2025/07/21 06:12:18
(aH3.C1Kb)
いつもより少し遅れて配信を始めた。
躊躇していた分遅れた感じだ。
マスクを着けて、歌い始めるとやはり皆んなからどんな風に見られているか気のなってしまう。
いつもならサポーターがあるので、激しい動きでも気のしたことは無かった。
だけど、今日は違う・・・見ず知らずの男に指示されたままに配信しているのだから・・・。
駆け出しのインフルエンサーとして自尊心が傷付くが、この立場を失いたく無い気持ちの方が優っていた。
しかし、露出が控えめと言えど動く度に下着は見え隠れする。
必然的に恥ずかしさは、マスクを着けポジテブな陽の私でさえ動きがギクシャクしていた。
だが、逆に視聴者には初々しく、艶かしく映る様でチャット欄では好印象な反応が見られた。
ゆみ
(皆んな・・・喜んでる?・・・)
私の躊躇を消し去る様な視聴者の反応・・・・。
私の心配と裏腹にライブはいつもより賑わって終演した。
配信が終わると「おやぢ」からDMが入って来た。
おやぢ
『今回の配信はいつもよりずっと艶っぽく見えたねぇ・・・下着のおかげかなぁ・・・?』
『今日の下着は露出が多くて恥ずかしかったみたいだし明日は慣れてる布面積の下着のほうがいいかなぁ・・・?』
『明日も同じように置いておくからちゃんと履き替えるんだよ・・・いいね』
これで終わりでは無かった・・・。
いや、始まったばかりと自覚させられ素に戻ってしまう・・・。
しかし、私の身体に異変は起きていた・・・。
それはライブ中の事だった、恥ずかしさが頂点に達し、見られてる・・・
そんな羞恥心も最大になったところで、一瞬であったが意識が飛んだ・・・。
そしてあろう事か、極小ショーツを愛液で濡らしてしまっていた。
ライブ中に逝ってしまったのだった。
翌日、私は下着をそのままで出勤した。
男に取っていいと言われていないのと、何故かこれを返さなきゃと言う思いがあったからだ。
お仕事が終わり、昨日と同じように公園を目指す。
トイレが見えて来た・・・きっともっと卑猥な下着が置いてあるに違いない・・・
そんな確信を持って個室に入る。
指示通り、紙袋が置かれていた。
紙袋の中を見てみると・・・
ゆみ
(これって・・・私の昨日脱いだ下着じゃ・・・きゃ!)
下着は昨日、私が置いていった下着そのものだった。
しかし、白いレースのブラとショーツにべっとりと何か白い液体が付着していた。
ゆみ
(こ、これって・・・男の人の・・・コレを着けろと言うの・・・)
でも、私に拒否権は与えられない・・・。
私は服を脱いでいく・・・極小ブラとショーツ・・・ショーツを脱ぐ時に異変に気付く。
うっすらと濡れている・・・自分の気持ちが指示される事に反応している事に理解が追いつかない。
ブラもショーツも男の性液が付着して、生乾きの状態・・・。
躊躇しながらも着てしまった・・・。
そして、個室を出て帰宅した・・・。
もう、サポーターは着けられない・・・「おやぢ」に着用している事を見せなければならない。
ただ、いつもよりもかなり地味なモノ・・・。
それより問題なのは、マスクをしても自分を意識してしまうところだった。
その事が、ライブの際にぎこちなさがでてしまう・・・。