「わっわっ、お、お父様…?」(大きくて力強い腕だけど、とっても優しい…。こうしていつも守ってくださっているのですね…)立ち上がったレイウスに抱きしめられ、少し驚くも、優しい力加減と声色で安堵する。病弱だった子供時代からよく抱きしめられていたことを思いだし、安心して身体を預ける。「はい…っ、ぐす…っ。我儘ばかりを言って、申し訳ありません…。私からアレクに好意を伝えたのです。迷惑をかけてしまうと分かっていながらも想いを伝えてしまい、それでも彼は私に真剣に向き合ってくださいました…。どのような結論になろうと、お父様とお母様が出した結論なら、お従いいたします…。」上った頭の血も引いており、サリーナの言葉に頷きながら聞くレイウス。波乱の幕引きとなったパーティであったが、サリーナへの求婚を諦めて帰る参加者もいれば、「どうせ従者との結婚など許されるはずもない」とサリーナに丁寧に挨拶をして帰る者とで分かれていた。無事パーティが終わると、今度はサリーナにメイドたちが群がった。「おめでとうございますっ、サリーナ様っ!レイウス様とのやりとり、勝手ですが感動いたしました…!」「上流階級の皆様方からの求婚を断ってまでの、サリーナ様からの純真な愛…。なんだか、アレクさんが羨ましくさえ思ってしまいますわ」「そうだっ、アレクさんとはいつから…?」「こらっ、そんな質問サリーナ様に失礼でしょうっ」城務めと侍女たちは、城から出ることはほとんどない。娯楽に飢えている彼女たちからは、支えるべき主と従者との恋愛話は当然注目を集めることになる。サリーナが離れに行ってから城務めとなった若い侍女たちが中心だが、サリーナとはやけに親しげ。人懐っこい性格のサリーナは、よく侍女たちにも話しかけており、歳の近い若い侍女たちから親しまれていた。「ええ、ありがとうございます…。失礼だなんて、そんな…。あのね、アレクとは病気療養の時に…」アレクとの初デートの話とか、花火を見た話とか…。サリーナが少し話すたびに「キャーッ❤︎」と歓声が上がって片付けが一向に進まない様子を見て、侍女長が叱りつけるまでそれは続いた。ーーーーーーーーーーーーーーーー「はぁっ、はぁ…っ、ずっとローターが動いて…っ、レイウス様に気が付かれたらどうするつもりよ…っ」レイウスの部屋を後にしたメイサは、ぶつぶつ呟きながら、早足で庭を歩く。(来い、とは言われていないけれど…、時折ローターが振動しているし、どうせあの性欲猿は小屋にいるんでしょう…っ!)内心ではアレクを罵りつつも、頬を紅潮させて早足で急ぐ姿は、まるで真逆の行動。扉を開くと、アレクの声が聞こえた。目は鋭く、彼を睨むものの、口角は明らかに上がっており、堕ちたオンナの顔をしている。アレクに手招きされるがまま床に跪き、慌てたような手つきでベルトを外す。「ん…っ、ちゅっ、ん…っ、んぁっ❤︎」ペニスにむしゃぶりつき、振動し続けるローターに甘い嬌声を漏らす。もはや嫌がるフリすらなく、舌を這わせ、本来はレイウスに披露するはずのテクニックを見せつける。「ん…ちゅ…っ、…、サリーナとの結婚を認めさせるために…、もっと口利きするから…、だから早く挿れて…」レイウスに対しては複雑な思いで結婚の援護をしていたメイサ。しかし、ペニスを目の前にすれば、上擦った声で甘えた声でおねだりを始める。母よりも雌が勝った瞬間だった。「んぁっ、ぁっ、んぉ゛ぉ゛っ、イくぅ゛ぅ゛❤︎」アレクはソファに浅く座り直し、向かい合うようにしてメイサが跨り、細くしなやかな指で硬くなった竿を掴んで、割れ目にあてがう。自身の体重をかけて根元まで咥え込んだ瞬間、舌を突き出し、野太い声を出して絶頂する。ローターで焦らされ続けた膣はすでにトロトロに蕩けていて、ペニスにねっとりと絡みつく。全身が鳥肌が立つほどに快楽を覚え、野太い声を出していたが、
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「うん~…やはりデオドールの案がベストかもしれんな…」パーティーの翌日、レイウスの執務室に4人ぎ顔を揃えた。レイウスと左右の手とメイサだった。話し合いの議題は勿論サリーナとアレクの事であった。前夜、メイサに告げた通りレイウスはサリーナとアレクの結婚を認める決心をつけたのだ。と言っても上級貴族と庭師の息子…あまりにも大きい身分の違い…親としてだけなら身分の違いにも目を瞑ることもできるのだが、公爵という立場上、対外的にもその問題は大きなものとなっていた。「では…その方向で話を進めてくれるか?プリムローズ伯爵家には改めて私から話をするが…メイサ…キミの方から先に話をしておいてくれ…」話し合いの結果、サリーナとアレクの身分違いを解決する方向としてアレクを貴族の養子とするデオドールの提案が採用された。これで建前は公爵家と伯爵けとの婚姻となる。「わかりました…リズには私から先に話をしておきます…」メイサが「リズ」と呼んだ女性は、現プリムローズ伯爵家の当主であるリーゼロッテ、プリムローズ…メイサとは女学校時代からの親友でもある。慎ましやかなメイサとは正反対で活発で何事にも積極的…夫を亡くし伯爵としてあとを継いだあと、その性格と人柄で経営する事業も大きく飛躍させ領地経営も順調…まだ幼いとはいえ亡夫との間に跡取りとなる息子もあることで、仮にアレクを養子に迎えても継承問題には発展しないというのが選ばれた理由だった。