キモデブ

「すいません、今時間ありますか？」


さゆみに声を掛けてきたのはキモデブの仲間で中年デブの男であった。


「君、高校生だよね？エステとか興味ない？よかったら無料なんだけど、体験してみないかな？」

ニヤニヤしながら気持ち悪く笑っていた。


（まだ見てますか？）

遠目からもしかしてと思いながらあなたの前を通ると
（やっぱり、こついが話してたやつね）

「えっ？あたし？そうだけど別にエステとか興味ないし、別にまだそんなの受ける必要ないから」

あたしは生意気な感じを出すためにあえて冷たく対応します


話を変えてお店のHPなんかにアップする施術中の写真や動画のモデルとかで謝礼で釣って欲しいです

「じゃあ、謝礼を払うからホームページに上げる写真や動画のモデルになってけれない？」

さゆみにホームページを見せるそこには施術者としてキモデブオヤジの圭吾などが映っていた。


「謝礼も弾むからどうかな？」

噂ではこのエステにいった女の子はキモデブオヤジに乱暴されて弱みを握られていやらしい調教を受けて受付嬢とかをさせられていると友達が話していた。

「モデルか・・謝礼くれるならいいよ」
写真を見せられるけどスタッフは男性しかいません
しかもあらく加工されていました
（なにこのあからさまな加工
でもこれならやっぱり出てくるのはキモデブオヤジの可能性が高そう）

「もちろん、謝礼は沢山出すよ。じゃあ、案内するから付いてきて」

さゆみを案内するとエステをやってるとは思えないチンケなビルに案内される。


「ここの３階だよ。」

上に上がると事務所で鍵を掛けられて逃れなくされてしまうかもと友達は言っていた。事務所の奥には施術者のキモデブ圭吾が待っていた。