ーーーーー宙斗会社ーーーーー
声をかけてきた女性事務員に
「またその話……大したことじゃないから、本当に勘弁してよ。
食事??今日はちょっと無理かな…
二人でとか言うんでないならまた後の機会に」
笑みを浮かべながら、隣を通り抜けようとしていた山下に向けて、
「あっ山下君、どれだけ話盛ったのさ…困るんだよな、もう(苦笑)
君の反省の意味も込めて、〇〇さん(女性事務員)と食事会段取ってくれないか?
課の懇親とかでもいいかも。…ねっ〇〇さん。」
山下の耳の傍で小声で、
「君、〇〇さんのこと気になってるんだろ、誘っちゃえよ(笑)」
「(莉奈とのことを前に、目立つことは避けないと…特に女関係は、食事といえど気をつけることに越したことはないからな。))」
ーーーーー海斗ーーーーー
海斗「(て…転勤……そんなことになったら莉奈ちゃんに会えなく……)」
課長「その話は今回の件の目途が付いてから……早く出ないと新幹線無くなって、今日中に向こうに着けなくなるぞ、急いだ急いだ。」
ーーーーー宙斗帰宅途中~自宅ーーーーー
SMSに着信があり見ると莉奈から、連絡がほしい旨と携帯番号が…
「連絡くれたってことは、第一関門突破かな。直ぐに返信するのもあれだし、マンション帰ってからにしようか…」
約一時間後マンションに帰り着き、莉奈の携帯へコールするが話中。
切ると間を置かず莉奈から着信が。
「莉奈さん、こんばんは。えっ、お礼で莉奈さんの家に?…そんな気にしなくていいのに…(これは第二関門も易々と突破か…)」
待ち合わせの時間とその場所に莉奈の親友が一緒に来ることを伝えられる。
「(親友が一緒って、値踏みされるってことか。またそうしたきゃしてくれと…)」
宙斗からは、父親がお酒は呑むのか?呑むとすればその好みは?と母親は甘いものを食べるか?等を聞き、莉奈から答えを聞き出し、電話が切れる。
「ラスボス攻略のため、お呼ばれ時の手土産は必須だよな。駅前のデパートで買っていくとするか。」
ーーーーー当日、永瀬家ーーーーー
莉奈の着替えが終わるころ
「莉奈ちゃん、藍ちゃんがお見えよ。」
階下から母親の声がして、莉奈が下に降りると
藍「おっはよう。莉奈に近づこうとする奴の化けの皮、剥がしてやるからね(笑)」
ーーーーー待ち合わせ当日、宙斗ーーーーー
スーツに着替えて、駅に着くようにマンションを出る宙斗。
その手にはデパートで購入した洋酒(ウイスキー)が入った紙袋と、フィナンシェの箱が入った紙袋が下げられている。
10分程前に待ち合わせ場所に着くとほぼ同時位に、莉奈とその友達の姿。
「おはようございます、莉奈さん。本日はご招待いただきありがとうございます。」
莉奈に挨拶をした後、もう一人の女性に身体を向けて
「三宅さん?おはようございます。今日はよろしくお願いします。」
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