2022/05/08 15:03:09
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こんにちは、咲夢さん。
眠い時には寝て下さい。それもストレス溜めないための、対策の一つかと。
話せるときは話せると思いますので、謝る必要なんかないです。
健康のためには、規則正しく早寝早起きがいいんでしょうけど、なかなかどうして、それが難しくて(苦笑)
本編です。
咲夢さんが、このお店で、レディース膳なら食べられますから大丈夫です、と言ってくれ、そのまま並んでいると、店内に案内される。
「いらっしゃいませ。」
店員の威勢のいい掛け声が響くと、自然に店内の客の視線が、入ってきた咲夢さんと将に向けられる、店内の静かながらも活気ある空気が一瞬静寂になるが、その後元に戻る。
咲夢さんと将が席に付くと
「おい見ろよ、綺麗な娘(こ)だな。」
「綺麗だわぁ、素敵・・・」
「あんな女の子と飯食えるなんて、羨ましい。。」
そんなひそひそ話が店内のテーブルで、交わされている。
一度下がった店員が、お茶を持ってきてお決まりですかと聞いてくる。
『すいません、レディース御膳一つとロースかつ膳一つでお願いします。』
店員が復唱して、下がる。
『咲夢、昼間から揚げ物で、本当に大丈夫だった?次の時は咲夢の好きな物にしようね。』
と話してから、アルバイト先の話になる。
と、店員が小さなすり鉢と擂粉木を持ってきて
「こちらの胡麻、すりつぶしてもう少々お待ちください。」
将が、すり鉢の中の胡麻を磨り潰し始めると、胡麻のお香りが立ち昇る。
宮園書店編
咲夢さんと将がとんかつ屋で食事をしている頃、宮園書店〇〇支店のバックヤードでは、宮園弘一オーナーと副店長が話をしていた。
「オーナー、奥さんの紹介で入るアルバイトの子、美人って話ですよね?大丈夫でしょうか?」
「俺も実際は見たこと無いんだが、みやびが美人って言ってたが、修志の好みじゃない可能性もあるし、ちょっと様子見てくれよ。」
「前にもお話した通り、噂広まったら宮園書店グループ全体の信用にかかわりますよ。。そんな悠長なこと言ってていいんですか?」
「そう言わずに、、なっ、〇〇君。修志が何かやりそうだったら、殴っても蹴ってもいいから。。」
「オーナーがそう言うなら、従いますけど・・・辞めて貰ったほうが良いと思いますけどね。」
「そこまで言うなら城井君に、念押ししときますから、オーナーも同席してください。」
「分かった。。」
副店長は店内にいる店員に声をかけ、城井茉生を探して事務所に来るように伝える。
少し経ち事務所の扉がノックされ
「副店長、城井です、呼びましたか?」
と声が響く。
「あぁ、城井君入って。」
失礼しますと、城井茉生が扉を開けて入ってくる。
オーナーが中にいることを確認した城井茉生は、どうもこんにちはと宮園弘一に挨拶した後
「副店長、何ですか?オーナーも一緒なんて?」
「城井君、今日新しいバイトの子が下見に来るの知ってるだろ。」
「ええ、聖女の美人だって話ですよね。あのセクハラ店長の餌食にならないですか?」
オーナーの目を見ながら副店長に話す城井。
「そう、それが心配でね。城井君には今まで以上に、店長の行動に注意してもらって、何かやるようだったら、今以上に殴ってでも蹴ってでも、その行動を阻止して欲しいんだ。いいですよね、オーナー。」
「分かりましたけど、副店長が店長になったほうが、良くありませんか。」とマイマイ。