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精飲看護師

投稿者:柿原千紘 ◆ywtn670Dh6
削除依頼
2025/05/27 22:17:43 (Y8tQn9ni)
某病院、泌尿器科。
射精障害や精液に悩みを抱える男性患者向けに独自の治療を行っている。
女性看護師によるカウンセリングを行い、フェラチオで射精を促すというもの。精液検査を希望する患者は口内に射精し、看護師が精飲。テイスティングの後、味、食感、匂い、個人的な感想などを踏まえて患者へ検査結果を伝える流れとなっている。
感染症の恐れ、又、患者の生理的嫌悪を避ける為、患者一人につき検査が初体験の看護師を担当させる規則になっている。これは当然プライベートにも及び、この仕事に従事して以降、パートナーに対してもフェラチオをしてはいけない事にもなる。
病院側は意図的ではなかったにせよ、結果的に男性患者の本能の一部、「独占欲」も同時に満たす事ができる方針となってしまっていた。当然公にされている訳ではないが、そこに気づいた新規患者、リピーター患者は別の目的で通院を続ける者も少なくなかった…

貴方はアラフォー男性。結婚して妻がいますが膣内射精障害を発症し、性行為で射精が出来ずにいた。
原因は加齢による勃起力の低下と話し合っていたが、貴方には他に思い当たる事が…
貴方は…妻の密かな不倫を知っていた…
妻はバレていないと思っている様だが、貴方は気づいていた…
普段通りに接し、知らないふりをしていたが、男性機能の障害という形で心のしこりが芽を吹き始めてしまう。
膣内射精障害の本当の原因は…妻の不貞… 精神疾患によるものだった。

他の男に抱かれた妻…
この女性の子供を作っていいのか…

それでも、夫婦は子供を望んでいる事もあり、悩んだ貴方はなんとか障害を克服する為にも、恥を忍んでこの病院へ治療を受けに行く事に。
受付を済まし待合室で待っていると、一人の女性看護師が貴方の前に歩いてきて跪いた。
ネイビーカラーの爽やかな服装…
女性看護師はゆっくりと貴方を見上げた…

「○○様ですね? この先担当させていただきます柿原です。どうぞよろしくお願い致します…」


【柿原千紘 24歳 勤続3年 

 今回が初の実践業務になり、同時に貴方が相手患者となった。
 泌尿器科への異動は合意の元で、業務内容、規則も理解し受け入れた前提で異動となる。

 非常に冷静で優秀。クールに見えるも、実際は患者側に立った人柄ある看護が特徴。
 童顔で10代に間違われる程。
 160cm 細身 Cカップ 綺麗な一重瞼をした薄い顔立ち 黒髪をヘアゴムで縛っている。
 交際歴5年の彼氏がいる。】
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2
投稿者:櫻井和人 ◆51JBbCj6bM
2025/05/27 23:18:57    (pcf8GjSA)
「ふぅ…。」

悩んだ末、とはいえ、受付を終えてもなおこの選択が正しかったのかどうかわからない。
どんな意味合いを含んだため息なのかも定かではない中、待合室で今まで感じたことのない緊張感を覚えながら俯き気味に腰を下ろしていた。

症状の原因は大方想像がついている。
自身に非はないとはいえ、やはり男性を象徴するモノの機能が不全というのは受け入れがたい羞恥を感じさせる。
詳しくは知らないものの、診察は女性がするらしいことは調べた限りでは間違いないらしい。

ただでさえ惨めにも感じる症状を、女性の前で晒すのか…。
そう考えれば考えるほど、症状が悪化しそうな気さえしてくる。

とはいえ、口コミを見る限り評判は悪くない。
症状の改善、あるいは、患う以前よりも良くなった、という書き込みさえ見かける。

一縷の望み…、しかしそれはいったい誰の為なのか。

原因を作った妻…?
あるいは自身の男としてのプライドの為…?

