「ん…?」
夕方過ぎ、アプリからに通知がポップアップする。
基本的には男からメッセージを送りっぱなしの状態になってしまうことが多く、アプリからの通知などほとんどないのが普通。
もちろん、サイトからの通知は煩わしいだけ。
個別のメッセージ受信の通知だけにしている者が多いだろう。
(返事…来たな…。
やはり馬鹿な女…は実在するんだ…。
いつもそう…。
どうせ外では真面目、そんなこと興味ありません。
むしろ、汚らわしい…ありえない、とか言ってるんだろ…?)
これはどの女がメッセージを返してきても感じる感情。
しかし、今回は少し状況が普段と異なる。
「問題は…、この人が拓海の母さんなのかどうか…ってことだ…。」
そう、相手が友人の母親である可能性が今回はあるのだ。
実際に面識もある。
といっても、挨拶程度だが…。
無論、こんなサイトに登録しそうな雰囲気など、その時は微塵も感じない。
返事を得た今この瞬間も、境遇が近いだけの別の女だと思っている気持ちの方が強い。
それでも…、確認しなければ…つまらないという物だ。
とはいえ、露骨な問いかけは不味い。
もう少し色濃い接点を持ってからでなければ、早々に気取られて確証を得る前に消えてしまうのがオチ…。
「まずは少しでも興味を持ってもらわないと…だな…。
これが本当に拓海の母さんだったなら…。」
歪んだ性癖。
自分を捨てた母親を心から憎んでいる。
しかし、それと同時に仲の良い母親を持つ友人を、あるいはできた母親だと感じる周囲に対して、
妬ましく思ってしまう自分がいた。
そして同時に抱く感情。
(どうせみんな同じ…、皮をひん剥けばどいつもこいつも変態なんだ。
照明してやるよ…。)
そんな風に。
『お返事ありがとうございます!
まさか返事を頂けるなんて思ってなかったから、ちょっとどんな気持ちで居たらいいかわからなくなっちゃって…。
すいません、ガキっぽくて…。
分からないなりに、相手を意識して行動できるの…素敵だと思います。
スカートの中が見やすいように、してくれたんですよね…?
覗きやすいように…。
オナニー…、はい…しました…。
ダメだったでしょうか…?
気を悪くしてしまったのなら、申し訳ありません…。我慢…できなくて…。
息子さん、大学生でしたよね。
気になった…、というのは、息子さんも盗撮を…?
でも、気持ち…分かります。
覗きたくなるんですよ…、特にあんなさんみたいに、配慮を感じる女性。
包容力というか、優しい感じがにじみ出ているような女性の…スカートの中…。
息子さんも…そうかもしれませんね…。
そうだったら…ショックですか…?
でも、優越感は確かにそうかもしれない。
大胆にはなれないかもしれないですが、息子さんに下着姿を見られることはありますよね…?たぶん。
そこは羨ましい…と正直思いますが…、同時にそれがあるからこそ、
あんなさんを「覗く」ことはできないんだ。
見せても、見られても良いモノを見ているのと
本当は隠さなきゃいけないモノを覗き見るのとではわけが違う。
僕は…、
息子さんやお友達が知らない、あんなさんを…覗きたい、んです。』
「ふぅ…。」
思った以上に長文になってしまった。
時折滲むのは、隠しきれない幼さ。
そこに息子と同い年、近い立場…を意識させることになるのだろうか。
息子が盗撮に興味を持っていたら興奮するのか…?
あるいは、息子と同じような年齢の男に覗かれることに興奮するのか…?
あんな、の中身を間接的に探るような言葉で、メッセージを返す。
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