2025/08/10 03:28:17
(xjG0frGc)
「は…は…はぁ…。」
自分でも驚くほど身勝手に、千紘の頭を抱え、口内をただの穴として使っていた。
言うまでもないが、性欲が枯れたわけではない。
ただただ、妻のナカで強固になれず、果てるに至らない、というだけ。
40手前となっても自分自身は性欲に衰えを感じもせず、自慰に耽れば普段通り。
もちろん、射精することもできた。
自分の手、以外で達したのは何時ぶりだろうか…。
そんな風に考えてしまう程、久方ぶりの感覚を覚えていた。
「はぁ…あ…あぁ…。」
思わず力が入ってしまった手を払うでもなく、ゆっくりと宥めるように解きを促すしなやかな指先に、
「あ…すいません…。」
と、申し訳なさそうにすっと手を引く。
しかし千紘からの返事はない。
怒らせてしまったか…?
恐る恐る交わる視線…、の下、ゆっくりと開かれた唇…その中、口内に見える白濁液。
返事をしないのではなくできない状態なのだ…と言う事を再認識する。
そして千紘が言った言葉が頭をよぎる。
-射精後のやり取りは櫻井様のお言葉に依り進行させていただきます。-
(俺の…指示通り動く…って…意味だよな…。)
まるで従順な犬のように、小さな口を目一杯広げたままの千紘を見下ろしながら、少し沈黙してしまう。
そして、興奮冷め止まぬ男は何を思い立ったのか、すっと千紘の口元…、口内へと人差し指を差し込み、
「味の方も…問題ないか、もう少し確認してもらっても…良いかな…?」
くちゃ、くちゃ…。
恐らく白濁液と同様に溜まっているだろう千紘の唾液。
それらをその口内で混ぜ合わせるように、くちゃくちゃと卑猥な水音を立ててかき回していく。
その様子たるや、膣内射精障害…、あるいは妻の不倫に心身に異常を来している、そんな男の行動には到底見えない。
ある意味、男本来の性癖、気質が、千紘の診察、治療によって蘇ったと言えるかもしれない。
「異常…ないのかな…。ねぇ…柿原さん…。」
返事ができないことをしり目に問いかけながら、すっと男は指先を引き抜く。
そしてゆっくりと唇を閉じさせると、片手で両頬を摘まみ、今度は咀嚼させるように外側から口内を少し圧迫するような動きを見せる。
「問題は…同じことが…、まんこでもできるかどうか…だよね…。」
そう言って、数分白濁液…精液を千紘の口内で弄んだ後、飲み干すことを良しとするようにゆっくりと頷く。
まんこでもできるかどうかだよね…、その言葉の返事はやはり千紘の口から聞きたいようで。