咲夢さん、こちらに。

咲夢さん、こんばんは。

やっぱり減ってるんですか。。
その代わり何ですかね？各局で〇時間連続とかの、歌番組年に１～２回やってるの。。
昔みたいに、茶の間やリビングで家族揃ってテレビ囲む、ってのも減ってるみたいですから・・・それも時代の流れなんでしょうか。


本編です。

風呂に入り終わった将が、ソファでウイスキーを飲んでいると、メール着信音が。。
開くと咲夢さんからで、電話しても大丈夫ですか？と。。
先ほど電話しようとして思いとどまった事を思い出し、一人苦笑する。

電話帳から咲夢を呼び出し、コールすると直ぐに咲夢さんが出る。
『あっ、咲夢、将だけど。。どう？楽しんでる？』
と話し出す。

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顔モザ無、局部薄モザ、乳房などはモザ無に変更了解です＾＾

将さん、再びこんばんは。

そうですね、スペシャル番組でしてますが１２時間とかより３時間くらいで数日に分けて放送して欲しいです。苦笑

家族で囲む、んー、機器がたくさんあるので個々になってしまうんでしょうね。


本編です。

スマホの着信音、３コールもしない内に直ぐに出る咲夢。
「将さん、楽しんでます。
お土産も買いました、楽しみにしていてください。
父さまとママさまと三人で家族風呂に入ってきましたよ。
あっ、勿論、湯浴みがありましたよ。
まだ父さまとママさまは温泉に入ってます。」

クスクスっと笑い、明日は他の温泉地に移動してから別荘に移動すると話す。
「たくさん、お土産とお話持って帰ります。」

帰る、自然と兄さまのマンションに帰ると言う。
「将さん、きちんとご飯食べてますか？
お酒召し上がりすぎないで下さいね。
あと遅くまでお仕事しちゃ駄目ですよ。
それから……、早く逢いたいです。
そうだった、ご相談が有ったのです。」
父さまとママさまの結婚写真がないから協力してもらえないか。との事。

「ママさま、口では今更、恥ずかしいと仰ってましたが……、
咲夢の母さまの写真を見て……、どこか寂し気に見えたんです。」

再びこんばんは、咲夢さん。

そうですね、長すぎますよね歌番組。見始めても途中で飽きちゃって、聞きたい曲まで見てた試しがないです（笑）
今はスマホ・タブレット・ゲーム機等々ありますもんね・・・


本編です。

『ありがとう、楽しみにしてる。。』
『三人で家族風呂か、そりゃいい親孝行してあげたね。』

『温泉のはしごかいいねぇ・・・』
『お土産も土産話も楽しみに待ってるから、この二週間は、義父さんや母さんの脛が無くなるまで、甘え倒してあげて。』

色々と気を使ってくれる咲夢さん。
『大丈夫、ご飯もちゃんと食べてるし、酒もセーブしてる。俺もすごく遭いたいよ。』


咲夢さんが改まった口調で、義父さんと母さんの結婚写真を撮りたいから協力してくれないかと。
将は、さっき何気なく開いていた一つのホームページを思い出す。
『結婚写真か、いいね。。実は・・・』

とホームページの内容を話し出す。
・ある結婚式場で、ウエディングフェアをやっていること
・当日参加ＯＫで、写真撮り放題
・模擬結婚式体験もできる　等々

『URL送っておくから、見てみてよ。どうせなら義父さんに言って、指輪用意させない？模擬結婚式じゃなくて本当の結婚式にしちゃおうよ。披露宴は流石にできないけど。。』

『じゃあ、直ぐにメール送るから、見てみて。』
と言って、電話を切ると、今度はメールを立ち上げ、スマホ用のURLを探し、メール本文に張り付け、
【これがさっき話した結婚式場のURL。どう？結婚式しちゃわない？？】
と書いてメールを送信する。

咲夢と俺の結婚式夢見てたなんて、言えないよな。（笑）
まぁ、役に立ったし良しとするか。

将さん、おはようございます。
まだ眠いです。苦笑

模擬式、素敵ですね。


本編です。

兄さまの脛がなくなるまで甘え倒しての冗談に。
「なくなるまでしたらこれから甘えられなくなっちゃいます。」

咲夢も冗談で返す、ご飯もお酒も心配ないと言われ安心する。
そして兄さまの模擬結婚式の話をされると喜ぶ。
兄さまも同じ様に考えてくれていた事が嬉しい。
「とてもいいですね、ＵＲＬが何のことか解らないので父さまに覽てもらいます。
指輪もいいですね、ママさまはしてますが父さまはしてないので結婚指輪ではないですよね。
父さまにも結婚式は模擬だと話してサプライズにしたいです。
将さん、また声聞きたくなったら電話していいですか？
そろそろ父さまとママさまが戻られると思うので……。」

