応援や最後まで聞きたいとおっしゃってくださる皆様、ありがとうございます。一名、もう満足と言われる方がいらっしゃるようですが、ここはこういう体験談を書くところじゃないのですか?途中でやめるのも腹が立つので最後まで頑張って書きます。先ほど帰って来ました。夜中や早朝、まだ暗いうちから船を出し、漁(仕事)が終わり、魚を市場に出荷して船を片付けるのはお昼前です…それから自宅に帰り、風呂に入って汗や汚れを流し、私は夕方の晩飯まで数時間睡眠します。妻はこの間に魚を加工して刺身にしたり、パック詰めして売ったり頼まれたら配達して、その帰りに買い物して帰って来て余った時間で韓流ドラマなどを見て夕食を作り始めるという生活パターンでした。看護士のときから半ばすれ違いのような生活…私の知らない妻の時間がある…それもいけなかったんですね…でも、漁師の嫁さんなんてだいたいそうですし、遠洋なら半年、一年会えない訳です。寂しい…それを理由に浮気されたら漁師の嫁さんはできませんよ。次第に夕食の時間がそれまで6時(18時)だったのが7時に遅くなりました。しかし、この7時になっても真美が家に居ないときがありました。私の携帯にメールが入っているときはテレビを見て待ってますが、なんの連絡も無く、私から電話しても出ないことがあるようになりました。『実家に寄ってた…』『ごめん!…友達と買い物してたからもう帰るよ…』『車運転してたから電話に出れなかった…』とか、後で電話してきて言い訳したり…『えっ?…あっ!…ごめん…メール送ったつもりなのに未送信になってる…スマホは不便ね…』とか言う始末…。それでも私は『腹減ったから早く飯作れ…』しか言いませんでした。この頃には当然、夜の夫婦の交わりもご無沙汰でした。四十路になった夫婦…子供たちが家を離れ、新婚時代に戻ったような二人だけの家なのに、ただ二人が傍に並んで寝てるだけの状態でした。真美が杉田に夢中になった原因は当然、私にもあります。それを私は認めるからこそ、あの夜の真美の姿を見て、『止めてもムダだな…』と思ったのです。そういうことが続くようになり、何回かは半分冗談で、半分本気で真美に言ったこともあります。『なんだ…彼氏でもできたか?』『男がいるのか?』ですが、真美は当然、否定します…。でも、今思うと、真美の否定の仕方は曖昧だったり…話題を変えたりして、上手くはぐらかしていたように思います。そんなときに限って、友達の話ししたり、どこかの夫婦が離婚したんだって…とか、テレビのニュースの話題を言ったり…とにかく、はぐらかしていたように思います。私の胸には『まさか…ホントに真美は浮気…』というモヤモヤしたものはありましたが、私は妻の携帯を見ませんし…いや…一度だけ妻が風呂に入っているときに見ようとしたのですが、ロックがかけられていて、解除できずに妻が風呂から出て来たので見ることができませんでした。メールや電話がかかって来るときがありましたが、妻は姉からだと言い、『明日、姉さんと買い物に行くから…』
...省略されました。