−−−海斗−−−
海斗「謝る機会があれば?(もしかして莉奈ちゃん、俺の連絡を無視してるって…、許さない!莉奈ちゃんの会社前で待ち伏せしてやる!)」
そんな事を考えていると上司から呼び出され取引工場へ向かうよう命じられしかも上司は前に契約していた工場に謝罪と再契約もしてくるようにと…、
海斗「り、利益率を考えると…。」
課長「考えた結果が欠陥品で製品が作れませんじゃ話にならないだろ。
既にアポ取り付けて部長が謝罪に行ったぞ、担当者だった岡田くんも行かなければならないだろう?」
海斗(仕方ない、今日は行けないけど明日行くか…。)「そ、損害補償、(海斗)処分はどのように?」
課長「まだ決まってないが…、損害を与えた岡田くんには営業所への出向を命じられるだろう。
減給もあるだろうが君は幸いと言ってもこの場合はいいのかもしれないな、妻子が居たら生活苦しくなるだろうが独身だ。
ひとりならやって行けない給与じゃない。」
海斗「そ、そんな……!」
項垂れたまま現取引工場へと向かう海斗。
−−−宙斗会社、就業後−−−
女性事務員が宙斗に声を掛ける、行動を称賛する言葉とこれからご飯でも如何ですか?と。
その時、山下が通りかかり……。
−−−永瀬家、両親と莉奈−−−
莉奈母「貴方、お帰りなさい。」
莉奈父「ただいま、莉奈は?」
莉奈母「お昼食べましたが残しました、今呼んで…、莉奈ちゃん。」
「お父さん、お帰りなさい、お話があります。」
莉奈母「食事しながらにしましょう。」
莉奈父「そうだな。」
少し莉奈が手伝った夕飯、煮物の人参の飾り切りが母に比べると歪ででもその歪な人参は父が全て取り皿に入れる。
莉奈母「莉奈ちゃんが自分で話す?」
「うん、自分で話す、お父さん、聞いて…。」
ランドデートの入れ替えの話、水曜日のデートの話、そして今朝の話と前回の話、そして海斗の話。
合間に両親が頷いたり感嘆や落胆の声出したが最後まで莉奈の話を遮ることなく聞き終わる。
「それでね、お礼をしたいと思っているのだけど…、
今、男性とふたりで会うのは…、だから家でのお礼でいいかなぁ?」
莉奈父「それがいい。」
「いいの?お父さん。」
莉奈母「お父さんとも話したんだけどお母さんも莉奈の前に親としてお礼がしたいのよ。」
莉奈父「次の休みの予定を聞いて招待したいと誘ってみたらどうだ?連絡先は知ってるのか?」
「…はい、まだ連絡してないのですがご飯食べ終わったら連絡してみます。」
食事が終わると父はお風呂へ、母と莉奈は洗い物をし母が晩酌の用意をしていると莉奈は部屋に戻り宙斗にSMSで時間があるときに連絡くださいと
メッセージとNo.を改めて送ったあと、パソコンを起ち上げると親友からのメッセージがある。
メッセージを送ると直ぐに着信が入り会話が始まる。
親友の三宅藍ちゃん、中等科から同じ学校で活発な彼女と何かと気が合い、在学中から家への行き来もしていた。
藍「おこんばんは〜、今朝、駅で海斗さんと居るの見かけたよ。」
「海斗さんじゃないよ、宙斗さん。」
藍「海斗さんじゃないんだ?海斗さんが痴漢男を捕まえてくれたと思ってたよ。」
「う、うん、助けてもらったの、宙斗さんに…。」
ランドデートから入れ替わりデート、一回目、二回目の痴漢の話をする莉奈。
そして宙斗の行動。
藍「その宙斗…さんって人、理性的だね、普通は莉奈みたいにかわいいコならチャンスとここぞとばかりにそのまま入ってしちゃってたと思うよ?」
「うん、…恥ずかしいことしたからそれも謝りたいけどお礼は自宅でするようになってるからそれを謝る機会がないの…。」
藍「お礼の日に駅まで莉奈ひとり、ううん、私もついて行ってあげるからその時にお礼を言えばいいよ。
莉奈ひとりで迎えに行くって言ったらオバさんが着いてきそうだから私もお礼がしたいって言えば安心して莉奈を出してくれるよ。」
「藍ちゃんまでに手間を取らせちゃってごめんね。」
藍「大丈夫、大丈夫!私も海斗のクソ野郎に怒ってるしその入れ替わった宙斗って人にも若干不満に思うから文句言いたい。」
「その事は宙斗さん、謝ってくれたよ、処理までに時間がかかるだけで…。
宙斗さんは元彼氏のお兄さんだから元彼氏の性格を知ってのことと弟の彼女がどんな人かということについては理解出来るから…。
あっ、ごめん、宙斗さんから電話みたい、またね、おやすみなさい、藍ちゃん。」
藍「莉奈、おやすみ、迎えは私も行くから宙斗さんって人に言っておいてね。」
話をしている間に鳴っていた電話が切れてしまい、スマホを手に取り深呼吸をしてから宙斗へ電話をする。
「こ、こんばんは、宙斗さん…あの今朝もありがとうございました。」
電話をして数十分、自宅へ招くこと、最寄り駅で待ち合わせに親友が来ることを伝えることが出来た。
そして宙斗を招いた当日…、自宅への到着は午後12時くらい、最寄り駅での待ち合わせは午前10時半。
着替え終わると……。
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