2025/04/16 19:55:59
(8btPPHv1)
苦し紛れともいえる男の言葉にも真っすぐ耳を傾ける素直さ。
都合の良い言葉だけを並べている自覚はあった。
しかし、その言葉を受けている当人にしてみれば、当然そんな風には考えられていない。
見方を、聞き方を変えれば、もっともらしく聞こえてしまうのだろうか。
明るく振る舞ってはいても、悩みを抱えている少女であることに変わりはない。
もちろん、本人が一番悩んでいることは言うまでもないが…、
打ち明けられた家族や友人も、少なからず接し方で戸惑うことはあるだろう。
もし、自分の娘がそうだったら…。
さすがにそんなことを考えずにいられない程度には男にも、人間らしい感情はまだ残っているらしい。
しかし、今、有砂が赤の他人である男に対しても、ここまで気さくに話ができているのも、
やはりその父や友人が真っ当に向き合ってくれたからなのだろうと言う事は、有砂の返答からも分かった。
有砂の想いに触れ、こちらから提示した都合の良い言い分は、少なからず有砂の共感を得ることに成功していたらしい。
スカートは中が見えるモノ。
見られたくなければ、履かなければいい。
言ってしまえば、犯罪者側の思考ともいえる。
しかし、あどけない少女がそんな言葉を口にしているのだ、本心からそう思っているのに違う無いだろう。
「嬉しいよ…わかってくれて…。
有砂ちゃんなら、わかってくれるんじゃないかって、思ってたんだ…。
反面、もしかしたら、他の人みたいに…、がっかりされたり、引くんじゃないか…。
ぱんつを覗いた犯罪者だと、警察にでも通報されるんじゃないかって…。
そう思った部分もあったんだ…。
でも、話してよかった…。
勇気を出して話してよかった。」
男にも問題があるということはきっちり明言している有砂。
にもかかわらず、巻き込むようにそんな言い方で露骨に喜ぶ表情を見せる。
「たぶん、有砂ちゃんが本当に男の子だから…理解できる、共感できる部分もあるのだろうね…。
数段上の階段を上がっている女の子のスカートの中が見たい…。
靴紐を結ぶ為にしゃがんだ女の子を、覗きたい。
パンツが食い込んだお尻…、四つん這いでお尻を向けたらどうなるのって…。
有砂ちゃんには、男の興奮を、もっと知ってほしい…男をもっと知ってほしいって…今は思っているんだ。
はぁ…はぁ…。」
本音を露骨に口にすれば、少し男の息も荒くなる。
もはや犯罪者の様相。
視線は幾度となくスカートの中へと走り、握ったスマホのカメラがおもむろにそちらに向けられる。
「そしてこんな風に…スカートの中を盗撮されるかもしれない…。
覗きたい気持ち…、興奮…、男の君ならわかってくれる…よね‥?」
自分は男だ…、強くそう自覚している有砂の気持ちを利用するかのように。
そこに理解を示さない、イコール、女…とでもいうかのような卑怯で、ずるがしこい男の言葉。
さらに状況をエスカレートさせていく為の下手な駆け引きが再開されるように。
【遅くなりました。
ありがとうございます、都度都度そう言うフィードバックのようなものがいただけると励みになりますね…。
もっといろいろ伺いたいものです。
結末…に関して考えないわけではありませんでしたが、どうなっていくのかな…程度で考えていました。
正直申し上げると、やはり、興奮を求めてイメを楽しみたいというのが本音。
いくら物語として良いものになっていても、切ない、悲しい、興奮要素がない進展を望まれるのであれば、ほどほどのところで終わりを迎えたいかなと思っています。
俗な言い方ですが、私は、興奮と快感の為に、イメをしたいと思っていますので。
お力になれず申し訳ありません。】