−−−リビングのソファ−−−
「もうお母さん…、こんなにお見せしても宙斗さん、退屈なだけですよ。
えっ?〇ノ〇湖に行かれてたんですね、もしかしてすれ違ってたりして…。」
クスクスっと笑う莉奈。
莉奈母「このアルバムは初等科から高等科の学園のアルバムでこちらがプライベートのアルバムで…。」
「何冊も見せたら宙斗さん、大変よ。」
莉奈母「莉奈ちゃん、これくらいでお母さんの気持ちを宙斗さんに伝えられないのよ。
こっちの一冊は成人式のときの写真よ。」
ゴールドベースのアルバム、一冊だけで1日を撮ったアルバム。
莉奈母「ピンクゴールドのこのアルバムは初等科から高等科、大学のプライベートアルバム。
莉奈ちゃんに止められちゃったから成人式のアルバムだけで止めておくわね。」
「もう…、宙斗さん、すみません…。」
数時間後、宙斗が帰路しようとすると莉奈父がもう少しどうか?と引き止めるが…。
本当の意味でのラスボス…、莉奈母が。
莉奈母「何言ってるの!宙斗さんだってこの後、ご用事入れてるかも知れませんよ?
ねっ?どなたかとお出掛けのお約束とかね?
(今日、予定を入れてるなら莉奈ちゃんとのお付き合い、おことわりだわ。)」
「そうよ、お父さん、お引き止めしたら…。(もう少し一緒に居たかったけど…。)」
−−−翌朝、調査会社−−−
調査会社社員(岡田宙斗って岡田か?北町って多分、岡田だよな?)
♪♪♪
宙斗への着信、調査会社社員が偶然にも大学の同期だった。
〇〇「久しぶり、岡田くん、実は…。」
莉奈母から岡田宙斗への調査依頼があったと本来なら守秘義務だが宙斗には世話になってる、と言うか単位を落とさずに済んだ宙斗に莉奈母からの依頼〝娘の縁談相手〟を伝える。
学生時代よくしてもらった宙斗に不利なことは言いたくないが今後の調査活動もある。
2週間ばかり派手な行動はしないのようにと忠告、
〇〇「岡田はいいが、ママ坊っちゃんの…、お前たち(従兄)裏あだ名は知らんかったか?」
−−−昨夜、永瀬家、宙斗と莉奈父だけのリビング−−−
莉奈父「け、け、結婚だと?!……失礼、取り乱した。
そうだな……、莉奈もそんな歳だ、いつまでも手元に置けないな。
…君がそのように考えてくれているなら今後も会うことを許そう。
しかし私たちが(莉奈父、莉奈母)いいと言っても莉奈自身の気持ちが一番大事だ。
今のところ…、手の内を明かすようで些か不満だが岡田くんに私は好印象を持っている。
…君は詰問も誠実に応えてくれた、…今後、莉奈と付き合うようになるならば送り出そうと思うが…。
家の門限は午前0時だ、致し方ない理由で遅れるのなら連絡をいれるようにまた、致し方な理由で泊まることになるならば二部屋予約するようにしてくれ。
それから…大人の付き合いだ、……あることはあるかと思うが順序は間違えないでくれ。」
調査する前の話し今日はこのくらいにしておこうと莉奈父。
−−−翌日、就業後−−−
莉奈が宙斗にメッセージを入れる。
【お時間がありましたらターミナル駅、私たちの中間点駅で1時間くらいお茶でもどうでしょうか?
ご迷惑であれば返信不要です、お約束の時間の1時間半後にお店を出ますので…。莉奈】
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