−−−警察署前→タクシー内→自宅前−−−
タクシーを待つ間も寄り添ってくれるようにただ黙って隣に居てくれ宙斗。
(…宙斗さんって顔しか海斗さんと似てないわ。
…こんな時、もし海斗さんなら隙があるからとか言うわ、前にニュースの話題になった時、そうだったんだよね。)
セクハラ問題を取り上げたニュースだったが海斗は二人きりになるのが悪いなど男性優位でモノを言っていた。
莉奈が言い返したら物凄い剣幕で攻めてきて大変だったなぁと…。
先にタクシーに乗り込む宙斗に続き乗り込むと一度しか教えてない住所をスラスラと運転手に伝える宙斗に。
「……昨日の今日で散々です。」
涙声で話し出す。
「昨日から海斗さんから何度も電話が掛かってきて…、はっきり言わないといけないのに…。
昨日見たこと伝えてもうお付き合いできないって…、でも怒鳴られるのが怖いしあの場面目撃しちゃって悲しい気持ちが大きくて
まだ海斗さんと話ししたくなくって……。
今朝の人もこの間の人だったし…、そんなに反論や反撃出来ないと思われちゃうんですかね?」
タクシー運転手(彼氏に浮気されてからの痴漢と見た。
まぁ、こんなにおぼこい娘、彼氏手を出すの躊躇したんだろう、痴漢は声上げるとか思わなかったが奇しくもこの娘の知り合いが乗っていて捕まったんだろうな。)
宙斗と莉奈の話を聞きながら目的地に到着、暫く待っていると宙斗が戻り駅まで向かう途中。
タクシー運転手「遅刻すると解っていてなかなか出来ることじゃないですよ。
あのおぼこい娘、お客さん、好きなの?笑」
−−−自宅に入ると−−−
莉奈母「莉奈ちゃん、どうしたの?気分でも悪くなった?」
「ううん、違うの、違うの!…シャワー浴びてくる!」
莉奈母「莉奈ちゃん、ちょっと……、どうしたのかしら?」
シャワーを浴び、リビングへ行くと母が待ち構えている。
莉奈母「泣いてたみたいだけど何かあったのね。」
朝の出来事を母に話す…。
莉奈母「まぁ、宙斗さんが助けてくれたのね。」
「……一回だけじゃないの。」
莉奈母「えっ?一回じゃないってどう言うこと?」
「以前にも同じ痴漢の人、追い払ってくれたの…、二回も助けてもらったの。」
莉奈母「…お礼しないといけないわね、莉奈ちゃん、宙斗さんの連絡先知ってるの?」
「うん、…でも海斗さんのこともある…、だけどお礼しないとだから……。」
莉奈母「お父さんに聞いてみるけど家に招いたらどうかしら?
今日は部屋でゆっくりしてなさいな、お昼には莉奈ちゃんの好きなパスタ作ってあげるわ。」
「お母さんのパスタ食べたら元気になるかも…。」
莉奈が部屋に戻ると莉奈母は莉奈父にSMSで連絡を入れるとお昼休み前に莉奈父からの入電。
莉奈父「どうした?」
今朝の出来事を手短に話す莉奈母。
莉奈父「そうか、…帰宅したら詳しく話すが礼は我が家がいいだろう。」
莉奈母「親としてもきちんと御礼したいですからね。」
−−−海斗−−−
海斗「宙に連絡入れてみるか、今昼休みだよな?」
連絡が着くと莉奈と何かあったか何か知らないかを問う海斗。
井ノ原「岡田、少しいいか?妻が永瀬さんからお土産貰ったよ、ありがとう…、がお前さ、土曜日、休日出勤だっただろ?
まさかとは思うが双子の…。」
海斗「シッー!ここではちょっと…。」
井ノ原を制止する海斗。
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