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2026/10/07 21:20:21 (x/YdjZpW)

お世辞にも治安が良いとは言えないこの管内で窓口対応に当たっている巡査・悠木鈴“ゆうきりん”(25)は、署内きってのマスコット的存在として男たちの視線を一身に集めていた。くりっとした大きな瞳にやや小柄で凛とした佇まい。真面目に業務をこなすその姿は殺伐とした男社会の警察署において唯一の癒やしであり同時に署員たちがあらゆる名目を盾にベタベタと愛玩する「格好の標的」でもある。通りがかりのベテラン刑事が「ご苦労様」とねっとり手を包み込んでペンを持たせ副署長が「今度、署長室でお茶を淹れてくれ」と耳元で囁き同僚たちが頭をぐしゃぐしゃとかき混ぜる。さらに密室の給湯室や更衣室では先輩女性警察官たちからも「本当にかわいい胸してるよねえ」と悪気のないスキンシップの延長でお尻や胸を揉みしだかれる、そんな澱んだ箱庭。
​その日常の中で鈴の心は一人の男に救われていた、地域課の交番勤務でパトロールや雑務に追われる巡査・田中圭介――通称「ドン介」。不器用で口下手な彼が周囲に言い寄られて困り果てている鈴を陰から庇い苦い珈琲が飲めない鈴のためにこっそり自販機の甘いミルクティーを差し入れてくれる。その誠実さに触れ二人は当直の合間を縫って手をつなぎ人生で幸福な時を過ごしていたばかりだった。
甘い日常の裏で本庁中枢から訪れた二人の怪物(生活安全部長の◯◯と首席監察官の△△)による「特別視察」という名の冷徹な網が音もなく張りめぐらされようとしていた。
​そんな重苦しい気配が署内を覆い始める直前の昼下がり。
​生活安全課の窓口に地元のやんちゃな男子高校生三人組がニヤニヤと悪だくまな笑みを浮かべながら近づいてきた。彼らは噂を聞きつけ、あらかじめ「目的の彼女」を狙い撃ちにしてやってきている。
​「いらっしゃいませ。翠ヶ丘警察署へようこそ。何かお困りですか?」鈴がいつものように丁寧な笑顔を向けた瞬間、その透き通るような声と間近で見る端正な美貌、制服越しにも分かる見事なプロスタイルに高校生三人組は一瞬息を呑み生唾を飲み込んだ。
​「あ、あのさ! 俺たち、これ…拾ったんだよ!」リーダー格の茶髪の男子高校生が、これ見よがしにニヤニヤとした卑猥な笑みを浮かべながら、カウンターの上にゴソゴソとコンビニのビニール袋を雑に放り出した。鈴は少し首をかしげ不審に思いながらも丁寧にそれを両手で引き寄せる。
​「落とし物ですね。それでは、拾得物の届け出用紙に…」言いかけながら鈴が袋の口を少し開けた瞬間、​カチャリと音が響いた。中から転がり出たのは過激なパッケージ写真が踊るアダルトDVDが数枚と箱入りのコンドームだった。思わず息を呑み鈴は真っ赤に染まった顔のままビクッと肩を跳ねさせた。周囲の署員たちが「おおい、なんだガキども……?」と険しい視線を向け始める中高校生グループは面白半分に鈴の反応を楽しんでいる。
​そしてその一部始終を、署の玄関から足を踏み入れたばかりの本庁のエリート◯◯と△△の冷徹な瞳が、値踏みするような残酷な光彩で捉えていた。
頬を染めながらもポーカーフェイスで事務的に対応するが厭らしい言葉を浴びせてくる男子高校生三人組。
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投稿者:黒瀬翔太 ◆Naj.XkFbYQ
2026/10/26 18:46:12    (XvIoCb8l)
○鈴が田中に別れを告げた数日後、翠ヶ丘警察署 署長室

「○○署長・□□副署長…このチャットは一体何ですか?」
IP解析したところ,○○署長や□□副署長はじめ、かなりの数の男性署員が書き込んでますね。
署長・副署長「……」
青山「○○署長・□□副署長聞こえませんでしたか?黒瀬警視長がこのチャットは何だと聞いておられますが。」
○○署長のノートパソコン上に、翠ヶ丘警察署裏チャットの画面を表示させた状態で、○○署長・□□副署長に向ける青山
署長・副署長「……」
「前回伺った時も少し拝見しましたが、ここまでとは……こんなものがマスコミにで流出しでもしたらどう責任を取るお積りですか?」
青山「何か言ったらどうですか?○○署長・□□副署長」

黒瀬・青山が○○署長・□□副署長を問い詰めてる間にも、各翠ヶ丘警察署箇所で監査が進行しているのであった。
青山「(小声)翔ちゃんどうする?この署腐りきってるぞ。」
「(小声)あぁ、首脳陣は総入れ替えかな。泰正代わり誰か心当たりはあるか?」
青山「(小声)署長には赤川なんてどうだ?あいつにはもっと現場経験積ませたいし。」
「(小声)赤川か、いいんじゃないか。人事は泰正の専権事項だから任せるよ。報告だけしてくれればいいから。」
青山「(小声)分かった。それより翔ちゃん悠木巡査とはその後どうなってるんだ?
女子署員の話、小耳に挟んだんだけど、彼女田中巡査に分かれ告げたらしいぞ?」
「(小声)それ本当か?」
青山「(小声)ああ、本当らしいぞ。丁度いい機会だから、交番の監査田中巡査のところにするか(笑)悠木巡査も一緒に連れて行って、仲睦まじいとこ見せつけてやれよ(笑)」
「それは流石に悪趣味すぎるだろ。それに悠木巡査も嫌がるだろう…」

○生活安全課フロア

生活安全課長「聞いてくれ。今本署に特別監査が入ってることは皆知ってると思う。
交番の監査に行くための運転手を誰か出してくれと頼まれてね…」
同期女性警察官「でもそれって、地域課から出すのが筋じゃないんですか?」
生活安全課長「まあそうなんだが、地域課も手が足らんらしくて、生活安全課にお鉢が回って来たというわけだ。」
先輩女性警察官「どこの交番まで誰を乗せていくんですか?」
生活安全課長「○○交番(田中巡査の勤務交番)まで、黒瀬警視長と青山警視正をとのことだ。」
先輩女性警察官「(小声)鈴、あんた立候補しなよ。黒瀬警視長との仲深めるチャンスよ、どうせあんたのことだから、連絡してないんでしょ(笑)」
鈴の肩を軽く叩きながら囁く先輩女性警察官
その先輩女性警察官の声を聞いて
生活安全課長「悠木巡査?行ってくれないか?」

○ ○○交番

年下の上司(巡査長)に話しかけられる田中巡査
巡査長「先輩、これからこの交番に監査入るみたいですよ。さっき部長と本署の人が電話で話してるの聞いちゃいました。」
鈴との別れを未だに受け入れられず、引きずっている田中は上の空で、
田中「監査?ふ~ん……わざわざ交番にまで来るんだ………」
巡査長「先輩、いつまで引きずってるんですか?早く吹っ切って…女性は悠木巡査だけじゃないし、星の数ほどいるんですから。それより休憩室簡単にでも整頓しましょう」
田中「君に何が分かるって言うの…?星の数ほどいても、僕に振り向いてくれる女性なんて、そうそういるはず…」

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