2024/07/14 22:43:00
(5tdkZcey)
はしゃいでいるのは買い物が楽しみなだけなのか…。
普段の落ち着いた妻からは想像もできないはしゃぎよう…。
『痴漢に遭った事を隠そうと…?でもしかし…それだけのことでこのはしゃぎようは…。』
どこか不自然さを感じながらも、はしゃいだようにテンションの高い端を微笑ましく見つめる俊幸。
しかし…妻の姿はと言えば、ブラウスに浮き出る大きな胸の膨らみは、プラの形や柄までも透けさせ、歩くだけでも揺れる質量だというのに、ピョンピョンと跳ねるように走れば、その揺れは尋常じゃないほどに他人からの視線を受けてしまう。
それに…あのスカート。ヒラヒラと風に舞うように軽く肌触りのよい生地は、少し動いただけでもハタハタと風に舞う。ましてや結婚当時に選んだ為に普段のスカートよりも極端に短い。
ブラウスも女性の柔らかさを際立たせるように、レースがあしらわれ、胸元は少し広めに開いている。
その中の豊かな胸を隠すには心許ないデザインは、店を回り買い物に集中するあまり、無防備な胸元やスカートの裾を気にすることなく振る舞っていた。
『また…あそこの男…陽子のスカートの中を…。』
『そんなに前屈みになったら…。棚の反対側の男…身を屈めて胸元を覗き込んで…。』
エスカレーターに乗れば、少し離れた所に必ず男が立っていた。
妻に話し掛ける素振りで横目で後方を探ると、必ずと言っていいほど男は身を屈めてスカートの中を覗き込むように…。中には手にしたスマホをさり気なくスカートの下に差し出す男まで…。
『陽子は気づいてないのか…?そこら中の男達に視姦されてる事を…。中にはスカートの中や胸元を盗撮している男もいるというのに…。』
愛する妻が他人の欲望に満ちた視線を浴びせられることが、これほどまでに昂るものなのかと改めて感じた俊幸。
少し前までは妻に向けられるささやかな下心でさえ苛立ちを覚えていたはずなのに…。
愛する妻を見れば、無邪気な笑顔が少女のように輝き、俊幸自身の歪んだ欲望を恥ずかしくさえ感じてしまうものの、妻を辱め汚してしまいたい欲望は更に俊幸の中で膨らんでしまう…。
そして妻の一番の目当てだった靴店に辿り着くと…。
「靴…欲しかったんだろう…?買い物が楽しすぎて忘れてしまったか…?」
そんな悪戯じみた俊幸の言葉に、恥ずかしそうに顔を赤らめる妻を心底可愛らしいと思った。
妻の持ってきた靴の値札が見えてしまうと冗談らしからぬ値段に思わず苦笑いを浮かべるものの…。
「シューフィッターがいて…フィッティングルームもあるみたいだね…ちょっと待ってて…。」
一人の店員に声を掛けると、シューフィッターを呼んでくれた…。その時…俊幸はまさかと言う想いで男の顔を見つめる…。
『まさか…あの電車内の…痴漢…。』
二人の男性店員の一人は、間違いなく妻に痴漢行為を働いた男。
何故ここにいるのか…。同じ方向の電車に乗っていたのだから出勤途中だったのかもしれない。
途端に電車内の妻の切なそうな素振りが頭の中に蘇り、その男の元へ歩み寄ると…。
「先程は…どうも…。このサイトをご覧になられた方でしたか…?」
スマホの画面を示すと静かに視線を落とし、画面を確認した後、小さく頷いた…。
「やはり…。ここはフィッティングルームがあると聞きました…。妻を…よろしくお願いします…。」
その言葉に男は全てを把握したようにニヤリと笑みを浮かべたが、俊幸の横を通り陽子の目の前に立つ頃にはビジネスマンとしての柔らかな笑みを浮かべていた。
「いらっしゃいませ…奥様…どうぞこちらへ…。フィッティングルームへご案内いたします…。」
どこかへ連れ去られそうになり、少し不安になったのか、俊幸の方に振り返るものの、その不安そうな妻に向かって笑みを浮かべていたおおきく頷く俊幸。
『ここなら…電車と違って時間制限もない…。ましてや他から遮断されたフィッティングルーム…。痴漢の男も…中途半端に辱められた陽子も…想いを遂げるにはおあつらえ向きって事か…。』
きっと何か起こる…。俊幸はハプニングバーへ向かう途中と同じように口の中がガラガラに渇いている感覚に襲われる。
「では奥様…こちらへ腰掛けていただけますか…?」
陽子が選んだ靴を手に、フィッティングルームへ誘い込むと、中にあるソファーへと妻を導く。
柔らかそうで座り心地の良さそうなソファーは、深く腰を沈めて陽子の身体を包み込むように受け止める。
「とても良い旦那様ですね…。当店でもなかなか売れない高価な靴でも…奥様のためにお買い求め下さるなんて…。」
軽い世間話をしながら、陽子が座るソファーの足元に跪く二人の紳士。
片足ずつひとりひとりが陽子の靴を脱がせていく。
始めはマニュアルに忠実に足のサイズを測り、選んだ靴をあてがったりとシューフィッターらしく動いていたものの、時折太ももの角度と視線の高さを合わせるように覗き込む仕草…。
『電車の中で破いたままのストッキングとはな…。それでシューフィッターのいる靴屋に来ると言うことは…この女…好き者だけでなく…露出癖まであるのか…?』
次第に淫らな視線を浴びせるようになる男性店員。
それは初めこそ控えめに気づかれずに行っていたものが、次第にあからさまに視線を這わせ、時には覗き込むような仕草まで…。
その上、足の筋肉量を確かめるからともっともらしい物言いで、ふくらはぎや太ももを撫で廻すような仕草…。
その指使いは、電車の中で焦らすように触る痴漢の手つきを思い起こさせるように…。
「奥様…大きなお世話かと思いますが…。」
何か言い出しづらそうな雰囲気を装い、重たい口を無理矢理開いた風に…。
「奥様…ストッキングが…破れていらっしゃる…。
もちろん…お気づき…ですよね…?」
その言葉が合図だったかのように、左右に跪いた紳士が脚を片方ずつ掴み、ゆっくりと左右へと開いていく…。
「ほら…こんなに大きく破れて…。コレはいったいどうされたのですか…?」
ニヤニヤと笑みを浮かべた二人の紳士。
脚を開かされて破れたストッキングと、その奥に潜んでいるパンティが男達の目の前に晒されてしまう…。
「おや…?奥様…パンティのクロッチが…そこだけ色が濃く染まって見えるのは…気のせいでしょうか…?」
太ももを撫でながら次第に脚の付け根を目指すように上っていく掌。
破れたストッキングの隙間から忍び込んだ指先は、剥き出しの太ももの内側を焦らすようになぞり…。
【非日常な描写もたまには楽しめるものですよ?
陽子さんが望まれるなら…このまま二人の紳士に犯される展開にしましょうか…。】