私らの前でひろみの事自慢しながら好き好きって言うてたやん。」
旦那さん
「昔はな!〇〇もひろみも若かったしな!」
僕は周りの発言に合わせてキョロキョロするばかり。
でも三人の会話は凄く楽しく僕はずっと笑っていました。
ひろみさん
「今日はどうするん?家来る?いつ帰るん?」
旦那さん
「日曜日に戻る。ホテル予約してるし。」
ひろみさん
「でも、久しぶりやんね。ホテルとらんと家きたらよかったのに。〇〇も週明けまで名古屋やし。」
僕
「あれ?大阪じゃないんですか?」
奥さん
「今は福岡。〇〇の転勤で。」
旦那さん
「単身で行こうって思ってたのに…」
ひろみさん
「〇〇を野放ししたら大変な事なるわ!」
奥さん
「ホンマ!お金は使うし病気なんかもらわれたらシャレならんわ。」
旦那さん
「してへんし!最近は!」
ひろみさん
「ホンマ~?少しは息子さん落ち着いたん?」
旦那さん
「いまだに10代やで!遊んでないだけで。久しぶりにひろみどう?」
ひろみさんがテーブルを挟んでおしぼりを旦那さんの顔に笑いながら投げつけました。