「あ、ありがとう、ルシア…。」ルシアに髪を梳かしてもらい、お召し物を変え、朝食を待つ間…、ずっとサリーナは上の空であり、もじもじ内股を擦り合わせていた。(うぅ…、お股が辛い…。お腹が疼いて、黙って座ってなんかいられないです…。)フォークを使いサラダを口に運ぶが、小さな口にポイポイ次々詰め込んでいく。元々食が細い体質であり、食事に時間をかけるタイプだが、一刻も早く食べ終わりたいと、少しはしたなくも急いで食事を摂る。「はむ…っ、うぅ、だっ、だってえ…」そんな様子をルシアにクスクス笑われ、少し顔を赤らめながら上目遣いで見つめ返す。まだ何もしていないのに、履き替えたばかりのショーツが、じわ…っと濡れる。ルシアの前日の下準備もあり、これからアレクに会えると思うだけで身体の疼きが止まらなかった。メイクを終え、宝石が散りばめられたドレスに身を包むサリーナは、まるで王女のよう。アレクとの待ち合わせ場所に向かう間も、すれ違うメイド達にも朝の挨拶は欠かさない。これから滅茶苦茶に抱かれに向かっているのに、妙な礼儀正しさがギャップを生んでいる。「ルシア、今日良いお天気ね。風も気持ちいいしっ。〜〜〜♪」もうすぐでアレクに会える。サリーナは明らかに上機嫌であり、鼻唄交じりにウキウキで歩を進める。見えてきたのは雑木林の中に佇む小屋。晴天の中だが、木々に囲まれていて少し薄暗く、人払いの者がいれば近づく者はいないだろう。「はい…。ルシア、それでは後で…っ。」ルシアの礼に対し、サリーナも深々と頭を下げて応え、小屋に向かって駆け出す。勢いよく扉を開けると、大きな音に少し驚いたアレクがいて、そのままタックルするかのように強く飛びついた。「アレクっ!!久しぶりっ、お元気でしたかっ?」細く華奢な身体でアレクに抱きついてもぞもぞ動き、ふわりと花のような香りがアレクの鼻腔をくすぐる。「…ぁむっ、んっ、ちゅ…っ、れぇ…っ、、んっ」アレクが唇を重ねると、サリーナもすぐに応じ、舌を絡ませ合う。お互いの唾液を送り合い、舌を絡ませて愛を確かめ合う。アレクとサリーナが毎日やっていたことで、コレの後に交尾だと身体が覚えている。唇と唇の間に糸が引く頃には、ドレスの下のショーツはぐちょぐちょに汚れていた。「アレク…ずうっと会いたかったです…。あんなに一緒にいたのに、中々会うことすらできないんですもの…。アレクも寂しかったですか…?」アレクは他の女を抱いて性欲処理していたことなど知らず、「はい、サリーナ様にお会いできず、本当に寂しかったです…」という言葉に、ぱああっと表情を明るくさせた。急いでドレスのファスナーや留め具を外し、下着姿になる。離れで身につけていた、カップレスや股割れのものではなく、それ一つがちょっとした宝石と同額のような高級な下着。上品で卑猥な印象はまるでなく、サリーナが身につけていれば一種の芸術にも見えるはずだが、クロッチは明らかに濡れており、太ももまでベタベタになっていた。「アレクっ、アレクぅっ❤︎もう我慢できません…、ぁっ、ぁうっ、にゃうぅっ❤︎」アレクに押し倒され、再度キスをした2人。少しだけ焦らすつもりのアレクだったが、サリーナは鼻息荒く、アレクの上に乗り、硬く勃起したペニスを捕まえ、割れ目にあてがった。体重をかけるとなんら抵抗なく飲み込み、簡単に根元まで咥え切った。「はぁっ、はっ、ぁあっ❤︎アレクっ、愛してますっ❤︎イくっ❤︎イくぅぅっ!!!」道具がないとオナニーすらまともにできない純朴少女だが、騎乗位のグラインドは療養中にアレクに教え込まれており、前後左右にくねらせながら、腰を打ちつける。大きな乳房は上下に激しく揺れ、髪を振り乱してすぐに絶頂してしまう。
...省略されました。
