ーーーーー永瀬家ーーーーー
「分かりました。勿論順番を違えるような真似は絶対に…
(これってもしかして、ラスボス攻略完了ってことかな?)」
「今日のところは本当にこれでお暇を…この後の約束なんか無いのですか、
宮従えの身、明日酒臭い息でお客様の元へ向かうのは失礼ですので……
また今度機会がありましたら、その時はとことん。」
そう言って立ち上がると玄関に。
送りに出てきてくれた、莉奈・莉奈父・莉奈母に向けて、
「本当に、ごちそうさまでした。今日はこれで失礼します。」
ともう一度深く頭を下げてから、ほろ酔いの少し火照った身体で駅に向かう宙斗。
ーーーーー翌朝、宙斗会社ーーーーー
客周りの用意を終え、そろそろ出ようかというところに着信。
「あぁ…久しぶり、この前の同窓会依頼か……
どうだ、元気してる?調査会社勤務って言ってたっけ?」
〇〇「あぁ、そうなんだけど、その調査会社の仕事で…」
莉奈母から宙斗と海斗への調査依頼が入ったことの報告と、2週間は目立つ行動は控えろよとの忠告を受ける。
「そうか、ありがとうな…でもこんなこと俺に教えたら、守秘義務違反とやらになって、お前立場悪くなるんじゃ?」
〇〇「心配するな、俺と岡田の仲だろうが、俺と岡田が口噤んでりゃ分かりっこねえよ。
で、その縁談相手とやらはいい女なのか?」
「あぁ、すこぶるいい女だよ、いまから組み敷くの楽しみでな(笑)」
〇〇「なんだ?まだやってねえのか?」
「お前その言い方…まだだよ、相手はおぼこ娘だぞ」
〇〇「処女いただけて、かつ自分色に染められるなんて…羨ましいねぇ。」
「わりぃ…そろそろ出る時間だから切るぞ。今度呑み行こうや。」
〇〇「そうか…楽しみにしてる。そうだ、お前を担当させる調査員の写真送るから、くれぐれも注意しろよ。」
ーーーーー調査会社〇〇ーーーーー
宙斗との電話を終えしばらくして
「しまった、ママ坊ちゃんのこと言うの忘れてた…まぁいいか」
二人の部下を自分のデスクに呼ぶ〇〇
「A君には岡田宙斗、B君には岡田海斗の調査をお願いする。
調査期間は今日の午後から二週間。
その後いつものようにレポートにして私に提出してくれ。
先ずは二人してクライアントと顔合わせ及び資料預ってきてくれ、
〇時に約束してるから、いいね。
じゃあ、宜しく。」
そう言うとメールを打ち始める〇〇
【岡田、〇〇だ。
さっきの件、お前担当の調査員写真を送るから、覚えたらメールごと削除してくれ。
頼んだぞ】
ーーーーー夕方、お客様先からの帰路ーーーーー
「おっ、莉奈ちゃんからメールだ。
なになに?ターミナル駅で一時間位お茶?ここなら莉奈ちゃんの地元駅が近いよな。」
メールだと話が遠いので、電話をかける宙斗
「莉奈ちゃん?宙斗だけど。
メールありがとう。実は今莉奈ちゃんの地元駅から少し先の駅近くにいるんだ。
うん、仕事で。製菓会社(莉奈デザインのパッケージが候補に挙がってる会社?)に用事があって。
本当は口外厳禁なんだけど、その会社が新製品売り出すみたいで、
新担当挨拶も兼ねてその宣伝戦略の打ち合わせ。
よければ、莉奈ちゃんの地元駅で待ってる。うん、うん。」
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