齢38にして、ある意味岐路に立たされている気がした。
職場ではそれなりの役職に就き、慕ってくれる部下も少なくはない。

何とか取り戻さなくては…。
生き甲斐…にも近い、男としての自信を…。


なんとか自分の中で踏ん切りをつけ、心新たに診察に臨もうか…そんなタイミングでの事。


「あ、あ…はい…。
お願いします…、櫻井…です。」


心ここにあらずだったか、目の前で、しかも跪いてまで声を掛けてくれていた少女…?に気づくのが遅れてしまう。
そう、少女…と思ってしまう程、その跪いた女性は幼く…それでいて、想像以上に愛らしかった。

「こ…んな…。」

こんな可愛い子が…。
と言いかけて慌てて口を塞ぐ。
容姿なんて…、外見なんて関係ないはず。

しかしどこかで、どうせやっつけ仕事で自分に近い年齢の女性が…と思っていた。
それがまさか、少女と思ってしまう程幼く見える女性だったなんて…。

この先に待ち受ける診察…の想像もできない出会いだった。



【櫻井和人 38歳 大手商社勤務 課長職。

黒髪の短髪。
173cm 中肉中背。
際立ってイケメン…というわけではないが、職業柄清潔感という点では日ごろから注意をしている。
本来の人柄は、物腰が柔らかくおおらか。
人当たりも良く、部下からの信頼も厚い。

妻の不倫を知ってもなお、妻の為と言い聞かせ診察に赴くのはやはり真面目であり、妻を愛しているからか。】
3
投稿者:柿原千紘 ◆ywtn670Dh6
2025/05/29 20:54:20    (01vzcaaA)
「? 櫻井様?どうかされましたか?…」

自身を見るも何故か心ここにあらずといった眼差しの貴方にキョトンとし、業務的な対応をする柿原。

「私にご不満がおありでしょうか?…ご遠慮なく仰ってください…」

こんな…
その言葉を自分なりに解釈したのか、柿原は貴方が担当看護師に不満を感じていると悟った様。
しかし、こんな状況でも貴方の目の奥をじっと見通す様に見ている…

16…歳?…
いや、そんな筈は…
この女性は看護師。最低でも20歳は超えているだろう。
…しかし、この顔…

肌理が細かく、透き通る様な肌… どこか純朴さある黒髪… 華奢な体… 童顔…

流暢な口調や大人びた声色とはアンバランスな容姿をしている。
恐らく、20代と思われる…


看護師側は業務故、ランダムに選ばれる患者へ対し私情は挟まないだろう。
しかし、患者はあくまで利用者、客の立場である。私情を挟む権利はあるのだ。
極端に言えば、生理的に無理なら即交代要請がかかるだろう。
看護師もそういったケースを想定してこの場に臨んでいるのだ。

若すぎる…
それを理由に治療に支障が出てはいけない。
ここは病院。
邪な思いを満たす所ではないのだ。
年相応だと思える看護師を選ぶ事も出来るだろう。


しかし、今言えるのは…この少女?は貴方専属の【セラピスト】となる思いでここに跪いているのだ…







【お返事くださったのに遅れて申し訳ありません。
 よろしくお願いします。】
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投稿者:櫻井和人 ◆51JBbCj6bM
2025/05/29 21:44:54    (2UpGRzxH)
「あ、いや…、何でもない…です。
不満なんて…。」

思わず漏れかかった本音に、やはりいいイメージを持てなかったのだろう。
理由まではわからないにしても、何かしらの不満、不安を感じていると察している口ぶり。
慌てて、前言を撤回するように否定し、バツが悪そうに頭を下げる。

いくら治療とはいえ、こんな若くて見た目も良い女性…女の子に…そんな…。

「き…君が…担当…ってこと…なんだよね…。
そう言ったもんね…。」

沈黙に耐え切れず何とか言葉を紡ぐ男。
その視線は、千紘の顔…身体…と流れるように動いたかと思うと、最後に口元…その柔らかそうな唇へと戻ってくる。

もちろん男も治療の内容は理解している。

ただでさえ、初対面の女性がその唇、もとい口内の全てを使って射精を促すことを知らされているというのに、それがまさか若くそして容姿端麗な女性となればリアクションにも困ってしまうというもの。