「グラベル様…今宵は、貴重な時間をありがとうございます…」レイウスの右手…グラベルをアレクはサリーナと共に出迎えた。サリーナから「相談したいことがある…」ということだったはずが、アレクが居ることにグラベルの顔は強張る。ルシアの手配で郊外の貴族の別荘を借り酒宴を用意したのだが、サリーナの名でグラベルを招いたのは正解だったようだ。もしにアレクの名を出せばグラベルがわざわざ時間を取ることもなかったのは、その様子からも伺えた。長い間、闘病生活を送ってきたサリーナとそのサリーナを献身的に支えたであろうアレク…その2人が身分が違うとはいえ、強い絆で結ばれることも無いことではない…相談事とはまさか…とは思っていたグラベルとしては当然の反応といえた。公爵令嬢と使用人…グラベルの価値観からもあり得ない話だ。「グラベル様…ご相談というのは…」仏頂面のグラベルに とりあえず…と食事を勧め酒を注ぎながらサリーナが話を切り出した。「グラベル様のご様子から私たちのことを薄々とは察しておられるようで…実はグラベル様のお察しの通り私たちは愛し合っております…当然…身分の違いなども重々承知しておりますが…どうしても諦めることはできません…おそらくお父様もすんなりとは首を縦には振ってはくれないでしょう…そこでお父様の側近のグラベル様に私たちのお味方になって頂きたいのです…」「姫様のお気持ちはよく分かりました…ですが…さすがにそれは…」サリーナはグラベルにとっても娘のような存在…娘同様であるサリーナからの頼み事で無下にはできないものの安直に味方するとも言えないようで言葉を濁した。(やっぱり…話だけじゃあダメだな…元々大貴族様のグラベルじゃあレオドールのようにはいかねぇな…魚を釣るにはエサをぶら下げなきゃダメか…こんなヤツに勿体ないとは思うが…)酒好きのグラベルに2人で酒を勧め酔わせてみた…少しずつは話を聞いてくれるようにはなったが、どうしても最後のところで難色を示すグラベル…その様子にアレクは作戦を変えることにした。この前日、アレクはサリーナと共にもう一人のレイウスの側近、デオドールと話をした。デオドールもまたアレクとサリーナが一緒にいた事で全てを察し、話をする前にデオドールのほうから釘を刺された。頭の切れるデオドールに駆け引きは無駄だとアレクは単刀直入に提案を持ちかけた。その提案とは…もし味方となり2人が結婚できたならデオドールの持つ爵位…男爵から子爵の爵位が与えられるように公爵家であるフローレンス家が王宮に手を回すというものだ。男爵でありながらレイウスの側近中の側近である手となれたのは、デオドールが飛び抜けて優秀であったため…子爵の家督を継ぎ右手になったグラベルとは違う。デオドールの息子も優秀であるらしいが、デオドールほどではなく、このままだと左手として跡を継ぐことは難しい…けれどデオドール家が子爵家となれば話は別だ。アレクは見返りにこの提案をしたのだ。若い日のデオドールであったなら、こんな話にはのってはこなかったかもしれない…だが自分の息子とグラベルの息子を比べた時、明らかに劣るグラベルの息子が爵位だけで右手を継ぐことになるのは父親として我慢ならなかったのだろう…デオドールもひとりの父親だったのだ。加えてアレクはもうひとつの話をした…グラベルの反応次第だとした上で、軍もデオドールに任せてもいいと…グラベルを失脚させデオドールに全て任せると…「サリーナ様…やはりもっと酔わせたほうがいいみたいですね…サリーナ様からどんどんグラベル様にお酒を勧めてください…」グラベルを酔わす作戦だとばかりにサリーナに耳打ちをしたアレクだったが、本当の目的はグラベルを酔わすことでなかった。アレクが何を企んでいるかも知らずにサリーナは甲斐甲斐しくグラベルに酒を勧めた。アレクは、そんなサリーナの隙を見てサリーナのグラスに薬を混入した。睡眠導入薬であったが、酒と共に摂取すると、酩酊状態になる代物…視界はぼやけ意識朦朧…現実なのか夢の中なのか…そんな状態になる薬だった。
...省略されました。