イメプレ
1:裏切られ中毒
投稿者:
遥
◆GLS84t4HDw
2023/08/14 21:18:42(tTfnbV2x)
「4年ぶりか…変わってないな…この町は…」
転勤で北海道へ赴任し4年ぶりに見る町並みに思わず呟いた。
町の真ん中を流れる川に泳ぐ魚を娘と探した橋…娘と夕暮れまで遊んだ公園…妻と娘と3人で買い物をした商店街…
1年もすればガラリと変わってしまう生まれ故郷だった都会の街とは違い、あの時のままだった。
懐かしさを感じながら歩いていると、ひとりの少女とすれ違った。
白い半袖のブラウスに赤いリボン、黒のチェックのスカート…女子高生のようだ。
(あれ?この子…もしかして…)
その少女に見覚えがあった…
娘が小学生になり町内の子供会に入った時、積極的に子供会の手伝いをしていて知り合った女の子がいた。
その女の子は、娘を自分の妹のように可愛がってくれたのだ。
「あの…もしかしたら…遥…ちゃん?」
思わず通りすぎた少女の後ろ姿に声をかけてしまった。
少女は、振り返ると「誰?」というように首を傾げた。
「やっぱり遥ちゃんだ…覚えてないかな?子供会で…娘の美香とよく遊んでくれたじゃないか…僕だよ…あの頃は須藤のお兄さんって呼んでくれてた…」
遥は、何かを思い出したように「あっ!」と大きな声を出した。
「久しぶりだね!あれから4年だから、遥ちゃんはもう高校生だよね?大きくなったねぇ…初めは分からなかったよ…」
はじめまして…こんな感じで始めてみましたが、どうでしょうか?
もしよろしければ…
コチラのプロフィールも書いておきます。
須藤進一 36歳
10年前に自宅を購入、妻と3歳の娘とこの町の住人に。
娘が小学生(7歳)の時から子供会の手伝いをし、その時、遥(10歳)と知り合う。
23/08/15 05:00
(4kpy4eQl)
質問を書き忘れました…
遥ちゃんは、何部のマネージャーでしょうか?
また遥ちゃん自身は、小学生の時、どんなスポーツが好きでした?入っていたクラブを教えてください。(これは後ほどスカートの中を盗撮する場面で使おうかと…)
23/08/15 05:05
(4kpy4eQl)
「もしかして・・進一・兄ちゃん? え!?ホンマに!? 久しぶりやな!!」
遥は咄嗟に驚きと笑みを浮かべた表情で目の前まで駆け寄り貴方の両手を掴む。
聞き慣れない方言が思わず耳に留まる。
「なんでなんも言わんと言ってまうん!?私すっごい悲しかったんやで?美香ちゃんに転勤って聞いたけど・・あんまりやわ・・。そっかぁ、戻ってきたんやね・・おかえり、進一兄ちゃん(笑)」
地方出身の遥は周囲とは珍しい関西弁で当時の心境を吐露する。それは偽りのない純粋な思いの様だ。
関西弁で娘に優しく接する女の子の姿が貴方の脳内にフラッシュバックする。
激情した後、遥はニッコリと屈託のない笑顔を向け、貴方を労わる言葉をかけた。
心優しいところとその笑顔は4年経った今でも変わらなかった。過去と現在がリンクしていく・・
「うん、今学校終わりでな?帰ってるとこやったん。
あ、うん。野球部のマネージャーやってるんよ。今ちょうどこんな時期やし忙しくなってきたところ(笑)」
どうやら部活はマネージャーをしているそうだ。
男子選手を支える過酷なイメージのあるもの。だが遥の事をよく知っている貴方は案外腑に落ちていた。
強豪校ではなく、数年前から力をつけてきた発展途上の高校らしい。
「うん!みんな頑張ってるし、大丈夫。勝つで!(笑)」
汗に塗れてやや光る、化粧気もない無垢な顔。純粋な思いの元、決意を露わにする。
汚い社会に浸り、純粋な思いを忘れていた貴方には遥の姿がやけに眩しく映った。
罪のない笑顔と、優しさを放ち続ける少女が目の前に佇んでいた・・
(遅れてすいません。
初めまして。お返事ありがとうございます。
導入文ありがとうございます。情景豊かで世界観に入ってしまいました。
呼び名は進一兄ちゃんにさせてもらいましたがこれでも宜しいでしょうか?
先に書いてしまいましたが野球部のマネージャーでどうでしょうか?
