「ふふっ、やっぱり可愛いなぁ、哉は。」
距離を置こうと下がった哉を力強く抱きしめて唇を奪う。不意をついたため口腔内に舌をねじ込ませた、濃厚な大人のキス。

抵抗する哉が大人しくなるまで舌を絡め合い唾液をネットリと交換していく。

時折、人が通るがホテル街のため熱愛のカップルを見るような目で通り過ぎていく

「さ、じゃあ行こうか。」
哉が大人しくなった頃を見計らって、手を引いてホテルの部屋に入っていく。

「やっとふたりきりになれたね。一昨日シテから哉のことをずっと忘れられなかったよ。哉もあの夜のことは忘れられないだろ？」

「あまり揶揄わないで下さ…っんぅ…！？」

抱き寄せられたかと思えば重なった唇に目を見開いて驚く哉。
今しがた釘を刺したはずなのにそれを諸共せず、深く深く口付けられてしまい、突き放そうと胸板を押し返すが、力では貴方に敵わず。

「ん…っふ、ぅ…」

最初は胸板を叩いたり、肩を押し返したりと抵抗を試みるも、だんだんと心地良さまで感じてきて、力が抜けてしまう。
最終的には貴方に縋り付く様に抱き着いてしまい、強く貴方を睨んでいた筈の瞳も覇気が消えて、蕩けたように潤んで。

「またっ…こんな、人がいる所でこういう事は、困ります…」

弱々しくも文句を垂れながら、手を引かれるまま部屋へ入り。

「そう、ですね…悪い意味で、忘れられそうにありませんね？」

あんなに強く快楽を感じた性交は初めてで、身体があの疼きを欲して病み付きになりそうだったと素直に言うはずもなく。
それどころか貴方が優しく甘い雰囲気に誘おうとしているのに水を指す様に、嫌味たっぷりに毒を吐く。

「悪い意味でか？もう哉の減らず口は塞ぐしかないな。」

ホテルの大きなベッドに押し倒すと、哉の上に覆いかぶさり、先程の続きで濃厚なキスを繰り返す。舌を瞬時に絡ませると同時に哉が着ているブラウスのボタンを乱暴に外していく。露わになったブラジャーの中に強引に手を侵入させ、乱暴に揉んでいく。一昨日にシタときとは違う貪るような愛撫。

「ﾁｭ‥ﾁｭﾁｭ‥哉の胸、やっぱり大きいよな？　ﾊﾑｯ‥ﾚﾛﾚﾛ‥サイズいくつあるんだ？」

金城の乱暴な手付きでブラジャーから胸は飛び出してしまっている。可愛い乳首を
指式で摘みコリコリ刺激していくとまたしても膨らんでいく。

「こんな事はもうやめま…っんん、ぅ…！」

関係を終わらせようと口を開くも、唇を塞がれ貴方に押し倒されそれも叶わず。

「ぁっ…んぁっ…んむぅっ…」

欲望のままに胸を揉みしだいてるのに、哉の気持ちいいポイントを抑えた刺激にキスの合間に甘い声が漏れる。
貴方の思うままに扱われている事に、本当ならば嫌悪を感じなければならないのに、身体はきゅんきゅんと疼いて。

「んんっ…Eカップ、です…
あ、あの、汗をかいたので、汚いですから…ぁんっ…！」

シーツを蹴ってベッドの上で逃げ回ろうとするも、乳首を捏ねられて白い喉を仰け反らせて喘ぐ。
今までだったらそんなに直ぐ反応を示さなかった乳首も、貴方の指先に摘まれるとぷっくりと腫れて。

「ﾁｭｯﾁｭｯ…Eカップかぁ。立派な胸だな。
ﾚﾛﾚﾛ‥汚くないよ。純粋な哉の匂いと味がするってことだもんな」

哉と濃厚なキスをしながらの会話。舌を絡ませあい、久しぶりに会った恋人同士がお互いを求め合うような激しいキス。

「乳首摘まれると気持ちいいだろ。今日はいっぱい触ってやるからな。」

哉の胸を下から持ち上げるように、掌で乳房の全体を揉みしだく。
ぷっくり膨らんできた乳首は、指先で弾いたり摘んで引っ張ったり、コロコロ転がしたりと哉の反応を見ながら刺激を与える。