______「………ということになった…プリムローズ家で貴族としての立ち居振る舞いをしっかりと学んでこい…いいな?アレク…」パーティーの翌日の執務室での決定事項は、すぐにアレクとサリーナに知らされることになる…サリーナと共に執務室に呼ばれたアレクは、メイサからの話で大丈夫だろうとは楽観はしていたものの一抹の不安がないわけではなかった。「ほ、本当でごさいますか?あ、ありがとうございます…どう感謝していいのやら…レイウス様に…フローレンス家の名に恥じないよう精進してまいります…」アレクはレイウスに対し深々と頭を下げた。(クククッ…やったぞ!これで…)気を抜けば今にも高笑いをしてしまいそうな自分を必死にアレクは抑えた。「必ず…必ずサリーナ様を幸せにして差し上げます…神に誓って…」もう1度レイウスに頭を下げたアレクは、満面の笑みを隣にいたサリーナにむけた。アレクが自分との結婚をこころから喜んでいると思い込むサリーナの顔もはち切れんばかりの笑顔であった。執務室を後にして2人は、サリーナの部屋へと向かった。「やりましたね!サリーナ様!これで私たちは本当の夫婦になれますね!」「はいっ!」部屋に入るなり2人は抱き合った…サリーナは愛する2人が一緒になれる喜びでいっぱいだったが、アレクにとって結婚の許しは、目の前の美しい女が我がものとなり好き勝手にできるという事…庭師の倅ごとき自分の前に道が大きく開けたのだ。抱き合った2人は唇を重ねた…会うこと自体ままならなかっただけに、そのキスは濃厚なものとなり、縺れるように2人はベッドに倒れ込んだ。「あまり大きな声を出さないようにしてくださいね…まだ昼間だし…こんなことがレイウス様の耳に入れば…あの話も…」アレクはサリーナの耳元で囁くと、そのまま首筋に舌を這わせた…「んっ…んんっ…ア、アレクっ…」
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(し、幸せにだなんて…。アレクと一緒に居られるだけで幸せなのに…っ)アレクに向けられた笑顔を見て、ぱあぁっと効果音が出そうな程に笑顔を返す。普通両親の前では恋心などの感情は隠すものだが、二人を尊敬しきっている分、恥ずかしげもなくアレクに好意を向けるメイサからはレイウスは少し悩んでいると聞いており、今回の養子入れの話によって、婚姻話はほぼ確定で許可されたもの。レイウスの部屋を後にした二人。サリーナは鼻歌まじりでご機嫌に歩き、すれ違う従者たちは全て恭しく頭を下げる。それは勿論横を歩くアレクにも向けられていて、結婚した後の権力を創造させた。「やりましたねっ、アレクっ!勇気を出してお父様にお話しして良かったですっ!」部屋に入ると思いっきり抱きしめ合う。良い意味で両親の言いなりだったサリーナの今回の反抗。決行は簡単ではなかったが、大きな結果をもたらした。お互いを讃えあうように舌を絡ませ、そのまま大きなプリンセスベッドに押し倒される。ドレスの中に手を入れ、ショーツを掴まれると、足をあげて自ら脱がせやすいようにサポートした。アレクはメイサを屈服させ、サリーナはマナー授業など、ここ最近は二人っきりになることがなく、久々に肌を重ね合わせる。サリーナはすでに期待していて、ショーツはぐっしょりと濡れていた。「ぅぅっ、は、はぃ…っ、ぁんっ❤︎」アレクに声を我慢するように耳元で囁かれ、指を噛んで堪える。しかし、膣にペニスが入り込むと、どうしても甘い吐息は漏れてしまう。膣は相変わらずキツく締まっているが、離れにいた頃のような挿れ難さは感じない。それどころかすんなり入るが、キツさは保ったまま。アレクのペニスに慣れた膣に変化していた。ドレスを着たままのセックスは新鮮で二人は燃え上がった。サリーナも声を我慢しなければいけない状況や、扉の向こうから時折侍女が通る声や足音が聞こえ、その度に膣が疼いて締まりが強くなった。着衣が乱れたサリーナは、妙に妖艶で美しく、アレクは何度射精しても物足りないほど。「ぁっ、ん…っ、アレク…っ❤︎愛しております…っ、すぐに帰ってきてくださいね…っ」先ほどまで自分の尻穴を犯していたペニスに、舌を這わせて掃除する姫君。ベッドに腰掛けたアレクの足元で床に跪き、丁寧に愛液や腸液、精液を舌で舐めとる。どちらが従者かわからない有様だった。「…まだ食事までは時間がありますね…。今度はこちらに出してください…❤︎」チラッと時計を見てから、べぇっと大きく口を開いて舌を見せつける。そして悪戯そうにクスクス笑い、思いっきりペニスにしゃぶりついた。メイサの舌技を味わっていた分、下手くそなフェラではあるが、ウブ故の一生懸命さがあるうえ、練習していたのか、いつの間にか歯が当たらなくなっていた。アレクが頭を撫でてると、少しだけ動きを止めて、サリーナは嬉しそうに微笑み返した。ーーーーーーーーーーーーーーーコンコン、木扉を叩く音が部屋に響く。「ふぅ…、入りなさい。」書類から目を離し、一息吐いて扉の向こうの侍女に言葉をかけた。「失礼致します、リーゼロッテ様。その、御来客がございまして…」「…来客の予定はなかったのではなくて?」「は、はい…。しかし、メイサ・フローレンス様が突然来られまして…、今は応接室でお待ちいただいております…。」「…は、メイサ…?メイサが何故…?」突然の訪問どころか、疎遠になっていたメイサ。
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