ーーーーーチェーン喫茶店、調査員ーーーーー
莉奈母が帰った喫茶店で、引き続き打ち合わせをしている二人の担当者
海斗担当「しかし本当に似てるな。見分けつける前の段階で二人一緒に出て来られたら、識別するのは至難の業だな。」
宙斗担当「だな、宙斗は気遣いができる、海斗は自己中と言われても、それは他の人間と一緒にいて初めて分かるから…」
海斗担当「それに宙斗に対して海斗は、情報量が少なすぎるんだよな。勤め先も住所も分からない来たもんだ…宙斗から攻めて、海斗に行きつくしかないだろ。」
宙斗担当「あぁそうだな、先ずは二人で宙斗を補足するか。」
海斗担当「それしか無さそうだな。会社と自宅それぞれに張り込んで、先ずは宙斗を補足することに全力をかけよう。」
宙斗担当「分かったじゃあ行こうか。連絡はいつものように電話かメールで。」
二人が席から立ち上がろうとした瞬間、店員の「いらっしゃいませぇ」の声。
反射的にそちらを見る二人、そこには宙斗の姿が。
宙斗担当「おい、あれどっちだ?」
海斗担当「分からん。でもラッキーだろこれは、店員とのやり取り見てれば判別付くかも知れんし。」
宙斗担当「そうだな、もう少し様子を見よう。」
宙斗担当調査員の顔が宙斗にばれているとも知らず、席に座り直す二人
ーーーーーチェーン喫茶店、宙斗ーーーーー
先日、莉奈・藍と会った喫茶店前
「早すぎたかな?向こうの駅で少し時間つぶしときゃ良かった。」
などと思いながらの自動扉をくぐる宙斗。
店内を見渡すと、立っている二人組の隣の窓際席が空いている。
そちらに向かって歩いていくと、何故か又座る二人。
席に座りながら、隣の席をさりげなく観察すると、珈琲カップ4つになぜか氷が解けているグラスが一つ。そのグラスには口紅の跡が付いたストローが刺さっている。
「(隣にいる二人の内一人って、〇〇が送ってきた写真の男だよな。
早速調査開始ってわけか…もう一人は海斗担当。
であの空きカップは莉奈のお母さんってところかな)」
店員が水を持ってオーダーを取りに来る。
「すいません、ホットコーヒーを一つお願いします。」
そう言うと窓外に顔を向ける宙斗。
窓外を見るふりをしながら実は、窓に反射している二人組を観察しているのだった。
「(こっちしきりに気にしてるし、間違い無いなこりゃ。ここで変なことして、〇〇に迷惑かけても悪いし、知らんふりしとくか。莉奈ちゃんには……言わない方がいいだろうな。言っても要らない家庭不和引き起こすだけだろうし。)」
そんなことを考えていると、窓外に小走りの莉奈が手を振りながら近づいて来る。
手を振り返す宙斗。少し経過し、莉奈が宙斗の座っているテーブルに。
「やあ、莉奈ちゃん。そんなに急がなくていいのに(笑)何飲む?」
店員に莉奈のオーダーを伝えてから、
「で、話しってなに?」
ーーーーー井ノ原家ーーーーー
食卓を囲みながら
朝香「あなた、莉奈ちゃんと岡田君、やっぱり駄目みたいよ。」
井ノ原「そうか…」
朝香「折角のランドデートが入れ替わってたらねぇ…私だって願い下げよ。貴方が双子でなくて良かったわ。」
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