電話を切ると送られてきたＵＲＬス付きのメールを見るとＵＲＬだけ見える様にしてふたりの帰りを待つ。
程なくしてふたりが部屋に戻ってくると。
（どうやって父さまとふたりだけになったらいいのでしょう……、そうだ！）
「父さま、引っ越しの日って着いてきて下さるんですよね？
それならまた兄さまとお酒を召し上がると思うのですが兄さま、ビールがお好きなようなんです。
先程、お店で地ビールと書かれてあったのでそのビールを買いたいのですが
父さま、連れて行ってくれませんか？」
『それなら私が行きましょうか？』
「ママさま、何本買うか判りませんし重いと思うので父さまと行ってきます。
夕飯までお部屋でのんびりしていて下さい。」

父さまを連れ出す事に成功した咲夢はＵＲＬを覧せる。
最初はやはりママさまと同じ様に恥ずかしいと言っていたが
母さまのウェディングフォトを見て悲しげな様子だったと伝えると。
『そうだな、咲夢の言う通りだ、写真だけでも残しておこう。』

最後には快諾してくれた。
（……兄さま、お仕事関係の資料にあったのでしょうか？）

まさか咲夢との結婚式を考えてくれていたとは思わないで。
父さまと地ビール、六本を購入するとそのまま後部座席に瓶ビールを入れ、ママさまの居る部屋へと戻ると
直ぐに部屋に夕食が運ばれてくる。


中嶋泰恵さん編です。

フゥー、何で電話するだけで緊張するのかな。
これが惚れたと言うことよね。
暫くこんな気持になった事なかったから忘れていたわ。
スマホを手に発信ボタンを押す、何コール目だったか出てくれる。
『山神さんの連絡先でよろしかったでしょうか？
私、○○社の○○部、中嶋泰恵と申しますが次回の打ち合わせまで時間があると思うのですが
その前にふたりだけでゆっくり出来る場所で打ち合わせしませんか？』

お願い、断らないで……。


中嶋泰恵さんからのお誘いでした。
今日、時間があるので宮園修志編も入れたいと思ってます。笑

咲夢さん、こんばんは。

Twitter見てたら、ＴＬの最初に表示された、どうでもいい情報です。（笑）
５月２３日はキスの日だそうです。

で、他に何かあるのかなと思って調べたら
世界亀の日
ラブレターの日
丈山忌

となってました。毎日が何かしらの記念日ですね。


本編です。（中嶋泰恵編と混ぜちゃいました（笑））

咲夢さんにメールを送った後、パソコンでさっきの式場のホームページを見ていると、スマホに着信が。
誰だろうと思ってディスプレイを見ると、【〇〇株式会社　中嶋泰恵】と表示されている。

『打ち合わせはまだ先のはずだし・・・まさか今更やり直しとかじゃ、ないだろうな・・・』
と思うと、電話に出るのも逡巡されたが出ないわけにもいかず
『もしもし・・・』
と言うと、相手が名乗ってくる。
『はい、山神です。中嶋さん、、いつもお世話になっています。』

というと、中嶋泰恵が
「全体打ち合わせの前に、ふたりだけでゆっくり出来る場所で、打ち合わせできませんか？」
と言ってくる。

やり直しとかじゃなかったことに、ほっとしながらも、
（ふたりだけでゆっくり出来る場所ってことは、あれのお誘いってことだよな・・・）
（まだ最後までいってないとはいえ、ここで誘いに乗っちまったら、裏切ることになりそうで、咲夢に悪い。何より自分に対して嫌悪感抱き続けるだろうな・・・）
と思いながら、
『申し訳ないですが、別件の仕事も立て込んでおりまして、時間取れそうにありません。他にご用件無いようでしたら、申し訳ありませんが、仕事中ですので、これで失礼します。』
と敢えて機械的な言葉で、返す将。

（中嶋さん、ごめん。でも貴女とは割り切りってことで、関係持ったはず。これ以上深入りはできないよ）
と心の中で思う将。

電話を切った将は、少しの間考え込みながらも
『さて、晩飯晩飯と、、何喰うかな・・・作るのも面倒くさいし、冷凍食品のパスタとビールにでもするか。。』
冷凍パスタをレンジに入れ、缶ビールを一缶、ダイニングテーブルに置く将。


宮園修志編

温泉から帰った修志は、翌日○○支店に出勤する。
「前田副支店長、何か変わった事は？新しいバイトの子どうだった？」
「いたって平和でしたよ（貴方がいなかったおかげでね）、何も変わったことは無かったです。新しいバイトの子もやる気ありそうで。。」
「ふーん、そう。。新しい子の履歴書とかないの？」
「さぁ、どうなんでしょうね。オーナーの奥様のご紹介だし、あるとしても本店の方では。。」
「そう・・・」

その時、事務所に入ってきたマイマイが、修志を見てあからさまに嫌そうな顔をする。
「あっ、店長今日はいたんですか？」
と言い放って、前田副支店長と仕事の話を始める。

店頭に戻ったマイマイは、店に出ている従業員一人一人に
「店長来てるから、触られないように十二分に注意してね。」