2025/12/19 21:45:23
(H73.NVhn)
金曜日の夜9時
僕は居酒屋さんに妻といました。プレイ前にお互いの顔合わせや不安な事とかしたい事とか3人で話しましょうという相手の方からの提案で
した。お店も相手の方が予約してくださり、僕らはお店に着くと個室に案内されました。妻が緊張してるのが目に見えてわかり…僕まで緊張が高鳴っていました。
「こんばんは。はじめまして。道迷いませんでしたか?」
優しく穏やかな声で挨拶を受けました。何度もチャットでやり取りしていたとはいえ、初対面はやはり緊張です。そんな気持ちを察してくれたように、
「どうぞどうぞ、まずはお酒でも飲んで楽しみましょう」手で席に促され僕らも席に着きました。
「どうも。はじめまして。ユウジと言います。旦那さんとは何度もお話してましたが奥様とはお初になりますね」
気さくな感じで妻に声をかけてくれるユウジさんは僕が想像してたそのままの方で…妻も物腰が柔らかく気さくな態度に少し緊張が緩んだような感じがしました。
「遠いところすいませんね。でもこうしてお会い出来て良かった笑」
気まずい沈黙が出来ないよう心地よいペースでユウジさんは話を進めてくれます。
僕らにとっては初めての土地です。偶然でしたがユウジさんは隣の県の方でした。チャットでもお話しはしたんですがある程度距離があった方が安心できますよと。たしかに…ここなら知り合いに会う事もありません。
軽い自己紹介をお互いしながら前半はたわいもない話を笑顔でしてくれて場が和みました。妻もお酒のペースがちょっと早い気はしましたがユウジさんの話に笑いながら答えてました。
美味しい食事をしながら、お酒が軽くまわりはじめた頃…ユウジさんは本当に自然に本題に入ってくれました。
今回の件を旦那さんから聞いて、お相手候補にしてもらったと。
奥様の気持ちが一番大切なのでもし生理的に嫌であれば遠慮なく言ってもらって大丈夫ですからね。と
妻を気遣うようにゆっくり丁寧に話してくれました。
相手を決めるのはあくまでも妻と決めていた僕はユウジさんの振る舞いに妻も気に入ってもらえたらいいな…なんて不思議な感情になってました。
「あの…こういうのは初めてなんですけど…大丈夫ですか?」
妻からユウジさんにはじめての質問です。
「もちろん。緊張しますよね。でも大丈夫ですよ笑。途中でやめたい時は言ってもらえたら無理強いとかしませんから。僕としては奥様にも旦那さんにも良い思い出になってもらえたらと思ってます」
優しく諭すようなユウジさんのものいいに妻の表情が少し緩んだような気がしました。
時間も2時間ほど経った頃、
「では今日はそろそろお開きにしましょうか?」
ユウジさんが気を使ってくれました。本当に楽しく美味しいお酒でした。お互いお礼を言いながら外に出るとかなり寒かったのを覚えてます。
「お二人は今夜はホテルに泊まるんですか?」
ユウジさんは最後まで優しい気遣いをしてくれます。
「はい、近くにホテルあるみたいなので…予約してないから部屋無かったらラブホにでも泊まろうかと思ってます」
「あ、そうなんですね!ホテルも予約しておけば良かったですね。」
そんなやり取りの後…ユウジさんの口から予想外の言葉が出ました…
「もし良かったらですけど…このまま軽くお試しでもしましょうか?」
冗談のような本気のような表情です。
「あ、もちろん、無理はしないで大丈夫ですよ!でもほら、わざわざ遠くまで来てもらったし、お礼もかねてと思って」
今度は気さくな笑顔で僕らに笑いかけてくれました。
ちょっと期待はしてだけど、まさか本当に今日出来るのか…思わず妻の顔を見てしまいました。
うつむいてはいましたが…拒否の反応でなく…
本当に…もしかして…
そんな期待と緊張が僕の心に湧き立ちました。