−−−居酒屋サカモト−−−
宙斗、海斗の隣の掘りごたつ座敷、海斗の後ろに座り聞き耳を立ててる長野と森田。
長野「(小声)どうやら後ろを向いているのが宙斗くんの弟だな。」
森田「(小声)弟とあの娘、付き合っててどうして岡田さんとうち(rifugio segreto)に来たんでしょう?」
坂本「ビールと鰤大根でいい?」
長野「坂本さんが薦めてくれるということは今日、店一番の料理だね?じゃあ、それで。」
森田「僕はビールじゃなく焼酎のロックでお薦めのをお願いします。」
その後運ばれてきた席代のお通しと鰤大根とお酒を飲みながら小声で宙斗と海斗のことを話している。
−−−居酒屋サカモトの店外−−−
海斗が飛び出し走っていくのを追い掛ける海斗担当。
海斗担当「マジかよ!全速力じゃねぇか!」
宙斗担当「頑張れよ〜、俺は宙斗待ちをしてるからな、あとで連絡入れてくれな。」
−−−翌朝、莉奈自宅、出勤前−−−
宙斗からのメッセージに海斗が話も聞かず飛び出してしまい約束が出来なかった旨の連絡があった。
莉奈から海斗を誘い、それに付き添うと言うメッセージだった。
大きな声を出して大丈夫な場所としてカラオケBOXが提案されていた。
「カラオケBOXかぁ…、お父さんは兎も角、お母さんが反対するだろうなぁ…。」
莉奈母は学生時代から密室になる場所、カラオケBOXを避けるよう口酸っぱく言っていた。
女子だけで行っても誰か乱入して来るかも知れないし、男子とだなんて危険過ぎると猛反対。
「ご飯食べながら話してみよう。」
出勤の支度をしリビングダイニングへ行くとソファに莉奈父が座り新聞を読み莉奈母が朝食をダイニングテーブルに並べてる所だった。
「お父さん、お母さん、おはようございます。」
莉奈父・莉奈母「「おはよう、莉奈(ちゃん)」」
莉奈母「早く食べちゃわないと会社に遅れるわよ?」
「はぁい、頂きます。」
3人がテーブルに着くと食べ始め宙斗からのメッセージの話をする。
案の定、莉奈母が猛反対、ただこの日は違う、莉奈父が莉奈母を諌める。
莉奈父「岡田くん…、宙斗くんが立ち会ってくれるから大丈夫だろう。
海斗とか言う輩から早く莉奈から遠ざけたい、宙斗くんが居るなら藍ちゃんにも来てもらえないか聞いてみたらどうだろうか?
人数が居たほうが君(莉奈母)も安心だろう。」
莉奈母「海斗を遠ざけたいのは遠ざけたいですよ、でも…、はい、藍ちゃんが来てくれるなら…、今回だけは…。」
「ありがとう、お父さん、お母さん。」
その後、綾瀬まさみとのことが遭って以来、始めて海斗にメッセージを入れた。
【お久し振りです、週末、土曜日か日曜日のどちらかにお時間頂けないでしょうか?】
海斗にメッセージを入れた後、宙斗と藍にもメッセージを入れると2人とも直ぐに返信があり立ち会いしてくれることとなった。
宙斗からは海斗を抑える役としてもう1人連れて行くとのメッセージも。
−−−海斗、地方工場−−−
工場長「岡田さん、今日までお疲れ様でした。」
海斗「はい…、有難うございました…。(不貞腐れ)」
工場長「工場での仕事は今日までなのでお疲れ様会を…。(全く自分のミスのくせに不貞腐れやがってお前のミスのせいで俺等だって休日返上だったんだぞ!)」
海斗「いや、結構!(お前等、工場のヤツとは違うんだ、気軽に誘うな!)」
女子事務員(莉奈より大きい胸)「岡田さん、残念やわぁ、本社に戻っちゃうのね。」
海斗「えぇ、戻りますよ、えへへっ。」
女子事務員「(小声)本社に戻る前に2人っきりでお疲れ様会どうですか?」
海斗「(小声)ふ、ふたりで?勿論!是非しましょう!」
小声で話していた会話は工場長の耳にも(馬鹿な人だな、サセ子とふたりで工場の人間と話さないからだぞ。)
海斗担当は地方工場勤務が終了する情報を仕入れその地に来ていた。
就業後、海斗の腕に胸を押し当ててる事務員が事務員の車に乗り込むとインター近くの宿泊施設に…。
海斗担当「ヤバい、ヤバいって!あっ!良かった…、車で部屋に行く式のか…、写真、写真と…。」
カメラで収められてるとは知らない海斗。
部屋に入ると莉奈からのメッセージ。
事務員「だぁれ?」
海斗「彼女だよ、可愛いんだ、照れ屋さんで中々、写真も撮らせてくれないからスマホには入ってないんだけどね。」
事務員「そうだよね、岡田さん、イケメンだし彼女居るよね。
でもわたしは大丈夫!2番目でもいいから…。」
海斗「メッセージ返すから先、風呂入ってて後から入るからさ。」
事務員「はぁ〜い。(何だよ、彼女持ちかよ!折角、都会にいけると思ったのに!
まぁ、一回しちゃえばハマるだろうしひとり暮らしって言ってたから押しかけるのも有りだよね。笑)」
海斗から莉奈へ【工場の仕事終わって明日戻るから日曜日に会おう!】
莉奈から海斗へ【日曜日、ターミナル駅西口、14時〇〇前でお待ちしています。】
簡素なメッセージ。
メッセージを見ると海斗は浴室へ。
−−−日曜日、ターミナル駅西口−−−
食事をしながら打ち合わせをするため12時に宙斗と藍と待ち合わせをしていた。
「宙斗さん、ご足労頂きありがとうございます、…大将も?」
藍「宙斗さん、お久し振りです、そちらの方は?」
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