好きだったスポーツは野球でクラブにも入っていました。野球や男の子と遊ぶのが好きで一人だけ女子でした。
サポートする事が好きで、途中からマネージャーに興味をもっていった経緯です。)
23/08/15 10:02
(zo6marAd)
久しぶりに耳にした遥の関西弁…初めて話をした時から妙に心地よく、飾り気がなく本音をそのまま言葉にしたように感じたものだ。
高校生になっても殆ど化粧っ気のない遥にとても合っていると思う。
「ごめんね…急に転勤が決まってバタバタしてたから…それに遥ちゃんも中学生になって学校とこ部活とか忙しいって美香から聞いていたから…それにしても…ホント遥ちゃん綺麗になったね…真っ黒に日焼けして美香たちと遊んでたあの頃とは大違いだ…(笑)」
立ち止まって話しをしていた2人は、どちらともなく歩き出した。
「そうか…野球部のマネージャーか…たいへんそうだね…遥ちゃん、野球好きだったし面倒見が良い遥ちゃんにピッタリだね…」
遥と話をしていると様々なことが頭に浮かぶ…まるで昨日のことのように鮮やかに…
急にしんみりとした顔になった進一…遥はそれに気づき心配そうな目を向けた。
「あっ…い、いや…なんでもないんた…色々と思い出しちゃってね…」
1人先に北海道へ出向いた進一…半年後に妻と美香を赴任先に呼んだ。
不慣れな土地で知り合いもなく、仕事が忙しく放ったらかしにしていた妻がパート先て知り合った男と浮気をし、それが原因で離婚…娘の美香とももう1年以上会っていない…
遥と話すうちに幸せだったあの頃を思い出してしまったのだ。
だが、そんなことを久しぶりに会った遥に言うこともないと進一は誤魔化した。
遥がチラリと腕時計に目をやる…おそらく何か用事があるのだろう…
「引き留めてしまって…また会えるかもしれないね…あっ…今度、試合の応援に行くから…」
角を曲がる時、遥は大きく手を振った…進一も手を振り返す。
遥の姿が見えなくなって、進一は大きくため息をついた。
遥との再会は嬉しく思う…忘れかけていたいい思い出が鮮やかに蘇ると同時に別れた妻への怒りなどの様々な感情がこみ上げていた。
妻と知り合ったのは、ちょうど妻が遥くらいの高校生の時…
やはり部活のマネージャーをしており、OBとして顔を出した時だった。
何に対しても一生懸命で、傍から見ていても感心してしまうほど…そんな妻に進一から交際を申し込み結婚した。
遥とは顔もまるで違うし、活発な遥とは正反対だが、根っこにある気持ちというか纏っている雰囲気がよく似ている気がする…遥と別れた妻が重なってしまうのだ。
(遥ちゃんもアイツみたいに…いや…そんなことはないか…もう忘れよう…アイツのことは…)
進一は、何か振り払うように頭を振り自宅に戻った。
新築建売だった家も妻が北海道に来て誰も住まなくなって3年半…こうも荒れてしまうかと思うほどだ。
本社に戻ったのをキッカケに貯まりに貯まった有給をまとめて取ったのも、家の手入れのためだ。
必要な物の買い出し、息抜きの散歩…わざと遥の帰宅時間に合わせ家を出る…そのおかげで何度か遥に会うことができた…
おはようございます。
よろしくお願いします。
予め言っておきますが、基本的に置きになってしまうと思います。
レスできない日もあるかと思いますが、気長にお付き合いください。
また何かあれば、遠慮なく言ってくださいね。
23/08/15 11:41
(QkPZpGNc)
「?・・」
様子が少しおかしい貴方を不思議な顔で見つめる遥。
何かを感じ取ったようだがその真意にまでは気づいていないようだった。
それもその筈。貴方が離婚した事は知らず、遥にとってはあの頃の夫婦のイメージしかなく、まだ大人の複雑な事情まで汲み取れる力まではなかった。
「ほんま!?嬉しい!絶対来てな! 今みんな頑張っててな?甲子園目指してるねん!ホンマによ? 応援してくれる人一人でも増えたらそれだけで私らの力になるねん。進一兄ちゃんやったら余計よ!ありがとう!応援頼むな!」
遥は意気揚々に背を向け貴方と別れていく。
角で、ピタッと立ち止まる。
それはどこか、意味深な感じもした。
「進一兄ちゃん!!絶対来てな! 今日会えて嬉しかったわ! ニコッ(笑)」
遥は振り返り、無邪気に大きく何度も右手を振った。
動揺気味の貴方を包むように、満面の笑みで振っていた。
それから数日が経つ。
遥の高校の第一試合目が終わった。
結果は・・・勝利。 第一関門を突破したのだ。
(置き了解しました。こちらも同じ様な時があるかと思います。
じっくりと互いに楽しめるものに出来ればと思っていますのでよろしくお願いします。)
23/08/15 12:21
(zo6marAd)
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