口コミには定期的に通う患者も増えているという書き込みがあった。
もしかしてこれも一つの理由なんじゃ…。

「…。」

下腹部…下半身に感じる疼き…、もちろん、患っているモノがモノだけに、ソレが早々に持ち上がってくることなどない。

しかし、不意に強烈な一撃を食らったような下半身は既に雄としての本能を甦らそうとしているような感覚を覚えていた。



【こちらこそ、よろしくお願いいたします。
こちらのキャラクターやどういう流れをご希望か教えていただけますか…?

明確になるまでは当たり障りない感じのレスポンスでシチュを深掘っていこうと思います。
また好ましくない流れや行為なども教えていただけると幸いです。】
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投稿者:柿原千紘 ◆ywtn670Dh6
2025/05/29 22:30:10    (01vzcaaA)
「宜しいですか?…」

取り繕う貴方の反応に、何かしらの不満を予想した柿原は一旦確認する。

「はい、私、柿原が櫻井様の担当をさせていただきます。
 別の看護師がご希望の場合、変更は勿論可能でございます。
 …どう、されますか?…」

再度自己紹介をする律儀な柿原。
二度言わせるな、と同じ事を言うのを嫌がる者もいる中、冷静な対応。
変更というある種ショックな事を自ら説明するこの余裕…
異様なまで落ち着いた少女?は医療業務の対応に準じている。

プルッ…

潤んだやや肉厚な少女の唇は半開きで白い歯を覗かせている…







【ありがとうございます。

 人物像はお書きになられたもので結構です。
 流れとしては治療行為を元に柿原という女性を知っていく流れが希望です。
 寝取り要素もあると思います。
 櫻井さんは清廉潔白な感じがしますが、寝取りという悪の部分はないのかなと思っています。
 希望としてはそういった部分はある、若しくは目覚めていく…という設定が希望です。
 
 精飲はお好きですか?】
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投稿者:櫻井和人 ◆51JBbCj6bM
2025/05/29 22:46:34    (T.dg63Kr)
「…。」

変更可能…、という言葉を耳にすれば、一瞬の沈黙が訪れる。
無論、柿原と名乗る女性に不満がある、というわけではない、男の立場から言えば願ったりかなったりの年齢そして容姿。

だからこその沈黙。
理性という名の正義感に近いモノが、微かな警鐘を鳴らしたのかもしれない。
今でこそ持ち得ている理性が、風前の灯火になりつつあると言う事を。

「いや、大丈夫…というか、お願い…します。」

しかし男はその選択を取らない。
それもまた別の形の理性が、女の立場を考えたのだ。
治療が始まってもいない状態で交代を命じられれば、そもそもの印象、心象が悪かったと判断されかねないだろう。
何もされていないうちに、そんな評価を下されるようなことは、真面目な性格上、望まなかった。

「改めて、治療内容の説明をしてもらっても…いいでしょうか。」

覚悟…といえば、都合がいい。
それは諦めなのか…、あるいは、やむを得ないという自らへの言い訳か。
柿原と名乗る少女…といっても過言ではない容姿の女の治療を受けることを決め、改めて願い出た。


【人物像に関しては承知しました。

寝取り要素…ですね、千紘さんの嗜好をお聞きしながらどう繋げていくか考えたいと思います。
清廉潔白な感じ…を現状感じられていたとしても、真に清廉潔白であれば、寝取り要素に繋がることはない、と思いますので、事故的か、それとも本性かは詰めるとして、現在は清廉潔白に見える、に留めておこうかと思います。

