イメプレ

（楽しいランチの最中、スマホをにらめっこして）

はーまじ最悪。仕事できたから行ってくるねー
ったく性欲まみれのオジとか氏ねばいいのに。

（悪態をつきながら席を立ち上がると、周囲のお客さんの視線を浴びた。

それもそのはず、身長170、100・70・100のダイナマイトボディが高さ10センチのピンヒールを履いてはカツカツと鳴らしたからだ。
ピンヒールの裏側は赤で、ついつま先から足元まで眺めまわしてしまう程の迫力があった。

長い黒髪をポニーテールで束ね、同じく黒のボディコンで身を包み、胸の谷間は鳩胸のように盛り上がっていてラメスプレーまでかけてある。

全身が自信に満ち溢れている私の名前は「麗奈」よ。
グラドルとして賞味期限が過ぎている43才だが売れるためなら手段を選ばない野心家で、グラドルの世界には昔フラれた男を見返す為に入った。
だから内心男というものがちょっと嫌い。

腕組みして肩を揺らしながらカツカツ音をたてて事務所へと向かった一）

夕方前の事務所にはまだ他の社員が働いている中、麗奈はいつものように役員室に歩みを進めていく。

「よく来てくれた」

悪びれもせず挨拶するのは役員の上田。

「まぁ慣れてはいると思うが今晩『仕事』だ。よろしく頼むよ。うまくいけばHARUのCMが決まるかもしれん。

上納されるのは麗奈だが、あくまで事務所の思惑は売り出し中のタレント・HARUにCMを決めるための接待のようで…。

そんなことは麗奈もわかっている。
その中でもどうにか親父に気に入られ、青年雑誌のグラビアページや深夜バラエティの出演枠をなんとか狙っている。youtube番組だって嬉しい。

「ほらコレ。いつもの」

上田はデスクの引き出しを開けると、白い錠剤を3錠ほど取り出し麗奈に渡した。
コレで毎回狂わされる。



30分ほど上田と談笑していると、役員室に男が入ってきた。

「お、お揃いのようで」

加藤と名乗るどこかの企業の役員らしい。

上田「これはこれは加藤さん。お待ちしてましたよ。今晩はこの麗奈を思いっきり使ってください」


麗奈は最低限の愛想だけで挨拶し、加藤に連れられ事務所を出た。

タクシーが向かうのはもちろんホテルで。

ホテルに向かう道中　
窓の外をずっと見ていて顔を合わそうとしない麗奈。
しかし今は仕事中という自覚はあるようで、空いた手で加藤さんの股間をまさぐり始める。
上質なスーツ。きっと良い所のお偉いさんなんだろうな。
シワも無く立派に仕立てられたスラックスの上から目的のモノを探る。
有った。ふにゃっと柔らかい感触の部分を大胆に揉んだら、次は本丸を外して内ももをさすったりしている。
メイクはバッチリなのに、ネイルはすっぴん　むしろ深爪で上納性接待に最適ともいえる指の腹が、加藤さんの下腹部を指圧し、血流を良くしようとしていく。
いかに早く終わらせるか　効率を考えた麗奈の常套手段であった。


タクシーから降り、ホテルに入る際も無愛想を貫く。
部屋に向かうエレベーターの中では目を合わせないようにしてるのに身体は密着させ、自慢の巨乳を押し付けていく。
丸出しの谷間を見てと言わんばかりに行動でアピールしていき、背中に手を回して腰を振る仕草をする。

（これでこの人勝手に盛ってお部屋に入った瞬間に玄関で一発ヤって終了してくんないかしら。　早く終わるに越したこと無いもんね。
貰った薬は使った事にしてチョロまかしちゃおー）

なんて考えてることは悟られないように、女体を媚びつかせながら愛の巣に向かった一

エレベーターは高層階に止まり、歩を進めるもそもそもその部屋数も少なく夕方のまだ早い時間もあってか他の人の気配はしない。

誰も見ていないのをいいことに、加藤は腕を伸ばして麗奈の腰を抱き寄せるようにして尻を撫でた。

「昔ズリネタだった麗奈を抱ける日が来るとはなぁ」

20年前にはテレビや週刊誌に引っ張りだこだった麗奈ももう43歳。

「"上納"は慣れてるんだろう？」

男を誘うような手つきや仕草にプロの仕事を感じる。実際人気の絶頂から下り坂になった20代半ば・後半から"上納"の商品にされてきた。もちろん事務所役員の性欲処理や大物男性芸能人のコールガールと文字通り身体を使って生き抜いてきた。
30代の頃は芸能人に身体を売った金で生計を立てていた時期もある。

ガチャ


あらかじめ持っていたカードキーで部屋に入り、ゆっくりとドアを閉まるのを見届ける。
そして密着していた麗奈を更に抱き寄せて正対するように抱きつくと、ぐいっと顔を寄せて唇を奪った。

ぶちゅうと音が聞こえるように濃厚に吸いつくと、舌を捩じ込んでいく。麗奈も嫌々だったがそれを受け入れるしかなく自らも舌を絡めて応戦した。

抱きつかれていた腕は下に降り、大きな尻を鷲掴みにして揉みしだかれる。