2024/03/02 15:20:11
(p7Vv..xy)
これは３年前に本当にあった話です。
私はタクシー運転手をしていましたがあのコロナで客が激免してしまい月の収入が１０万を切る月がほとんどでした。
子供がまだ中学生なので妻はパートです。
二人合わせても２０万弱です、それから家賃、光熱費など、生命保険等などで食べるのが精一杯でした。
仕事も休みが多くなり家に居ても退屈でしたがパチンコへ行く余裕などありません。
家の近くを川が流れておりそこの土手を散歩が日課になっていました。
たまたま妻と休みが一緒で気晴らし二人で散歩をしました。
土手にはランニングする人、お年寄りの散歩などです。
歩いてると画を画いてる老人がいました、後ろからそっと見ると土手から見た向こう側の景色でした。
妻が思わず、お上手ですねと声を。
その老人は振り返りながら軽く会釈をしてくれました。
私達はそのまま散歩を続けながら家へ帰りました。
それから数日後また散歩へ行きました１人です。
歩いてるとあの老人がまたいました画を画いています。
目が合い会釈すると、向こうも会釈してくれました、そのまま通リ過ぎようとすると老人が、
この前の人、奥さんかな。
ええ～家内ですけど。
ちょっとお話があるんですがお時間は。
私は大丈夫ですけど。
するとその老人が名刺を渡して来たのです。
その名刺には画家と書かれていたのです。
老人は画家は名目ばかりで売れない画家ですと。
話は意外な事でした、奥さんをモデルにお願い出来ないかと言うのです。
私は妻はパートに出てますからそんな時間は無いしそれにもう四十過ぎのおばさんです。
いや奥さんは魅力ありますよ私のモデルにピッタシです。
お仕事がお休みの時だけでいいのです２時間くらいでいいのですが、もちろん謝礼もお出ししますと言うのです。
謝礼の言葉に思わず、失礼ながらおいくらくらいですか。
すると老人２時間５千円でどうですか。
５千円、妻がパートで出る金額です。
私は思わず妻でいいならお願いしますと承諾したのです妻の許可も取らずにです。
携帯番号を交換し後日また詳細を聞く事になりました。