と、書いてはみましたが、先に念のため確認させてください。

寝取り…、はこちらがそちらを、でしょうか。
それともそちらがこちらを…でしょうか。

初レス時から、前者になるような意味合いで考えてはいましたが…。
柿原という女性を知っていく流れ…という表現を見て、後者もありうるのかなと考え、質問させていただきます。

当たり障りない感じのレスポンスで、とお伝えしましたが、ある程度決まっていないと話も進まないかもしれませんね。
本編へのレスは後々でも結構です。】
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投稿者:柿原千紘 ◆ywtn670Dh6
2025/05/30 21:47:51    (5iPQDuha)
「…畏まりました。」

どこか葛藤を含みながらの了承を受け取った柿原は、一呼吸おいて畏まる。
貴方の心情を何となく感じ取ったかの様に…

「ここでは何ですので、治療をさせていただく個室へご案内させていただきます。
 どうぞ、私の後に続いてお歩きください…」

人が行き来する待ち合い場。
流石に治療内容の説明はし辛いというもの。
貴方の返事を聞いた柿原はそっと立ち上がり、貴方をエスコートする様に歩き出す。


タッ…  タッ…   タッ…


待ち合い廊下を左へ曲がると、長い一本の新たな廊下に入る。
徐々に人気はなくなり、声も殆どしなくなっていく…
治療部屋… 個室…
一般病棟とは違い、どこか隔離された場所でもあるのだろうか?…
今や柿原のシューズが床に擦れる音だけが聞こえている。

「こちらになります…どうぞ…」

カ…チャ…

50メートル程歩いただろうか…
柿原は振り返ると右手にあるドアに手を向ける。
診療科名や担当医の名札など、治療に関する名目は一切掲げられていない。
ゆっくりとドアノブを回し、手で貴方を中へ招く柿原。


~~♪~~~~♪~~

ホワイトルーム…
やや寂れた様な暗い病棟とは一線を画す、美しい内観。
BGM?…
室内には何故か音響が施されている。
フルートやピアノといった楽器がゆったりとしたメロディーの上で鳴っている…

…ヒーリングミュージック…
その類だろう。

優し気で美しくも、どこか悲し気なメロディー…
妻の不貞という夫にとっては多大な傷を負う出来事。そんな貴方に寄り添おうとでもいうかの様な音達…


…カチャ…ン…

後ろで音が鳴ると、柿原はゆっくりとロックを掛けた…

「どうぞ…あちらのソファーへお座りください…」

柿原が手を向けた先には、内観とは真逆の真っ黒なソファーが佇む。
その前には一台のスタンドチェアーがあり、その横にはテーブルが置いてあった。
テーブル上にはボックスティッシュ、ウエットティッシュといった治療に関すると思われるものがいくつか並んでいる…







【寝取りに関して。
 前者です。
 知っていく…というのは、治療を重ねる内に会話なども増えていき、業務外の話などもする様になる。
 その中で柿原のプライベートがいくらかわかっていく…というものです。】
8
投稿者:櫻井和人 ◆51JBbCj6bM
2025/05/30 22:16:30    (GpQfv0/r)
「…。」

黙って女の後に続いて歩いていく。
改めて説明を求めてはみたものの、当然か。
さっきまでいたのはただの待合室。

そんなところで治療内容や方法が語られるわけもない。
ましてや一般的な治療法でもない症状、その専門科、他の患者に見聞きさせるわけにもいかないだろう。

通されるのは余計な事…物を感じさせない、白…。
それは一見、心を穏やかにするようにも思える反面、儚げ。
そして、自身が覚悟を決めてこの病院へ赴いた理由を回想させるような、そんな場所に感じる。

少し手が震えているのか、少し強引に強く拳を握り心を落ち着かせるように振る舞う。
そんな最中、施錠された音にハッとしながらソファへの着座を指示されると、ゆっくりと歩みを進める。

