《んだよ…妄想かよ…。一気に冷めたわ…。》《だろうねぇ、俺もそうじゃないかと思ってたよ…。》混濁。ネットの世界で描かれた言葉が紡ぐ物語は、概ね…ほぼ事実。しかし、そこで描かれたことが現実に起こり始めることで生まれる動揺。そして、ついてしまった嘘。同じ空間に男がいることを、隠してしまった。サイトへの書き込みを始めた当初のように、「どうすればいいの?」と問いかけることもできた。図ったようなタイミングで夫からのメッセージも届いた。見知らぬ青年はそれを確認する猶予を与えてもくれた。にもかかわらず、ついてしまった嘘。少しの間が、青年の動揺を美優に転嫁させたように状況が少し変わる。そして初めて青年の言葉に返事が。「えぇ…そうですよ…。聞こえてましたよ…。」すっとポケットから取り出すスマホ。そしてフォルダを開くを一つのファイルを再生する。「見たいでしょ…?私のパンティ…。イヤらしい私のパンティ…ビショビショに濡らしちゃってるの…。覗いて…いいよ…?私のイヤらしい姿…覗いて…。」先ほどまで漏らしていた美優の喘ぎ…その一部を録音したモノを再生した。少し荒く録音されているが、ボリュームを上げれば大きな喘ぎに変わり、周囲にまき散らすほどに変態の存在を主張する音声だ。唇にあてがわれた人差し指が、大きな声を出すことを嫌がっていることは理解できた。しかし、男は知らぬ存ぜぬを通しながら、ボリュームを焦らすように上げていく。夫にはバレたくない、その気持ちに後ろめたさをより感じさせるように。「そうですか…。サイトから指示を…。良い趣味をお持ちですね…お姉さん…。本当にそれだけですか…?サイトから指示されていることを実際にやっている…だけなら、そんなにひそひそと話す必要は、ないんじゃないですか…?」声のトーンも、声量も落ちない。美優の口から、男の存在を聞き出し、そしてこの状況を隠しているという絶対的優位を確固たるものにするために、先ほどまでの動揺は消え、青年の思考回路は目の前の人妻でいかに楽しもうかと画策する為に動き始めていた。「覗かれたかった…。従っちゃったら…。ですか…。もっと…見せてくれるんですよね…?もちろん。文字しかもらえない、そんな画面の誰ともわからないモノで…満足…できないから…。扉…開けちゃったんでしょ…?お姉さん…。僕の存在を隠しているのは…サイトの男達だけ…ですか…?ねぇ…お姉さん…。」靴を脱ぎ、部屋の中へと完全に上がり込んでしまう。逃げ場がないことは美優も理解しているだろう、そもそも自らの意志で鍵をかけたのだから。ともすれば男も、強引な手は出さない。じっくりと視姦するように半裸に等しい美優の身体を舐めるような視線で見つめながら、少しずつ距離が詰まっていく。「叶えましょうか…?貴女の本心を…。」分かっている…。状況を、立場を理解していますよとでも言いたげな男の余裕が、良くも悪くも美優に不安を与えない。ちらっと書き込みに目を向けると、「ジッパー…外してくださいよ…お姉さん。貴女は…どうしたいんですか…?」不思議と、美優を突き動かしてきた佐藤のコメントと被って聞こえて。【優しくなんてありません。
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コメントをあげて次にコメントが上がり始めるまでのわずかな時間…。密閉された狭い空間で見知らぬ男の人と二人きりの気まずい空気を変えたいと…口から出た言葉…。聞こえちゃった…? その問い掛けに男は少しの笑みを浮かべて、録音された私の言葉を再生し始める…。見たいでしょ…?ビショビショに…。覗いて…。そんな言葉を口にしていたのかと疑わしくなるものの、そこで喋っている声は確かに私のもの…。赤面し俯いてしまう程の恥ずかしい声を聞かされるだけにとどまらず、そのボリュームは次第に大きく…。「やっ…やめてっ…!」『こんなに大きな音…大輔さんに聞かれちゃったら…。』焦る私を楽しむかのようにボリュームは更に大きく変えられて…。続けて言葉を言葉を吐き出すその大きさにも、焦りを感じるほどのボリュームがあり、慌てて駆け寄り唇の前で人差し指を立て懇願するように首を左右に小刻みに振り…。ただ…男の話す言葉に焦りながら耳を傾ける事しかできない私。夫には覚られたくないと言う後ろめたさ…それに加えて私の行動を…私の心を見透かしたように揶揄しながら煽る男の言葉…。『もう…ホントのこと…言わないと…。大輔さんに…バレちゃうかも…。』そして…。「ホントは…隣のブースに…夫がいるの…。夫と…二人で来てて…。」言ってしまった…。夫と二人でネットカフェに訪れ、私一人露出サイトで指示を受けていると言うことを…。ただひとつ隠したのは、夫の希望でサイトから指示を受けている事…。「えっ…!?叶える…って…何を…!?」男の言葉を理解するだけの余裕はなく、私の本心を叶えるという意味がわからず…。目の前の男の人は最初ほどオドオドしている感じではなく、私の弱みにつけ込んだような余裕の笑みを浮かべていた。