ーーーーー宙斗マンションーーーーー
「腕上げた?そうか…って言いたいところだけど、作ったの俺じゃない。
貰いものだよ(笑)」
准一から渡された双眼鏡で、海斗の部屋を覗き始める宙斗。
化粧の濃い女が、海斗をバックで迎え入れているのか時々口を開く様子が、
双眼鏡を通して目に飛び込んでくる。
「誰だあれ??准知ってるか?」
准一「知らん。なんで俺が知ってると思った?
海のことだから、どうせデリでも呼んだんじゃねえの。
それが証拠に女の顔どこか醒めてるように見えないか?
そんな事よりほんと、美味いよこれ。
貰いものとか言ってたけど、誰に貰ったんだ?女か?」
「あっおい、全部食わないで残しとけよ。
女と言えば女だけど……今狙ってる女の母親作だよ。
…確かに醒めてるように見えなくもないけど。」
そう言うと双眼鏡を目から外す宙斗。
「しかし海の奴、派手な姉ちゃん呼んだな。ああいうのが好みなのか?
(莉奈とは似ても似つかん、正反対の女だな。
でもああいうほうが、海にはお似合いかもしれんな…)
おい、全部食うなって…」
准一「知らん。狙ってる女の母親作って、女の家に行ったってことか?」
「ああ、行った。一度じゃなく今回で三度目かな?いや、四度目??」
准一「そんだけ行ってれば、攻略完了ってか?もうやったのか??」
「馬鹿、まだやってねえよ。本人と親父さんは攻略完了だが、お袋さんがな。
それに親父さんは、取引先のお偉方だし簡単には…」
准一「そうか。でも宙、お前がそこまで入れ込んでるんだから、いい女なんだろう?
将来も考えてるのか?」
「ああ、親父さんにもそう伝えてある。いい女だよ。
准お前だから言うけど、元々は海が知り合いから紹介された女なんだ。」
准一「海が…?どうして宙と??」
今までのいきさつを話す宙斗。
准一「成程ねぇ…。あまりにも可愛くて、宙の悪い癖が出ちまったわけだ(笑)」
「いや、あくまでも悪いのは浮気した海だし、それを目撃されちまっただけの話。
まあ俺にとって運が良かったのは間違いないが。」
准一「今度紹介しろよ。」
「ああ、機会があったらな。」
ーーーーー海斗マンションーーーーー
何度目か分からない行為を終えた沙栄と海斗。
沙栄「はぁはぁはぁ……海ちゃん気持ちよかったよ。
(小さいし早いけど、回数だけは凄いなこいつ。)
明日はいっぱいして貰ったお礼に、お部屋掃除してあ・げ・る(笑)」
海斗「ほんとに?嬉しいなぁ…でも掃除道具無いんだよな。いつも宙に借りてたし。」
沙栄「そうなの?じゃあ一緒に買いに行こうよ。どうせ今後も必要なものだし。
それとも朝から借りに行く?(そうすればお兄さんにも会えるし(笑))」
海斗「いや買いに行こう。俺たちが起きるころには、あいつもう出勤しちゃってると思うから。(莉奈ちゃんとのこともあって、今あったらまたお小言言われそうだし。)」
沙栄「分かった…じゃあ寝ましょう。(あれだけ中出しさせれば…(笑))
朝食も作ってあげるからね。」
ーーーーー時は流れ、金曜日朝 通勤電車ーーーーー
「やあ、おはよう莉奈ちゃん。〇時からの□□製菓のプレゼン頑張って。」
莉奈と宙斗はターミナル駅からの電車を合わせるよう約束していた。
「そうだ、お母さんってマロングラッセとシフォンケーキどっちが好き?
この前のお弁当のお礼に持って行こうかと思って。
また、フィナンシェってのも芸が無いし(笑)」
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