波瑠にじっと見つめられ、甘い誘惑の言葉。普段は厳しい女上司で嫌っている同僚もいる中で僕は、憧れを超えて密かに好意を抱いていた。そんな相手にいまこうして手を引かれて、いつもは見せない甘えた声で問いかけられ、断る理由など存在しなかった。
「……えっ、いいんですか?」
「そ、そうですね、こんな時間だし……じゃあ、お言葉に甘えて…。」
波瑠の肩が少し触れ、甘えた声が耳元で囁く、仕事で見せる厳しく指導する女上司の顔からは想像もしなかった大人の女性の色気を見せ、危うい表情を浮かべていた。
二人は波瑠の家の前でタクシーを降りた…。
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