イメプレ
1:動き出した二人の時間<2>
投稿者:
鈴香
◆NZJg9s3.DU
2018/07/17 20:45:59(Crx2scHw)
《お菓子なら選ぶの得意ですよ(笑)福砂屋のカステラ、通りもん、赤福餅、萩の月、ロイズの生チョコなど。鈴香さんの好きなプリンなどぜひ食べさせたいのが地元に何店もo(^o^)o》
昔は我慢出来ずに手を出して火傷寸前の時もあったが今はさすがに鈴香もオーブン用の手袋で取り出し上手にお皿に並べて。
『一緒に食べよう。せっかく紅茶を入れたんだから次をオーブンに入れたら来て。』
張り切っているが、座らせないと疲れが出るのが分かっていて鈴香が戻るのを待っている。
『手伝わなくて平気かな?オーブン熱くなってるから気を付けるんだよ。』
不思議とお菓子を作っている時の鈴香は怪我をしないから普段よりは安心して見ている。
部屋は甘いクッキーの香りが漂いケーキ屋さんみたいに。
18/08/10 22:53
(txL0IJzq)
〈お菓子の誘惑!〉
「はーい♪」
ご機嫌な様子で返事をして、次のクッキーをオーブンに入れると、貴方の元に皿を持って現れる。
「恭ちゃん、召し上がれ」
わざと子供の、鈴香がまだ小学校に通っていた頃の呼び名で呼びかける。
何処に行くのも「恭ちゃん、恭ちゃん」と今よりも小さな身体でついて来た鈴香を思い起こさせる。
差し出される皿にはいい色に焼けて、香ばしい香りを放つうさぎや人参の形のクッキーが。
その中で1つだけ、目まで付いたアヒルのクッキー。
18/08/13 19:01
(ZqX1l16q)
《こんにちは。ちょっとご無沙汰をしちゃいました。ごめんなさい。鈴香さんは、お盆休みですか?》
「恭ちゃん」鈴香の呼び掛けに懐かしさと子供の頃を思い出して少し照れくさかった。
『いっぱい出来たね。それに美味しそう。』
摘まもうとお皿を見れば1つだけ他と違って可愛らしいアヒルのクッキー。
『これはお風呂の光るアヒルさんを思い出して作ったのかな?セバスチャン用とか?』
何気ない1個だが鈴香が特別に作った1個だから意味がありそうに感じて尋ねてみた。
18/08/16 10:46
(mRF2rENc)
<こんばんは。鈴は残念ながらお盆もなく・・・
恭平さんはお盆休みでした?>
「あっ」
アヒルのクッキーのことを言われて、はっとする。
「あのね、この子は恭のなの」
そういうとソファーの上にちょこんと正座をして貴方に身体を向ける。
「いっぱい、ありがとう。ありがとうの印」
晃の所から助け出してくれたこと。
おまじないと言って隅々まで身体にキスの雨をふらしてくれたこと。
可愛いお洋服やお菓子の材料をそろえてくれたこと。
そして、愛を思い出させてくれたこと。
多弁には語らなかった。
何故なら今までの離れていたころのあれこれを思い出すのはまだ怖いから。
それでも感謝していることはすべて本当だった。
18/08/16 21:43
(Ahap62ay)
《おはようございます。お盆休みはないのですか?大変ですね。私も似たような感じです。》
特別に作った鈴香の気持ちが込められたクッキーだと言うのが伝わってきた。
『ありがとう鈴。特別なアヒルさん、可愛らしく出来ていて食べるのが勿体ないなぁ。でも1番にいただくのが礼儀かな?』
前からそうだった。何かあった時には自分で作った物を手渡し気持ちを伝えるのが鈴香。
『ありがとうって気持ちは俺もだよ。鈴が帰ってきてくれたんだから。』
クッキーを手に取ると同時に鈴香の顔を見た。
18/08/17 10:26
(dKoW3f3w)
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