秘密のモニター室で、大家と不動産屋
「こんにちは、大家さん」
「驚きましたよ、今朝の事ですがね、シズカちゃんを見かけましたよ」
「別に驚く程の事もないと思いますがね」
「そりゃあね、朝出掛けてるなら別にどうって事はないんですがね、
あれは、どう見ても朝帰りです」
「うん?朝帰り?穏やかじゃありませんね」
「でしょ?で、俺も不審に思ったので、車の中から暫く見てたんですよ」
「走る程の速足で帰ってるんですよ。どうしたんだ?と思い、顔を見てみよう、
と思い、ちょい先回りして見たらね、いつもの表情じゃないんですよ」
「なにか、こう、切羽詰まってると言うか、追い立てられてると言うか」
「うん うん それで?」
「大家さんもご存知でしょ?シズカちゃんってさ、ちょいきつめの顔立ちです
よね、男なんてなによ、ってね。ちょいえっちな冗談でも言った時には、
きっと、眉をひそめ キィッ と睨み付けるタイプでしょ?かなり真面目で
一本気な所がある娘ですよ。そんなシズカちゃんのあの焦りようと、苛立った
感じは、きっと何かあったに違いませんよ」
「確かに、あの整った顔で睨まれると、ちょいびびるかもね ははは」
「でも、逆にあんな顔立ちだから虐めたくもなりますがね ははは」
「それはさておき、じゃあ昨夜、男と揉めたのですかね?」
「いやいや あのシズカちゃんは、男でもめるタイプじゃないでしょ」
「それに、男と揉めたのなら、歩き方は、あんなに焦らず、むしろ、落ち込んだ
歩き方になると思いませんか?」
「う~ん となると、何があったんだろうね?」
「おっ ひょっとしたら、痴漢にでもあったのかな?」
「ちかん・・・確かに、まだ初心な娘だから、痴漢を上手くやり過ごすなんて
出来ないでしょ。きっとかなり恥ずかしくて、悔しかったんだと思いますよ」
「なるほど。しかし、私等のシズカちゃん痴漢するとは、許せませんな」
「そうですよ、私等だってまだどこも触ってないですからね。先を越された
ようで、腹が立ちますね」
「何処を触られたんだろうね。胸か?お尻か?それとも、もっと先か?」
「本当、シャクにさわりますね」
このおやじ二人、シズカの心の心配はそっちのけで、体の心配ばかりしてる。
本当に呆れた連中だ。
そして、慌ててモニターのスイッチを入れた。
「で、あの小包みどうなりましたかね」
「昨夜は、エロ雑誌は投函せず、あの小包みだけだったので、ちょいがっかり
気分のようですが、かなり狼狽してますね」
「ほら、まだ手を付けず、机の上に置いたままですよ」
「でも、時々、戻ってきて、眺めては溜め息をついてます」
「ふふふ そりゃそうですよね。いきなり妖しげな物が来てたわけだからね」
「しかも、しっかりとアダルトグッズと明記されてますからね」
さて、どうするシズカ?
警察に届けるか?郵便局に届けるか?
それとも、魔の手を広げてる大家の元に行くのか?
しかし、今更ですが、ちょい作戦を失敗しました。
小包みの宛先ですが、シズカの前に入居していた娘の名前にすれば良かった(汗
そうすれば、もっと楽しい展開に出来たかな、と今頃思ってます(汗(汗
※元投稿はこちら >>