そして哉が逝きそうになると、刺激を弱める。開放されない快感を与えられ喘ぐ哉を楽しんでいる。

「ぁんっ…あぁっ、そんな恥ずかしい事言わないで下さい…」

濃厚なキスも、激しい愛撫も、言動全てが恋人に向ける様なもの。
嫌なはずなのに身体も心も蕩けかけていて、困惑しながらも感じている哉。

「(今までだったら、乳首なんて全然感じなかったのに…金城さんに触られるとこんなに気持ち良くなっちゃうなんて…)」

これまでだったら乳首を刺激されても、少しむず痒くなる程度だったが、貴方に摘まれ捏ねられると体のビクつきも、喘ぎ声も我慢出来ない程感じてしまう。

執拗に乳首だけを責められ、何度も軽い絶頂を迎えそうになるも、都度刺激を弱められて、哉は切なそうに腰を揺らしてしまう。
乳首はこれ以上ないくらいに赤くぷっくりと膨らんでいて、強く深い快感を強請っている。

「んぁっ…金城さん…ぁんっ、もう、乳首、触らないでぇ…」

子どものように弱々しく首を振って嫌々して。

「乳首気持ちいいでしょ？ほら、見えるかな？哉の乳首、こんなにぷっくり膨らんで赤くなってるよ。」

哉に見えるように乳房を持ち上げる。
哉が自分の乳首がどうなっているか、恥ずかしそうに見ているのを確認すると、アーンと口を開け、乳首をパクっと頬張る。

金城の口の中で、ペロべろと舌で舐められ歯で甘噛して哉を悶えさせる。

「気持ちいいけど逝けなくてもどかしくて辛いでしょ？

乳首で逝かせてくださいっておねだりできたら楽にしてあげるよ。」

哉のことを追い詰めて虐めて楽しんでいる

「っ…金城さんがしつこく触るから、腫れちゃってるだけです…！っぁあんっ！」

貴方の言葉に、快感に抗うように反抗するも、乳首を口に含む光景から目が離せずにいて。
舌で転がされ、甘噛みされると途端に甘い声を響かせながら逝きそうになるも、寸前で刺激を弱められてしまい。

「ぁんっ…あっあぁッ…ぜっ、絶対にぃっ、言いませんッ…やぁんっ…！」

ぎりりと奥歯を噛み締めて、首を横に振って必死に快楽を否定する。
それに反して、哉の乳首は逝かせてと懇願するように貴方の口内でコリコリに膨らんでいく。

「強情だなぁ。逝かせてくださいって言うまで俺はやめないからな？」

すでに少しの刺激だけで声を上げる程に感度があがっている。サワサワと乳房を撫でるだけでもピクピク震える哉の身体。

「まぁ辛い思いをするのは哉だから良いけどね。我慢すればするほど逝ったときの快感は凄まじいものになるからね。」

焦れったい哉を言葉でも攻めていく。

「それにこのまま乳首を攻め続けると、普段からも乳首がおっきくなってどんどんイヤらしい身体になってしまうから気をつけろよ？」

「ぃやあっ、あっ、ああっ…乳首でなんか、逝きません…！」

少しでも快感を紛らわそうと、脚をバタつかせてシーツを蹴ったり、唇を噛み締めたりする哉。
どれだけ貴方を振り解こうとしても、快感はどんどん募っていき、指先で優しく撫でられるだけでも鳥肌が立つほど感じてしまって。

何度も快感に負けそうになりながら、必死に耐え続けるも、それも長くは続かず…。

「ぅあっ…ぁっ…も、ぃ、…ぃ、かせて…ください…」

眉間に皺を寄せ、唇を震わせながら悔しそうに、聞き逃してしまいそうな小さな声で呟いて。