周囲には行為後のケアに必要な道具…がそろっている。
より意識させられる、治療の内容。

やはり…。

そう思わざるを得ない。
少し緊張の面持ちで、腰を据えると柿原と名乗る看護師の言葉を待った。


【ありがとうございます。
どのような形で寝取りへと発展させていくか…。

あまりにも反応の薄いモノが、治療への技量不足を示唆しより過激、あるいは羞恥的な行為へと走らせる。
あるいは、容姿端麗な女からの彼氏の存在を聞き、僅かに生まれた嫉妬心から…。

ぱっと思い浮かぶのはそのあたりでしょうか。】
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投稿者:柿原千紘 ◆ywtn670Dh6
2025/06/01 19:26:11    (X.GydQ0L)
スッ…

ソファーの前に佇む背もたれのない椅子にそっと腰を掛ける柿原。

「本日は当病院にお越しいただき、誠にありがとうございます。
 改めまして、櫻井様の担当をさせていただきます、柿原と申します。どうぞよろしくお願いいたします…」

柿原はやや柔らかい表情で改めて自己紹介をする。
冷静な表情ながらもどこか優し気なものを感じさせる。彼女なりの振る舞いだろうか。

「さて、先ほどご依頼がありました、治療の説明をさせていただきます。
 …今回の治療は…勃起不全に対する施術をご希望されているとお聞きしております。
 先ずはカウンセリングを通して櫻井様の現状を出来るだけ詳しく知っていきたいと思っています。
 勃起不全といえば、主に加齢に依る性欲減退が起こる患者様が多くの割合を占めています。
 やや少数派ではあるものの、直接的な怪我、精神疾患なども原因となる患者様もおられます。ですので、原因は単純ではなく、個人差故、複雑と言われています。

 櫻井様は現在38歳…ご年齢としてはお若いです。
 中にはそのご年齢で発症される方もおられますが、多くは加齢ではなく…精神疾患に依るものです。
 櫻井様…大変恐縮ではございますが、心当たりはございますか?
 差し支えなければ、ご自身の症状、心当たりなどを…ご説明していただけますでしょうか?…」

柿原は用紙が留められたバインダーを膝の上に乗せ、貴方の目を真っすぐに見ながら話し続けた。
礼儀、腰の低さ、配慮…そういったものが完璧に振る舞われる中、逃げようがない程の眼差しを向けている…
容姿が容姿だけに、二回り程年下の女性…少女に問い詰められている様な倒錯感が室内に充満していた…







【治療内容的に、寝取り行為は必然的に起こるものと捉えています。
 そこが伝わっていなかったのかもしれません。
 必然的ではあるものの、行為自体は性行為。そこに嵌まってしまう櫻井さん…というイメージです。】
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投稿者:櫻井和人 ◆51JBbCj6bM
2025/06/01 20:30:48    (UBvCzUpp)
「あ、あぁ…。こちらこそ、宜しくお願いします。」

場所を変え、改めて挨拶を交わす二人。
先ほどの待合室とは違い、二人きり、そしてここで治療、あるいは施術が行われる。
そう考えれば否が応でも意識してしまう。

ひとしきり、担当から治療内容、及びその原因になりうる要因についての説明がなされると、思い浮かぶのはここにやってくるに至る背景。
考えたくもない、ほぼ確定している妻の不倫。
しかしそれでもなお妻との子を授かりたい気持ちが強いことを自分の中に確認し、今日に至っている事。

「不倫…しているんです…ほぼ間違いなく…です。妻が…。
相手にも心当たりがある。

元々、頻度もそんなに少なくなかったんだ…。
互いの休みが合えばその前日にはほぼ毎回…。
相性も悪くない、そう思っていた。

でも、不倫しているかもしれない。
そんな気がかりが見え始めてから変わったしまったんだ。

勃ち…にくくなった、それが最初だったと思う。
今までは、今日は、という日は寝室に赴く前から準備出来ているくらいだったのに、
妻の不倫を疑うようになってしまってからは、どうにも鈍くなってしまって…。