それでも何故かこの男に不快感は沸かず、不安に苛まれるような恐怖も感じない。どちらかといえば…この男の目の前で…この男の望むままに辱められたいと思えてしまうような存在に、心も身体も昂りを更に高めてしまう…。「どっ…どうしたい…?私は…その…。」口ごもりながら俯いたままで呟く私を薄っすら浮かべた笑みで見つめているだろうことは想像できた…。始めて会ったばかりの男との間に、抗いを許されない上下関係が生じてしまったことも昂りを助ける要素として働く…。「私…私は…。私の…イヤらしい格好を…覗かれたいの…。そう…私の…恥ずかしい格好を…見て欲しいの…。」俯いたままで呟いた言葉。次第に声色に力が漲るように自信をも感じるような言葉に変わり、言い終わった時には目の前の男の笑みを見つめながら…。「ジッパーを…外します…。私の…イヤらしい格好を…見て下さい…。」そう言いながら下から上に持ち上げていたジッパーを下まで下げて…。胸元の下まで下ろしていたジッパーが先に下りたジッパーを慌てて追いかけるように下げていき…。「みっ…見えますか…?ジッパーを…全部…外した…恥ずかしい私の格好…。」目の前に見知らぬ青年が見つめる前で、フロントフルジッパーを完全に引き下ろし、左右に軽く開くその隙間からは真
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ついに…夫の存在すら告白してしまった私。しなしながら肝心な部分…夫の指示でサイトの言葉に辱められる姿を晒す…。それだけは隠したまま…。夫の名誉を守る為…そんな体裁の良いものではなく、夫に秘密でこの若者に辱められる背徳すら快楽への近道と知ってしまったからだろうか…。『大輔さんに…秘密のまま…この男の人に…この男の人の目の前で…恥ずかしい姿にさせられたい…。』そんな想いが夫の本質を隠してしまったのだろう…。「私を…恥ずかしい格好に…して下さい…。」そんな言葉を呟く私は、既に見知らぬ男の前でジッパーを全て外し、その隙間から淫らな下着を露わにしたまま立ち尽くしている。そんな私にスマホを向け撮影をする男。その狙いは身体などではなく私の表情。その意図がどこにあるのか…わからないままに男の責めを受け始める。「そう…夫は知らないの…。貴方がここにいて…私は貴方の前でジッパーを外して…イヤらしいパンティを晒していることを…。」男の言葉による辱め。それはサイトの中であの人から向けられた言葉によく似た感覚であることに気づくことはなく、それでも何故か心地よさを感じる言葉…。次第に近寄りながら私の逃げ場を奪うように投げかけられる言葉…。「そう…叶ったの…。夫には内緒で…知らない男の人に…イヤらしい姿を見られる事が…。そう…もっと…イヤらしい…あぁ…。」不意に唇をなぞるような男の指の動き。身体を貪るのかと思いきや、想像もできなかった行動に驚きを隠せない。唇と言うものが、これほどまでに身体に刺激をもたらすとは思ってもみなかった。一瞬…全身に電気が走り抜けたように刺激が伝わり、話しかけた言葉尻を喘ぎに変えてしまう…。そして…夫がいる女性の称号…『奥さん…』そんな言葉がこれほどまでに淫靡に感じる状況はそうはない。奥さん…そう言われただけで夫には内緒の行為がますます私に興奮をもたらすように働き…。「内緒が…いいんです…。夫には…秘密…夫が知らないところで…恥ずかしい事を…エッチな事を…イヤらしい事を…したいの…。」唇をなぞる指先。私の心を弄ぶかのように這い回る指先を舌先で追いかけるように突き出すと…。ようやく捕まえた指先を口の中に惹き込むように咥えながら舌を絡ませ…。「約束…ですよ…?夫には…内緒にするって…。約束を…守ってもらえるなら…。あぁ…私…。私は…貴方に言われた通り…何でも…何でもします…。もっと…恥ずかしいこと…もっと…エッチなこと…はぁ…もっとイヤらしいこと…私に…指示…して…。あぁ…したいの…もっと…イヤらしいこと…もっと…恥ずかしい格好を…見て欲しいの…。」そう言いながら無意識に手は股間に向かい、一人で妄想しながらしていたように下着の上から這い回る。時折クチュっと卑猥な水音を響かせながら、太ももにまで光る筋を垂れ流した姿を見せつけながら…。「ほら…こんなに…濡れちゃってる…。私の…イヤらしい…パンティ…見て欲しいの…。貴方に…見られて…こんなに…濡らしちゃったパンティ…あぁ…見て…見て欲しい…もっと…イヤらしい格好にして…見て欲しい…。貴方に…イヤらしい指示…されたいの…。もっとエッチな…恥ずかしい指示…して欲しい…。」蕩けた表情で見知らぬ男の指先に舌を這わせながら、自らの股間を擦りあげて願望を語る…。既に快楽の虜となったかのように素直に願望を口にしてしまう…。【果てて頂いて…構いません…。
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