もちろん、事が始まれば徐々に勃起はする。
快感を感じないわけじゃない。

でも…、イけなくなってしまった。
どれだけ突いても、突いてもイけない…そう言う感じじゃないんだ。
妻の奥を感じれば感じるほど、固さが鈍っていく。

普通は逆だろ…?
気持ちよくて、射精したくて固さは増していくはずなのに、その逆なんて…。」

年頃の娘の前で、あられもない夫婦の営み、頻度、程度までを口にする男。
いつしか、丁寧な口調ではなくなっていった。
それだけ余裕がない…と言う事を示している。

「妻は…、セックス自体は嫌いではないんだ。
したいという声には基本的に応えてくれた。

ただ、手や口を使ってくれたことは一度もない。
シンプルなセックスのみ…。

笑うかい…?
妻の不倫をほぼ確信していながら、諦めきれずこんなところへ来るおじさんを…。」

一通り話し終えると、少し気恥ずかしくなったのか、自虐交じりで苦笑いを浮かべる。

「最後に射精したのがいつかも…思い出せないよ…。」

その言葉を最後に少し俯いてしまう。



【なるほど…、少し見えた気がします。
というのも、妻の不倫を知りながらもそれでも自分たちの子を求めて治療を決意するような男が…というのが根底にあったものですから。

少しキャラクターの方向性というか、少し修正を加えながら描いていこうと思います。
戸惑い、遠慮、のような部分よりも、むしろ若くて綺麗な女性だと言う事に悦びや興奮、期待を感じ始めていくような変化を持たせつつ、もう少しで、等と言いながら徐々に変態的に求めていくような感じを想定しなおしています。】
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投稿者:柿原千紘 ◆ywtn670Dh6
2025/06/01 21:54:35    (X.GydQ0L)
「…ご説明、ありがとうございました…

 櫻井様?…お顔を上げられてください。」

(ニコッ…)

「いいえ?…笑いませんよ?どこに笑うところがあるんですか?
 今日…櫻井様は…葛藤の中ここへ来られたのだと勝手ながら考えております。
 今仰った内容…普通なら口に出来ないものだと思います。非常にデリケートで、ナイーブな男性のお悩み…
 でも、櫻井様は勇気を出して口にした…奥様との未来の為に。
 それを何故笑うと言うのですか?…」

笑わない…
そういった柿原の顔は聖母の様な落ち着いた笑みを浮かべていた。
打ち明けてくれた事へ感謝する様に。
貴方を労う様に配慮し、質問に対し寧ろ怒りさえ感じる様な強い語気で問い返す柿原。

なんてアンバランスな女性だろう。
まるで少女に諭されている様な…

「精神疾患故の勃起不全…決して珍しくないですよ。
 奥様との関係が引き金になった旦那様は少なくありません。
 奥様の不倫…置きの毒でした。恐縮ながら、心中お察しします…

 櫻井様…
 改善を目指してみませんか?
 ここは病院…治療する場です。その為に私達がいるのですから。
 先ずは第一歩…踏み出してみませんか?

 
 …主な治療内容を説明させていただきます。
 今回櫻井様が申し込まれた治療は…オーラルケア…というものになります。
 私、柿原が櫻井様のペニスを唇から口内へと含んでいき、口づけ…密着…スロート…といった工程で進んでいきます。
 謂わば、私の口で櫻井様の射精を促す…というものでございます。
 
 当然、射精に至るかどうか、掛かる時間…といったものは不確定…
 しかし、時間は無制限の為、中断の是非は櫻井様次第でございます。
 
 尚、感染症対策、患者様の生理的嫌悪回避の目的から、私柿原は今回が初の業務となります。
 又、他男性との接触もないもの…としています。ご安心ください…


 …概ねの治療内容はご理解いただけたでしょうか?
 ご了承をいただけましたら、引き続き詳細を説明させていただきます…」







【わかりました。

 彼氏に対して、何か思う事などありますか?…】
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